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ピース
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ピースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 81~92 5/5ページ
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という感じです。 動機についてはなんとなく予想はついたものの、あっと驚くどんでん返しに期待して読み進めたのですが、 正直「真相はAでした!…なーんてね、実はBでした!」と言われても、そこまでの描写が薄っぺら過ぎて いやもうどっちでも大差ないよ…としか思えませんでした。 あとこの犯人は、「えっ、そんなささいな理由で人殺しを!?」と思ってしまうような、常人には理解できないこだわりのある狂人タイプに分類されると思うのですが、その「こだわり」や「狂気」が上手く書けているとは言いがたく、 被害者を何年も経ってから執拗に追いかけて残忍に殺害するという犯行の執念深さと比べると、はっきり言って動機が弱すぎて説得力が無い。 とにかく、本来メインであるべき「連続バラバラ殺人事件の謎」は、全てが3分で考え付いたような適当さです。 その代わり丁寧に書いてあるのが舞台となる田舎の描写。 暗い影があって寡黙な21歳の男と、彼と関係を持って入れあげる40代女記者とか、田舎に倦んだ被害者たちとか、 人間関係が全体的にじっとり陰気な空気に彩られています。 でも若い男が採れたて野菜の数々をを料理するシーンだとか、古い民家のおじいちゃんとの交流だとか、 ベテラン刑事のいかにもな雰囲気とか、田舎の魅力もそれなりに書かれています。 特に食べ物は本当に美味しそうです。(なので☆ひとつおまけ) というわけで、事件そのものはあくまで刺身のツマ的に考えて、 田舎を舞台にした二時間サスペンス的雰囲気を楽しむのがこの本の正しい楽しみ方なのでしょう。 宣伝POPの煽りにあるような「意外な動機」やら「驚きの結末」やらに期待して読むとガッカリしますので注意。 | ||||
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動機にムリがあるすぎるかと。 ニュース映像に映り込むノー天気な彼らを批判する言葉は一時期よく聞かれましたが。ネタとして古いなぁ〜、という印象。 御巣鷹山を安易にネタとして使ってしまうのも如何なものでしょう? また、主人公(?)の青年の思わせぶりな履歴やアル中の女子大生との関係など、重要な伏線になっているかと思いきや単なる肩透かし…。 中盤「マスター」の存在が全くなくなってしまうのもいかがなものかと。終盤いきなり再登場しますが。作者さんのご都合も甚だしいのでは。 上記の主人公のキャラや、「公安」「陸軍中野学校」「洗脳」などなど各設定が何とも空々しくて脱力でした。 ただ、定年間際の刑事さんのキャラは、方言含め好きでした、ので、☆2つ。 と、いうか書店の煽りPOPなんとかならないでしょうか? まさか書店員さんマジで絶賛してるわけじゃないですよね? 最近POPに騙されまくってます。騙される自分が悪いんでしょうけど、なんかいたたまれない気分です。 | ||||
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よりひどかった。 中盤までの表現がねちっこいわりにいきなり 「あなたが犯人ですよね?」で犯人が判り、 動機もイマイチ分かりにくいし、 真犯人の手法を使った時点でこの話はミステリーではないと思う。 御巣鷹の事故を背景に使うくらいならもっと深く書いて欲しかった。 はっきり言って御巣鷹の事故をかさに着て話を大きく見せてるだけに感じてしまった。 何より大多数の登場人物が自己中心すぎて好感が持てない。 (このタイプの話に聖人君子を求めてる訳ではないが…) 正直、若い男に入れあげるマスコミの中年女が特に目障りだった。 | ||||
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書店のポップを読んで『じゃあ原因は…で…で…なのね』と思ったのだが、読んだら本当にその通りで驚いた。 さびれた田舎の描写は良かったものの、あの様な強行に至った犯人の心情への説得力がない。 問題の推理に関しては仮定でのままで終わってしまった感じで、ミステリーとしては無理がありすぎる。 | ||||
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その人の背景、環境、思考そういったものを説明する描写がとにかくくどくしつこく感じて、その度に軽い疲労を感じた。 描写が長いことには問題ないのだが、表現が繰り返しになっていたり、とにかく詰めたというようなだらだらとした雰囲気がつらかった。 そして一番気になるのはキャラクターの性格。 恐らく好感を持ってもらうキャラクターとして描かれているのかと思うのだが、煙草を車から投げ捨てたり、 他人の庭で吸い殻をポイ捨てして足で踏みつぶしたり、食用にしてはいけないカモシカ肉を食していたり、と、 細かいところで人を小さく不快にさせる点が散らばっている。それくらい、という人もいるのだろう。 だが個人的には人の家で吸い殻ポイ捨てだけは受け入れられなかった。 こういう明らかに不快にさせるキャラクター設定もなんらかの伏線なのかと思えばそうでもなく、 最後まで不快な気持ちは拭えず物語は終了してしまった。 ミスリードのための描写もわざとらしく長く、不自然だった。犯人の動機や展開は中々面白かったと思う。 ただ所々に散らばる微妙な不快感がしこりのように残るのだ。 そして犯行もそれこそチープなSFを思わせるもので残念であった。 | ||||
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描写が細くて、風景や行動が頭の中で容易に想像出来ました。 時代設定が中年向けだけど、若い人が読んでも想像しやすい。 あと特に食べ物が超おいしそう! だけど、細かすぎ&マニアック過ぎてクドいなって思える所もチラホラ。 けど飽きる事なく夢中で読みました。 「へぇ〜」から「なんと!」に変わるストーリー展開!最後は興奮しました! 掘り下げない事柄が気になる〜 動機に関しては、個人的にはなしですw後付けな所もあるし、クライマックスへのたたみかけの構成が最初の構成より雑な感じ。ちょっと残念。 クライマックス手前までは超面白かったのに、惜しいです! | ||||
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動機が最後まで?です。 腹立たしい気持ちまではまあ分かりますが、なぜそれが殺害の理由になるのかさっぱり分かりません。 そして何より肝のトリック(と呼んでいいものかどうか・・・)が、「え?その方法がありなら、どんなVIPでも暗殺し放題じゃないの?」という、ミステリというよりはSFよりのもので、この犯人がいれば日本も戦争に勝てたのになあ・・・なんて目が遠くなりました。 ラスト十数ページまでは非常に読み応えがあるだけに、最後のどんでん返しでのがっかり感は半端ありません。 悪い意味でまいった!という感じです。 小説としては読ませるので、SF小説としてなら星3つ、ミステリとしては星1といったところです。 | ||||
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書店でのあおりが面白そうだったので購入。 即日読破。 他のレビューが高得点なので、あえて厳し目に私見を。 ちょいネタバレあります。 1.年寄りが昔を懐かしんで書いてる小説、って感じ。 背景設定、登場人物設定、関係してる過去の事件、どれをとってもピンときません。 スナックの雰囲気が好きで、30年近く前の事件を知っていて、部長刑事みたいな警察官が好きな人ならいいのかも。 2.文体、会話文ともに古臭い。だからかしらないけれど、何を描写しているかわからないときがある。 好きな人は好きなんでしょうね。 でもいきなり爆死とか、最初何書いてるかわかりませんでした。 3.オチのところの理由がもうついていけない。 陸軍中野学校?MIT出身のコンピューターの天才少年、ってくらい発想が貧困に思えました。 推理作家協会賞候補になったということですが、選んだ人たちおかしくない? まあ、私にとっては「中年の哀感」ってやつがどうにも理解できなかったからかもしれませんが。 とりあえず古本屋に持っていくよりも、ごみ箱に捨てます。 | ||||
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カバーイラストの生意気な糞ガキどもがいつになったら出てくるのかと思えば・・・なるほどねぇ〜。 いやもう、脱帽です。 樋口さんは、登場人物ひとりひとりのドラマをしっかり書くので、ものすごく感情移入できるのが素晴らしい。 しかも謎のまま残している話が結構あって、それが読後に余韻となって広がります。 そしてもうひとつの樋口さんの特徴は、情景描写がリアルすぎること。 五感に訴えてくる表現力は、まるで池波正太郎さんのよう。 目をつぶれば、行ったこともない秩父の廃村の風景がありありと目に浮かんできます。 そこで採れる茄子やら葱やらが美味そうなんだ、これがまた。 表題についても、詳しくは書けませんが、色々と考えさせられます。 私もニュース番組を観ていて、同じように思ったことがありますしね・・・ 樋口さんお得意のユーモア度は低めですが、その代わり本気度は高めですので、未読の方はぜひ。 | ||||
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この本はどこの本屋さんにも置いて無く、随分探して手に入れました。 田舎のバーで働く主人公。 無愛想で、寡黙で、しかし女性の扱いは手慣れたもの。 物語の根幹に関わるので、主人公の過去について書くことは出来ませんが、樋口有介という作者の得意とする描写のお陰ですごくイメージがしやすいです。 バラバラ殺人という猟奇的な殺人が連続して発生します。 捜査が難航する中、主人公はどう事件に関わっていくのか。 洒落た会話とハードボイルドな雰囲気は作者の得意とするところ。 ミステリーとしても読み応えがありました。 | ||||
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冒頭に出てくる、人に言えない過去を持っている梢路(しょうじ)。 梢路と付き合っている麻美。 そして連続するバラバラ殺人事件を捜査する坂森刑事。 この三人の視点を中心に物語は進んでいきます。 この21歳という年齢には不釣合いな、落ち着きと達観と幸せを諦めた 梢路が犯人なのか、それとも意外な人物が犯人なのか? 梢路の過去とは? そしてなかなか見えてこない被害者達の繋がりは? 興味はどんどん深まってワクワクしながら読めました。 そして被害者達の繋がりと犯人の動機が分かったとき、それは同時にタ イトルの意味が分かる時であって、あっと言わせてくれました。 そして考えさせられました。 もう一度考えながら読み直したくなる作品です。 | ||||
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著者の作品は普通のドラマのように始まって、そのうちに誰かが死んでミステリーが展開されるパターンが多いが、この作品もそれを踏襲している。 特に著者が優れていると思うのは、人が死ぬ前の何気ないストーリーが良いことだ。そのままドラマとして展開されても面白そうなぐらい質が高い。それが途中からミステリーになって楽しみが増すのだから二重に得した感じ。 殺害動機や犯人に関するどんでん返しなどうまいなあと思う。タイトルの意味がわかったときには、もう、参った!という感じ。 | ||||
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