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行きずりの街
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行きずりの街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 21~40 2/4ページ
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映画化されてるとあったので、期待して読みました。期待しすぎたのでしょうか。。私には合わなかったです。登場人物に感情移入がまったくできない……残念です | ||||
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映画化されたと聞いて読んでみた。 途中までは、「なんでこの作品を映画化しようと思ったのか?」と思っていたのだが、終盤の展開と登場人物たちの言葉などを聞き納得した。 特にそう感じさせれたのは、ラスト直前の主人公・波多野と敬愛女学園・学長の神山節雄との会話。 組織を大きくしていくことの苦労、大きくなりすぎたがゆえに起きる問題、そして膿、そして一歩を踏み出すことの大変さと勇気を教えられた。 大組織に属したこともない人間がこんなことを言うのはチャンチャラおかしいといわれるかもしれないが、このことは常に頭に置いていきたいと思う。 映画は近くの映画館でやっていないのでDVDが出るまで待つことになる。 人間は忘れる動物なので、きっとその時も今回と同じようなことを思わされることだろう。 | ||||
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好き好きなのかもしれないけど、個人的には正直あまり面白いとはいえない。仰々しい表現に、無理があるストーロー。まぁ、これがハードボイルドってことで、好きな人はきっと好きなのだろう。。ミステリー要素は薄いし、「このミス」一位とはいえ、いわゆるミステリー好きには進められない。「このミス」は別のも読んだことあるけど、そっちは結構面白かったのになぁ。 | ||||
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映画化されるということで手に取ったが、あまり面白くなかった。1991年度の日本ミステリー・ベスト1に輝いた作品ということだが、ミステリー作品として意外性のある物語展開は見られなかった。ハードボイルド・アクション映画に仕上がっている姿は想像できるのだが・・・ 20年前の作品であることは考慮に入れる必要があろうが、最近の「このミステリーがすごい」のノリに期待して本書を手に取ると、がっかりしてしまうかもしれない。著者志水辰夫氏の作品を読むのは今回が初めて。一人称で描かれる主人公の心の声に、著者のハードボイルド・タッチの独特のスタイルが溢れている(例えば、「おうおう道がのたうっている。明かりが宙で揺れている。まるで体が風に乗って飛んでいるようだ。この道はいつか来た道、二度と通らぬ過去の道、惨めな男の花道さ。道行く人よ、石を投げろ!」等)。このようなスタイルが好きな人にはたまらなく格好良い作品なのかもしれないが、自分の好みには合わなかった。 | ||||
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作者にとっては丹精こめた作品だろうし、あまり愚弄するのもイヤなんですけど。と、言いつつ一応お金を出して購入させてもらった者として、言いたいことは言わせていただきたいです。とにかくヒドい作品! 作者のご都合で話が進んでいくデタラメぶりと、まったくリアリティのない登場人物たち。なんら一貫性のない行動を取る登場人物たちア然、呆然。そんでまた主人公の魅力がないことといったら…。1〜2行で十分な状況描写が1ページ以上描かれていたり。ど〜しよ〜もない中学生レベルの恋愛観や人生哲学が長々とセリフで語られていたり…ハァ〜脱力。なにやら恋愛が展開するプロットも存在してますが、中2の妄想レベル、ていうか中年ジジイの妄想が一生懸命書かれているのかな。これほんとにプロ作家の作品なんですか? 自己満足満載の素人作品以下ではないですか? そういえば、敵役が死の間際に語る生い立ちが、どうやら主人公を嫌う理由に繋がってるようなんですが…また、これがほんと「しょうもなっ!!!」僕は一度読み始めると、どんなにつまらなかろうが最後まで読まなければ気がすまない質で…。辛かったけど最後まで読んでしまいましたが…。くだらない妄想と戯言に突き合わされた時間と、読むごとに溜まっていったストレスと…。この作品を読むための代償は小さくなかったと思います。 | ||||
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映画作品があることを知り読んでみることにしました。ミス1位の前情報を全く知らずに読んだせいかもですが私は楽しませていただきました。文章もわかりづらくなく逆にテンポよく心情とか伝わってきましたよ。まあ少しご都合主義なとこありますが多少そういうところがなければ小説はなかなか成立しないかも?充分ハラハラしましたしたので☆4です。 | ||||
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主人公は塾の教師です。 彼は、十二年前恋愛スキャンダルで勤めていた学園を追われ、離婚に追い込まれていました。 そして、塾の教え子である娘の行方を捜すために、再度上京します。 その捜索の過程で、過去の彼の事件の真実、その後の学園の出来事を知ることになり、更には、学園に蔓延っている「悪」の実態を知るに至ります。 この作者の作品を読むのは初めてですが、その情景描写・心理描写に圧倒され、一気に読み通しました。 基本はハードボイルドであり、ミステリーなのですが、主人公と元妻の十二年間の鬱屈した心情が、言外に滲み出ていて、ラストでほっとさせてくれる展開は堪りません。 又、一方で都会の余りに合理的な経済優先の考え方に対する苛立ちが、文章のあちこちに見えて、二人が丹波の田舎に帰る結末の納得がゆきます。 敢えてケチをつければ、一人の平凡な教師の周りの事件や人物が、一点に収斂すると言う偶然性には問題があるかも知れません。 でも、この圧倒的な物語の展開の前には、それも余り気になりませんでした。 | ||||
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理屈じゃないんだ。 18歳年下の女と、きちんとイーブンにつきあった経験がなきゃわからんよ。 振り回し、振り回され、自分以外にあまりにも突然に持っていかれ。。。。。 ただ、この男のすごいところは「自分にちゃんと酔えてる」ところ。 中年を自任し、翻弄されることに美学を携えながらも 徹底して演じきる男の在り方。 年を重ねるとこの熱さに簡単に猜疑心を振りかける。 ラストはちょっと「軽い」ね。 二度と戻れない行きずりの街に哀愁と悔恨が降りてくる。 ぬくぬく過ごしてきた奴は読んだところでこの美学はわからんよ。 | ||||
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それなりに面白いし、職人芸的な文章の上手さを感じさせます。 シミタツ本は本書がはじめてです。非常に安定した実力をお持ち の上手い作家さんなのは、よめばすぐにわかります(今野敏と同 じようなそつないうまさデス)。 マーロウみたいにハードではないが、そこそこありそうなハード ボイルド的シチュエーション、露骨にならない程度に抑えた理想 的な欲望の交感や、感情移入しやすいダメだオレ的失望感。。。 中年サラリーマン向けの「萌要素」をきちんとおさえています。 そういう意味では、本書は新幹線の往路で読むには、それ相応に 楽しめます。伊坂某のように、陳腐な似非文学臭を漂わすこともなく 読んだ時間を返せ!と思うことはありませんでした。 その意味で作品そのものへの評価は★×3ぐらい。 2時間ドラマの原作本にうってつけってレベル。 が、帯の「このミス1位」という文句に惹かれて買った経緯を勘案 すると、★1つ減点です。 それと、本編とは関係ないけど、解説が最低レベル。 「最高の夫婦小説」とか書いてるんだけど、正直どうしようもない なと思いました。「夫婦小説」としてみたら、あまりにチープで類 型的な関係描写でまったくつまんないでしょ。 こんな関係を理想の夫婦と夢想できるところになんかむなしさを感 じました。 | ||||
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『このミス』の帯に惹かれて購入。170ページまで読みましたがやめることにしました。後悔ないです。背表紙に書かれているような主人公の過去(ストーリー的には重要な位置づけ?)がいつまでも明らかにされず、また、何故そこまで追求しているのか意味不明でした。(ダラダラ引き延ばしてる感じ?)初対面の方達にずうずうしく聞く回る部分もちょっとなぁ。。。普通できないでしょう。 この出版社の帯は信用しません。 | ||||
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美味しいのだけど満腹感を得られない食事のような小説です。ストーリー的には面白いのだけど根本的に非常に無理がある部分があり、それが引っかかって納得できないものとなっています。他のレビューにも書かれているように偶然が多すぎる事と、主人公が命を掛けて少女を守る理由が無い事が大きな原因かもしれません。私は志水辰夫の本はこれが初めてで1冊で判断するのも無理があるので今、2冊目の「情事」を読み始めました。これが面白い展開であってほしいとの願いを込めて星4つにしておきました。 | ||||
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私は結構面白く読んだので、他のレビューの酷評を見てちょっとびっくりした。 確かに主人公の教え子の失踪と、主人公が昔クビになった学園の事件が繋がってしまうのは偶然すぎるし、他にも都合の良過ぎる偶然がいくつか見られた。後半の方では、いい加減警察に任せた方が良いのに単身で(しかも一介の教師が)敵に立ち向かう気持ちが理解できなかった。まあ、警察に泣きついてしまったらハードボイルドにならない訳だが・・ でも色々な突っ込みどころも含めて、エンターテイメントとして十分に楽しめると思う。 私が印象的だったのはバブル絶頂期の東京の雰囲気がとても懐かしく感じられたこと。 バブル期の再開発ブームに乗じて学園を大きくしようと画策し、 それに群がって甘い汁を吸おうとして破滅していく姿は、その後のバブル崩壊を予感させる。 自分にとってはつい最近の時代に感じるが、本書を読むとまだ携帯電話もインターネットも普及してなかった事実に気付いて、ちょっと不思議な気分になった。 | ||||
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まず、主人公に全く魅力を感じなかった。 さめているのではなく、すべてから逃げているような姑息な人間にしか見えなかった。 しかも35円の領収書をたたんで財布にいれておくようなみみっちい人物はハードボイルド小説の主人公としていかがなものか? 名門女子高校を追われた教師といっても、そんな事位で学校をクビになっていたら殆どの名門学校でこんな事がおこっているはず。しかも結婚しているのだし、それほど問題視されたという設定に難あり。 まず主人公に感情移入できなかったこと、又彼が六本木に行く理由に説得力があまり感じられなかった事が致命的。 それ以上に、かつての妻と絡みを含め、すべてにおける安っぽいドラマ風の描写がこの小説を読んでいてイライラさせられた一番の点かもしれない。 伏線と思ったことが全くの蛇足だったり、いらない人物が多すぎるあまりよく出来た小説とは思えない。女子高のことを含め土地買収のことなど調査も甘いし、多摩ニュータウンを出した意味もよくわからなかった。 作者が自分で酔って書いた小説を編集者がもちあげ、大賞選考者がそれにのった、きつい言い方だがそんな印象を持った。 ただ、文章は読みやすい。あっという間に読めてしまうし、あとで解決できずに残ったもやもやした気持ちもない。 作者の器用さは伺える。しかし、この作者のほかの作品を読んでみる気にはなれない。 | ||||
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ハードボイルド小説の主人公がモテるのはわかる。くやしいけど格好良かったりする。 だけどこの主人公がこんなにモテるのか全く意味不明。 また、事件を起こす犯人達の動機付けが弱いばかりか、最後は腰砕けの仲間割れまでしているのは笑える。 解決へ至る道も、細い糸をたぐっていくというより(小説だから偶然性は不可欠だが)、いきなり偶然で繋がっていく。 せめてもの救いは最後のハッピーエンドと思われる結末だが、それも普通なら、この流れでそれは・・・?と思うような展開。なぜこの作品がこのミス1位になったのだろう? | ||||
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小説として面白いかどうか以前に、非常に読みにくい文章です。 作者の日本語のセンスには問題があります。 ハードボイルドタッチの作品ですが、主人公に魅力が無いのが 致命的です。まあ、それ以前に作者の日本語がおかしいんですが。 ハードボイルドと言うと、タフでクールな主人公を想像しますが、 この作品の主人公は元教師で、現在は塾の教師をしています。 暴力事は苦手なくせに、やたらと突っかかって行く印象です。 主人公の行動には理解に苦しむ場面が多かったです。 ストーリーの方も、ご都合主義の展開ですね。 作者は『私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)』みたいな作品を 書きたかったのかな。でも、全然レベルが違いますね。 この作品は日本冒険小説協会大賞受賞作と言う事です。 そんな賞があるのも知りませんでした。 このような作品に賞を与える事は、決して賞のためにはなりません。 読者のためにもなりません。 クソ小説を読んでみたいと言う人にはお勧めです。 ただ、酷い文章なので途中で投げ出すかも知れませんが。 あ、でも、表紙だけはなかなか味のある表紙ですよ。 | ||||
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「1991年度このミステリーがすごい!第一位」という帯に惹かれて購入したという方も多いかと思う。私もその一人である。 読後の第一の感想としては、「これはミステリー作品なのか?」ということであった。この作品は、ミステリー作品特有の「この次の展開はどうなるのであろう?」といった緊迫感が弱い。真相に迫る部分も淡々と語られている。また、最後の最後にどんでん返しがあるわけでもなく、予想通りの終わり方。正直、ミステリー作品としては高評価できない。 一方で、著者の筆を通して綴られる登場人物の描写は、大変見事なものであった。登場人物のキャラクターが強烈に焼き付けられ、それが様々な場面でプラスとして働いている。例えば、暴力シーンなどは、登場人物のキャラクターが際立ち、それが大変リアルな描写になっているように思う。 全体的に見ると、少々不満も残る作品ではあった。しかし、著者の他の作品を読んでみようかと思わせる筆力を感じた作品でもあった。また、何かの機会に著者の作品を読んでみようかと思う。 | ||||
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帯に このミステリーが面白い第1位 とあったので楽しみに読みはじめましたが、わかりずらい文章で表現がつまらないわりにクドくなかなかストーリーも進まず途中で読むのをやめました。本は常に読んでいますがこんな事は初めてです。 | ||||
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「行きずりの街」は少々過大評価されてる部分が否めません。 主人公の真相探る動機の弱さ、ご都合主義的な面が多々観られて これはチョット・・・・という場面もあります。 アクション・シーンもいまいち緊迫感(リアル感)が無くて物足りない。 ストーリーの骨格は面白いものがあったのでそこが残念です。 主人公の女性に対する独白、女性観は これは反発を覚える人が多いだろうな〜と男の私でも思いました。 主人公の元妻に対する発言など読んでいてウンザリする場面が多い・・・ 「このミス」1位の結果のみで本書を手に取った人はシミタツに これで見切りをつける方もいるかもしれません。 しかし、シミタツの本領が発揮されているのは本書ではありません。 初期の「飢えて狼」「裂けて海峡」そしてシミタツの文句なしの最高傑作 「背いて故郷」などです。 これらはプロット、人物造形、風景描写、心理描写、 アクション、スピード感どれをとってもすばらしいとしか言いようがありません。 特に「背いて故郷」は本書に失望した方に読んでもらいたいものです。 本書とまるで世界が違います。 それでも駄目ならシミタツに向いてないと思ってください。 | ||||
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日本冒険小説協会大賞受賞作、このミスNo.1の肩書きで読んでしまった自分が悪い。このような作品に賞を与えたのは単に功労賞的意味合いで、私のようにこの小説から入った者は二度と作者の作品に手を出さなくなる。出版界はこうしたマイナス効果を考えているのだろうか。 スキャンダルを起こした元教師がかつての学園の問題に取り組むという陳腐なストーリー。元教師がこの問題に取り組む必然性はなく、単に元教師(=作者)の気合の空回りである。そして何を意図したのか不明な分かりずらい文体。ハードボイルド的効果を狙ったのだとしたら、作者の日本語の感覚はおかしい。リテラシーが低いのである。 とんだ駄作を読まされたが、これも自分の選択眼の無さと諦めるしかない。 | ||||
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「このミス第1位」という帯に迷うことなく読んだ。 確かに読んでいてページをめくる手が止まらなかった。 作品の構成が、あちこち飛ばずに、展開が引き続き連続していくからか。 読んでいて確かにおもしろいが、作品自体の奥行きや訴えるものが薄い。 主人公の人柄やこれまでの人生。何をかけて生きているのかが見えてこない。 なぜ、命をかけてまで行方不明の教え子を捜すのか。 自分が学園を追われた理由を追及したいのか、不正を正したいのか? いずれにしても命をかけるだけの理由にはすこしあいまいな感じ。 別れた妻との関係もはっきりしない。 最終的に、結果が上手くいった。ということなんだろうか。 その割には安易に死人が出過ぎる。 ミステリーの一番中心の骨格が細いので、後から後からいろいろ 付け足したって感じかな。 おもしろいと感じたのは事実だけど、同時に誰かの作品に似てるかな? と感じたのも事実。 そして、この著者の作品をもう1冊読もうかなと思ったのも事実。 | ||||
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