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人喰い
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【この小説が収録されている参考書籍】
人喰いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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姉の遺書から始まった物語は、その姉の死の真相を妹が追い求める形で進んでいきます。 真相が見えてきそうで、でも、なかなか真相が見えてこない、二転三転のストーリー展開を迎えますが、比較的、オーソドックスなミステリー小説です。 分かりやすく読みやすい小説でした。 最近では、複雑過ぎて、頭が疲れる小説も多いので、ストレートに楽しめました。 | ||||
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この作品がごく古いものであるということを知らずに買ってしまった。 新たに刊行されたらしく、裏を見ても年代がわからない。 故に、読みながら 七万円って言うほど大金? 携帯・スマホ持ってないの? こんなパワハラあり得ないだろ今時 肉片があればDNA鑑定余裕だよ 等々、戸惑わされた。 しかしそれを差し引いても犯人のありきたりさたるや…ね。 クリスティ読む人なら解りやすすぎるあのやり取りは。 つまり、結論はつまらなかった。 文章もおかしいところがありつつも(シリアスなシーンで自分に向かって「一生逆立ちしてろって言いたい」って文には笑った) 読みやすいことは間違いない。 だが、新刊で買うのは無駄。 本当にこれで賞をとったのか…と日本のレベルについて考えさせられた。 | ||||
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つまらない 作品自体は古いからねえ 意外さは全くないし トリックも現実味が全くない 帯に騙されました | ||||
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そうだろうなー。っていう感想。たいして驚きもせず、そーゆー意味では騙され続けました。中途半端に古い作品。 | ||||
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笹沢左保さんの作品は昔よく読んだ記憶があるが、書店で復刻版をみつけて購入。 その帯には「傑作ミステリーが待望の復刊!たった5ページめくるだけであなたは物語を読み終えるまで必ず騙され続ける。」と記してあったため、自然と期待度を高めて読み始めた。 ストーリーは悪くはないが、やはり内容の古さが随所で気になったほか、「騙され続ける」と強調するほどの驚くようなトリックやどんでん返しも無く、やや拍子抜けした感じであった。 作品自体は悪くはなくこの文庫本の帯の大げさな文章で読者を落胆させている面が否めないと思う。 | ||||
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帯の「たった5ページ読むだけで貴方は物語を読み終えるまで必ず騙され続ける」という一文で読んでみようと思い購入しました。 読み終わった感想が「えっ?これで終わり?」でした。 読み進めていくうちに怪しい人物は浮かび上がってくるのですが、帯の一文がずっと頭に残ってて、「まさかこんなに単純じゃないだろう。。。」と思っていたらそのままその通りに終わってしまったという印象です。 最後に想像も出来ないどんでん返しが来るのかと思いきや。 物語自体は良かっただけに残念です。 | ||||
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花城佐紀子の姉 由記子が遺書を残して失踪した。遺書には、本多銃砲火薬店の社長の一人息子 本多昭一との結婚が認められないため、心中を決意したことがほのめかされている。 やがて、佐紀子のもとに、昭一の遺体発見の報がもたらされる。昭一と行動を共にしていたはずの由記子の行方が依然としてわからないままであることから、警察は、姿を忽然と消した由記子に殺人の疑いをかけてしまう。姉の無実を信じる佐紀子は、恋人とともに、由記子の足取りを追い始める。だが、本多裕介の妻 優子、そして本多裕介が次々に殺害され、事件は連続殺人の様相を呈していくのだった・・・ 本作品は、由記子の遺書=告白から始まり、殺人の容疑者となってしまった姉の行方を追う佐紀子を中心にストーリーは展開する。火薬庫を使った派手な爆殺や、不可能犯罪を盛り込みながら、巧みに読者をミスリードしてく笹沢佐保さんの妙技を堪能できる作品だ。誰かが誰かを陥れながら生きていくということ、つまり人が人を喰うという生き様がテーマの本格ものである。 人を喰おうとして、ちょっとした綻びから、今度は自分が喰われてしまった真犯人。初版から半世紀近くたった今でも色褪せていないのは、こういう生き様が人間の根源に関わっているからなのだと思う。 | ||||
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よくできたミステリー作品には要注意です。最後まで読みきらないと途中でとめることができなくなりますから。人は情に流されやすいんですね。優しいから。しかしそれでは人の本質を見誤ってしまう。ホントこの世は人が人を食ってなりたっているようなものですね。 | ||||
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花城佐紀子の姉 由記子が遺書を残して失踪した。遺書には、本多銃砲火薬店の社長の一人息子 本多昭一との結婚が認められないため、心中を決意したことがほのめかされている。 やがて、佐紀子のもとに、昭一の遺体発見の報がもたらされる。昭一と行動を共にしていたはずの由記子の行方が依然としてわからないままであることから、警察は、姿を忽然と消した由記子に殺人の疑いをかけてしまう。姉の無実を信じる佐紀子は、恋人とともに、由記子の足取りを追い始める。だが、本多裕介の妻 優子、そして本多裕介が次々に殺害され、事件は連続殺人の様相を呈していくのだった・・・ 本作品は、由記子の遺書=告白から始まり、殺人の容疑者となってしまった姉の行方を追う佐紀子を中心にストーリーは展開する。火薬庫を使った派手な爆殺や、不可能犯罪を盛り込みながら、巧みに読者をミスリードしてく笹沢佐保さんの妙技を堪能できる作品だ。誰かが誰かを陥れながら生きていくということ、つまり人が人を喰うという生き様がテーマの本格ものである。 人を喰おうとして、ちょっとした綻びから、今度は自分が喰われてしまった真犯人。初版から半世紀近くたった今でも色褪せていないのは、こういう生き様が人間の根源に関わっているからなのだと思う。 | ||||
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この作品はよほどでない限りは 騙され続けるに違いありません。 まさか、と思うような事実が最後に出てきます。 そしてさらに意外性を増すような要素が出てきます。 そう、この作品にはいかにも、と言うような 犯人が出てこないのです。 一応殺された、と言うことで 上がることは上がるのですが、殺す要因を持っているか、 といわれると弱すぎるのです。 もちろん見所は 終盤の部分でしょう。 本当に今まで読んできたことが 何だろう、と思うぐらいに がらりと事態が変わってしまうのです。 人によっては唖然とすることでしょう。 ただし、この事件の背景上 読後感はあまりよくないということは 一応明言しておきたいと思います。 それを差し引いても驚く作品ではありますが。 | ||||
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木枯紋次郎で知られる笹沢左保も、かつては推理小説作家でした。本作は彼の長編2作目で、日本推理作家協会賞を受賞した作品です。今では「新本格」というと違う意味で使われていますが、笹沢はデビュー当時「新本格」という新路線を提唱し、本格推理小説に恋愛やロマンを持ち込むことに注力しました。今この作品を読むと「普通の推理小説」という印象ですが、これは推理小説全体が笹沢が主張した方向に進んだことの証でしょう。特に本作はテレビ朝日の『土曜ワイド劇場』に出て来そうな雰囲気の作品です。 犯人はなかなか頭がよく、常識では真相がバレそうもない事件を見事に生み出しています。しかし、頂けないのはタイトル。『人喰い』という題名は確かに印象的で、これを見て読んでみようと思う人も多いとは思いますが、その題名にふさわしいのはよほどの大犯罪者だけでしょう。しかし、作中にいくつか出てくる真相についての仮説が、どれもこれもそれほどのスケールのものではないので、「きっとこれは真相じゃないんだろうな」と思わせてしまうのです。そこだけが唯一の難点です。 | ||||
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この作品笹沢佐保のミステリーの中でも代表作といってもいいでしょう。初めから読者を引き込むように失踪した姉の遺書から始まります。内容は会社の労働争議に巻き込まれた姉が婚約者と一緒に失踪しその姉を妹と妹の婚約者が探しに行くというストーリーです。会社がらみの嫌がらせや姉と婚約者のかなえられない結婚の中にやむにやまれぬ事情が深く係わり、会社の中での人間関係、不可解な殺人事件、姉の行方、会社の火薬庫の大爆発など実にエンターテイメントにとんだ作品ですが、意外と余り人には知られていない作品かもしれません。犯人当てのトリックや殺人のトリックなど推理作家批評家賞受賞という作者念願の作品です。 | ||||
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この作品笹沢佐保のミステリーの中でも代表作といってもいいでしょう。初めから読者を引き込むように失踪した姉の遺書から始まります。内容は会社の労働争議に巻き込まれた姉が婚約者と一緒に失踪しその姉を妹と妹の婚約者が探しに行くというストーリーです。会社がらみの嫌がらせや姉と婚約者のかなえられない結婚の中にやむにやまれぬ事情が深く係わり、会社の中での人間関係、不可解な殺人事件、姉の行方、会社の火薬庫の大爆発など実にエンターテイメントにとんだ作品ですが、意外と余り人には知られていない作品かもしれません。犯人当てのトリックや殺人のトリックなど推理作家批評家賞受賞という作者念願の作品です。 | ||||
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