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天使の囀り
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天使の囀りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全327件 161~180 9/17ページ
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貴志さんは、いろいろなジャンルに長けた人だと思いました。「黒い家」=サイコパス&生命保険。 「13番目の人格」=解離性同一性障害&生霊 (肉体は滅んでも、由あってたぶん死んではいないので)。 そして、この「天使の囀り」はコンプレックス&タナトス願望&目黒の博物館、またはフジタ博士。 お肉を半生で食べるのは、いけないなぁ、たとえ課せられてもやっぱり、断るべきですよ。 実際、宿主の脳をコントロールする「連中」がいるのは有名ですよね。終宿主にたどりつくために、 操るんです。(それにしても、この物語の終宿主の最期がものすごい。) でも、実際、こんなふうにしちゃう「連中」がいるんですよね。そのテの生物の本か、ある種の病気の本を読むと 実例があります。 生理的にゾゾゾーッ、でも妙に読みかえしたくなる本です。 人間の原始的な恐怖をそそってくれます。 アニマル・プラネットのあのシリーズをお好きな方にはお奨めです。「私を蝕まれたら」たまりませんっ。 ウィルスや細菌よりイヤなのは、目に見えるサイズと、あの形状・・・っ。ゾゾゾーッ | ||||
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彼の作品は殆ど読んでますが、本作は個人的に彼のベスト3に入るくらいの傑作です。 ホラーとしては気色悪い系に入ります。 ま、小説のあらすじというか解説なんかは見ないでどっぷりと世界にはまってください。 | ||||
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たまたま本屋さんで、角川ホラー文庫の棚のコーナーを通った時、なんとなく 角川ホラー文庫が読みたくなったので、その場で購入しました。 すでに映画化されている作品には興味がなかったので、 それ以外の作品で・・・・と見ていると、まず「天使の囀り」という、 タイトルに「おや?」と思い手に取って表紙を見てみると、とても意味深な デザインが気になり、カバー裏のあらずしを読んで「面白そう!」と思いました。 てっきりホラー映画の「ブレアウィッチ・プロジェクト」的な物語かと、思いきや いい意味で見事に裏切られました。ヽ(・∀・)ノ ジャンルとしては、「パラサイト・イヴ」と同じ「バイオ・ホラー」になると思いますが、 「天使の囀り」は早苗たちの物語(科学)と、ギリシャ神話の神々の物語(非科学)が リンクしている所が独特ですね。 どうして映画化されなかったのかはとっても納得です《゚Д゚》 まさかここまでのグロイ要素があるとは思っても みませんでした。まず「天使」の正体が、もうグロ系が苦手な人には とても耐えられない恐怖でしょう。 もしこの作品を「肉体変異がテーマ」を描かせたら右に出るものはいない デヴィッド・クローネンンバーグ監督が映画化したら まさに阿鼻叫喚地獄でしょう・・・。\(◎o◎)/! 物語のラスト付近で危機に陥った早苗は、かつて依田の言っていた液体窒素の説明が 「天啓のように頭の中で声が聞こえた」と言っているもの独特ですね。 話の内容は「科学」なのに、早苗はそれを天啓(神のお告げ)と感じている 所がとても意味深です。 最後まで読んでみて、依田はもう一つの「天啓」を残したように思いました。 この「君にもいずれわかる」は、作者がわざわざ点をうって強調している 所から観ても、別の意味が他に有るんじゃないかと思いました。 依田は早苗に、託したんじゃないかと。 (あの時早苗を救った「天啓」は、かつての自分自身の言葉ですし) ラストの早苗の下した「答え」と「決意」がそれを物語ります。 早苗の「決断」が正しいかどうかは意見が分かれると思いますね。 かなり難しい問題ですから・・・・。自分の個人的な意見では賛成ですね。 完全無欠の「神」の「救済」ではなく、不完全な「人間」の「救済」は どうしても「完全な救済」とはいかないのが、悲しきかなこれが現実。 早苗の覚悟に涙します・・・。(T ^ T) いろいろと考えされられる、読み応えのあるとても面白い作品だと思います。 | ||||
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ホラーってオカルトでしょ?そういうの興味ないわ。。。という方におすすめ! 次々と人が何かに取り憑かれたかのように狂っていく様は、カルトホラーに近いが実際は違います。 ネタが現実的でもあり、細かな説明もなされているので信憑性があります。 「もしかしたら現実でも・・・」と思ってしまったとき背筋にゾクッと走るものがあるでしょう。 そしてなにより私が推したいのは作者様の気持ちの悪い描写。これは一読の価値有り(笑) オカルト的なものでは白々しく感じてしまいホラーを敬遠していた方も、ホラーを存分に楽しめると思います。 | ||||
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「新世界より」「クリムゾンの迷宮」「黒い家」に続いて四昨目に読んだのがこの作品。(黒い家は現実に起こりうる話であるが)貴志作品の「現実ではちょっとあり得ない、しかしありうるかもしれない」と思わせる話の運び、圧倒的な知識量、それらを苦痛無く読ませる技量…本当にどれだけの取材を重ねればこれほどの作品がかけるのか…。 今昨は登場人物一人一人にきっちりと設定が作り込まれている分、そのリアリティははかり知れません。 万人受けする作品ではないと思いますが、ホラー好きは読んで間違いありません! | ||||
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瀬名秀明氏のパラサイトイヴを読んで、そのレビューでこの作品が出ていたので読んでみました。読んだ後に少しネットで調べてみると、実際にトキソプラズマ症というのがあり、この小説で出てくるようなことは現実にも起こりそうです。ただ、寄生虫がホストの DNA を変異させ、すぐに表現型が変わるというのには強引な印象を受けました。 パラサイトイブの時も思いましたが、テーマはとても面白いのに、小説としての盛り上がりに欠けるような印象が拭えません。いまいち主人公に感情移入できなかったからかもしれません。最後のエピソードも、無理にそこに繋げたように思えてしまいました。他の方も書かれていましたが、ニートの青年のエピソードは好きです。似たテーマのものとして、「アンドロメダ病原体」は傑作だと思いましたが、そこまでは迫れていないように思います。展開としては、映画にもなった「レリック」の続編である「地底大戦」とも若干似ている気がしました。こちらは、アマゾンのレビューだと人気がないようですが。 昆虫や寄生虫などの写真が苦手な方は気持ち悪いと感じられると思いますが、この小説で出てくるのは、物が腐っている様子が気持ち悪い、というようなある意味「自然なグロさ」であり、私はそこにホラー要素は感じませんでした。 | ||||
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つくづく貴志祐介は凄い作家だと思う。 その才能と内容のグロテスクさに吐き気がした。もちろん褒め言葉だ。 緻密に計算された構成・高質な文章・細やかな描写、そして深い知識。 その全てを総動員させて読者を恐怖の底へ落とし込む。 ありきたりな恐怖ではない。何かを壊されるような眩暈がするような恐怖だ。再読はしたくない。いや、できない。 | ||||
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面白かったです。文中文に出てくる、民族語の翻訳が、なんかドグラマグラを彷彿しました。グロさも、嫌じゃなかった。 | ||||
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作者の作品は「黒い家」「悪の教典」に続き3作目です。 エグい描写があって文章だけで良かったと心から思いました。 映像化されたら絶対に見たくありません(笑) この作家さんのプロットはとてもしっかりしているのですが、 ベルトコンベアの上を自動的に移動して物語の終盤を迎えるというのが特徴的です。 とてもあっけないと申しますか。 映像は綺麗にはなったが一本道で面白みがなくなってしまった 昨今のロールプレイングゲームのような印象です。 ですので、読み進めているうちにページの割合ごとにどういう展開が繰り広げられるかが なんとなく予想できてしまうんですよね。 | ||||
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独特の世界観が引き込まれます。 まさに貴志さんの作品という感じ、彼のテイストが好きな方にはおすすめです | ||||
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っgっっっtっgtghっっっっっっっっgっっっっっっっっっっh | ||||
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ミステリー小説というよりは、やっぱりホラー小説になるのかなと思います。昔の「怪奇大作戦」みたいな話です。 アマゾンの探検から帰ってきた恋人が不審な自殺をしたことに疑いを感じた女医の北島早苗は、アマゾン探検の同行者の異変が起きていることを突き止める。そればかりでなく、探検隊と関係ない若い人たちが次々と謎の自殺を遂げていく... これ以上はネタバレになるので言えませんが、不可解な自殺をある特殊な生物学によって見事に説明します。まあ、気持ちわるいことこの上ないです。映画化したらホラー好きにはうけるでしょう。 よくできた小説と言えるでしょうが、トリックというかネタが普通にほいほいと明かされるので、読んでいて単調さを感じてしまいました。最後の山荘の場面は盛り上がりましたが、それ以外は怖いのですが、もうちょっと話にグイグイ引き込まれるような強さが欲しかったです。 | ||||
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とてもおもしろかったのですがこの本を読んだ後はしばらく乳製品が飲めなくなりました | ||||
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レビューが高かったので、期待して読み始めました。 まず、のっけから話に入り込めない! しかも、虫が大嫌いな自分には読んでてグロいどころではなかった…。 嫌悪感が先にたって、結局途中でギブアップでした。 サスペンス、ミステリー好きですが、これはダメだ…。人物の心理描写がしっかりしている作品が好みなので。 何かテーマも広がりすぎて、何も残らない感じ。 酷評すみません。 | ||||
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長い間読むのをためらっていましたが怖いもの見たさでやっぱり買ってしまいました。 「虫が気持ち悪い」「セミナーハウスが怖い」という 皆さんのレビューを読んだ後に覚悟して挑んだので 予備知識があったせいか、想像以上に怖いということはありませんでした。 でも、たしかにセミナーハウスはドキドキでした。 個人的に一番気持ち悪かったのは蜘蛛のシーンでした。 この「蜘蛛」という単語も、よくレビューで出てきていたので、 きっとウジャウジャ出てくるんだろうな とは思っていたのですが、蜘蛛をああするとは思っていなかったので そのシーンを想像してしまい、本気で気持ち悪かったです。 存分にゾクゾクしたい方は、レビューをあまり読まず、 怖いのは苦手だけど、頑張って読んでみたい方は 私のように皆様のレビューを一通り読んで こういう感じの話かな?となんとなく分かってから読まれたらいいかと思います。 ずっと気持ち悪く終わるのかと思ったらラストは意外にホロリときてしまいました。 非常に面白かったです。 | ||||
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ホラーというよりミステリーかな。かなり専門的な知識が出て、丁寧に説明があるのでありがたい。 私はこの本を2015年に読みました。この本が書かれたのは2000年らしいです。 文中に出てくるインターネットは、今の常時接続とは少し違うので注意。 素晴らしいが、「クリムゾンの迷宮」には及ばず。 | ||||
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貴志作品に魅了された読者を裏切らない傑作です。ストーリー展開や人物描写も丁寧で、文体も読み易く、作家として一流の書き手だと感心させられます。主人公の早苗が、高梨と依田に短時間の間に心を奪われていく様子には違和感を持ちますが、異常な時間帯を過ごしている中には、そういうこともあるのかも知れません。早苗がホスピスに勤務しているという設定も、ラストでなるほどなと感心させられます。でも、最後の行動には読者としては賛否両論があろうかと思います。エンターテイメントとしては、十分面白い小説です。 | ||||
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怖くて哀しくて、気持ち悪くてたまらないのに繰り返し読むことがやめられない。今まで読んできた本の中でも怖さはダントツなのに読後の何とも言えない気持ちが忘れられなくてまた読んでしまう。読まなきゃよかった。でも読んでよかった。 | ||||
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この本で驚くことは、この本の中に出てくる『線虫』と『サル』の生物学上の詳しい解説がしっかりと載っているのに自然と読める事と、日本の『厚生省』の問題点まで指摘しているところです。 筆者の知識の幅広さに驚きます。 | ||||
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登場人物がサルや線虫や神話について長々と説明してくれますが、面白いのはそこだけです。 ストーリーにこれといった捻りはありません。かなり早い段階でまともな読者なら真相は想像できますし、その後のオチに捻りもありません。 失われたアマゾンの古代文明、もう一人の主人公の結末…えっ?そんだけで終わり?って感じです。拡げた風呂敷をまとめきれなかったのでしょうか。 蘊蓄だけ面白かったので★2です。 | ||||
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