セブン殺人事件
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本屋で見つけた。もう少しましなタイトルはなかったのか。七篇の連作短編集だ。 所轄のベテランと本庁の新鋭刑事が事件を追う。章タイトルは、「日本刀殺人事件」だの「美容師殺人事件」だの、やる気のなさそうな題が並ぶ。これは外したかと思いきや、つまらないのは最初の「日本刀」だけで、他の六篇はかなり良い出来だ。 意表を突かれる展開にときめく。「日曜日」は関係者の過去、「美容師」は意外過ぎる動機に驚かされる。「結婚式」は出だしはサスペンスだが、予想不可能な結末が待つ。 最終章「放火魔殺人事件」が白眉である。放火泥棒が発生する日に、決まって女の声で予告電話が入る。犯人に何のメリットがあるというのだろう。真相は切なく印象深い。 意外な拾い物だった。やはり昭和の職人作家は当たりが多い。 | ||||
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滅多に途中で投げ出すこともないのですが、これはヒドイ。キャラの作り込みも弱く、魅力的ではないし、とても悪い意味で淡々とし過ぎて、愉しめるシロモノではありません。 出版社も読者のことを考えてください。この社の本は信用を失いますよ! | ||||
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帯から二人のライバル刑事の対決、短編でいくつものトリックがあるものと思って買ってみました。 残念ながら肝心の二人がいつまで経ってもどっちがどっちか覚えられないくらいの描写で、一つの事件についてどちらかの推理が正しいという結末なのですが、どちらでも何も変わらないというところが残念です。 またトリックや動機に相当無理があるので、なるほどとか、そう来たかとか、そういう読後感は皆無です。推理小説とかミステリーものいうよりは、はぁ?という感じの脱力系の読み物です。 | ||||
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笹沢左保の連作短編を7編収録したもの。1980年作品の再文庫化ということらしい。 帯紙には「書店員が選んだもう一度読みたい文庫ミステリー部門第1位」なるコピーが躍る。これが目についてついつい購入。 笹沢作品を手に取るのは、ずーっと昔に読んだ「求婚の密室」以来2作目である。 セブンとは、収録されている7つの事件のことのようだ。 いずれの作品も謎解きを受け持つのは、所轄署の宮本刑事と警視庁の小林刑事のコンビである。この二人が異なる仮説を立てて議論を戦わせながら真相に近づいていくという過程がなかなか面白い。 本作では、あっと驚く超絶トリックとか、犯人はあなたですね的なサスペンスは余り期待してはいけない。どちらかというと、足で稼ぐ調査を重ねて、可能性をつぶしていって、という捜査過程。流れとしてはクロフツ的ともいえるかもしれない。それでいて各話の結末にはそれなりに驚きのどんでん返しの趣向が。読み進めながらドキドキする楽しみには十分である。 個人的には、全体で「セブン」という軸かなにかが仕込んであるのかと勘違いしていて、あれ?これで最終話?と思ってしまったのだが、別にそういう意味のタイトルというわけではなかったようだ。 | ||||
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帯に惹かれて買いましたが、駄作でした。 むしろこんな悪い意味で時代錯誤の小説をなぜ今更売り出したのか本当にわかりません。 男尊女卑や職業差別、トリックにすら関わる悪い意味での時代性がふんだんに入っています。 それによってトリックにも多数無理があります。まあそれだけなら「昔の小説」として読めたのですが、それら以上に文章力が皆無。 地の分はひどく説明的で、二度も三度も同じことを説明されます(書き方が違うだけです。 かと思えば会話文は箇条書きか、さもなくば英語の教科書のようです。 犯人もすぐわかるし、帯にあったような「二つの推理が対立」みたいなことはありません。一人が推理をし、もう一人がそれを否定使用としたんだよーぐらいの扱いです。 本当に、今更なんでこの本を売ろうと思ったのか謎です。 推理小説はいろいろ読んできましたが、ここまで読む価値のない作品は初めてでした。 この本で一番面白いのは帯です。なので書店で帯を見たらそれで充分です。 著者が死んだらなんでも名作なのでしょうか。 | ||||
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