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蟻の木の下で
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蟻の木の下での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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Very nice | ||||
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誰も責任を取らなかった理不尽な太平洋戦争への怒りと呪詛が剥き出しになった筆致は生々しく、異常な迫力がある。青春を犠牲にされた戦中世代の憤懣を描いて山田風太郎の『太陽黒点』と比較したくなる程だ。 ミステリとしても、異様な凶器トリックが単なる趣向に留まらず、プロットと必然的に融合している点は素晴らしい。題名が示唆する大戦中の凄惨な犯罪の全貌を途中で割ってしまうなど、構成の破綻が目立つ上、明確な探偵役が存在しない為、推理的なカタルシスに乏しいなどの難点はあるが、後世の作家には絶対書けない時代の証言であり、非常に熱のこもった、忘れられるには惜しい作品だ。 | ||||
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「孤独なアスフアルトは割愛します、単独で記していますので」。『蟻の木の下』ー戦争犯罪を巡る事件を軸にした推理もの。新興宗教絡みで殺人事件と発展していき、さらに色々と進んで行く推理本。あまりに話しを広げすぎて,まとまりに欠ける嫌いが否めない作品。この本の価値は、この時代(明日をも解らない、混乱期)、を、独特に描いている処にあります。戦争を実際体験した人しか描けない世界を、嘆きと、怒り、悲しみ等々赤裸々に記しているところに有ります。とくに、これからの人、戦争を知らない私たちが読むべきだと思います。尊い犠牲のうえに、今の平和がある分けですから,感謝をこめて。ありがとうございました。 | ||||
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