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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全158件 101~120 6/8ページ
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たまたま手にした「零崎双識の人間試験」という彼の作品を面白く読んだので 原則的に同一世界らしい(そしてデビュー作?の)この本を注文したのですが、正直期待はずれでした。 最初に手にとり、裏表紙の解説を読んでおもったことは クリスティの「そして誰もいなくなった」みたいな話だな、ということです。 孤島の館の女主人から招待された人々が殺されていく――― そのまんまですね。しかしまさかトリックまでそのまんまだとは思いませんでした。 結局、問題はUNオーエンは誰なのかってことなんですが、 大抵の読者には二人目が死んだ時点で犯人と展開が読めてしまうんじゃないでしょうか。 あまりに酷いのは一人目の時のトリックで、一目見てわかるようなことを誰も言及せずにずるずるとページが消費されていきます。ウンザリしました。 これがミステリ小説だとしたら星1つにも値しません(たぶん「ミステリーを装ったなにか」という位置づけなんだとおもいますが)。 おそらく西尾維新の本領は上記の「零崎双識〜」のような小説なのでしょう。 本作は「西尾維新の小説が読みたい人間」以外には薦められません。 ミステリが読みたければ本物を読めばよいし、本物を読んだことのある人間には読んでも意味がありません。 余談ですが、とってつけたようなエピローグで「僕」がのべる、 「絶対に不可能な可能性を除いたら、残ったものがどんなにありそうにないことでもそれは真実である」 というセリフは本来「彼(To Sherlock Holmes she is always the woman.)」の非常に有名なセリフですが、この程度の事件で使用されてしまったことをとても遺憾に思います。 | ||||
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メフィスト賞は京極夏彦が第0回受賞(?)した …京極氏が講談社にもちこみしたからこそ設立された一風変わった賞です。 それゆえにメフィスト賞受賞者は個性派揃いです。 この著者もそんなメフィスト賞受賞者です。 青色サヴァンこと玖渚友(くなぎさとも)と戯れ言遣いこと主人公が 『天才』を招くのが好きな、変わり者の女主人に孤島に呼びつけられる。 その孤島で発生した連続首切り殺人事件… 次に殺されるのは? 主人公は『天才』青色サヴァンを守れるのか? 殺されたのは『天才』、犯人も『天才』、謎を解くのは『凡人』 とにかく『天才』づくしになってます。 表紙の印象通り、ライトノベル調です。 また、主人公の『戯れ言』がきもい、と感じるような方、 数ページぱらぱら読んで、ダメな方は読まない方が良いでしょう。 ストーリーは十分に面白いです。 こういうのって、好き嫌いが激しいと思います。 ★が、1か5かのどっちかになるタイプです。 | ||||
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最初の10pほど読んで肌に合わなければ読むのを止めたほうがいいです こんな感じの戯言が延々続きますので。 ただこう言った言い回しや雰囲気が好きな人には物凄く読んでいて飽きないし、読みやすいです トリックもうまく使っていますし私自身は最後まで飽きずに読むことが出来ました | ||||
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西尾節が光っています。「きみぼく」より登場人物が多かったのが驚きでした。 戯言は戯言なんですけど、結構今の若者の心境を突いたように感じる戯言には正直驚きを隠せませんでした。そして自分にも当てはまるような気がして若干ですが、痛みを感じました。('-,_ω-`)プッ これを高校時代に読んでいれば僕は今よりももっと厭世的になっていたかもしれない。('-,_ω-`)プッ トリックの部分は正直微妙でした。確かに裏の裏を突いたトリックでしたけど、ちょっとやりすぎな気がしました。 そんなわけで☆四つ | ||||
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戯れ言シリーズ第一弾ですね。 実に戯言が多くていい感じです。 これを推理小説と思っても間違いではないのですが、私はこれを『戯言』というカテゴリーに入れたいくらい違うと思います。 理由は、推理よりその犯罪や行動における心理について多く語られるからです。 人はどうやってこの人を殺したのだろう、よりも人はどうしてこの人を殺したのだろう。 動機が犯罪者の口から語られる推理小説ではなく。 動機を探偵側が言い当てるのが『戯言シリーズ』です。 ですが、矢張り人の考えているのはその人しか分からないものです。 時にはその人ですら分からないときがあります。 だから『戯言』なのです。 自分の言いたいことを100%伝えることの出来る人はいません。 ですから、所詮は戯言、になってしまうのです。 | ||||
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天才とは無関心である。ただひとつ、自分が執着するもの以外には。 その目的のためには、法律を壊し、法律を作り、人を殺し、生きている人間、死んだ人間すべてのものを利用、破壊する・・・ その結末が不幸だとは限らない。必ず何か残るのだから。 ただ確かなのは戯言いーちゃんの、これからの始まり・・・それだけ。 | ||||
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トリックは2番煎じ、3番煎じではありますがトリックの見せ方はうまいと感じました。読者をいい感じにミスリードさせてくれますし。 ただ、殺人事件のトリックを暴くことだけがこの小説のプロットではないです。ていうかトリックの部分は作者はあまり重要と思ってない節があります。なんつってもタイトルからしてネタばれですからね。 むしろ私の興味はものすごい個性を発しているキャラたちのほうに向きました。はじめは言葉遣いで個性を”つくっている”最近のライトノベルにありがちな軽いキャラだと思ったのですが、そう思っていたら痛い目を見ました。そして、そのキャラ自体にミステリがあるのです。 脇役のキャラたちの謎もさることながら、一番ミステリーなのは主人公である”ぼく”自身ですね。この先の巻を呼んでいないのでわからないのですが、なんでも、過去に死体を見慣れている?人を殺したことがある?子供の頃部屋にずっと閉じ込められていた?らしい、のです。 そして何より、どうして主人公は、このような冷めた性格になったのか。 他人に無関心。自分の命にも執着がない。他者と心のそこから腹を割ることがない。彼の他者に対する感情というものはすべて言葉遊び、戯言である。 ―と、”ぼく”は思っている。 なぜこうなったのか?いやもともとの性格なのか? ちょっと哲学したい秋の夜長にぴったりです。 | ||||
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気軽に読める本です。少し、登場人物や内容などに無理があるなと思うところがありますが、読んでみる価値は十分あると思います。 | ||||
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表現や言葉がちょっと特殊ですが、まあそれも作者の持ち味かと。こればっかりはなんとも慣れないと辛いでしょうが、慣れてしまえばスラスラ読めます。この巻で気に入らなければ読まない方がいいかも。でも、曲がりなりにも推理小説。話の方はなかなかかと。 | ||||
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この小説をよんで 僕の世界観が変わった!これはよむべき! | ||||
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私は好きです。著者独特の表現に一部ついていけない部分もありますが、それでも、決して文章が下手ということはありませんし、どんどん引き込まれる本だと思います。推理主体というよりは、キャラ主体って感じの内容ですので本格推理を期待の人にはどうかな?あと主人公のバックボーンで不明な点が多く続刊以降すこしずつ明らかにされていくつくりみたいです。ほんとにすこしずつ。かなり個性の強い本ですので万人受けするものではないと思います。一冊読んでみて、波長が合わなければ続刊は読まないほうがいいでしょう。 | ||||
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まず,主人公のふたりはもちろんのこと,登場人物が超がつくほど個性的. 独特の名前やと語り口,キャラクタ,どれもインパクトが強い. また『萌えキャラ小説』と揶揄されることもあるようで, オタク心をくすぐるような言葉回しや設定なども, 賛否というか好みが両極にわかれるような作品(作家)だとは思う. 本編としては,連続の密室殺人事件があって,トリックもそれっぽく, 一応,ミステリというジャンルに分類される作品なのかもしれないが, これら個性的なキャラクタの前には,それも薄れてしまっているような気がする. また,最後に後日談的なかたちで事件のさらなる詳細も語られるのだが, これも少し無理があったりして,本格的なミステリと呼ぶには?という印象. 回収し切れていない伏線やキャラ設定に不満がないわけではないが, このマンガのようなキャラクターたち,言葉回しを受け入れられるのなら, これほど楽しい作品はないのではないだろうか. | ||||
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この本は、面白くないです。はっきり言って頭がいたくなります。でも、ハマるんです。この絶妙さがなんともいえないところです。読んで損はありません。・・・・頭は痛くなりますが。 | ||||
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主人公は主人公たる実力持ってるのに、読後の結局ただの脇役君でした感が個人的にすごくよかったです。ミステリがどうとかはよく分かりませんが、事件というよりむしろ伝奇といった感じがします。キャラがどうである、どうであるだろうとかうんぬんかんぬん長々とうんちく聞いてるのが好きな人は是非どうぞ。キャラ萌えドンと来い!それと物語構成が僕には新鮮でした。良く見る文に飽きたら戯言をおひとついかがでしょう? | ||||
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はまる人はとことんはまる。張り巡らされた伏線。魅力的なキャラクタ。繰り返されるどんでん返し。 孤島に集められた天才。森博嗣の「すべてがFになる」への一種のオマージュだといえるが、創造される世界は完璧に作者独自の世界。 純度100%のキャラクタ小説。キャラを立たせるために、殺人事件をおこし、キャラを立たせるためにいかなる矛盾をも投げ打つ。その姿勢は評価されるべきもの。 主人公の戯言具合はいい。文章はテンポよく、執拗なまでの繰り返し、清涼院みたいなくだらないものではなく、極めて美的な言葉遊び。この作者に出逢えたこと、心から嬉しい。 | ||||
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キャラクター、文体もいいけど、イラストがいい。表紙を見て、とてもミステリーには見えないけど、章ごとに登場人物の紹介として描かれているイラストもポップ。メイド三姉妹の描き分け大変です。てる子の性格よくでています。文章とのコンビネーション抜群。登場人物ひとりひとりにカラーリングを設定してるみたい。ビジュアルというかアニメを意識した作品です。もしかしたら作者の頭の中では、すでに声優のキャスティングができているのでは?最後の最後のどんでん返しは楽しいサービスでした。 シリーズが続いていて次々読みたくなります。 | ||||
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面白いです。相当。何が面白いかというと、文章、設定、思想、思考、キャラの特徴、オチetc…ストーリー自体は在り来たりなものですが、それを沿っていくキャラクターたちのやり取りが、尋常じゃなく面白い。この作品にとって、ストーリーは「骨」なんかじゃなくて、「場所」の提供みたいなものです。同じストーリーラインで、別の普通の作家が書いても、面白くもなんとも無いでしょう。キャラクターのやり取りが面白いといっても、最近のキャラクター小説見たいなコメディではありません。独特な設定とキャラを駆使して、まるで哲学思想を膨らますような感じのやり取りが、延々と続きます。これがこの著者の作品の特徴のひとつであり、同時に魅力でもあるんですが、重々しくて抽象的な話が長々と続く文に耐性の無い人には、あまりお勧めできないかもしれません。あと、他のレビュアーの方が既に書いてると思いますが、ミステリーをこの本に求めるのは間違ってます。エンターテイメントを求めましょう。 | ||||
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『京都の二十歳』西尾維新先生のデビュー作。読んでみて思ったのだけれど、この作品は推理小説のような『ミステリ』がメインではない。それはほんの付属要素のようなものでしかなく、本質的なところは、『世界』と、そして『人間』を描いた物語なのだと感じた。だから結局、初めの3ページに書かれていることがこの物語の始まりであり、そして全てなんだと思う。『人類最強の請負人』から見た世界、『蒼青のサヴァン』から見た世界、『欠陥製品』から見た世界、そして、この物語を読む人から見た世界、それらはそれぞれ違っていて、一括りにできるワケなんてないのだけれど、誰かが語らなければ、物語は生まれない。だからこれは、語り部である『ぼく』が、誰が本当で、誰が嘘かも分からない人間たちと、何が本当で、何が嘘なのかも分からない世界を、狂っているのかどうかも分からない人間達と、正しいのかどうかすらも分からない世界について、自分の見たままを、自分の感じたままを、戯言まみれに語っていく物語なんだと思う。そう、思った。 | ||||
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「話の展開に無理がある」「いやこのトリックありえんだろ」西尾氏の本に対してそんな感想は意味がありません。無理が在ってあたり前ありえなくて良いんですだってそれが西尾維新の魅力なんですから純粋な「推理小説」をこの本に求めるのが間違っています。ただ、少しでも興味が湧いたなら一読お願いいたします推理小説とは違ったハラハラ感が味わえる、素敵な小説です。 | ||||
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意外にヘタレっぽいいーちゃんと天才技術師玖渚 友が犯人を推理する…。話のおおまかなところはそんな感じですが、言葉では言い表せない良さがあります。いーちゃんの謎とか、友の過去とかとにかく色々気になることがあったりあと呼んでて頭の中にテレビで見ているような感じでくっきりハッキリ情景描写ができる書き方がされているのも魅力的です。最後の最後にすべての謎が解けていくのを読んでいくのも気持ちがいい。分厚くて読むのに抵抗があったけれど、読んで良かった。読み終わったときに満足感とか達成感とかそう言うのを味わえる作品だと思います。 | ||||
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