禍家



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禍家 (光文社文庫)
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初公開日(参考)2007年07月
分類

長編小説

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禍家 (光文社文庫)

2007年07月01日 禍家 (光文社文庫)

「ぼうず、おかえり…」12歳の少年・棟像貢太郎は、近所の老人が呟く言葉に不吉な予感を覚えていた。両親を事故で亡くし、祖母と越してきた東京郊外の家。初めての場所のはずなのに、知っている気がしてならないのだ。そして、怪異が次々と彼を襲い始める。友達になった少女・礼奈とともに探り出した、家に隠された戦慄の秘密とは?期待の俊英の書下ろし長編。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

禍家の総合評価:6.50/10点レビュー 34件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全5件 1~5 1/1ページ
No.5:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ホラー

ミステリー要素は少なめのホラー小説です。
ミステリー部分は楽しめましたが、ホラー部分が私には合いませんでした。読むのが退屈でしんどかった。

しん
WCNZKBHI
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

禍家の感想


両親を亡くした12歳の少年が祖母と越してきた家にはどこか見覚えがある。いや家だけではない、その街並みさえも。幼少期から見る影におおわれた悪夢はこの土地の恐ろしいさを警告しているよような気がする。初めて訪れたはずのその土地で近隣の老人が告げる。
「ぼうず、おかえり・・・・。」

ホラーとミステリの破綻なき融合を成し遂げた刀城言耶シリーズを生んだ三津田信三氏が手掛ける家ホラー。家という閉鎖空間でひたひたと迫りくる怪異の怖さ、過去に起こったとある事件と森の祠の謎、未成熟な少年目線の冒険譚、と見どころ多し。刀城言耶シリーズが好きなら楽しめるとは思うが茶目っ気が少ない分下位互換のように私は感じた。

りーり
9EDFH0HC
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

小学生の肝が太すぎる!

今やホラーと本格ミステリを融合した刀城言耶シリーズで新しい旗手として注目されている三津田信三氏の初期の作品である本書は文庫書き下ろしのホラーど真ん中の作品だ。

東京の外れに位置するうっそうとした禍々しい森を湛えた武蔵名護池の盂怒貴町東四丁目に引っ越してきた小学校を卒業したばかりの棟像貢太郎が祖母と移り住んだ2階建ての一戸建ての借家はどこか禍々しい雰囲気を纏っており、彼の不安を裏切らず、次々と怪異が彼を襲う。

2階の自室に入るにはひたひたと彼に迫る得体のしれない足音を振り払わなければならない。

祖母が留守の時に家に帰れば、祖母の部屋からどこまでも伸びる蛇のような老人の手が襖から伸び、キッチンへ逃げ込めば首の無い四つん這いの女性の死体が徘徊する。風呂に入れば赤ん坊のような物が彼を湯船の中に引きずり込もうとする。

他の部屋に入れば死んだと思われた父親が現れ、幼き頃と同じように絵本を読んでくれたかと思えばいきなりおぞましい嗚咽を洩らし、首から鮮血を飛び散らす。

そんな家に住みながら、彼は祖母のことを思って引っ越そうと云わない。恐怖に襲われながらもそれを受け入れ生活を続ける彼の心の強さは只者ではない。
それは祖母と2人暮らしと云う決して裕福ではない家庭環境故に引っ越したばかりの家からすぐに引っ越すための新しい物件探しや、財政的にも苦しいという背景があるためなのだが、そんなことを小学校を卒業したばかりの少年が考えるのが奇妙なおかしみを与えている。

そんな得体のしれない怪奇現象の連続に遭遇しながら貢太郎が考えたことはかつて自分の住んでいる家に起こったであろう事件を調べる事だった。

その事件に行き当たってからのこの小説の内容は実にスリリングで驚愕に満ちている。
特筆すべきは恐怖を煽る小久保家の老人の意味不明な言葉の数々が調べるにつれて次第に意味を帯びていき、彼の家に纏わる忌み事の真相に繋がっていく。
これはホラーでありながら、その因果を解き明かす過程はミステリそのもの以外何物でない。

この次々と起こる怪奇現象と近所に残る忌まわしい事件、そして一家殺害事件を起こした狂える学生上野郡司と、ホラーのおぜん立てを十二分にしながら、ミステリとしてのサプライズも提供するこのサービス精神の旺盛さ。彼は最初から本格ミステリの心をホラーの土壌に立つ作家だったのだと認識させられた。

そしてホラー特有の、全ては終わらず、因果は巡る終わり方も実に好ましい。これが文庫書き下ろしで読めるとは実に贅沢。

本書は三津田信三にとってはほんの自己紹介のような作品だろうが、私は十分にホラーと本格ミステリの妙味を堪能した。いやぁ、怖かったなぁ、本当に。


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Tetchy
WHOKS60S
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

家が怖い

とある家に祖母と引っ越して住むことになった中学生の貢太郎。しかし、その家に対して以前見たことがある既視感が。そしてその家にいる貢太郎に、これでもかと怪異が降りかかります。途中まではウーンと思いましたが、ある意外な事実の発覚をきっかけに俄然と面白くなり、終盤は完全にホラー!この話どう落ち着けるのか?という最終盤で意外な事実が!ホラーとミステリーを堪能させられました。

タッキー
KURC2DIQ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

禍家の感想

ホラー映画を観ているような小説だった。三津田さんらしくミステリ部分もあるが、全体的にはストイックなホラー小説だったと思う。最後の一行もにやりとさせられたし、マニアックな蘊蓄もないので三津田初心者、ホラーファンにおすすめ。

ジャム
RXFFIEA1
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No.29:
(2pt)

うーん。。。

まず主人公の年齢設定が低い。この年齢でこんなセリフ吐くかぁ?と思った。これでもう入り込めなくなった。主人公が取る行動についての説明もいちいち煩わしく感じて序盤から流し読みw
ラストも他に思いつかなかったのかなー感でw
アンリミテッドだからまっいいか
禍家 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:禍家 (光文社文庫)より
4334742815
No.28:
(2pt)

期待が大きすぎたかも

最近ホラー小説にハマって雑誌でオススメしていたものを手当たり次第に読んでいます。
この話もそのうちの一冊です。
正直な感想は子供向けのライトなホラーシリーズの一つといった印象です。
同じ子供の視点であれば電気人間の虞の方が緊迫感がありました。
同じ家の恐怖なら、ほねがらみの中のエピソードの方が怖かったです。
期待しすぎてしまったせいか、残念な印象です。
禍家 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:禍家 (光文社文庫)より
4334742815
No.27:
(2pt)

中学入学前の子どもの

取るような思考と行動ではない。会話文もなんか読み物っぽいし、説明くさい。
なんか伏線っぽい、近所の殺人事件みたいな話もあるが、特に本筋には関係ない。しかも、オチはホラー+人間。いまいちでした。
禍家 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:禍家 (光文社文庫)より
4334742815
No.26:
(3pt)

まぁ面白かった!

まぁ面白かった!
禍家 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:禍家 (光文社文庫)より
4334742815
No.25:
(2pt)

ダラダラ感は否めない

怪異が立て続けに起こりますが、
やたら主人公の少年の心情や怖がっている様に描写を割いているせいか、
その怪異の状況がややダラダラと感じてしまいます。

怪異が立て続けに起こるという、本来は怖い場面なのに
何度も何度も少年が怖がっている描写ばかりが続くので
(怖がってるのはもうわかったから・・・)と辟易してしまいました。

ホラーではお馴染みの不吉なことが起こりそうな感じで締められていますので
読後感はスッキリとはいきませんでしたが
あの描写はここに繋がるのか。とミステリー方面では楽しめました。
禍家 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:禍家 (光文社文庫)より
4334742815



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