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邪魅の雫
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【この小説が収録されている参考書籍】
邪魅の雫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全98件 21~40 2/5ページ
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京極堂シリーズをkindleで読んだのはこの作品が初めてです。 あの凶器みたいな分厚い文庫本を持ち歩いていた事を考えると、 kindleで読めるのは夢のようです。らく!!! 何回も読み直さないと内容が頭に入ってこないので、 kindleだと、らく!!! 内容は・・・あんまり面白くなかったです。 そろそろ飽きたな、という感じ。 | ||||
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これを読んで、すべての人にある邪なものの恐ろしさを感じた作品でした。これからもやはり京極堂の憑き物落としは必見ですので、読んでみてください。 | ||||
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巷で発生している繋がってるようで繋がっていない連続殺人事件。果たしてどんな結末が待ち構えているのか。 百鬼夜行シリーズの独特の世界観は、読めば読むほど病みつきになってしまう。今作は京極堂の登場機会が少なくそのため薀蓄、講釈が抑えられているため、比較的サクサク読み進められた。といっても、登場人物が非常に多いため、wikiで確認しながらでないとキツい。 毎作、最後まで読ませる力はさすが。次回作「'の碑」が待ち遠しい。 | ||||
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直近の京極堂シリーズが本作なのだが、それでももう5年前になる。 この作品間の長さが、クオリティの低下を明示している。 傑作ぞろいだった「鉄鼠の檻」までは、結構短期間での刊行だった。 あの頃は良かった。 本シリーズは、しだいにダメな男の登場数が増え、そのうざいモノローグが大量にぶち込まれるようになった。 そして、それが増えた分だけ、本シリーズのミステリとしてのクオリティは低下し、反比例してページ数が増えた。 本作は実に800ページ強もあり、それを読み終えるのに、大変な努力を要した。 読後の感想は、これはミステリではない、ということだった。 ミステリのようなふりをしてはいるが、謎と伏線とデータの提出はいいかげんだ。 さて、今年中に「'の碑」は刊行されるのか? どうやら刊行元を変えるようだが、ハードカバーになるのか? ノベルスか? そして本シリーズは、どこに向かっていこうとしているのか? | ||||
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シリーズのメインキャラクターはそれぞれ今までの物語で、 関口の妄想恋愛、木場修の暴走恋愛と時々ロマンスを絡めてきますが、 今回は探偵にその順番が回ってきました。 ここまでシリーズを連読していますが、榎木津のような際立ったキャラに余り共感できず、 彼が登場すると面白い反面、気が散るっていうかそんな印象がありました。 まあ、読み手が拙いだけなんでしょうが。 今回探偵の描かれ方は好きです。 やっと榎木津探偵がどんな人物なのか少し知ることが出来たような気がします。 ただ「邪」な心持が招いた結末は、余りに悲痛でした。 写真のエピソードは美しい、エンディングの探偵の言葉は悲しいです。 この探偵に起こった出来事はまさに悲劇です。 ううむ、ちょっと読後感が悪かったなあ。 | ||||
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途中までの自分なりの推理が、最後の憑き物落としで崩されてしまう。京極堂シリーズの醍醐味は健在でした。知らず知らずに作者の意図した読み方にはまっているんだなぁと実感します。いつも騒がしい京極堂シリーズには珍しく、なんだかしっとりしたやり切れなさが残るのもまた新鮮でした。 | ||||
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塗仏の宴までですね。私にとってはあとは駄作です。私には京極夏彦さんは神でしたけど。他の方の小説を読む気にならないほど・・・。今は読めば読むほど残念でなりません。私の感じ方なので気にしないで下さい。とても悲しい。 | ||||
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何ヵ月も放置したまま、パラパラ読んで面白くなさそう...榎木津さんの縁談話が破談になって云々のところに食いついたのですが、犯人(といっていいのかな)が普通だなあと思ってました。けど、丁寧に読み返して犯人の気持ちが痛いほど分かってしまい...。関口さんのファンなので彼が榎木津さんと対等にお喋りしてるのは嬉しかったです。けど読み終わって切ない。切なすぎる。昔、失恋したときと同じくらい胸が痛くなりました。 | ||||
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京極先生の妖怪ものは、関口その他が怪しげな建物に入り、ひどい目に遭うという、というゴシックミステリーなのですが、今回は海沿いの一軒家が舞台であまり印象に残りませんでした。 『狂骨の夢』(崖っぷちの家)と舞台は少し似ているけど、あちらと違ってロマンスがなく、ただ陰気臭い。華族の屋敷、研究所、お寺、ミッション学園…。 次に京極先生が発見する昭和レトロが楽しみです。 | ||||
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今までのような多層性がなくなっただけにするする読んでいけますが、 読後の「気持ちいい疲労感」が無くちょっと物足りない。 関口さんは回を追うごとに熟成してます。笑い所。 ただ女性のああいう事々はきっかけや動機の要因としてミステリーでは従来から濫用され、 要素として使い勝手がいいのは分かりますが、安易だしいい加減うんざりします。 | ||||
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各章の,「死」または「殺」で始まる書き出しには,途中で飽きてしまいましたが,さすがに最後までしっかりと読ませてくれました。 いつもの,京極堂による妖怪の説明もほとんど無く,間延びせずに読めたのも良かったかも。自分的には「鉄鼠」に次いで好きかな・・・ それにしても重い重い800ページでした。 | ||||
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全体の構成は、「関口・益田」をはじめとする複数のパートを順繰りに廻って進んでいく。 はっきり言うと関口や益田はまだしも他の初登場キャラのパートは重く冗長、京極堂あたりが出てくると漸くほっとできます。 最近(「塗仏」以降〜)無駄に長くなってきていないでしょうか? 「姑獲鳥」や「魍魎」などそれ以前の作品から、邪魅より充分少なくても圧倒的なスケールの驚きと読後感を体感させてくれることはすでに証明済みなので、これからも期待していきたいです。 …と上のようには言ったものの、面白くないわけでは決してなくて、関連性を見いだせぬまま相次ぐ毒殺、公安の登場、混乱を極める事態…、など見劣りはすれど相変わらずのクオリティは犇々と感じられます。次作「鵺」が楽しみです。 | ||||
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事件の規模は大きく見えるし、構造も複雑だけど、結構偶然性に左右されるし、スケール自体はちっちゃいような。 妖怪らしい妖怪が前面に出ないため、憑物落としのシーンも盛り上がりを欠いていました。 細かい事は分からなくても、「この人がそうじゃない?!」と分かっちゃったため、 こちらの憑物まで落とされる爽快感がなかったのが残念。 イントロから誰の独白か分からない話が長く続いて気持ちが入りにくかったし、途中何度も 誰かの回想シーンが入るので、思考が邪魔されました(←それも作者の意図?)。 本の太さがなくたって名作は名作と思いますので、内容面であっと言わせてほしい! 次作に期待します。 ただ、榎木津のお見合話に絡んでいる点、過去の女性関係が関連してくる点において、わくわく感はあります。 また、いつもと違ってお調子者モードでない益田さんいつもより少々しっかりした様子の関口のコンビがなかなか新鮮。 ウブメからのお付き合いだけに、とりわけ榎木津と対等に渡り合ってるっぽく見える関口巽に妙に感動してしまいました。 さらに、ラストの榎木津のらしいと言っちゃらしい、らしくないと言っちゃらしくない一言がとても印象的でした。 事件的観点かれすればやや肩すかしな作品ですが、登場人物の新たなる側面を垣間見せて くれたという点では興味深い作品かな。 京極作品は事件ごとに人の縁が絡まっていくので、やはり京極ファンなら本の重みに 耐えながら押さえておくべきでしょう。 | ||||
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百鬼夜行シリーズ第9弾。 数日の間に幾人もの毒殺したいが発見される。それぞれの被害者の間に関連性はみられないが、使われた毒は戦時中に開発されたものの、「存在しない」はずのもの。 なぜそのような毒で、次々と人が死んでいくのか。 一方、破天荒な探偵、榎木津に持ち上がった見合いの話。しかし、先方から次々と断られてしまう。その原因を突き止めてくれという、榎木津の親戚の依頼を受け、探偵見習の益田はこっそりとそれを突き止めるべく動き始めるが、その先で連続毒殺事件と行き当たる。 死をもたらし魔力を持つ「毒の雫」が、多くの人を事件に巻き込んでいく。 複雑に絡み合った事件を解き明かすのは、やはり黒装束の男、京極堂。ただ、これまでのような「憑物落とし」という側面が少し薄く、京極堂や榎木津の活躍シーンが少ないため、少し物足りなさもあるか。解決編に少しの強引さがあるという部分も否定できない。しかし、主要登場人物たちの新たな内面が描き出され、新鮮さがうれしい。 | ||||
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5.6センチの厚さをもち、650グラムの重さを蓄えた「文庫」をはじめてみました。 京極先生の「百鬼夜行シリーズ」は長編大作ばかりですが、まさか文庫がこれほど巨大だとは思いませんでした。 これを鞄に入れて持ち運んだり、電車のつり革につかまりながら読むのは少々きついです。 おとなしく自宅でじっくり読むのが妥当かと思います。 しかし、他の文庫たちと並べたときの威圧感と存在感は他に類を見ないのであるいみ面白いです。 ですがやはり、一般的な文庫としてこの作品を楽しむならば、迷わず分冊文庫版を買うことをおすすめいたします。 | ||||
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800ページを超える大作。長い小説は好きだが、さすがにこれは長かった。 榎木津、中禅寺という登場人物が出るシリーズの最新作。第何作目か忘れたが、3年ぶりぐらいになるという。 今回の作品では、榎木津はほとんど活躍せず、このシリーズの狂言回し役のはずが、ちょっと今までと違った。また中禅寺も関口もそれほど中心的な役割を果たしておらず、どちらかといえば、今までわき役だった刑事たちが活躍する。 相変わらず、中禅寺は饒舌で、そこがこのシリーズの面白いところでもあるのだが、今回の彼のテキスト解釈についての講釈は20年以上前に聞かされた内容で、ちょっと古いかなとおもったけど、時代設定からすると別にいいのか。 たしかに、このシリーズ、面白いんだけど、ベストセラーになるほど万人受けするのかな?でもよく読むと思ったほど難しいこと言っていないんだよね、そこがいいのかも。 | ||||
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レギュラーキャラの新たな一面が見られます。特に榎さんと関口さん。これはこれでありだと思います。ただ、読後に物凄く哀しくなってしまいました。これまでの京極堂シリーズにはなかった寂しさが…なのでマイナス1で。読み終えてすぐに寝たら、夢に出てきてうなされました。気持ちの整理をつけてから再読したいです。 | ||||
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大磯で発見された毒殺死体を巡る今回のお話ですが、被害者の常にない扱いに疑問を抱き独自に捜査をはじめる青木。榎木津のいとこに、被害者と榎木津の調査を依頼された益田。いつものごとく犯人(仮)の独特の視点。の3つが交錯しながら話は進んで行きます。今回のおすすめ所は、『まともに喋る関口くん』です!吃りもせず、なが台詞が喋れるとは思いませんでした。『親は生まれた時から載ってる荷物だが、家内は自分で選んだ荷物だし、同時に僕は相手に選ばれた荷物だ。放したくないし放されたくない。放さないのも放されるのも、一層に辛い。ーーーーー。』 | ||||
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毒殺を主軸とした、連続殺人事件。なんと探偵のお見合いがらみです。次々におこる殺人事件に翻弄されますが、こん回の京極堂は付き物落としというより、まさに種明かしの探偵役でしょう。人それぞれによって、事件のあり方が全く異なる。それによって連鎖的に殺人事件がおこる。それも他人のためという、自己満足のために。人は結局、自分とそれ以外しかなく、他人のためという大義名分の自分のための殺人などだというのは、まさにそのとおりでしょう。馬鹿な人間と凶器がなければおこらなかった犯罪。正統派ミステリとして楽しめる作品でした。 | ||||
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大磯、平塚を中心に起こる毒殺事件。連続なのか、個別なのか。推理小説?ミステリー?起こる出来事を整理しても混乱をきたすこと必至。 前作「陰摩羅鬼の瑕 」と違い、今回はたくさんの人の目線で語られます。脇役だった青木、益田両名が活躍。そして、なぜかついてくる関君。ここでも、新たなキャラクターが登場します。 ウブメから読んでいるので、過去作品登場人物が多少の変化を見せて再登場するシーンは読んでいて楽しいです。 読み終わって、しばらく切なさが続きます。次回作も期待。 | ||||
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