天を突く石像
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笹沢佐保(1930年1/15~2002年10/21)さんは、一般的には木枯し紋次郎・シリーズがよく知られていて、また非常に多作でも知られていますが、 そのスタートは推理小説であったことは、あまり知られていません。 1960年、「招かれざる客」が、第5回江戸川乱歩賞候補次席になり、本作で作家デビューを果たしています。 そして、1961年、「人喰い」が第14回探偵作家クラブ賞を受賞し、以後続々と佳作を発表していきます。 本作は、笹沢佐保が推理小説の佳作を、次々と出していた1964年発表の作品で、過去一度、旺文社文庫に収録されていましたが、 長い間絶版状態にあった作品です。 本作の主人公、大場明徳は、新興の建設会社、朝日建設の社員、半年ぶりに東京本社に戻ってきて、 まず最初に大学時代からの親友、青山清一郎に会いに行きます。しかし、青山は、既婚で美津江という妻がいるにもかかわらず、 資源開発公団の総裁の娘、理恵子と婚約している、などと訳のわからないことを言い出します。 ふとしたことで知り合った美津子の妹、冬子、青山、そして、大場の3人は、理恵子に会いに行きますが、 彼女は、当然のことながら青山など知らないといい、青山は精神異常者扱いされます。 そして、その夜、青山は、総裁の自宅で秘書の市橋若葉を絞殺し、自身も自殺してしまいます。 しかし、その死に疑問を持った青山と冬子は、調査を開始します。 当時流行していた社会派ミステリーで、笹沢さんのベストの作品ではありませんが、設定は面白いし、それなりに読ませます。 しかし、本格ミステリーとしては、いささか弱いのかな?!! | ||||
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