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(短編集)
よもつひらさか
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よもつひらさかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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ミステリー作家である今邑彩が、‘93~‘98年に書いた作品集です。 ①「見知らぬあなた」・・・・謎のペンフレンドの凶行を描く、よく出来たサイコ・ミステリー。 ②「ささやく鏡」・・・・未来を映す鏡にまつわる、れっきとしたホラー。 ③「茉莉花」・・・・女性作家の過去を暴くミステリー。恐怖感は皆無。 ④「時を重ねて」・・・・探偵もの+ファンタジー。まあ楽しめる。 ⑤「ハーフ・アンド・ハーフ」・・・・ある偽装結婚の顛末。途中でオチが見え見え。 ⑥「双頭の影」・・・・天井に浮かぶ染みの謎。推理より、因縁の不気味さに味あり。 ⑦「家に着くまで」・・・・タクシーの客と運転手による推理。二転三転が、ちょっと面白い。 ⑧「夢の中へ」・・・・暗澹たる思春期小説。苦い後味が魅力。 ⑨「穴二つ」・・・・ネットストーカー物。今となっては陳腐で、オチも読める。 ⑩「遠い窓」・・・・親の心子知らずな、黒いミステリー。作者の悪意に思わずニヤニヤしちゃう。 ⑪「生まれ変わり」・・・・パラノイア物? 倒錯したハッピーエンドに、これもニヤニヤ。 ⑫「よもつひらさか」・・・・堂々たるホラー。『お前、食べなかっただろ』のセリフに背筋ゾクゾク。 以上の12篇です。 カバーには「ホラー短編集」とあるのに、ホラー(超自然的恐怖)の作品は、わずか2つ。 ホラーを期待した者としては、騙された感が否めません。 けれど好みは別として、全体的に完成度は高いです。 特に、大トリが傑作ホラーだったので、読後には満足感がありました。 | ||||
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人は、ふと考えてしまいます。死の世界のあるナシを。まずは、読ませていただいたら、見えてくるかもしれません。 | ||||
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面白かったです。とくに題名になっている、「よもつひらさか」は、とても面白かったです。 | ||||
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状態は良好でした。 | ||||
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大好きな作家さんもう読めなくて残念です | ||||
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小松左京氏の短編ホラー小説はどれも名作ぞろいですが、今邑氏の短編ホラー小説は、出来、不出来の差が激しいと思います。自分は表題作「よもつひらさか」が出色の出来で、名作だと思います。この短編を読むためだけに、この本を買ったようなものです。是非、kindle版でも出してほしいです。 | ||||
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最初の作品に違和感を覚えました。結末は、この作家さんの作品を読んでいれば、予想は出来たと思います。短編集ということで、いろんな作品が楽しめました。 | ||||
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「よもつひらさか」とは黄泉の国と現世をつなぐ坂のことで、この短編集の最後に収められた作品です。 ホラー小説家として名高い今邑彩さんですが、ミステリーとしての要素も十分ある上、短編ながら、どろどろとした愛憎とともにキャラクターもしっかりと描かれています。 短編集というものは、長編と違ってグイグイと作品世界に入るという感覚が薄く、途中で中だるみすることが多いものですが、この短編集は作品毎にしっかり読み応えがあります。 トリックが途中で分かってしまう作品もいくつかありましたが、多くはその結末に驚き感嘆します。なにせホラーですから現実の物理法則に従う必要がないわけで、その辺がトリックの幅を一般の推理ミステリーよりもはるかに広げている要因になっています。 とはいうものの、決して超常現象のばかばかしい終わり方ではないので、この辺が作者の今邑氏の実力というところでしょう。 | ||||
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今邑彩氏の短編集では一番評価の高い作品。 いずれもミステリーではないが、プロットに捻りの効いた作品ばかりで、見事に引き込まれる。 世にも奇妙な物語とかで映像化すれば傑作エピソードになりそうなものばかりで、短編のボリュームの中に、理想的な配分でストーリーが構成されている。 短編を書く時のお手本のような出来栄えである。 | ||||
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通勤電車の中で、時間つぶしにと位に考えていました。 が、思わず ゲツ !!(゜ロ゜ノ)ノと声をあげそうになった事が何度もありました。 短編集が通勤時間にぴったりでした。 | ||||
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「時を重ねて」は、大切な人の足跡をたどるように旅する女性のせつないけど一緒の時間を過ごしているうれしさを感じることができました。 「よもつひらさか」は怖かったですね。水を飲んだのはどこだっただろうか…思わず読み返してしまいました。 | ||||
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ホラーとミステリ要素が上手く混在しています。どちらかと言うと、ホラー重視のように思われます。表題作「よもつひらさか」以外の短編も十分過ぎる程面白いです。 | ||||
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ホラー?どーせお化けが出てきてこんにちは!うらめしや〜ひゃー!!でた!閉店ガラガラ!ワオ!みたいなのだろという先入観で入った一読者ですが、ノンノンノ。全く違うよ。そんなのじゃないよ。凄い読んでいて楽しいんだもの。ページをどんどんめくりたい病におそわれる。そんな短編集今まであったかい?いーやわたしが思い出す限りこんな極上のお話集めはないのさ。ホラーというか心理ホラー小説が多々あってドキドキしちゃうんだ!ほんとだよ!当然超自然的話もあるんだけど豪雨の様に襲ってくる感じではなくて、シトシト シトシト うふふ。 | ||||
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最近小説にはまったものですが、本著者の方の本を始めて読みましたが、 短編でここまで読み応えがあるのはなかなか無いのではと思うくらい、 一つ一つの作りがしっかりしているように思いました。 すべてにおいて“創造性の豊かさ”を感じ、 読者の想像力を掻き立てる“余韻”があり、 かつ、すべての話が“まったく違う内容”となっている様に思います。 他のシリーズもぜひ読んでみたいです。 | ||||
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絵とタイトルになんとなく惹かれて買ってしまった初めての今邑さんの作品です。 一言で言うと、理想の短編集だと思います。 一編読み終わるとジワーっと心に広がる恐怖感だったり、サッと気が向いたときに読める1話ごとのボリューム、そしてハズレのない12編。 なんとなく結末の分かるものだったり、以前どこかで聞いたようなオチのお話も確かに存在しますが、いつのまにか読者に主人公の疑惑や不安を伝染させ、勢いよく終着点まで引っ張ってしまう面白さがこの本にはあると思います。 なかでも表題作「よもつひらさか」は、短編集のラストを飾るに相応しい素晴らしい作品なので、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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何個か、オチが何となくわかってしまう短編小説もありましたが、総合的には面白かったと思います♪ 「見知らぬあなた」 「穴二つ」 「遠い窓」 が私的には好きです☆ | ||||
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ホラーあり、ミステリーあり、ファンタジーありとこれ一冊で今邑彩さんの様々な作風を体験できるボリューミーな短編集になっています。中には落ちが読めていまいちゾクゾク感が味わえないものもありましたが、読後に言い知れない浮遊感のようなものが味わえる作品もありました。ハードカバーの方の帯で宮部みゆきさんが書かれていた「触れれば心が、ひやりと切れる…」という言葉には正にそんな感じだなぁと思いました。特にホラーではその切れ味は抜群で、研ぎ澄まされた最後の一文が心を一閃します。因みに『穴二つ』、『家に着くまで』は世にも奇妙な物語でドラマ化もされています。世にも〜で見られるようなホラーだったり怪奇譚だったりが好きな方にはぴったりなのではないかと思います。 | ||||
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初の作家さんで、何の予備知識も無かったのが功をそうしたのか買って正解でした。文章が読みやすくサラサラと読めます。12編ともなると、全部が全部面白いはずが無い…と思いつつ。それがどうして、面白かった!【見知らぬあなた】夫が殺された。そこから又、学生時代に文通をしていた相手からの手紙が届く。姿を現さない文通相手。ストーカーなのか?【ささやく鏡】覗き込むと未来が見える鏡。未来を見た私は、果たして幸せになれたのか。【茉莉花】単身赴任の父に会いたさゆえに、私は離魂したのか?父の手紙の謎が、最後に解き明かされる。【時を重ねて】奇跡が写し出された1枚の写真。幻想的で切ない。【ハーフ・アンド・ハーフ】契約結婚のような生活から、普通の愛情のある結婚へ踏み切りたい主人公。かなり複雑な三角関係。ブラック・テイストな結末。【双頭の影】寺の天井に出来た不気味な影。この中で一番、ホラーかも…。後を引くコワさがあります。【家に着くまで】おしゃべりなタクシー運転手に、うんざりしながらもその話に入り込んで行った結末は?【夢の中へ…】優等生から劣等性へとなってしまった少年。悪夢でしかない現実から、優等生だった頃に戻れる「夢」への危険な道。【穴二つ】ネット・ストーカー話。切ない読後感…。【遠い窓】壁に掛けられた絵の虜になった少女。夢と現実を混ぜて、自分の殻に閉じ込めてしまう少女の妄想が怖い。【生まれ変わり】少年の頃、大好きだった叔母が死んだ。その叔母の生まれ変わりの女性と出合ったことから、始まるお話。こんな勘違い男と出合ったら…コワすぎる。【よもつひらさか】〈表題作〉娘と孫に会いに行った先で、通ったなだらかな坂道。一人で上ってはいけない坂道なのに…。ファンタジー・ブラック・ストーカー・ホラー・冥界…色々盛り沢山な内容で飽きることなく読み進められます。秀作揃いの短編ミステリーなので、知人にも薦めらます。 | ||||
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サイコ・ミステリーやホラーの短編が12編。「家に着くまで」は、特番テレビドラマ「世にも奇妙な物語」で映像化された心理サスペンスドラマ。 どれもが怖い落とし話である。いずれも、短編らしいオチがきちんとあって、一つ一つが小品として完結している。大仰さが無く自然な語り口で読者を恐怖の淵へ誘う。 | ||||
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今邑彩のホラーサスペンス短編小説集 彼女も確か友人達のお奨めに従い試しに買い込んできた筈です。 彼女の作品を読むのは初めてですが、どれも非常にレベルの高い切れ味鋭い物語で、作者の発想、物語の展開に感心しました。 物語のおち、結末に必ず一捻り有り、また短編の中にそれらをしっかりと埋め込む筆者の筆の力には敬意を表したい。これからも読んでいきたい作者をまた発見した思いです。 | ||||
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