■スポンサードリンク
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全158件 61~80 4/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西尾維新のクビキリサイクル、ありえないぐらい面白い。 孤島で暮らす財閥令嬢と4人のメイド。 そこに招かれた5人の天才と2人の付き人。 発見される首切死体。 13人目の名探偵。 登場人物達の認識が三重四重に覆されていくクライマックスの展開に、 驚愕的な面白さを感じずにはいられない。 認識、言語、心理、論理、科学、歴史、文学、といった あらゆる分野に精通した博学的な知識が随所に組み込まれていて、 それが登場人物のキャラクターや物語の世界観に相当な深みを与えている。 読んでいて面白いだけじゃなく勉強にさえなる。 そしてなんといっても、作者の巧みな言葉遊び。 日本語の音韻、構造、意味合いで、これだけの遊びを興じてしまう作者の表現力。 楽しさや面白さを存分に味あわせてくれる。 天才、という言葉が登場人物達を表現する言葉として多用されているけれど、 西尾維新自身がまさに天才と呼ばれるに相応しい人物であるとさえ思える。 作者自身は、天才という言葉にあまり好意的ではないことをあとがきで述べているけれど、 天才という凡庸な言葉でしか表現できないほどの非凡な魅力がこの小説にはある。 これだけの小説を若干二十歳にして発表してしまったという事実。 その事実もまた驚愕であり、作者と作品の非凡さでもあると思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前々から「西尾維新」「戯言使い」というフレーズはたびたび耳にしていた。 だけども一度も手に取ることなく、立ち読みすらしたことなく、 なぜか避けて通っていた。 読まず嫌い・・・だったのかもしれない。 どうせおもしろくない、どうせわからない、そんな偏見があったのも確か。 しかし。 文庫になった。 しかも「西尾維新文庫」だ!! これはきっと何かある。 そう思い、試しに買って読んでみた。 うーん、完敗。 おもしろかった。 確かに、キャラのネーミングや天才たちの集まり・・・って なんやそれ、的な感じもあったけど。 でも。 引き込まれてしまった。 トリックにも謎解きにも。 そしてそれ以上に、キャラクターたちの心のあり方に。 いーくんの過去、玖渚友の過去に何があったのか。 いつかそれは明らかにされるのだろうか。 このシリーズを読んでいけば。。。 読み終えたその日、刊行されているすべての文庫を買うために わたしは本屋を目指した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戯言シリーズは初めて読みましたが、一言でいえば面白かったです。しかし文章が独特なのでくどい・読みづらいという印象を受ける方もいるかもしれません。言葉遊びや精神論・倫理などに興味が有る方には特にお薦めします。また、一度読み終わってから最初のプロローグやその他を読み返すと新たな発見があったり、また違った雰囲気で楽しいですよ!そこそこ厚みのある本ですが全く飽きずに読めましたし、文体が嫌いでなければ楽しめると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリとして読むと、まあバカミスだと考えれば悪くない。 メフィスト賞受賞作ということだから、まっとうな本格ミステリなんて期待するべきもないのだから、これでいいんだと思う。 読者に解けるメイントリックは使い古されたもので、全く斬新さはなく、明らかになる真相はとうてい理解の範疇外である。理解しようと思えばバカになるしかない。 ライトノベルとして読めば、主人公、ヒロインを筆頭に、登場人物にはありすぎ位の個性と過剰な設定があり、魅力的にも映る。ただ、他は意味不明だからいいとしても、少なくとも赤音は天才と呼ぶにはお粗末すぎた。 くどい語り口はときに心地よく、ときに鬱陶しかった。 個性的な作者だということは理解できたけど、総じて面白かったと聞かれれば、答えに窮する。そんな作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大人からみると、えぇ〜……、って感じかもしれないと思います。最近の若者にはいいんじゃないですか?語彙力もうまくすれば格段にあがると思いますし。わたしとしては、地の文(?)で主人公の心情をよく表していると思う。クビキリ〜はそうでもないけどヒトクイ〜などでは主人公の取り乱しようなどがただならぬ感じで伝わってきます。文(行の区切りや繰り返し)が漫画で言うトーンの役目までしていて、雰囲気に凝ってるなぁ、と感激。 さらに零崎シリーズまでよむと(まだ最終巻はでてませんが)、クビキリ〜はほんとに伏線です。て言うか、戯言シリーズは全部伏線みたいな感じがします。作者も回収しないところがあると言ってますし。想像を膨らませてじっくり読みたいですね。思わせぶりな台詞なと、満載で楽しいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いよいよ西尾維新初体験でした。洋上の孤島に集められた天才たち。そこでおこる密室、首切り殺人。王道ともいえるミステリでありながら、語り部「いーくん」なる1人称視点から語られる事件は混沌とし、2点、3点してゆきます.最後は人類最強の請負人、哀川潤による驚きの解法。徹底的にフィクションし、エンタテイメントに徹した作風はミステリのあたらしい風を予感させます. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物理的にノベルスのほうが読みやすいです。分厚すぎて手に余ってしまいます。 挿絵も書き直しているわけではないのでなんだか表紙と不釣合いです。 そして、新規イラストで男性キャラクターは格好よく描かれているのですが女性キャラクターの魅力がなぜか半減しています。 竹さんの進化をどうとらえるかが焦点です。 表紙を見比べて買ったほうが良いかと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ラノベのラノベたる所以か.登場人物がすべて漫画チック.その点にさえ耐えられれば良作.会話もテンポが良いし,ミステリーに用いられるトリックも(倫理的にはともかく)物理的には納得のいくものだ.シリーズが文庫化されるようなので,これから先の作品も楽しみにしている. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者の作品を熱心にすすめてくる人がいたので、まずは一冊読んでみようと思って手にとったのですが、正直、最後まで読むのがちょっとしんどかったです。 文章がくどすぎ、作者の自意識がくどすぎ、ネタがベタすぎる。そして作者がどこまでも広げようとしている大風呂敷は、その布の質も広げる手さばきも全然そのレベルに追いつけていないので、期待させた分、結果としてごくごく貧相な印象になってしまっている…という感じを受けました。作者の脳内イメージが先行しているだけで、それを文章に起こして読者の快感を引き出すというレベルまでつながっていない。ので、読み手は欲求不満になります。読みながら、これが大好きだという人に森博嗣さんの『すべてがFになる』をおすすめしてみたいなぁと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『化物語』の西尾維新の原点的な作品。 全6タイトルの『戯言』シリーズの一作目。 初読みだけど想像を絶するミステリ小説でした。 感想としては良くできている、です。 主人公の「ぼく」こといーちゃんは友人の玖渚友といっしょに孤島に招待される。そこには様々な分野の天才たちが集められていたが、そこで殺人が起こる。しかも亡骸の首の上にはあるハズのものがなかった・・・ってのがストーリーだけど、私はそこそこ楽しめた。 西尾維新と言ったら「言葉遊び」だけど、デビュー作というのもあってかキレはまだあまりない。だが、逆に玖渚をはじめとする5人の天才たちの多彩な個性とそのキャラクター性はとてもよく描かれていると思う。そしてトリックにしても動機にしてもこの作者だからできた、と思わせるほど凄まじいものであった。 講談社ノベルスのでかくて持ちづらいと思っていたのでこの文庫化は素直に嬉しい。 ただ問題はこのキャラクターたちへの感じ方。 「ついて行けない」か「おもしろい!」の2つだろうが私は後者。 登場人物も作者自身からも強烈な個性を感じられた小説です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
パンドラVol.1 SIDEーAで西尾維新の作品を読み この小説を読んでみたんだけど。 たぶん好き嫌いの問題なのかなぁ 言葉の表現がとてもくどい 同じような表現を2言3言つなげて書かれると読みづらい。 「無自覚で無意識で他人を踏みつけていく人間の方が、 善意で正義で他人を他人を踏み砕いていく人間の方が」本書より こーゆー表現ばっかりだと読む気がしなくなっちゃう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「このライトノベルがすごい!」で非常に評価が高かったので、読んでみました。 途中から読むのが苦痛になりましたが、何とかシリーズを最後まで読み、その上での感想です。 キャラは確かに魅力があります。 それぞれ特徴的で、面白い。それを造形できた作者の力量は素晴らしいものでしょう。 しかし、それだけです。 やたら「人類最強」だの「人類最悪」だの「世界の終わり」だのという仰々しい形容詞が並びますが、それに見合う存在、事象が全く出てこない。 上っ面の言葉だけが大量に吐き出されているだけ。 ご都合主義の展開、破綻した物語の論理構成、大量に増産された馬鹿げた設定に、これほど熱狂的に一部の中高生が喝采を叫ぶのは、彼らの脳みそが刹那主義に汚染されているからなのだろうか?と思ってしまいます。 思わせぶりな描写をしながら中身や背景に説得力がなく、読み終わった後に残るものはありません。読んで「しまった!」と悔やむシリーズです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
去年書店で見かけた時にずらっとシリーズが平積みされていたのでどんなもんか、と思い買った 先週久々に読み、読了したので感想でも… つまらなくはないが冒頭から始まる戯言の数々―もとい台詞回しがクドイ それがこのシリーズ、或いは著者の特徴なのかもしれんが。自分には合わなかった 文学作品としての観点で見れば及第点 ミステリーとして見れば今一つ物足りない著である。トリック然り。動機然り 最後の種明かしは荒唐無稽で納得の行かないものであった ジャンルにすればライトミステリーといったところか 人に勧めるのならこれより読みやすい「三毛猫ホームズ」を勧める | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーと云うと殺人事件が起こって、気持ちの悪くなるような描写があっったり、そしてつまんない常識人がこの事件はどんな方法で創られたかを永遠永遠と論議するだけで、全く面白さを感じられなかったり、正直云ってつまんないものばかり……と云う印象が私は強かったです。 しかし、この《戯言》シリーズはそのイメージとミステリーではない焦点からぶっ潰してくれた或る意味改革的な作品であると思います。 これ以降の作品においては、ミステリーが重視されていなかったりして、ミステリーから遠ざかりライトノベルに最終的には近くなりますが、ミステリーの持つ特性を上手く利用して、ミステリーの謎が作品を創っているという構造を持っていて、ミステリーレーベルから出ている作品のシリーズとしては最高に良い意味で《飛んでくれちゃった》作品だと、私は思います。 で、ここまでは《戯言》シリーズ全域に対して書いてみたのですが、ここからはこの作品に対して、話してみようと思う。 この作品「クビキリサイクル」は、西尾維新のデビュー作あって、ミステリーが中心の新人賞(メフィスト賞)に応募した作品なので、新本格と呼ばれるミステリーが採用されていて、全体的に云えば、他のシリーズ作よりも劣っていると云われても仕方ない作品となっている。 しかし、これまでのミステリーの現状を考えながらこの作品を見ていけば、最高傑作だと私は思う。 これまでの作品はキャラクター性を前面にどっか〜ん♪と云う勢いでは押していなかった。 なのに、どうだろうか。 この作品は新本格ミステリーのトリックに重きを置きながらも、ライトノベル風味で上手く味を付けている。 それを踏まえ、今までの新本格ミステリーの味を生かしながらも、ライトノベルとしてやらかした挑戦は、ミステリー界に更にはそれに繋がる、全ての業界に良い意味で影響を与えた作品だと思う。 そして、私にとって最大の読書時間を掛けて読んだ、初めて感動した作品だった。これ以上に感動できる作品は、私にあっただろうか、と率直に思ったものだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今まで読んだ本の中で、一回読んだだけで飽きてしまったなどという本はありませんか? 私が読んだ感想としては、戯言シリーズは飽きません。話のテンポが悪くてイライラするようなことはないし、だからといってすぐにオチが分かるようなつまらない話でもない。長い話が苦手な人でも気軽に読めると思う。内容としては、題名からして、ひどく残酷なシーンがあるように思えますね。 でも、マンガとは違って直接的にそれが訴えられるということはないし、表現もおさえてある。むしろ「残酷な本」というイメージは残らないほどのものだと思います。 読む価値は大です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
はじめこの本を読んだ時、「不思議な本だ」と思いました。しかし読み進んでいくうちにこれが「戯言」なのかと気づきました。 やばいです。面白いです。2巻目の「クビシメロマンチスト」にくらべ読みにくいと思いますがめげずに最後まで読むとこの本の面白さに気づけます。 ちなみに自分はこのオチ(起承転結の結)に気づけませんでした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
☆5つです。 私はライトノベルという部類の本には、中々馴染めず購入したら古本屋に売り飛ばすという 金の無駄遣いをしていました。 でも、最後まで読めて続きが読みたい!と思ったのはこの作品が初めてです。 主人公と共感できる所が多々あり、色々考えさせられる内容もいいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
戯言シリーズのどこがいいのか と聞かれたら私はこう答える 『戯言』だと 確かに、簡単過ぎるトリック、少しこじつけめいた真相、など イマイチな部分もあるが 主人公の『戯言』には表現しにくい魅力がある ちなみに主人公の『戯言』やキャラクターが本領発揮してくるのは 2巻以降になるので、この作品の良し悪しを 1巻でつけるのはまだ早い(というか1巻は出来が悪い) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まだ読み終わっていないので、あえて☆4つ。 でもこの本は、今までに私が出会ったことのないような世界観がある お話なのですごくすごく楽しいです。 登場人物が個性的で、なにしろ天才達がたくさん出てきますね! 読み出すと止まらなくなる本です。 友達が、「西尾さんの本を読んでから、世の中の世界観が変わったわ」と 言っていたけど、なんか分かる気がします・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕は、この作品好きですよ。この本のキャラクターや、事件の内容、推理などは、あくまでも物語として楽しむ【モノ】であり、作者が【見て欲しい(伝えたい)】ことでは、無いでしょう。この本の本質は、【天才】についてでしょう。それを念頭において読むと凄く楽しめる作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!