■スポンサードリンク
スラッシャー 廃園の殺人
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
スラッシャー 廃園の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.77pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
講談社文庫版を加筆修正した作品とのことですが、正直読んだのが10年以上前で記憶もあやふやなので、どの程度の加筆や修正があるかはわかりません。 タイトル通りにスラッシャー映画(次々に登場人物が殺されていくのが見せ場なタイプのホラー映画)オマージュな作品なので、そういう映画が好きな私のような読者は楽しめると思います。 もちろん、ホラーミステリ路線を得意とする作者だけに、残虐趣味だけでなくミステリ要素もしっかりあります。 以下、少しネタバレあり こういう映画の常でもありますが、犯人当て部分は登場人物が限られていて、さらに減っていくので予想の範囲内でそこまで驚きはありません。 ただ途中で起きた不可解な出来事などのトリックが明かされる部分は驚きでした。登場人物のちょっと気になる行動(そこで読むのやめたら、単に小説が下手だと思われそうな部分もある)も、きっちり伏線でしたしね。 メタ的な要素を持つホラー映画のロケハン、という設定を生かした楽しいスラッシャー・ミステリ小説でした。 ラストは、ホラー映画を見ていてこれだったら、ちょっと腹が立つだろうなという小説ならではのもの。 ただ、もう一人のキャラのことも含めて、スラッシャーよりもトーチャー・ポルノ(この辺の境界は曖昧ですが)を求めていると、ちょっと不満が残るかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつもの三津田さんの描く恐怖とは違う、もっとストレートな恐怖。 それがまた新鮮で楽しめました。 でも、ちょっと、自分にはシゲキが強すぎたみたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者自らダリオアルジェントに捧げたと語る閉ざされた廃園内で映画撮影をするため入り込んだ男女が謎の殺人鬼に次々と惨殺されていくというもので、イタリアンジャーロというよりは80年代の典型的スプラッターホラーに犯人当ての要素を盛り込んだような作品。 もともと目指したアルジェントのミステリーや13金のように、本作の真犯人は最初からバレバレである。思わせぶりに振っておいて、ラストでもそのまま予想した通りの人物が犯人として登場する。が、これはストーリーが下手くそなのではなく、確信犯的にそういうことにしてあるので、犯人が予想通りということで本作の評価が下がるようなことは全くない。 本作の最大の売りは真犯人が分った後に判明する、最初から最後まで読んでの違和感の正体が判明する瞬間。犯人が○○だったというのは綾辻氏の短編なので先例はあるが、その趣向をより映画撮影というファクターを通して構造的な仕掛けにまで昇華させており、B級臭い中にも、アイデアが光る一編である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他の三津田信三作品とは一線を引くが、かなりの傑作。 次のページをめくる手が震えてしまいます。(←冗談抜きで!) 「怖いのが読みたい!」という人にはおすすめ出来ますが、 逆に癒し系やほのぼの系等を求めている方にはお薦め出来ませんかね。 まあ、そんな人がこの題名の小説を買うとは思えませんが・・・。 B級映画ファンが思わずニヤリとしてしまう小ネタも充実してます。 先にも書きましたが、これまでの刀城言耶や死相学探偵ファンには、 少し経路の違う作品に戸惑われるかもしれません。 小説ファンより映画ファンの方が喜ぶと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映像作品(作中作)を利用した叙述トリックが用いられたミステリ として、××××所収の某短編や○○○の系譜に連なる本作。 著者らしい、計算された構成と丁寧な伏線には感心させられますが、 いかんせん真相にインパクトがなく、メジャー作にはなり得ないという のが残念なところ。 スプラッタ場面の描写もいたって薄味で、ホラー・ プロパーな読者は、食い足りないかもしれません。 とはいえ、そうしたB級感が個人的にはツボで、手軽に 読むペイパーバックとしては、十分娯しめた一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映像作品(作中作)を利用した叙述トリックが用いられたミステリ として、××××所収の某短編や○○○の系譜に連なる本作。 著者らしい、計算された構成と丁寧な伏線には感心させられますが、 いかんせん真相にインパクトがなく、メジャー作にはなり得ないという のが残念なところ。 スプラッタ場面の描写もいたって薄味で、ホラー・ プロパーな読者は、食い足りないかもしれません。 とはいえ、そうしたB級感が個人的にはツボで、手軽に 読むペイパーバックとしては、十分娯しめた一冊でした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!