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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド



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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの評価: 4.24/5点 レビュー 267件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全267件 81~100 5/14ページ
No.187:
(5pt)

なんだかんだで、やはり最高傑作

鼻につくオサレ情景描写と、凡人設定なのに超リア充な万能スーパーマン主人公に定評がある村上春樹氏。
それでもやはり引き込まれるのがこの作品。あらすじを書き出せば二行で終わるようなストーリーだが(この作品のみならずだが)、マンガよりアニメより、引き込まれてボンヤリしてしまうのが文章の力なのかと思う。
初期設定から、私たちの生きる日常に一個非日常的な要素がある。この作品では「計算士」という職業。脳の中で情報を暗号化するとかいう、厨二病御用達アニメみたいな設定だが、日常の極めてリアルな描写が、それに現実味を与える。読み手に“実写”でイメージさせるのだ。あとはその非日常性をどんどん膨らませて、そのまんまズルズルと引きずり込まれる。
深層心理にあるパラレルワールド、地下の迷宮の冒険、やみくろなる怪物冗談みたいなマンガの世界に、一つ一つリアリティを保つ為の仕掛けが施してあるから我に返らず読めてしまう。そこがこの作者の凄いところ。
たぶん、「引きずり込まれまい」と構えて冷静に本を読む読者には向かないのかなと思う。
あくまでクオリティーの高いアトラクション。お化け屋敷にあえて入って怖がりたい、という姿勢がないと楽しめないのかな。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.186:
(5pt)

期待度MAX

上巻の、これどうやって繋がってくの、関係あるかんじだけど の感じはんぱない はっきり言ってこんな牽引力めったにないと思う
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.185:
(5pt)

村上春樹の最高傑作…と思う

SF的でもあり、ダークファンタジー的でもあり。 壁の世界はどこか、冷戦構造を想起させるような…。 しかし、どこにも答はない。 霧に霞むように、真実、正解はぼやけている。 だからこその文学。 だからこその人生。 今までで一番面白かった小説の1つ。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.184:
(2pt)

下巻も読んできましたが

読み終わってしばらく呆然としました。

ストーリーとしては何も解決していないし、何を捉えることもできませんでした。作品の後半に私の期待した(あるいは私の期待を裏切る)ような山場もないし結末もありませんでした。

文章としては、村上春樹さんの作品全体を通して見られることだと思いますが、一つの物事に用いられる文字数がとても多いです。
「文章」としてはとても優れているのかもしれませんし、村上春樹さんのファンの方はそういった特徴的な表現も魅力の一つと感じていらっしゃるのかもしれませんが、私は文章にはストーリーの展開を期待して読む傾向があるらしく、お酒や料理、主人公の性に対するこだわり等についての描写は、後々ストーリーの展開に関わってくるのかと思って読んでいました。
しかし全てはその場面限りの情景描写であり、心象描写でしかありませんでした。
読み終わってしまった今となっては、ただただ村上春樹さんの物事に対する知識や考え方を読まされていただけのように感じて、とてもショックを受けました。
私が読みたかったのは登場人物の言葉や考えであり、それを取り巻く環境の静寂や喧騒であり、物語の始まりと変化です。
表現に作家さんの個性が出るのは当たり前ですが、この本には村上春樹さんの人格自体が出てきてしまっているように思えてなりません。

私は本屋さんに行った時、最初に好きな作家さんの棚を一通り眺めてから、店中の本棚の間をグルグル回って、気になるタイトルや表紙の本を手に取って、最初の3〜5行を読んで気に入れば買うようにしています。
この本も同じようにして買いました。

読み終わって最初に考えたことは「次からは10〜15行読んでから買うか買わないかを決めることにしよう」ということでした。

私がこの本を読み返すことは恐らくないでしょう。文と文の合間に作者の顔が登場人物の如くちらついてしまい、私が文の中に入り込むのを阻まれてしまうからです。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.183:
(3pt)

参考にはなりました。

初めて村上春樹さんの本を読みました。 どういう本をお書きになるかという意味では参考になりました。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.182:
(3pt)

参考にはなりました。

初めて村上春樹さんの本を読みました。 どういう本をお書きになるかという意味では参考になりました。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.181:
(5pt)

不思議な展開

切り口が面白い小説だと思います。断片的だと思ったことが、最後には一気につながる。読み終わってとてもすっきりとした感覚が残りました。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.180:
(1pt)

有名作家なので読んでみましたが

表現がまわりくどい、しつこい、上から目線の文章。
エレベーター一つになにくどくど書いてんの?って感じでした。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.179:
(1pt)

話題の作家で読んでみましたが

正直つまらなかったです。 読むのにもかなり時間がかかりました。 で結局何だったのか? やみくろって何?深層意識?夢?結末は「はぁ?」でした。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.178:
(4pt)

村上春樹のメッセージ

上下巻通しての感想です。
この作品は、クトゥルー神話のような雰囲気が強く漂う。やみくろや、やみくろの崇拝する邪神など。
主人公と太った娘が博士に会いに行く地下世界の件(くだり)は気が変になりそうな感じがよく出ていた(無駄に長い文章にイライラしたせいもあるが)
そう、ハッキリ言って冗長に過ぎないか?無理矢理長編にする為の無駄な描写が多いのじゃないか。引っ張って引っ張って最後があれでは余計に。
あの結末では、一体何が言いたかったのか、さっぱりわからない。
わかる読者なんているのか?
小説ってさ、作者が何を言いたいか読者にわからせなくていいのか?わからせる義務があるんじゃないの?
読み終わって思った。またかよ~、村上春樹。また読者に投げっ放しかよ~。て。
文庫本の背表紙の「村上春樹のメッセージが、君に届くか?」には思わず失笑。予防線張ってるじゃん。編集にもわかってない。
それとも村上春樹自身がわかってないんじゃないのか。さすがにそれはないか。あれだけの巧みな比喩ができるあの描写力で、自分が言いたいことを書けないはずがない。
で、ふと思ったんだが、村上春樹のメッセージ()はあの馬鹿長い物語の中にほんの数行くらいであり、結末含めあとはどうでもいい文章の羅列なのではないかと。
ならこれでいいのかな「自分の認識を変えれば、世界は一変する」
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.177:
(4pt)

村上春樹のメッセージ

上下巻通しての感想です。
この作品は、クトゥルー神話のような雰囲気が強く漂う。やみくろや、やみくろの崇拝する邪神など。
主人公と太った娘が博士に会いに行く地下世界の件(くだり)は気が変になりそうな感じがよく出ていた(無駄に長い文章にイライラしたせいもあるが)
そう、ハッキリ言って冗長に過ぎないか?無理矢理長編にする為の無駄な描写が多いのじゃないか。引っ張って引っ張って最後があれでは余計に。
あの結末では、一体何が言いたかったのか、さっぱりわからない。
わかる読者なんているのか?
小説ってさ、作者が何を言いたいか読者にわからせなくていいのか?わからせる義務があるんじゃないの?
読み終わって思った。またかよ〜、村上春樹。また読者に投げっ放しかよ〜。て。
文庫本の背表紙の「村上春樹のメッセージが、君に届くか?」には思わず失笑。予防線張ってるじゃん。編集にもわかってない。
それとも村上春樹自身がわかってないんじゃないのか。さすがにそれはないか。あれだけの巧みな比喩ができるあの描写力で、自分が言いたいことを書けないはずがない。
で、ふと思ったんだが、村上春樹のメッセージ()はあの馬鹿長い物語の中にほんの数行くらいであり、結末含めあとはどうでもいい文章の羅列なのではないかと。
ならこれでいいのかな「自分の認識を変えれば、世界は一変する」
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.176:
(1pt)

・・・・・;

つまり 小説の素晴らしさは、こういう事です。

例えば技術職なら、素晴らしいアイデアを持ってても形にならないと商品に成らない。

が、小説は どうでも良いんです、本にしてしまえば。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.175:
(3pt)

テーマが限定されている割には大ゲサな創りで、もっと簡潔に描き切れたのではないか

「ノルウェイの森」を読んで、アンチ・ハルキストとなった私だが、本作を読んでも作者に対する印象は余り変わらなかった。「ノルウェイの森」よりは多少マシかなという程度。全体構成に工夫を凝らしてはあるが、結局、様々な不満や束縛はあるものの<自我>が存在する世界と、ユートピアの様に完全ではあるものの<心>が存在しない世界とでは、読者はどちらを選択しますかという問い掛けをしただけの作品である。それにしては、大ゲサな創り。

計算士(人間暗号・復号器の様なもの)の「私」の視点から描いた冒険譚(Alice in Wonderland)と、壁に囲まれた謎の街(カフカ「城」を想起させる)に閉じ込められた謎の「僕」の視点から描いた幻想譚(End of the World)の章がカットバックで描かれる。しかし、普通に読み進めれば、「私」と「僕」の関係は明白で、何のためにこのような構成を採っているのか理解に苦しむ。ちなみに、冒険譚の中に出て来る「中央研究所」のモチーフというのは、日立の(中研)の由で、冒頭でエレベレータのシーンが出て来る理由は日立の関係者にしか分らないというお粗末さ。また、「ノルウェイの森」でも感じたのだが、セックスの扱いに関する作者のお手軽さが生理的に好きになれない。食事(というか料理法)に関して描写がクドイのも、作者の趣味だけに留めて欲しい所で、作品に反映させて徒に頁数を増やすのは止めて欲しいと思った。読者層にもよるが、引用される映画、音楽が古過ぎるのも如何なものか。

テーマが限定されているので、半分以下の頁数で全てを簡潔に描き切れたのではないか。ワザワザSF的設定まで用意して、長々と語るべき程の内容ではないと感じた。こうした構成を"文学的"だと錯覚してしまう読者が多いのかなぁ~と残念に思った。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.174:
(2pt)

まぁ、値段相応

表紙が思ったよりくたびれてましたが、中身は問題なくきれいでした。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.173:
(4pt)

こんなもん?

今まで食わず嫌いでしたが、ノーベル賞を受賞しようかという村上春樹とはいかに?ということで、適当に買ったのが本作でした。後で調べるとファンのなかでも結構評価が高いようです。感想ですが、話としては面白いと思います。二つの世界、影、獣など設定が絶妙ですね。世界の終わりは心がない世界らしいが、実際は人に好意をもったり、心配したり、心あるやん、などと細かい突っ込みをしつつも、続きを読みたいと思わせてくれます。ただ読後、読者に何かを感じさせることはあまりないと思います。あれー終わちゃた で?なんて感じです。ノーベル賞を取るほどとは思えませんでしたが、世の中に多くの愛読者がいるので、面白い話以上のなにかがあるのでしょう。また、別の作品を読んでみようと思います。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.172:
(4pt)

ハルキストにはなれなかったが、納得の作品。

村上春樹の作品に共感できない読者の多くは「結局なんだったのか」と、「オチ」がないことに困惑する事が多いようだ。私もその一人で、昔読んだ短編でもよく分からないままで終わっていて、「私とはウマが合わない作家」と決めつけていた。

「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」は、知り合いのハルキストから強く勧められた本だった。またネットでもこの村上作品を一押しする声も多かった。あまり長編には慣れてない自分にとっては、上下巻で分厚いし気が遠くなりそうだったが、読み終えた。確かに展開のテンポや、奇妙で不気味でありながら居心地の悪くないその世界観に飲み込まれたが、やはりはっきりした「オチ」は、素人読者の私には見つからなかった。

今でも素人読者だが、最近昭和初期・中期の作家を読み、その後この作品に戻ってくると、村上の良さが分かるようになった気がする。大絶賛とまでは行かないが、重要な作品だと思う。昔知り合いから勧められたように、村上春樹を読んでみようと考えている人にはオススメです。たとえ意味がわからなくても(私でも分かっていない気がする)、決して無駄な時間にはならないと思います。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.171:
(4pt)

失われた記憶(らしきもの)の探求、2つの世界で

【ネタバレ】
1983年(←10月2日が日曜日)東京を舞台にしたサイバースリラー(ハードボイルドワンダーランド)と、時代と場所は不明だがどことなく中世ヨーロッパを思わせるル=グウィン風ファンタジー(世界の終り)が並行に進む。やがて「世界の終り」は、「ワンダーランド」の主人公「私」の思考システムがコンピュータ処理され更に映像化されて生まれ、そして「私」の脳の核に埋め込まれた世界であることが判明。両ストーリーの進行と共に、「私」の脳に埋め込まれた機器の不具合により、「私」の意識が、記憶を失い「世界の終り」に「僕」として入り込み生きていることが、読者に対し判明する。

2つのストーリーは、最終的には相互補完して完結するが、それまではそれぞれ独立しても面白く、読者を引き込む。この一見まったく無関係な2つの物語がどう接合するのか、そこへの推理も読者を更に引きつける(2つ以上のストーリーを並行させたり時系列をシャッフルさせる手法は、これ以降アメリカ映画などでも急速に広まるが、本作の影響が大きいように思える)

両主人公ともに失われた記憶(あるいはそのようなもの)をつかみどころなくたぐり寄せようとする中、(読者に)両者の関係性が明らかになった時、「ワンダーランド」の「私」の「何か遠いものに手が届きそうで届かない」孤独な心象が強烈に伝わってきた。その後、「世界の終り」の「僕」の、失われた以前の自分への回帰欲求、犠牲の上に成り立つ安定した世界への懐疑(ヒント:オメラス)、図書館の女の子への感情、それらの間を揺れ動く葛藤も、痛いほど伝わってきた。これだけ複雑な感情を、読者にダイレクトに感じさせる文学作品は稀。この点では大傑作だ。

ワンダーランドでの「組織(システム)/計算士」対「工場(ファクトリー)/記号士」対立の構図は、その後の実世界でのセキュリティ対ハッカーを予見。本書の僅か前に原書が出版された『ニューロマンサー』からの影響は明瞭と思う(蛇足だが、「組織」や「工場」に「システム」や「ファクトリー」のルビをふるのは、その黒丸尚の邦訳に通ずるが、この邦訳の出版は本書刊行の少し後。何か影響関係はあるのだろうか?)

欠点。「ワンダーランド」が量的に多くアンバランス、冗長感もある。これは、「ワンダーランド」ではイベントが多い一方、「世界の終り」ではその世界の説明的描写が中心でそれほどイベントが無いため。「ワンダーランド」からは非現実な地下世界部分を、そこの住民「やみくろ」共々、削ぎ落とした方が、現実の東京の物語である印象を強め、「世界の終り」のファンタジー性との対照もくっきりしてよかったと思う(ディテールに様々な意味がこめられているだろうことを留意しつつ、あえて)。文体は前作『羊』に比べると、まどろっこしい比喩が少なくなり、読みやすくなったが、相変わらずの音楽映画文学その他の記号羅列は中2。飲酒喫煙シーンの多さも辟易、飲酒運転はもってのほかだ怒

最後の疑問:カバー/上巻表紙裏折込みページのイラストは何か?
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.170:
(5pt)

20年以上前の作品なのに・・

村上春樹の作品は好きでほとんど読んでます。その中でも、この本は何回も読んでしまいます。学生のときに読んで、物語の面白さと重厚さにひき込まれ、30過ぎて読み返してみると学生のころとは違うところや、別の角度から感じ入ってしまう作品です。題の「ハードボイルド・ワンダーランド」の間にある点が意外と重要なのかなと最近思いました。何度も読んで内容もほぼ正確に覚えていますが、知ってても読みたくなる文章の気持ちよさが村上作品の魅力だとおもっております。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340
No.169:
(5pt)

これこそノーベル賞では?

村上春樹の小説をすべて読んでいはいません。ですから偉そうなことは書けません。1Q84、海辺のカフカ、田崎つくる〜と読むうちに過去の作品を読みだした不届きものです。理由は一番最初に80年代の暮れに読んだノルウェイの森が少々青臭かったから・・。間違いでした。それ以前に書かれていた本作を今頃読んで驚愕した。昔のほうが凄いね村上春樹は。下巻の後半の人生を語るあたりから何故か涙が出てしまった。僕の人生の指標となった本は「ライ麦畑〜」でしたが、どうしても判らなかった思想がこの年齢になって本作を読んでようやく明確になったような気がしました。皆さんに笑われそうですね。
 毎年ノーベル賞候補になりますが、「〜カフカ」よりも本作がその一番の対象になるのではと思います。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)より
4101001359
No.168:
(5pt)

どんどん脳の内側に向かう物語

自分の脳のなかに、
どんどん深く入り込んでゆく
奥の奥を覗いてみる。
自分がなんなのかわからなくなってくる。
不思議な気持ちにさせてくれます。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)より
4101001340

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