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凶宅



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【この小説が収録されている参考書籍】
凶宅 (光文社文庫)
凶宅 (角川ホラー文庫)

凶宅の評価: 3.74/5点 レビュー 31件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

おもしろいし怖いんだけど

よく考えられた作品だと思います。小説として起承転結がちゃんとしてるし、アイデアも文章もうまい。怖さの表現力もいいと思います。
なのに・・なんだろう、うまく言えないのですが、何か人工的なというか作為的なというか・・入り込んで楽しめないものがあって、読後がいまいちでした。
山とふもとの町の関係や家主のおばあさん、蛇女のお姉さん?などすべてのことが漠然としたまま終わってしまったからでしょうか。結局なんだったか肝心のことがわからないままです。

角川ホラー文庫の方のレビューで「”蛇棺葬”と”百蛇堂”を読んでいないとなんのことかよくわからないと思う」と言う方がいらっしゃるので、未読のためかもしれません。シリーズだとはわざと明記していないというふうに書いておられるレビューアさんもいて、3作全部読み終わった時点になって「あー関連作だったんだ。そういうことか・・」とわかるようになってるんでしょうか?

著者の長編は「のぞきめ」に続いてまだ2冊目なんですが、短編はそこそこ読んでいて、今までのところ短編の方が好みです。「のぞきめ」も強引に引っ張るご都合主義のところがあったしオチもいまいちだったし・・・。
でもすでに”蛇棺葬”を購入済なので、気を取り直してそちらを読んでみようと思います。
凶宅 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:凶宅 (光文社文庫)より
4334744729
No.6:
(3pt)

まぁ面白かった。

まぁ面白かった!
凶宅 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:凶宅 (角川ホラー文庫)より
404105611X
No.5:
(3pt)

怪異の謎が…

ありがちな展開ですが、終盤に少しスピード感があります。
ですが動きはそこそこあるものの大方、グダってる感じが否めないかなぁと。
怪異もイマイチすっきりせず…
それほど怖くもないですしラスト数行の締め方もこの手の作品にはよくあるパターンでした。
例えて言うなら、映画化され昨年公開された某小説のラスト、子供が何かをつぶやくかのように…。
著者の作品が好きで他の作品も色々と読んでますが凶宅はちょっと自分にはあいませんでした。
凶宅 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:凶宅 (角川ホラー文庫)より
404105611X
No.4:
(3pt)

良い意味で裏切られる

先にkindleで購入して面白かった「忌録」。阿澄思惟は三津田信三の別名義では?という考察を見かけ、本書を購入。

前〜中盤はありがちな展開、ありがちな怪異が続きグダグダ。小学生目線で描かれているからか、恐怖の表現も単調でありきたり。
お世辞にも怖くありません。
「忌録」のほうがずっと面白かった、と残念に思っていたのですが。
良い意味で裏切られました。

終盤のカタルシスは鳥肌もの。
ミステリ作家だと知って納得しました。
ここだけで価値あるホラー小説だと思います。

トリック(?)が肝ですが、ホラーなので、ミステリほど綿密に伏線が張ってあるわけではなく…
関連作があるようなので読んでみたいですが、本書自体は再読しないとおもいます。

阿澄氏とこの作者は、確かに同一人物のような気がしました。

実話怪談ファンなので、怪異の理由を語らず余韻を残す作法は好みです。
凶宅 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:凶宅 (角川ホラー文庫)より
404105611X
No.3:
(3pt)

謎は謎のまま

小学生の主人公が引っ越し先で起こる不思議な体験のお話。
起こることがあまりにも現実離れしていて全く身近に感じられず、話としては面白いとは思いましたが、怖いという感情にはなれなかったです。
次々に出てきたよくわからない現象についても、きっと最後に説明があるのだろうと期待していたのですが、放置されて違う展開になり、終了という形になってしまったので、色々な疑問が残ったままになってしまいました。
凶宅 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:凶宅 (角川ホラー文庫)より
404105611X
No.2:
(3pt)

確かにマンネリ感は否めませんが

駄作というほど破綻しているわけでもありません。
この作品だけに限れば結構おもしろく読めたと思います。
ただ、これまでの作品を読んでいると「似たような展開…?」と感じてしまいます。
ですがぐいぐい読ませてくれる力はやっぱり三津田さんらしい。
主人公とその友人のキャラクターもよかったです。
いったい何が起こっているのか、何が原因なのか、それがあまり明確にはされていなくて、ちょっと消化不良気味ですが、実際こんな目にあっても原因や対処法などは明らかにはならないでしょうね。
それを思えばあいまいな記述の方が現実っぽいのかもしれません。
凶宅 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:凶宅 (光文社文庫)より
4334744729
No.1:
(3pt)

三津田さんが好きなら

この本は以前出された禍家と同じシリーズ(?)だからか、物語の骨格が割と似ています。
親の転勤で新しい家に引っ越す事になった主人公とその家族。
しかしその家は、これまでにも沢山の人間を不幸に陥れて来た呪いの家だった。
禁忌とされる山、黒い影、狂った女、そして妹が口にするヒヒノの正体とは…?
簡単に言えば、こんな感じの内容です。
家にまつわる怪異はこの作者の得意な分野だと思うのですが、ちょっとマンネリして来てしまった気がします。
ホラーのお約束とは言え、蛇の様な化け物も出過ぎですし…どうせだったら、もう少し新しい物を見たかったですね。マンションとか団地とかを舞台にした方が新鮮だったかも?それか海沿いの家とか。
文庫での書き下ろしは全体的にホラー要素を減らしているのか、怖さも薄味です。
とは言え三津田さんを普段読んで無い人にはちょっと入り辛い話かと個人的には思いましたので、今回は本当に辛口採点になってしまいました。
三津田さんの小説は好きなので、これからも頑張って欲しいです。
凶宅 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:凶宅 (光文社文庫)より
4334744729

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