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仄暗い水の底から
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仄暗い水の底からの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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水にまつわる怖い話。 霊的なモノばかりではない。 他の方のレビューにもある通り水の臭いや湿度を生々しく感じる。 「海に沈む森」が泣けた。 小さい子供いる人なら尚更だと思う。 | ||||
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停滞した濁った水のようなにおいが、文章から漂ってくるような短編集です。 表紙が良い。 中身は、雰囲気は悪くないし、特に幽霊船の話は面白かった。 ただ全体的にみると怖さや不気味さよりも気色悪さが勝ってしまい、ストーリーは予定調和で驚きが乏しく、小粒で似たような話の集まりだった。 | ||||
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リングシリーズの印象が強すぎて、「こんな王道のホラーも書けたのか!」と驚いた。 というか原作が短編とは知ってたけど、映画とまったくの別物で笑った。中田秀夫凄え。 とはいえ中には怪奇小説風や冒険小説風なのもあるのだが、あとがきを読んで納得。『SFマガジン』や『小説宝石』『野性時代』など各誌に掲載されたものをまとめたもののようで、ホラー短編集というよりかは、「海にまつわる物語集」という方が正しいのかもしれない。 ちなみに出来不出来の差は結構激しいかと。 とはいえ、なんといっても本作の白眉は「浮遊する水」だろう。 ホラー映画のようなバーンという驚かし方はないが、「追い詰められた」と頭でわかる恐怖は小説ならでは。また現実を侵食するリアルなホラーは読んで後悔する人もいるかもしれない。 | ||||
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短いホラーが好きで購入しました。水にまつわる怖い話を集めているというコンセプトが夏の納涼にピッタリです。 あまり良い話系のホラー好みでないので、手紙に関連するエピソードはいただけなかったですが、その他は概ね楽しめました。 | ||||
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角川ホラーの定番、怖い話の短編集です。 映画はまだ見てないのですが、孤島、漂流船、海に沈む森は面白かったです。 他は微妙かな。今度映画を観てみます。 | ||||
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東京湾周辺の水にまつわる作品が収録された短篇集。 カルトホラーと銘うっているが、ホラーだけじゃなく、ちょいといい話やミステリ仕立ての話もあり、バリエーションは豊か。読んでいて恐怖を感じないのは、往年のモダンホラーの諸作品を思い起こす。 アパートに越した母子が体験する不思議な出来事「浮遊する水」は、ド直球のゴーストストーリーとして映画化されたが、原作の方は世にも不思議な物語テイスト。 その他、昔東京湾の孤島に女を放置した男が再会したものは「孤島」、漂流船に乗り込んだ男に起こる怪異「漂流船」等。うだつのあがらない役者の舞台裏の出来事「ウォーター・カラー」は、意外な結末が印象的。絶体絶命のケイビング「海に沈む魚」は、やわらかな感動につつまれる作品だ。 | ||||
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作者の体験談がはいっているみたいなので興味があり購入しました。 確かに短編なので読みやすいってのもありますが まだ、生きていた?!あの中で、、、つい最近まで!!! あの中に、、、まだ、、いる!!みたいな展開はリングですね この程度のお話なら感受性豊かな子供の頃に 悪い事をして暗い押入れに入れられた人であれば誰でも思うもの 怖い話の後なら尚更です それか精神病んでいる人や不思議ちゃんと付き合うと こんな感じの体験談は聞けますね 作者が凄いのは日本人がこうすれば怖く感じるだろうなって 普通の話でも表現や構成にひねりを入れてここまで読ます事 私としてはこんな短編で映画作れる映画監督の方がよっぽど凄いです | ||||
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「ホラーなのに感動した」という表現がレビュー内でよく疲れていたので図書館で借りました。そして読み終わってまた読みたくなるほど面白かったので購入しました。 ホラー小説事態はあまり好きではないのですが、作者の心理描写などは丁寧なので「ホラーっぽいことが起こる中でのヒューマンドラマ」として捉えることができます。またそれぞれバラエティーに富んでいて本当に怖い一話、社会での居心地の悪さを感じている女性の苦悩が書かれている一話、などなどあります。ねずみ講に勧誘されて困っている話では図々しいカップルを上手く表現されているので共感できる読者もいるのでは?一話(どれかは言いませんが)個人的につまらなく感じるのがありましたが他はすべて良かったです。 で、実際に感動するかどうかですが・・・・。あまりネタバレしたくないので実際に読んでみてください(笑)。 | ||||
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これは面白い。 普通の小説は長いので数日に渡って読まないといけないので。 しかしこれは短編であり、全てがまた少し繋がっているので良い。 タイトル"仄暗い水の底から"として日本で映画化されたの「浮遊する水」は本作では一つの短編であるが、他の短編も映画にしたら面白くなりそうです。 | ||||
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孤島が読みたくて、購入したのですが、見え見えのエンディングにはがっかりしました。 全体的には、面白い部類ですが、特に良かったのは「海に沈む森」ですかね! ケイビングとまではいかないまでも、未窟の鍾乳洞はよく行き、若い頃、このような経験があります。 | ||||
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映画の「仄暗い〜」とは、話も雰囲気もちょっと違っていて、私は映画のが好きかも?と思いました。 短編集の中では、「穴ぐら」が一番おもしろかったです。 とても暴力的な作品だけども、夫婦間の愛憎劇は滑稽さを含み、読んでいて引き込まれました。 他の作品でも、閉所に押し込まれて水が浸水する場面など、逃げ場がなくなってしまって一人きりで死と直面するしか術がないようなストーリーが多かったです。真っ暗な海を一人泳いでいるようなぞっとする感じがして、早く陸の上に上がりたい・・、と思わせられるような作品でした。鈴木さんの作品「生と死の幻想」を読んだ後にこの本を読んだので、少し違う著者みたいな印象を受けました。暴力的であったり、愛情深くても何か一方的であったり、「生と死の幻想」との違いはとても印象的でした。 でもおもしろかったです。 | ||||
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じわじわ怖いです! ホラーだけどグロくはないです。精神的に怖い感じ。 私は、短編小説はおもしろそうな題名のものからランダムに読んだりするのですが、これは最初か順番に読んでほしいです。 | ||||
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じわじわ怖いです! ホラーだけどグロくはないです。精神的に怖い感じ。 私は、短編小説はおもしろそうな題名のものからランダムに読んだりするのですが、これは最初か順番に読んでほしいです。 | ||||
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鈴木光司さんって、ホラーの天才ですね。リングを読んでいて身の毛がよだつほどでした。でも、この作品は、その他の作品とちょっと違っていて、単に怖いものを欲している方にはお勧めできません。 いくつかの作品からなる短編集ですが、全体を通して一つのテーマを構成しています。これについてはすでに別の方のレビューがあります。そのなかで、特に「海に沈む森」は、読んでいて涙が止まりませんでした。 | ||||
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鈴木光司さんって、ホラーの天才ですね。リングを読んでいて身の毛がよだつほどでした。でも、この作品は、その他の作品とちょっと違っていて、単に怖いものを欲している方にはお勧めできません。 いくつかの作品からなる短編集ですが、全体を通して一つのテーマを構成しています。これについてはすでに別の方のレビューがあります。そのなかで、特に「海に沈む森」は、読んでいて涙が止まりませんでした。 | ||||
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東京湾をテーマに、その周辺を舞台にした7つの物語から成ります。 ホラー小説に分類されていますが、超常現象の類が動員されることは少なく、もっぱら登場人物自身の心の内に沸き上がる恐怖を読者に共感させるという手法をとっています。水の中で死体が浮遊するというシーンやイメージが頻繁に出てきて、これが登場人物たちを襲う恐怖の中心になっています。 7つの短編の配列は、やや意図的なように思います。やり場のない不条理が支配するエピソード群が語られた後、「ウォーター・カラー」と「海に沈む森」からは未来につながる前向きな姿勢を感じ取ることができます。 個人的には、「夢の島クルーズ」で、外資系マルチ商法に熱心な夫婦がヨットに置き去りにされたのが小気味よかったです。 | ||||
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「リング」を読み、今度はこの本にも挑戦。 湯船を満たす水道水の描写、転覆した小型漁船の内部の描写。 水の臭い、肌感触、窒息感……どれもが非常に生々しい。 水に臭いがする恐怖を、ここまで静謐な筆致で紡ぎ上げる著者は、 ほとんどいないように思う。 映像作品からこの著者を知った自分は、この著者に対して偏見を抱いていた。 どうせ映画みたいな派手でチープなホラー世界を作る人なんだろうと。 ゴメンナサイと言いたい。 もっと早く偏見を捨てていればと後悔の念に駆られている。 | ||||
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「リング」を読み、今度はこの本にも挑戦。 湯船を満たす水道水の描写、転覆した小型漁船の内部の描写。 水の臭い、肌感触、窒息感……どれもが非常に生々しい。 水に臭いがする恐怖を、ここまで静謐な筆致で紡ぎ上げる著者は、 ほとんどいないように思う。 映像作品からこの著者を知った自分は、この著者に対して偏見を抱いていた。 どうせ映画みたいな派手でチープなホラー世界を作る人なんだろうと。 ゴメンナサイと言いたい。 もっと早く偏見を捨てていればと後悔の念に駆られている。 | ||||
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すべて水に関する話なのは…見れば分かると思います。 どの話も、じっとりとした重みを感じました。 リングでも似たものを感じたので、これは著者の作風でしょうか。 話には、おのずと水死体が多く絡んできますので、 それ系でトラウマがあると思う人にはお勧めしません。 きれいに纏まった短編集だと思うので、 ある程度色の定まった話の集まりを求める人向けです。 具体的内容には触れませんが、面白いです。 | ||||
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全ての作品に「恐怖」や「死」の要素を盛り込んであるので、確かに「ホラー小説」に分類されるものでしょう。 しかし、この作品に私が全編を通して感じたのは「ユーモア」でした。 「孤島」や「夢の島クルーズ」は特にその要素が強いと思います。 また、ラストの「海に沈む森」は、私も主人公とおなじ「父親」の立場なのですが、「死」に直面した時に自分はどのように行動するのだろうかと真剣に考えさせられる話で、個人的に最も印象に残った作品です。 この短編集で作者は「ホラー小説」の体裁をとっていますが、それは便宜上「死」の要素を入れやすかったからではないかと解釈しています。 幽霊や化け物が出てくる単純に怖い荒唐無稽な話ではなく、だれにも必ず訪れる「死」や人生の中で直面するどうしようもない「現実」を「ユーモア」で包み込んだ上質な「エンタティメント小説」だと思います。 | ||||
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