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ピース
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ピースの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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全体的に無駄なエピソードが多すぎる。 ある人物を犯人のように進む物語ではあるが、物語中盤から終盤にかけて犯人が確定してからは物事を詰め込み過ぎで中途半端になり終りまで誤魔化すような形になり中途半端な感じがする。 真相は読者の判断に任せますみたいな終り方の小説もありだとは思うのだが、この作品に関してはなんか蟠りがのこるに思う。 | ||||
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日本推理作家協会賞の長編部門にノミネートされていたり、粗筋だけ読むと凝ったプロットの貫井徳郎が書きそうな重厚なミステリーのように思えるのだが、実際読むと、これがビックリ!のとんでもないバカミステリーだったのだ!否、もはやこれはミステリーでさえないように思える。 しかしこの連続殺人の動機のバカバカしさは、逆に爽快ですらある。こうきたかーというよりこれでいいのか!とある意味、ミステリー史上に残る動機である・・・。 ラストの事件の真相もリアリティ皆無でほとんどSF小説の域に達している。 いろいろとサブストーリーや伏線が盛り込まれているが、殆どほったらかしなのも豪快だ。 森田芳光が宮部みゆきの原作を滅茶苦茶にして構成した映画版の「模倣犯」のような、上滑りの批判性と薄気味悪さのあの鑑賞後感に非常によく似た印象だ。 何でこれが日本推理作家協会賞の長編部門にノミネートされたのか全く理解できないが、じゃあつまらないのかと言われると、酷さが妙に癖になり、一気に読めてしまう困った作品だ。 一気読みして何とも言えない脱力の読後感を味わえるのが本作の魅力だ。 | ||||
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出張に行くのに手ごろな本ということで、職場に転がっていた本書を取りました 帯は無かったですが、カバーはついていて、絵から「ああ青春ミステリーなのかな」 と思って読み始めました。 樋口有介さんの小説は初めてです、文章は名文とはいえませんが、流れは スムーズです。新幹線の車中で消費されるべくキオスクの片隅で売っている ミステリーの分野の本と比べたらいい方だと思います。 数時間で読み終えて、更にプロットを確かめるため、ぱらぱら読み返しをしましたから (もちろん暇だったというのもありますが)そう悪くはないと思います もちろん 不十分なところは多いです キャラクターに魅力が不足し人物に深みが無いこと、プロットが中途半端であること せっかくの秩父を生かしきっていないのも残念 特に最後のところは、作者のアイデア?それとも出版社の入れ知恵?って思うほど 不自然なまとめです とても最後まで読めないというレビューも 多くて驚きましたが もともとこの小説のターゲットで無い人をミスリードした 帯をはじめとした売り方 に一番の罪があったのだと思います | ||||
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(ネタばれ)梢路がなぜ母親を殺したのか。動機が最後まで分かりませんでした。こちらの方ががずっと気になる!梢路は物語の中心にいるようで、最後は隅に追いやられ、やっつけで物語が終わった感じで、消化不良感が残りました。地方独特の人間関係や生々しい人間描写はまあまあ面白かったです、一気に最後まで読みましたが、なんだかなぁ。。。 | ||||
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本屋の平積みポップが派手でしたが、反ってわざとらしく感じ、全く期待していませんでした。 なんとなく、関わる人とその人のエピソードがちょっと不自然で、登場人物像というものが伝わりにくいというところはありましたが、ストーリー自体は若干ムリ感があっても、うまく出来ている感じ。 このプロットをもう少し上手く肉付けすることが出来たら、とってもいい本になったかもしれないのが、ちょっと残念。 文章力云々では無く、ちょっと想像力とういか創造力というか、そういうのに欠ける感じにスッキリ感を削がれたのが残念。 | ||||
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大オチの一つ手前で終わればよかった。 ははあ、なるほど、とカタルシスを得られた。 その後にまたまた大どんでん返しを図っていたのが、もうメンドクサカった。 社会に対する提言もあるし、情景描写には優れた点がある。 林業で栄え、いまや寒村となった舞台が、鮮やかに描かれていた。 でもさあ、酔っ払い女子学生、何なの? | ||||
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青梅を舞台にしたミステリー。 この時代にそんな土地があんの? ってそりゃあるんだろうけども、、、。 ミステリーとしてはうむむむ、、、。 | ||||
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本作は一時期、文庫コーナーでやたらと平積みされていた。書店員のポップも こぞって絶賛口調で、樋口有介フェアでも催しているのか、と錯覚してしまうほどだった。 そんな誇大宣伝の反動だろう、ここ数ヶ月のレビューはおしなべて厳しい。 「裏切られた」「買って損した」など、辛口のコメントがたびたび目につく。 しかし当方はそれなりに満足できた。というより、いい意味で裏切られた。 表紙のイラストがおちゃらけているため、いわゆる『バカミス』だと思っていたのだ。 だが、読みはじめてすぐに気づいた。本作がきわめて『まとも』なミステリであることに。 確かに、未回収のままの伏線があることや、整合性のないミスリードには不満をおぼえた。 登場人物の言動に納得のいかない場面もいくつかあった。それでも★三つくらいは 評価していいと思う。なにより『ピース』というタイトルにした理由がわかったとき、 「なるほどね、そういうことだったのか」と一角のカタルシスが得られたのがよかった。 | ||||
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書店で、新聞広告で『イチオシ』されていたのも見ましたが なにせ、天邪鬼なもので…買わず その『書店店員おススメ』で話題になってるのに、Amazonにて酷評されていて 逆に興味をそそられて購入(そういうモノ好きもいるんですよ) 確かに???って思うところはたくさんありますね 星1つってのはあんまりかな?(これはオススメ書店さんの星の数でしょう) 結構いろんなことに精通してないと書けないというか まぁちょっと散らばりすぎた話で拾うの忘れちゃったって終わり方ですが ただ、酒豪の女子大生って設定が最後まで意図が分からず…不自然な感じ ラストにはっきり(こうだった)っていうものは必要ないにしても 読み終わった後の“感じる何か”が欲しいわけで、 なんかそれがなかったかなぁ ちょっとスッキリしないです あと、タバコ大嫌いな私は、やたらと多いタバコのシーンに辟易 これだけ多いと著者は、小説の中くらい自由に吸わせたいという愛煙家なのかしらとか 思ってしまいます マナーも悪いんですよ、、登場人物の喫煙マナー だから心底うんざりしちゃいます それだけ描写がうまいってことでしょうけど、とにかく多すぎる でもこの著者の他の作品をもう1冊くらい読んでみようかなって気にはなりましたよ Mですねぇ | ||||
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新聞の書評にのせられて購入。 本の扉を開く前にレビューを先読みして、酷評が多いのにびっくり。 恐るおそる読み始めましたが、 あれ、結構おもしろいじゃん、なんで評判悪いの? となりました。 ところが最後の最後に来て、ああ、これじゃ、ミステリファンは消化不良を起こすかもね、と納得しました。 売れっ子のエンタメ作家の中には、文体もへったくれもなく、ただもうストーリーを追うためにだけの文章を書いている人がいますが、 樋口氏は違います。 文章に立体感がありますよね。おそらく頭の中に映像が浮かんで、それを細かに描写していくという書き方をなさっておられるのではと想像しました。 これだけ描写が細かいと、普通べたーっとなってしまうのですが、ちゃんと奥行きがある。読み手も文章を通じて映像が浮かんできます。 人物造形もそれぞれに程よく魅力的。ディティールにも細やかに気を配り、料理の描写などお腹が鳴ります。 樋口ファンは、こういうところがお好きなのではないでしょうか。 ところが作家のこの文章と、物語の中の犯行の動機や実行の経緯に、いささか乖離がある。 動機など全く説得力がなく、これが原因でこんな連続バラバラ殺人を時を隔てて起こすなんて、犯人は偏執的でしかも幼稚な道徳観を持ち、人格も恐ろしく未熟であるはずなのに、そうでもないんだよね。これから読む人のために詳しく書けないのが苦しいところ。 なにより、万能ともいえるほど人を操るのに長けた人が犯人だったら、もうこれはモンスターで、そんな人物が真犯人なら、どんな辻褄だって合わせられちゃう。 こんなのないよって、最後に来てミステリファンが思うのも無理ないと思う。 私はあまり熱心なミステリの読み手ではないのですが、ミステリファンというのは、最後にすべてが見事に辻褄が合って、そこにカタルシスを感じるのかなぁ。そうだとしたら、村上春樹なんか読んだらものすごい消化不良を起こすだろうね。いろんな伏線や謎がそのままで終わっちゃうんだもの。 長い物語の途中はそれなりに楽しめたので、星三つ。 | ||||
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夜中に読んでいたのだが、表紙の意味がわかったときはたしかに怖かった。 ここに収束する瞬間はかなりのインパクトがあった。 だが、ほかの人も指摘するように、その後は賛成しかねる。 奇妙な味を狙ったのだろうけど、これはちょっと・・・ ほかの方も指摘されていたが、本当に罪があるのは帯だと思う。 この作品のテーマは「意外な犯人、ラストのどんでん返し、もう参った」では全然ない。 解説で述べられているように、作品の楽しみは登場人物の人生の描写の中にあるのだろう。 登場人物の生き方やモノローグに共感するところがあれば、それなりに楽しめるのではないか。 共感できなければ、たぶんただの後味の悪い小説で終わると思う。 | ||||
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たまに立ち寄る本屋で「読み終わった後に思わず表紙をもう一度見直したくなる」とあり、 気になっていた本を古本屋でゲット。 半分かじりかけていた「心理学的にありえない」「メタルギアソリッド」を中断し、 早速カバン教室の帰り〜家で読了。 むむむ‥ 面白くない、ことはない。 でも、樋口有介の「枯れ葉色ララバイ」などを半分期待していたので、 若干登場人物の低体温に、戸惑い気味。 感触としては吉田修一の文体と、宮部みゆきの「誰か」を読んだ後の後味の悪さを思い出す。 ただ、結論からすると読み終わってまじまじと、表紙を見てぞっとしたのは確か。 後味の悪さを味わいたいなら、おススメです。 | ||||
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ミステリアスな青年を中心に物語が展開するのかと思ったけど、結局、伏線っぽい事象と登場人物がイロイロと散らばって消化不良で終わったという感じですね。現場の描写など、細かで読み手は引き込まれる感じでよかった分、結末が残念でした。トリックや事件の核心に関する部分もマインドコントロール的な一言で片付けてしまい、あれだけ引っ張ってきた物語は何だったのか?これでは何でもありではないかと思ってしまいます。ちなみに、題名と表紙のイラストが購入当初から気になっていましたが、事件の本質がわかった時、なるほど!と思ってしまいました。まぁバスの中で暇つぶしに読む分には、十分楽しめました。個人的な満足度は、100点満点中66点ってところですか。(^-^) | ||||
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他のレビューにあるとおり犯人があばかれる場面は、え?という感じでしたが 一風変わったミステリーとして面白く読めました。 特に、個性的な登場人物、舞台となる田舎のスナックや山奥の集落の 描写が魅力的ですね。惹きこまれて一気に読了です。 | ||||
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「このミス」や朝日新聞書評などで取り上げられていた本です。 読後感は「新聞連載で途中からネタが尽きて苦しくなってしまった」パターンかな、と。書き下ろしですが。 それくらい、終盤に明らかにされる殺人の動機が脆弱と言うか、動機があったのかどうかさえわかりにくいです。 あと、この物語では一見主人公とも思える二十歳そこそこのバーテンダーがいるのですが(寡黙で、いろんな過去を背負っていて、若いのにセックスが上手くて、人生を見透かしたようでいて、ミステリアス)、彼にここまで焦点を当てた理由が、最後まで読むとわからなくなってしまうんです。そのあたりも「新聞小説の失敗作」のような感じがしました。もう一回読んだらわかるのかな。そうとも思えないなあ。 それでも三つ星をつけたのは、過疎地域における人間関係は丁寧だなと感じたため。 とおもったら著者の樋口さんは群馬の前橋出身なんですね。 前橋は田舎じゃないけれど、それだと秩父あたりのメンタルに共感も持てるのも納得です。 ミステリーとしてはイマイチ。忙しい人にはちょっとオススメできません。 | ||||
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秩父を舞台に発生した連続殺人事件に定年前の平刑事が挑む・・・といった感じで少し刑事コロンボを思わせる設定ですが、正直言ってこの刑事にコロンボ的な活躍は期待できません。樋口作品の特徴かつ醍醐味である軽妙な会話もほとんど出てこず、この刑事の秩父方言による同じような台詞ばかりが目につきます。なんとも中途半端な存在ですね。この物語の真の主役は別にいると言った方がよいでしょう。しかしその真の主役の活動とその経緯があまり記述されていないために消化不良な読後感となってしまいました。また、秩父と言う土地柄がどのような所かはわかりませんが、あまりにも「田舎の悪い面」を強調しすぎていて、読んでいて気分が悪くなってしまいました。やはり樋口作品はからっとした地方都市が一番相性が良い気がします。 つまらないという程ではないのですが、読書好きな方が「読書を楽しむ」時間をあえて浪費するほどではない作品です。出張の際に新幹線やホテルで読む分には最適でしょう。最近、書店などで本作品のPOPをよく見かけます。また、本のカバーにも某書店員の推薦文の帯がかけられていますが、本当にこの本を読んでの推薦なのでしょうか。この作品のみで樋口氏が評価されてしまうのは残念です。樋口作品には読書として楽しめるミステリーがこの作品の他に多くあります(柚木草平シリーズなど)。ミステリー好きな方にはぜひそちらのほうもチェックしてみてもらいたいです。 | ||||
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