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川は静かに流れ



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【この小説が収録されている参考書籍】
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)

川は静かに流れの評価: 3.41/5点 レビュー 27件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21~27 2/2ページ
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No.7:
(5pt)

前作は

さして面白いとも思われず、物語途中で読むのを止めてしまったのですが、本作は「週間文春」が5★を
付けていたので、騙されたつもりで読み始めたところ、一気読みとなって
しまい、うれしい誤算でした。詳しく書くとネタばれなので止めますが、なぜ嘘の証言を
していたのかなど、後半の驚きの展開は、前半のそれそれの人生を鑑みて、納得の出来る
ものでした。
読後感も良く、今年読んだ中では<ミレニアム1&2>と並んで5星です。
そんなわけで、途中でやめた<キングの死>もう一度読み直してみます。
次回作が待ち遠しいです。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.6:
(5pt)

家族の絆を問う重厚なストーリー

 殺人の容疑をかけられ、故郷を去ったアダム。旧友の切迫した電話を受け、5年ぶりに故郷ノースカロライナの農場に帰ったが、そこでは新たな事件が待ち受けていた…。
 ストーリーはミステリ仕立てだが、これは家族の絆、しがらみを問う物語でもある。重厚なストーリー展開はずしりと重く、大人の小説である。じっくり読ませる。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.5:
(3pt)

アメリカ人を泣かせる本

殺人の汚名をきて故郷を追われた主人公が、父をはじめとした
周囲の人間との確執に悩みながら事件を解決する話です。
心理描写はさすがと思わせるところがあります。
ただ、家族との確執、故郷に対する執着、子供の頃の心の傷、環境問題
とアメリカ作家によくある設定です。またかと思ってしまいました。
最後の犯人等に対する大甘の態度も不自然です。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.4:
(3pt)

うーむ。

帯に出ている北上次郎氏の「期待は絶対に裏切られない」の文といい、雰囲気が感じられる表紙のデザインといい、「これは傑作かも」と、読み始めました。
ミステリとしての完成度はそれほど高くないと思います。ある人物の目撃証言で、主人公が殺人犯にされてしまうのか疑問。 
家族というものを改めて考えさせる物語と言えそうです。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.3:
(4pt)

一語一句が胸に染み入る、味読に値するエドガー賞受賞作

ジョン・ハートの、デビュー作『キングの死』に次ぐ第二作の本書は、アメリカにおけるミステリーの最高峰、「MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞」ベスト・ノヴェル(最優秀長編賞)の’08年度受賞作である。
殺人の濡れ衣を着せられてノース・カロライナの農場をあとにした‘僕’ことアダムは、5年ぶりに帰郷する。しかし、待っていたのは戸惑う家族や知人、昔の恋人だった。そして、決して歓迎されない‘僕’はまたしても新たな殺人事件の渦中に巻き込まれてゆく・・・。ストーリーは、幼い頃、母親が自殺するという辛い過去や、今なお5年前の事件の影を抱える‘僕’が、もがきながらも事件の真相を追う形で進行してゆく。最後の最後まで真実は明らかにならないが、その間にも‘僕’の周りで次々と動きがあり、‘僕’の心象風景を中心とした、結末までの話の持って行き方が実にうまい。
謝辞で著者ジョン・ハートが述べているように、この小説は、ミステリーの形をとりながら、実は、‘僕’自身や‘僕’を取り巻く人々の友情や恋愛、そして兄弟や親子の絆を哀しくやるせなく描いた、謎解きは二の次といってもいい、家族をめぐる物語である。
翻訳ものながら、読んでいて、その文章の一語一句がこれほど胸に染み入る物語はなかなか出会えないという気がした。
本書は、さすがはエドガー賞の栄誉に輝いた、味読に値する傑作である。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.2:
(5pt)

こういう本が面白い本だと思う

殺人事件そのものも面白いが、親子を巡る心理描写や情景描写が物凄く良く、一文一文を堪能しながら読める。最後のページの意味深さにほとほと満足して余韻を残したまま、しばらくぼーっとする時の心地よさ。たまにこういう本に出会うから本を読むのはやめられない。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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No.1:
(5pt)

人間関係の描写が秀逸で、自然に引き込まれる

本書の舞台はアメリカ南部で、主人公のアダムは広大な敷地を所有する大地主の跡取りだったが、
5年前に殺人事件の容疑者となり裁判では無罪となったものの疑いが晴れぬまま故郷を追われ、
ニューヨークで暮らしていた。
ある日アダムは親友に頼まれて故郷に戻ってきたが、新たな殺人事件に巻き込まれてしまう。
本書は父親との確執など人間関係の描写が秀逸で、自然に物語に引き込まれる。
また舞台となった地方は著者の故郷でもあり、アメリカ南部の雰囲気が実に見事に描写されている。
南部は最初の入植者たちによって切り開かれた、アメリカ人にとっては心のふるさととも言える場所であり、故郷とか親子関係をテーマにした小説には非常にマッチしていると思われる。
ミステリー自体は比較的シンプルかと思われるが不可解な動機や無理なトリックも無く、
本書が米国アマゾンのレビューで非常に評価が高いのも頷ける。
川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:川は静かに流れ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
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