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天使の囀り
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天使の囀りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全327件 181~200 10/17ページ
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ミステリーとか人間の狂気とか、ちょっとグロい描写とか嫌いじゃないんですが、これは強烈でした。 本を読んで初めて「うわ!」って叫びました。それくらい強烈ですが、ページから目が離せません。 途中で「もうイヤだ」って思っても、怖いもの見たさでついページをめくってしまいます。 この本に興味を持っている方はそれなりに覚悟して読んでほしいと思います。 私はこの本を読んでから、他の本を読んでも「ふーん」程度の印象しか持てなくなりました。 | ||||
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貴志祐介の、おそらく最高傑作。 この作者は虫や動物をモチーフとして使うことが多い。 本作ならばウアカリがそうだ。 また「新世界より」ではハダカデバネズミ、「雀蜂」ではそのままスズメバチが登場する。 ウアカリもハダカデバネズミも日本ではあまりメジャーな動物ではないが、その特異な外貌(はっきり言えばキモイ) で有名であり、動物図鑑で見た子供に多くのトラウマを植えつけた動物たちである。 そのキモい動物が媒介する、さらにおぞましい病気。 寄生虫への恐怖と嫌悪感。ならに発症した症状の気持ち悪さ、不気味さ。 なのにどこか美しい。 ページを持つ手から、ぞわぞわと菌が伝染ってきそうで、途中は本を持つのも嫌だった。 読者にそこまで思わせる筆力はすさまじいの一言である。 気持ち悪い。なのにどこか美しく、哀切。 「黒い家」では出し切れなかった、作者本来の持ち味がここにある。傑作。 | ||||
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アニメ「新世界より」から、貴志祐介に興味を抱き、この本を手に取ってみた次第です。 新世界よりのイメージもあって、私はてっきり、霊的なあるいは超自然的なホラーを期待していたのですが、どうやら然る類のホラーではありませんでした。 ですが、非常に読みやすく、引き付けられるストーリーにイッキ読みしてしまいました。 絶妙な気持ち悪さです。 | ||||
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事実は小説より奇なり...をモットーとしてるのですが、 フィクションの醍醐味だよねって思わせる作品でした。 ただ、グロいから二度と見たくない。笑 虫がどれだけ苦手かでこの作品への グロさの感想が変わる気がします。 ちなみに私はセミナーのあたりは余裕でした。 本当に虫がどれだけ大丈夫かで決定打な気がします。 | ||||
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賛否両論ある作品と思いますが。 私は 好きな作品です。 グロイのが苦手な方には おススメしませんが・・・ | ||||
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十数年前に文庫で購入していましたが、本自体が遠い実家に置いてあるために最近読めなかったこともあり、久しぶりに読んでみたくなり、購入。やはり面白い。貴志さんの作品ではこれが一番細部にまでこだわって書かれてあるような気がします。最近の作品ももちろんおもしろいのですが、これは主観的と客観的な視点で描かれているバランスがとてもいいと思います。 また読み返したいと思います。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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自分が読んだ順番から 黒い家でファンになり、イソラではまり、悪の教典でガッカリ… でもこの本で再びファンになりますた | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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シャーガス病のニュースを聞いて、本書のことを思い出した。 人々が世界中を行き来できる時代になったからこそ、南米とか一部だけに 閉じていた問題があっという間に世界中に拡散してしまう。 「日本は安全」と言える時代が終わるのかと思うとゾッとする。 日本への移民の話とかカジノの話とか色々考えてしまった。 本書では宗教やネット、先人の知恵、村社会の掟と絡めているのが面白かった。 今まで読んだホラー小説の中で一番好きである。知的好奇心を刺激された。 作者の作品は本作しか読んでいないが他も読みたいと思った。 子供のころ、車につぶされたカマキリの肢体から細長いムシが出てくるのを見たことがあって、 友達と不思議に思ったことがあったが、そういう部分に触れられていてドキっとした。 おそろしや。 | ||||
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で、辞めてしまおうかと思ったが、実際の物語に入ってからは、最後のどんでん返しまで一気に読めた。 | ||||
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レビューが多く、高評価も多かったので以前から気になっていたのですが、怖いとのレビューがありずっと読むのをためらっていました。ホラーとあるが幽霊ものではないとのレビューを見て今回読んでみることにしました。 読むのは早くなくて、何日かにまたがって数章ごとに読みました。グロテスクなところもあり、苦手な蜘蛛や虫の描写があり鳥肌が止まりませんでしたが、話の情景が頭に染み着いて離れなくて最後の方は一気に読んでしまいました。 いつもは語学書ばかりで、小説を読んだのは十年以上ぶり。結構途中で読むのを放棄してしまうことが多かったのですが、最後まで読んでしまいます。それくらい引き込まれてしまいます。正直読み終わった今は、気分がかなり沈んでいるため再度すぐに読み直したいとは思えませんが、またいつか読みたくなると思います。 是非他の方も読んでいただきたいです。 ご飯の食は細くなること必至ですが…。 | ||||
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とにかくグロかった 恐怖感よりも生理的な嫌悪感が先にきて自分はダメでした。 ストーリーも驚きよりも嫌悪感が先にきてしまって。。。 つまらなかった訳では無いですが、クリムゾンの迷宮よりは落ちるかなと。 | ||||
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ちょっと行儀が悪いのですが、食事中や入浴中によく読書をするのですが、 この作品は、食事中に読む本ではありません。 かなりグロテスクなシーンが何度か出てきますが、そのシーンがたまたま食事中で すぐに本を閉じてしまいました。 映像で見るグロイのは全然平気なのですが、活字で読むグロイのは、一番気持ち悪いと思う 内容で想像してしまうのでダメですね…。 こういう不快な思いが快感に感じてしまった時、人間はどんな行動にでるんでしょう? この疑問、解決しようと思ったら、一度読んでみてください。 | ||||
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SFやホラーは好きだが、久々で出会った読み応えのある作品だった。 この作者の調査能力やそれを娯楽作品に生かす手際は素晴らしく、よくぞここまで引き込んでくれた、という感じだが、文句なしに後世に残るような傑作かというと、その答えはまだ保留だ。 序盤はヒロインの元に恋人から送られてきた、何通かのEメールで始まる。このEメールの書き方にどうも不自然で妙な感じがあり、物語がどういう方向に進むのか、皆目分からない。 中盤でやっとこの妙な感じの原因が分かって、なるほどそういう話なのか、と腹を据えて更に読み進む。ところが内容が余りに凄まじくて、本当に気持ちが悪くなってくる。蜘蛛の話なども、ここまで書くか?と思わせられるし、神経質な人は肉が食べられなくなってしまうかもしれない。 それでも面白いことは面白いので読んでいくと、後半は一気に、スリラーサスペンス映画などにありがちな展開になり、予定調和で終了、となる。 確かに娯楽作品としてはいいのだが、もしこれでグロの苦手な人に配慮して描写を控えたら、後に何が残るのか?という疑問も残る。それでも、ここまで目に浮かぶほどの精密な描写と、虚構と現実を織り交ぜた展開は見事だ。 ただ難を言うと、ご都合主義な部分が散見されるのも事実で、細かいことだがヒロインが爪の検査でマニキュア除光液を取り出す場面などは、ちょっとイージー。普通、マニキュアは家で落ち着いてするもので、ましてや女医さんが、七つ道具ならぬマニキュアの除光液を都合よくバッグに入れている、という設定は、どうも男性ならではのザツさに思える。 作品というのは読んでいる最中、読んだ直後はもの凄く面白くても、意外とアッサリ忘れてしまうものもある。しかし、後からだんだんと、胸の中に灯された火種が次第に明るくなってくるように印象が強くなり、読者の中に確実に「何か」が残るという作品があるのは確かだ。ホラーではない、という意見があるのもその辺りのことではないかと愚考するところ。 S・キングなどが、キワモノ的な分野ながらもここまで長く愛されているのも、その「何か」を持っているからで、それは彼が苦労人であるせいではないか、と個人的には思っている。 題材の選び方や掘り下げ方、その料理の手際、構成力、表現力などは、才能の多寡はあっても、学び、訓練することは不可能ではないだろう。しかし、作家を作家たらしめているその「何か」は、もっと資質や育ってきた環境に由来するので、後から学ぶのは難しい気がする。 この作品の中でも、少々、人物像が類型的だったり、主人公の感情に読者がついて行きづらいという声があるのも、何となく理解できるのだ。作者がそのあたりで一皮むけるのは何時だろうか?と楽しみではある。 それでもかなり面白い題材なので、残る興味は、これが果たして映画化可能か?という問題だが、今の日本の映画界ではどうも期待できそうにもないのが残念。 | ||||
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丁寧な物語の展開とスピード感ある展開の絶妙な組み合わせに最後まで一気によみました。 奥にあるテーマは重厚なのに物語としては読みやすく、満足行く読書時間になりました。センチュー怖い。。 | ||||
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何とも言えない気分になります。ゾワゾワしたい人向けかな。。貴志祐介の作品群では、黒い家に続く。。悪の教典も恐いけどまた違う不気味さがある。。 | ||||
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本書では、天使が耳元で囀る音が聞こえるという説明困難な現象が発生してそれを体験した人が不幸なめにあうという不可解な出来事がモチーフになっています。この現象をどう料理するかということが本書のキモとなるのですが、本書のような作品が最近のホラーの一分野として育ってきているのかどうかホラーをあまり読まない私には不明ですが、想像したよりSF色が強いのは意外でした。これ以上はネタばれになるので、ストップ。 本書の初版は平成10年文庫化がその2年後ですが、平成25年の現時点で本書を街の書店で見かけることはまれでしょう。続々と出版される新刊の渦の中でこのように「面白いのだけれども少し前に出た書籍」を書店で偶然出会う機会はむしろ減ってしまったように思います。出版される書籍が多いことは不幸なことではないのですが、書店でのドキドキ感が薄れているように思います。ベストバイが現れると追随する2番手3番手を市場に投下するマーケティング的発想は書籍にはそぐわないと読み手の立場からは思ってしまいます。今のところアマゾンがそのモヤモヤ感を埋めてくれていますが、何か新しいソリューションが日本の企業から提案される日を待ちたいと思います。 | ||||
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以前から肉の脂身が受け付けなくなって肉食を避けていたのですが、この作品を読んでもうお肉は無理かも…と思いました。 以前はお肉が大好きだったのですが…。 作品自体はホラー好きの私にとって申し分ないほど素晴らしかったです。 40代目前にしてそろそろ食生活を変えようと思っていた私。いいきっかけになりました。 | ||||
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