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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
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世界の終りとハードボイルド・ワンダーランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全267件 261~267 14/14ページ
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世界は1つではない。少なくとも2つは自分は感じ取ることができる・・・そういう発見を与えてくれる作品だ。 これを読んでいると多くの人が自分の意識の層の深みに落ちていくことが、よくわかるはずだ(と思う)、例えば良質の映画を見たときのような・・・ はっきりいって面白い本です。でもあまり元気の無い人にはそれほど薦められない本なのかもしれません。 それでも少し元気が出た時には読んで欲しいとも思う。きっと、心にしみることだろうと思うから。 | ||||
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緊張する物語の展開、ふたつの世界の謎、謎が解けた時の哀しみ、そして文章の美しさ。それら全てが、読むものを釘付けにする。これこそ「村上ワールド」の最高作だろう。人間が死ぬ最期の瞬間、つまり脳の機能が止まる直前に見たもの、それが天国なのだ。物理的にはほんの一瞬だが、見る人には「永遠」として認識される。「天国とはなにか」を、新しい方法で教えしてくれた書でもある。 | ||||
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村上さんの作品の特徴どあげるとすれば、なんといってもその作品のタイトルの奇抜さであろう。特にこの本なんかはその特徴が顕著であると思う。ぼくは村上さんが好きというのもあるのだが、このタイトルを見てすぐ本を買ってしまった。読み始めるととまらない。なんともいえない村上ワールド。今の僕のこの虚無感はこれだ!こういう世界なのだ!と多少は大げさではあるが震えてしまった。このレビューを読んでいるそこの君!せっかく日本語がわかるんだから、日本語で直接村上ワールドを堪能してみてはいかがかな? | ||||
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問題作ですね。パラレルワールドで進む現実世界と脳内での精神世界。その二つの世界がJUNCTION(交わって)してそこの上に、要となる結節点ができあがった瞬間、実験は終了となってしまう。パラレルストーリーという修辞法に、この複雑でおおきな『?』が消えない世界で「自分はだれなのか?」と問うことに意味を持たせようとしているのであろうか。<私はこれで、私の失ったものを全て取り戻すことができるのだ、と思った。それは一度失われたにせよ、決して損なわれてはいないのだ。私は目を閉じて、その深い眠りに身をまかせた。ボブ・ディランは「激しい雨」をうたい続けていた。>この最後の節で”身体の消失”よりも”意識の消失”描くことで、この作品全体を俯瞰することができるかもしれない。 | ||||
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幸せといったいなんだろう?幸福とはいったい何か?この本はそんなテーゼをあたえてくれているように思う。人々が笑い、戦争もなく、憎しみがない世界。それは本当に幸せだろうか?作者は次々に問いかけてくる。読み終わるころには読み手それぞれの幸福論が確立することと思う。 | ||||
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村上春樹作品の中でも人気の高い作品だと思います。クールでリアルな世界で、ある特殊技能を持つエキスパートとして活躍している「私」。どこにあるとも知れぬ高い壁に囲まれた静かな街へやって来て、夢読み係となった「僕」。2人の生きる世界を繋げる鍵は、謎めいた一角獣の頭骨。ばらばらに進んできた2つの物語はやがて交錯し、主人公たちをひとつの地点へと導いて行きます。「ハードボイルド・ワンダーランド」も「世界の終り」も、どちらも何か心に染み入るものがあります。特に「世界の終り」の美しく物語めいた情景は、ロマンティックですらあります。「最近の村上春樹は変わった」とか言われがちだと思いますが、私の個人的な感じとしては、春樹さんはそんなに変わっていないのではないかと思います(もちろん変わったところもあるでしょうが)。少なくとも、「こころ」や「自由」を大切にする気持ち、不完全なこの世界を愛する気持ちは、昔からずっと持っているものなんじゃないのかな。この物語にもそういうものが描かれていると思います。 強さとせつなさを感じる物語です。あ、もちろん魅力的な女性たちも登場しますよ! これもお楽しみ。 | ||||
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世界の終わり、そしてハードボイルドワンダーランドという二つの物語が平行的に同時進行していく。そしてそれが最後に一つに繋がるとき、頭の中のもやもやが晴れていった。全く質の異なる話だが、どちらも面白い。 | ||||
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