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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い
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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全158件 81~100 5/8ページ
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きみとぼくに比べれば格段にミステリー色が強いですね。時代背景は近未来のようですがSFというほどではなく、特に気にせず読むことができます。SF入ったミステリーってあんまり好きじゃないんですよね。 正直、最初の密室トリックくらいまではなんとかわかったんですが、それからはヒントもらいながら必死に追うだけで精一杯。 それでも、いーちゃんの種明かしレベルまでなんとか追えたので、よっしゃ!と自己満足してたんですが・・・。 潤さんにしてやられました。そんなのわからないよ・・・。 これが戯言の魅力なんですけどね。 | ||||
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正直に述べると、この一冊はさして面白くなかった。 トリックはチープだし、主人公はやる気ないし、 登場人物はエキセントリックだし、世界観は奇抜だし、 なにより文体が他の作家からかけ離れ過ぎていて読みづらい。 とても読みづらい。 ではなぜ星5つなのか? 続編が巻を追うごとに面白くなるからだ。 この一冊はつまらないが、この一冊で西尾維新に見切りをつけてしまうのは勿体無いと思うあまりの星5つ。 この一冊は、既にビッグネームとなった西尾維新のデビュー作で、代表作の第一巻に当たる。 デビュー作だけに、大人しく書いていて作者が弾けていないのだ。 これで弾けてないのか?と思われる方もいるだろう。 一見すると、審査員の目にとまる為だけに無理やりに独自性を打ち出そうとして奇抜になったような印象を受けるだけに、とても抑えて書いているようには見えないのだから仕方ない。 しかし、後の西尾維新フリークたちから見れば、このデビュー作は西尾維新の特色・魅力がまるで出きっていない作品なのだ。 ライトノベルにありがちな商法として、 『第一巻はそこで打ち切られてもいいように一冊でまとめる。人気が出たら続編を出す』 という手法がある。 この手法の欠点は一冊目が大人しく纏まってしまって、後の巻の足を引っ張る事がある事だが、 この作品も一冊目だけに大人しい。 では大人しくなくなるとどうなるのか? 1:変な知り合いがどんどん増える。(と言うか、まともな人がいない) 2:登場人物が人命をなんとも思ってない。 3:二つ名を持ったインモラルな奇人・超人・殺人鬼・天才がどんどん出てくる。 4:主人公が上記の人達にモテるモテる。モラルがないからその内ハーレムを作るに違いないほどモテる。 5:主人公が毎回身体を張って怪我するので生傷が絶えない。病院に担ぎ込まれる事も珍しくない。 6:主人公が言葉遊びに執念を燃やす。 この辺が、このシリーズに限らず西尾維新の作品にほぼ共通した特徴と言える。 ・・・本当だってば。 このシリーズも2冊3冊と読んでいくと中毒になるが、どうしても一冊で西尾維新を判断したいならこの作品よりも『きみとぼくの壊れた世界』を推す。 | ||||
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自分はそこまで文章は読む人間ではないですが、 そんな自分が読み進められないほど難しい文章でもなく、 あくびが出るような幼稚な文章でもなく、丁度良い按排の読み物だったと思います。 一応ミステリーのようですが、推理内容自体は、 コナンや金田一で全く推理が当たらない自分でもそれなりに予想がつくものでした。 推理に歯ごたえを感じたい人には、あまりお勧めでは無いかもしれません。 個人的に面白かったのは、語り手である「ぼく」の内面の掘り下げや 周りの人物との軽い問答めいたやり取りがなんとも小気味が良く、自然と読みふけっていたように思います。 星5つでも良かったのですが、物語の途中「ぼく」がやたら罵倒(?)されるシーンがあり 結構自分は「ぼく」に似ているタイプの人種だったので、 自分が罵倒されているみたいで少し気分が悪くなってしまったので、−星1ということで・・・。 ちなみに「戯言遣い」などと言うので、最初はそういう超能力で戦う物語だと思っていました^^; 実際は違うのでご安心(?)を(こんな戯言めいたことを思ったのは自分だけかもしれませんが・・・) | ||||
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友達の紹介で読んだ初めての西尾維新。読み終えた後は正直やられた。ミステリにしてはとにかく一人一人のキャラが凄い。(シリーズ通して言えるが)自分が読みたいと思ったものを書いてくれてるよと感服。(実際そんなはずはないが)言葉遊びが楽しい一冊。 | ||||
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主人公のやや鬱屈とした内省感情に入り込めない方には、数ページで見切りがつけられるのかもしれない。プロローグ以降に登場する個性豊かなキャラクターたちも、二分した考え方をすれば、アクが強い。 探偵小説の名著に当たっている方にはお勧めできないが、平板なテーマの多いライトノベルからは、一つ抜け出ているだろう。その点では、新進のエンタメとして押されるのにも頷ける。 著者は言葉の汲み取り方に長けており、調度良い具合に装飾のある文章はベーシックでありながら技巧的。 ただ、話の構成・展開に関して言えば、めくるめく事件というよりも、「思考するプロセス」が長いので、単調さに飽きるところもある。そして、予定調和的な完結の仕方は、著者側がシリーズとしての戦略を考えていたのだろうから仕方は無いとしても、1冊ではいーちゃんと玖渚の関係性に没入できず、置いてけぼりの感が少しある。その為、もう少し説得力のあるハイライトへの感情が欲しかった。 著者の嗜好からか、「ブギーポップ」へのオマージュを感じるのは私だけだろうか? | ||||
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内容は、文句のいいようがないです。 ですが、ヒロインの一人称が微妙なので星四つにさせていただきました。 キャラクターはかわいいのでそこらへんはオススメできます。 値段は少し高めですが、値段に値する内容になっています。 ただ、戯言シリーズは続きものなので、結構な出費になるかと・…。 ですが、西尾維新さんの織り成すストーリーが、ドキドキはらはらしておもしろいです。 | ||||
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表紙につられて読んでしまった戯れ言シリーズ第一作 読了後の感想は「キャラクターがいい」 これはこのシリーズのどの回にも言えることだが この小説に登場するキャラクターはほとんどの人間に好感を持てる箇所を持っている その中でも人類最強の請負人、哀川潤は最高。 このキャラクターなしでは話の主軸は掴めなかったのではないか? そう思える 「クビキリサイクル」ではほとんど登場しないが(ネコソギラジカル意外はあまり表立って登場しないが)それでもしっかりと見えない所で事件に絡んでいる そんな意味も含めて人類最強を生んだ西尾氏には感服です またタイトルも読み終えて「ああ」と思える 読む前は「クビキリ」「サイクル」と切っていたが別の切り方をするとこれはトリックのことを表していた。 おそらく読む前からなんとなくでこのことに気付いた人は「いーちゃん」並にひねくれたものの見方をする人じゃないだろうか? | ||||
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読み直しての感想。 ネタも展開もわかってながらも夢中に読んでしまった。 特に中だるみも無く軽快に読めた辺りに、 ミステリーとしてのトリックの稚拙さだとかが、 如何にどうでも良いことかが判る。 さてさて、中身に関してだが… タイトルの通りに「クビキリ」の「サイクル」。 言うまでも無く「首切り」「連続」殺人なわけ。 しつこい位に伏線を張り巡らせ、ついに起こる一つ目の事件。 トリックに関しては金田一少年の事件簿とか、 「ミステリー」と言うものが悉く判らない私が初見でわかるくらい単純。 なぜ登場人物の十数人がその場に居て判らないのかも不思議だが、 判ったところでそれが何の解決にもならない設定は凄いと思う。 そうこうしているうちに起こってしまう二つ目の事件。 話は急展開し、強引に収束し、伏線を残したまま終了する。 残されたモヤモヤ感は、最後に完膚無きまでに解決される。 実際は本題となるべき殺人事件の部分よりも、 ラストのその部分で、「あ、そうか!」という解決… 爽快感が得られる作品でした。 | ||||
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戯言シリーズの第1作。本シリーズは後に行くほどミステリ味が薄れる(作者がそう言っている)ので、本作が一番ミステリ味が濃い筈である。しかし、ミステリとして読むと苦しい。孤島に天才が集められる中、2つの密室&首切り殺人が起こるという設定。しかし、いくら警察(鑑識)がいないからといって第1のトリックは無理でしょう。第2の殺人では「天才」に肉体労働させるのはどうかなぁ。凡人にもできる技でしょう。しかし、作者の文章には不思議なリズムがあって、スラスラと読み進めてしまう。「青春エンタ」と銘打って若者向けにアピールしているのは正解。小難しいトリックなど気にせずに、楽しい読書タイムを過ごしたい人には好適。 | ||||
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この作品はきっと、「推理小説」を期待して読んではいけないんでしょうね。 だからといって、エンターテインメントともいえないのではないでしょうか。この文体に、ながったらしい戯言。知識をひけらかされている気分になる箇所もあります。かなりマニアック。人を選ぶと思います。人を選ぶエンターテインメントって・・・。 解決した謎も、特に驚くようなことでもありませんでした。 トリックも動機も考えながら読むのめんどくさい! という人にはいいのかもしれません。しっかり意味付けしたい方は、読まないほうがいいかも。 「○○○○(超有名本格ミステリ作家)は巧い! 西尾維新は新しい! 面白い!」 と、ファンの中学生が言っていたので、ちょっと期待しすぎたかもしれません。或いは、私の感覚が歳なのでしょうね。 | ||||
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第一印象は最悪でした。 登場人物紹介にメイドが4人、天才が5人いることが書かれていた。 特に天才5人が並んでるのはシュールでした。 それからプロローグを読み、あぁ苦手な文章かもしれないと思った。 だけど本編を読んでるといつのまにか引き込まれて最後まで読んでしまった。 特に終盤の勢いはかなりのものでした。 あとヒロインエロ可愛い。 | ||||
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おもしろい。ただ純粋に、おもしろい。 主人公と「天才」と呼ばれる人物たちが集まった屋敷で起こる殺人事件がメイン。トリック自体はなんてことないものだが、ガッカリすることはなくむしろ気持ちいいくらいの反則ぶり。そして事件解決からさらに二転三転する結末は極上のエンターテイメント。ここまでやるか。 マンガ的アニメ的キャラクターも魅力的。マンガ好きの自分は特に現実離れした人物たちが好感を持てる。なのに話は軽くならない。 キャラものであり、ミステリーもあるが、やはり特筆すべきは言葉遊び。ぼく、玖渚友、哀川潤。徹底的に作られたキャラクターが織り成す会話劇。どこまでが本当でどこからが嘘か、それとも全て戯言か。信じてたものに裏切られるおもしろさがある。 この物語において、犯人や犯行動機を予想することに意味はない。しないほうがいい。事件以外のところも含めて、ただただ最後まで驚かされながら読んでほしい作品。 | ||||
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とにかく“凄まじい”というより他はない。あらゆる事柄を過剰な誇張で過剰な凄絶さを表している。作者のボキャブラリー量の半端無さも相まって、言葉の遣い方が上手。かつ、言葉の配置が絶妙。特にこの作品の最後の一文がエクセレント。西尾維新らしいと言えるのかもしれない。主人公(というか語り部)の名前を一切出していないところも最高に良い。このアイディアは素晴らしい。 『クビキリサイクル』は戯言シリーズの中で最も完成度が高いと思う。まだ萌えの要素も少なく(デビュー作なので多少遠慮したのかもしれないが)、そういうジャンルに抵抗のある方でも比較的読みやすいかもしれない。 私自身は戯言シリーズが人気があるというのを知り、「人気があるのならそれなりにおもしろいのだろう」という軽い気持ちで読むことにした。正直『クビキリサイクル』というタイトルはセンス悪いなと思ったのだが、読了してみるとタイトルの意味を納得。そして些かの感動を覚えた。 | ||||
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ライトノベル風なミステリー小説、といえばいいでしょうか。好きな人はサクサク読めるでしょうが、アクのある文章とクセのある内容に不快感やどっちつかずな感想を持たれる方も多いと思います。が、どうかここで読むのを止めないで下さい!シリーズ全てを読んで、初めてこの作品の価値が分かると思います。あくまでもこの話は「一話目」にすぎないのです。是非とも踏みとどまって、シリーズを読み続けて下さい。 | ||||
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ライトノベルと普通の小説の違いってなんでしょうかね? 個人的なには、アニメ的かどうかってことだと思うんです。普通の小説はもうちょっとシリアスというかリアルっていうか。 ストーリーや登場人物が極端にデフォルメされているんです。 アニメ世代はそこに違和感を感じないんでしょう。 ちなみに私もアニメ世代(R30です)なので大変楽しく読ませて頂きました。 そうじゃない人にはお勧めできません。 | ||||
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「このライトノベルがすごい!」って本(たしか)で1位だったので、読んで見ました。 読み終わった率直な感想としては、1位になるほど面白いとは思えませんでした。 が、たしかに面白くはあります。この作者は「普通の作家」とはあきらかに違う作品を書けています。 とりあえず全体の7分目くらいまではなんだかダル〜く物語が進んでいき、正直読むのがめんどくさいし辛かったです。 それに、この物語の主人公は非常にネガティヴというか・・・まあ明るくはないですし、静かな感じで物語は進んでいきます。 まあ、主人公のパートナーが電波少女ですしまわりのキャラも天才の集まり(要するに変人)なので、なんとか序盤は読めました。 そしてラスト2割程度に入ったところ、物語は急展開になります。それまであまりにもダルく進んでいたので、それも手伝ってか終盤の解決場面は面白かったです。場面的には多少短めでしたが。 そしてひととおり話が集結し、最後に「後日談」という段落がありました。 後日談というよりは、そこで書かれている内容の方がよっぽど真実っぽかったです。内容的にはトリックの背景・・というか裏の真実みたいな感じなのですが、そちらが僕の考えの裏をついていました。「真の真実」って感じで。 どんな面白い小説や漫画でも、やはり「1巻」というのは以後の巻に比べると多少見劣りするものです。 僕は単純に、物凄く面白かったという訳ではありませんが、「次が読んで見たい」と思いました。 | ||||
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これははまります!! 島に天才・・・・ちょっとべたっぽく感じるのはあたしだけでしょうか?それに、ちょっとありえない、トリックとかはよくできてるんですけどね、ありえないっていうのを承知で読んだら面白いと思います。いーちゃんや友などキャラクターがいいですね、これってライトノベルスなんだか本格ミステリなんだかよくわからないですね。(えらいこといえませんですけど)まあおもしろいです、やっぱり若い人向けなのか、あたし(小学生)でも読めました。(高校‾中学ぐらいかな?イヤ、小学も入るか)ありえないっていうのと本格ミステリかはびみょうって所を承知で読めばハマルと思います★ 邑路 | ||||
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本格ミステリよりエンタメミステリが好きだと言ったら推薦されたのがこの作品。面白くなくはない、でも2度と読み返すことはない。 「いーちゃん」みたいな戯言遣いはごまんといるし、そういう奴らとの会話はもううんざりだ。頭の回転に余裕がある人は、こちらを愉しませることに配慮を惜しまない。そういう心がけに欠ける不愉快な人間とは付き合うだけ損だ。あるいは、頭は良くないけど、相手を愉しませることに心を砕く人なら、それはそれでいい。 残念ながら、西尾維新、書きたいことは書いている、でもエンターテイメントを名乗るなら、今ひとつ足りない。 | ||||
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本格好きとしてはこのミステリーなんだか、そうじゃないのかよくわからないところが少し不満はある。でもストーリーの展開、登場人物の描写や主人公の戯言は飽きることなく最後まで読み続ける原動力となったという点で評価できるし、実際よかった。 孤島というキーワードから連想していたような大層なトリックはなく、「天才」の凶行と銘打っているわりにはと感じたが、最後の最後でそう断言するには早計すぎだぞとカウンターパンチをくらわされた。綾辻行人の『十角館の殺人』のような誰が犯人で誰が生き残るのかという切迫感はないが、「鴉の濡れ羽島」の住人・客人たちの人間模様は読んでいて面白い。推理小説でなくちょっと個性的な人々出会いたい方にはいいと思う。 | ||||
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僕はミステリーはそれほど読みません。だからかどうか、今までトリックが謎解き前に分かったためしがありませんでした。 この本は友達に勧められて読みました。読んでいくと、トリックは見当がつきました。犯人も謎解き前に分りましたが、最後の答え合わせ(?)で全部ひっくり返されました。 この本は戯れ言シリーズの最初の作品です。この後の作品にもその傾向があります(途中までですが)初めて「やられた!」と言わされた作品です。 | ||||
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