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天使の囀り



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【この小説が収録されている参考書籍】
天使の囀り
天使の囀り (角川ホラー文庫)

天使の囀りの評価: 4.13/5点 レビュー 327件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全327件 181~200 10/17ページ
No.147:
(5pt)

ただただ強烈

ミステリーとか人間の狂気とか、ちょっとグロい描写とか嫌いじゃないんですが、これは強烈でした。
本を読んで初めて「うわ!」って叫びました。それくらい強烈ですが、ページから目が離せません。
途中で「もうイヤだ」って思っても、怖いもの見たさでついページをめくってしまいます。

この本に興味を持っている方はそれなりに覚悟して読んでほしいと思います。
私はこの本を読んでから、他の本を読んでも「ふーん」程度の印象しか持てなくなりました。
天使の囀り (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056
No.146:
(5pt)

貴志祐介の高傑作

貴志祐介の、おそらく最高傑作。
この作者は虫や動物をモチーフとして使うことが多い。
本作ならばウアカリがそうだ。

また「新世界より」ではハダカデバネズミ、「雀蜂」ではそのままスズメバチが登場する。
ウアカリもハダカデバネズミも日本ではあまりメジャーな動物ではないが、その特異な外貌(はっきり言えばキモイ)
で有名であり、動物図鑑で見た子供に多くのトラウマを植えつけた動物たちである。

そのキモい動物が媒介する、さらにおぞましい病気。
寄生虫への恐怖と嫌悪感。ならに発症した症状の気持ち悪さ、不気味さ。
なのにどこか美しい。
ページを持つ手から、ぞわぞわと菌が伝染ってきそうで、途中は本を持つのも嫌だった。
読者にそこまで思わせる筆力はすさまじいの一言である。

気持ち悪い。なのにどこか美しく、哀切。
「黒い家」では出し切れなかった、作者本来の持ち味がここにある。傑作。
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4041979056
No.145:
(5pt)

見当はずれ。しかし・・

アニメ「新世界より」から、貴志祐介に興味を抱き、この本を手に取ってみた次第です。
新世界よりのイメージもあって、私はてっきり、霊的なあるいは超自然的なホラーを期待していたのですが、どうやら然る類のホラーではありませんでした。
ですが、非常に読みやすく、引き付けられるストーリーにイッキ読みしてしまいました。
絶妙な気持ち悪さです。
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4041979056
No.144:
(5pt)

こっわ!!

事実は小説より奇なり...をモットーとしてるのですが、
フィクションの醍醐味だよねって思わせる作品でした。
ただ、グロいから二度と見たくない。笑
虫がどれだけ苦手かでこの作品への
グロさの感想が変わる気がします。

ちなみに私はセミナーのあたりは余裕でした。
本当に虫がどれだけ大丈夫かで決定打な気がします。
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4041979056
No.143:
(5pt)

貴志祐介さんのファンなので購入しました。

賛否両論ある作品と思いますが。
私は 好きな作品です。
グロイのが苦手な方には おススメしませんが・・・
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No.142:
(5pt)

おもしろい。

十数年前に文庫で購入していましたが、本自体が遠い実家に置いてあるために最近読めなかったこともあり、久しぶりに読んでみたくなり、購入。やはり面白い。貴志さんの作品ではこれが一番細部にまでこだわって書かれてあるような気がします。最近の作品ももちろんおもしろいのですが、これは主観的と客観的な視点で描かれているバランスがとてもいいと思います。
また読み返したいと思います。
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4041979056
No.141:
(2pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

【ネタばれ含む】少しでも寄生虫に知識があると

寄生虫が関係する話という点とタイトル見ただけでざっくりとしたあらすじが分かってしまう恐れあり。
アニマルプラネット好き程度の自分でも、細かい点はもちろん無理だが、もしかしてこういう話?と読む前に思ってしまい、その域を超えることがなかった点が残念。こういった専門性も一つ見所になりえる話だけにもったいなく感じる。
あとは寄主が他人にも寄生させようとする動機が呪われた沢のせいなのか、それとも菌のなせる業なのか、はたまた寄主のそもそも生まれ持ったキャラクターによるのか、明確にされない点がとても気になった。どちらかというと理で恐怖心をあおる性質の物語であろうから、個人的にここは書き込んでほしかった。
もう一点、女性主人公が淡白さはどうにかならないものだろうか。男性作家が女性を書く際にありがちなことだが、あの蜘蛛怖がりの青年の生々しいまでの書き込みのレベルとの、肝心の主人公の薄っぺらさに落差があり過ぎるため、どうしてもマイナス評価。逆説的にあの青年の書き込みっぷりは素晴らしかった。
他のレビューではつまらないとされた前半と、評価の高かった民話部分、そして前述の青年の話はとても興味深く、面白かったです。
えげつない描写はこれでもかと出てくるが、私は怖くはありませんでした。
そしてそして、ひょうきんでかわいいウアカリがこんな取り上げられ方をして、かわいそうだった。ここ一番納得いかない(笑)
よってマイナス3点。
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4041979056
No.140:
(4pt)
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またこれは…

貴志さんの作品も代表的なものをまとめて読んだが、こればっかりは身の毛もよだつ気持ち悪さだった。
章が変わるたびに、あれ?短編だったっけ、と思うくらい違う展開になるけど、徐々に繋がってくるところはうまさを感じた。
線虫というほとんど馴染みのないものがこれほどまでに恐怖を醸し出すとは思いもよらなかった。
早苗が生き残ってホッとしたけど、終始鳥肌がたって変な汗をかいたくらいおぞま
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No.139:
(5pt)

これはいいですよ

自分が読んだ順番から
黒い家でファンになり、イソラではまり、悪の教典でガッカリ…
でもこの本で再びファンになりますた
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4041979056
No.138:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

※ネタバレあり※寄生虫を扱った稀有なホラー作品

アマゾンに行った恋人の突然の異常な行動&自殺から彼の周囲の調査を始めるホスピス(終末期医療)勤務の女医が主人公です、
彼と同じアマゾンで行動を共にした者たちも時を置かずに異常な方法で自殺をしてしまい、調べるうちに自殺の原因は、
脳に寄生する特殊な線虫が原因だと分かります、この線虫は宿主が恐怖を感じるとそれを快感に変えてしまうと言う性質を持ち、
猛獣が苦手な人が猛獣に身を投げ出して喰われて自殺、蜘蛛が苦手な人が蜘蛛を収集し始めやがて蜘蛛に塗れて自殺といったように、
宿主を異常な行動に駆り立て自殺させてしまうというおぞましい寄生虫です。
そしてアマゾンとは関係のない者たちにも感染が広がり、何者かが人為的に感染させている疑いがある人格改造セミナーにたどり着く・・・
という内容ですが、序盤のメールでのやり取りが凄まじく退屈でここで投げてしまいそうになりましたが中盤から後半の怒涛の展開は見ものです。また、インターネットやゲーム関係の描写が今見ると古臭いのがありますが元々15年近く前の作品なのでこれは仕方ないでしょう。
線虫だけでも気持ち悪いのに終盤にはバイオハザードに出てきそうなクリーチャーを出してきたり、最後の終わり方が主人公が、ある病気の末期患者の少年を自身が恋人を失い憎んでいた線虫を利用して安楽死させる場面で終わるのですが、ホスピス勤務という設定をうまく利用した展開だと思いました、この最後は賛否が分かれるところでしょう。
ちなみに作中に名前が出てくる実在の寄生虫、芽殖孤虫ですが作中の架空の寄生虫であるブラジル脳線虫に勝るとも劣らない致死率100パーセントの未だに成虫が発見されない恐怖の寄生虫です、ちなみに日本での感染例もあります、調べたら体中痒くなっちゃうかも・・・
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No.137:
(5pt)

シャーガス病のニュースを聞いて

シャーガス病のニュースを聞いて、本書のことを思い出した。
人々が世界中を行き来できる時代になったからこそ、南米とか一部だけに
閉じていた問題があっという間に世界中に拡散してしまう。
「日本は安全」と言える時代が終わるのかと思うとゾッとする。
日本への移民の話とかカジノの話とか色々考えてしまった。

本書では宗教やネット、先人の知恵、村社会の掟と絡めているのが面白かった。
今まで読んだホラー小説の中で一番好きである。知的好奇心を刺激された。
作者の作品は本作しか読んでいないが他も読みたいと思った。
子供のころ、車につぶされたカマキリの肢体から細長いムシが出てくるのを見たことがあって、
友達と不思議に思ったことがあったが、そういう部分に触れられていてドキっとした。
おそろしや。
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No.136:
(4pt)

冒頭のメール部分が冗長

で、辞めてしまおうかと思ったが、実際の物語に入ってからは、最後のどんでん返しまで一気に読めた。
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No.135:
(5pt)

天使の囀りなんて甘いタイトルに惹かれて読むと痛い目に…

レビューが多く、高評価も多かったので以前から気になっていたのですが、怖いとのレビューがありずっと読むのをためらっていました。ホラーとあるが幽霊ものではないとのレビューを見て今回読んでみることにしました。
読むのは早くなくて、何日かにまたがって数章ごとに読みました。グロテスクなところもあり、苦手な蜘蛛や虫の描写があり鳥肌が止まりませんでしたが、話の情景が頭に染み着いて離れなくて最後の方は一気に読んでしまいました。
いつもは語学書ばかりで、小説を読んだのは十年以上ぶり。結構途中で読むのを放棄してしまうことが多かったのですが、最後まで読んでしまいます。それくらい引き込まれてしまいます。正直読み終わった今は、気分がかなり沈んでいるため再度すぐに読み直したいとは思えませんが、またいつか読みたくなると思います。
是非他の方も読んでいただきたいです。
ご飯の食は細くなること必至ですが…。
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4041979056
No.134:
(3pt)

グロい

とにかくグロかった
恐怖感よりも生理的な嫌悪感が先にきて自分はダメでした。
ストーリーも驚きよりも嫌悪感が先にきてしまって。。。
つまらなかった訳では無いですが、クリムゾンの迷宮よりは落ちるかなと。
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4041979056
No.133:
(5pt)

食事前後には読まない方が良いかもしれません。

ちょっと行儀が悪いのですが、食事中や入浴中によく読書をするのですが、
この作品は、食事中に読む本ではありません。
かなりグロテスクなシーンが何度か出てきますが、そのシーンがたまたま食事中で
すぐに本を閉じてしまいました。
映像で見るグロイのは全然平気なのですが、活字で読むグロイのは、一番気持ち悪いと思う
内容で想像してしまうのでダメですね…。

こういう不快な思いが快感に感じてしまった時、人間はどんな行動にでるんでしょう?
この疑問、解決しようと思ったら、一度読んでみてください。
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4041979056
No.132:
(4pt)

読み応えのあるバイオホラーだが、後味は?

SFやホラーは好きだが、久々で出会った読み応えのある作品だった。
この作者の調査能力やそれを娯楽作品に生かす手際は素晴らしく、よくぞここまで引き込んでくれた、という感じだが、文句なしに後世に残るような傑作かというと、その答えはまだ保留だ。

序盤はヒロインの元に恋人から送られてきた、何通かのEメールで始まる。このEメールの書き方にどうも不自然で妙な感じがあり、物語がどういう方向に進むのか、皆目分からない。
中盤でやっとこの妙な感じの原因が分かって、なるほどそういう話なのか、と腹を据えて更に読み進む。ところが内容が余りに凄まじくて、本当に気持ちが悪くなってくる。蜘蛛の話なども、ここまで書くか?と思わせられるし、神経質な人は肉が食べられなくなってしまうかもしれない。

それでも面白いことは面白いので読んでいくと、後半は一気に、スリラーサスペンス映画などにありがちな展開になり、予定調和で終了、となる。
確かに娯楽作品としてはいいのだが、もしこれでグロの苦手な人に配慮して描写を控えたら、後に何が残るのか?という疑問も残る。それでも、ここまで目に浮かぶほどの精密な描写と、虚構と現実を織り交ぜた展開は見事だ。

ただ難を言うと、ご都合主義な部分が散見されるのも事実で、細かいことだがヒロインが爪の検査でマニキュア除光液を取り出す場面などは、ちょっとイージー。普通、マニキュアは家で落ち着いてするもので、ましてや女医さんが、七つ道具ならぬマニキュアの除光液を都合よくバッグに入れている、という設定は、どうも男性ならではのザツさに思える。

作品というのは読んでいる最中、読んだ直後はもの凄く面白くても、意外とアッサリ忘れてしまうものもある。しかし、後からだんだんと、胸の中に灯された火種が次第に明るくなってくるように印象が強くなり、読者の中に確実に「何か」が残るという作品があるのは確かだ。ホラーではない、という意見があるのもその辺りのことではないかと愚考するところ。

S・キングなどが、キワモノ的な分野ながらもここまで長く愛されているのも、その「何か」を持っているからで、それは彼が苦労人であるせいではないか、と個人的には思っている。
題材の選び方や掘り下げ方、その料理の手際、構成力、表現力などは、才能の多寡はあっても、学び、訓練することは不可能ではないだろう。しかし、作家を作家たらしめているその「何か」は、もっと資質や育ってきた環境に由来するので、後から学ぶのは難しい気がする。
この作品の中でも、少々、人物像が類型的だったり、主人公の感情に読者がついて行きづらいという声があるのも、何となく理解できるのだ。作者がそのあたりで一皮むけるのは何時だろうか?と楽しみではある。

それでもかなり面白い題材なので、残る興味は、これが果たして映画化可能か?という問題だが、今の日本の映画界ではどうも期待できそうにもないのが残念。
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4041979056
No.131:
(4pt)

読みごたえあります。

丁寧な物語の展開とスピード感ある展開の絶妙な組み合わせに最後まで一気によみました。
奥にあるテーマは重厚なのに物語としては読みやすく、満足行く読書時間になりました。センチュー怖い。。
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4041979056
No.130:
(4pt)

気持ち悪い

何とも言えない気分になります。ゾワゾワしたい人向けかな。。貴志祐介の作品群では、黒い家に続く。。悪の教典も恐いけどまた違う不気味さがある。。
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No.129:
(4pt)

SFとしても読むことのできるホラーって流行ってる?

本書では、天使が耳元で囀る音が聞こえるという説明困難な現象が発生してそれを体験した人が不幸なめにあうという不可解な出来事がモチーフになっています。この現象をどう料理するかということが本書のキモとなるのですが、本書のような作品が最近のホラーの一分野として育ってきているのかどうかホラーをあまり読まない私には不明ですが、想像したよりSF色が強いのは意外でした。これ以上はネタばれになるので、ストップ。

本書の初版は平成10年文庫化がその2年後ですが、平成25年の現時点で本書を街の書店で見かけることはまれでしょう。続々と出版される新刊の渦の中でこのように「面白いのだけれども少し前に出た書籍」を書店で偶然出会う機会はむしろ減ってしまったように思います。出版される書籍が多いことは不幸なことではないのですが、書店でのドキドキ感が薄れているように思います。ベストバイが現れると追随する2番手3番手を市場に投下するマーケティング的発想は書籍にはそぐわないと読み手の立場からは思ってしまいます。今のところアマゾンがそのモヤモヤ感を埋めてくれていますが、何か新しいソリューションが日本の企業から提案される日を待ちたいと思います。
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4041979056
No.128:
(5pt)

菜食主義者になりました

以前から肉の脂身が受け付けなくなって肉食を避けていたのですが、この作品を読んでもうお肉は無理かも…と思いました。

以前はお肉が大好きだったのですが…。
作品自体はホラー好きの私にとって申し分ないほど素晴らしかったです。

40代目前にしてそろそろ食生活を変えようと思っていた私。いいきっかけになりました。
天使の囀り (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:天使の囀り (角川ホラー文庫)より
4041979056

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