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天使の囀り
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天使の囀りの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全342件 281~300 15/18ページ
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| 購入してから数ヶ月間、積読状態でした。 ちょっと軽い気持ちで読むには分厚い本でしたから・・。 実際、読み始めると一気に寝る時間を忘れ読んでしまいました。 「黒い家」でも感じたのですが、登場人物に語らせる薀蓄の深さはすばらしいし、 地の文での表現力も高く、新たな発見や想像を与えてくれます。 今作でも友人の口から語られる文化論や神仏論、学者からは医学や生物学といった 多くの情報が散りばめられ、作品によりいっそうの深みを与えています。 また、今作では様々な<個性>が様々な最期につながります。 描かれている<個性>と読者がもっているパーソナリティに幾らかの一致でもあれば、 想像は肥大し、より一層の嫌悪や恐怖といった衝撃を受けることでしょう。 文句なしの星5です。 | ||||
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| 貴志ファンなら気にならないんでしょうけど、常に緊張感を持って読み進むには、やや長編過ぎるような気もします。主人公の恋人が参加したアマゾン探検隊のエピソードと、オタクなフリーター青年のエピソードが交互に語られ、クライマックスでようやく生者と死者として出会います。 分子生物学の知識を駆使して物語を構想するとしたら、ふつうはウィルスなんでしょうけど、この作品ではあえて寄生虫(線虫)に目を向けています。ただ「第4段階」の宿主の状態の描写などはあまりにグロテスクと思われ、映画化はしにくいでしょう。 主人公の職業がホスピス勤務の精神科医であるという設定ですが、最後の最後に「そうでなければならなかったんだ」と納得させてくれます。慫慂として死に赴くというのは、誰でもできることではありません。良薬として患者に投与できたことで、ホッとさせてくれるラストシーンでした。 そう言えば一時期、寄生虫をアレルギー性疾患のコントロールに用いるという話がありました。一見有害なだけの物質や生物でも、有効利用できる可能性はあるということでしょう。 繰り返しになりますが、ホラーサスペンスとしての至適なボリュームは文庫本300ページくらいであり、400ページを超えるとやや冗長な感じがします。 | ||||
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| この人の小説はかなり読みごたえのある長編作品が多い(全部?)のですが、それだけに普通の作品なら山場を越えたてホッと一息つくべきところで全く安心できない怖さがあります。ああまだページがかなり残ってるよ、絶対これでめでたしめでたしとかないよ、この後なんかある、いやだ〜もう読みたくな〜い、でも読まずにいられない…といった感じです。今回の作品では他の何名かの方もおっしゃるとおりセミナーハウスの場面が1番の山場でした。しかしそこをゲッソリと読み終えてもまだページが余ってるんですね、これが。しかもセミナーハウスである登場人物がうっかりやらかしちゃってるから読者はびくびくしっぱなし、その後もう一度それなりの山場があって、それが過ぎてもまだページがちょこっと残っているからつらすぎる。まあラストはそこまで悶絶せずに読めましたが。内容自体はとても面白い作品なのですが描写が上手いが為に読者は精神的苦痛を味わうことになるので覚悟して読んでください。 | ||||
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| 圧倒的な情報量を以て迫るリアリティ、だれもが抱える恐怖との屈折した抵抗を拠点に展開される圧巻なストーリー。 人間の弱さや哀しさを考えずにはいられないバイオホラーの傑作です。 これを読まなきゃあ角川ホラー文庫は語れないでしょう。 ただし、しばらくは白い飲料や肉料理が喉を通らなくなること請負です。 映画化を敬遠したくなる皆の気持ちも分からなくもないが…個人的にはこれの映画も見てみたい気はしますね。 まぁ、この原作は越えられないと思いますが。 | ||||
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| 大好きな作家です。ちょっとしたエッセーでは、心が温かくなり、本格ホラーでは 鳥肌がたつ。この作品も息もつかせぬ展開と読後のザラッとした感触が最高。 この手のジャンルでは「ガダラの豚」につぐ傑作だと思います。 | ||||
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| 生理的な嫌悪感を巧みに煽ってくる。サルを食べるというところから始まって、脳に…とか、体中に…とか、体中が…とか、もう、心から気持ちが悪い。最後の方は映像的に想像すると吐きそうになる。何より、どこにも悪意が存在しないのが怖い。そのことに、最後のホスピスの場面で気づかされて、あ、天使だ、と思ってしまった瞬間、恐怖がどっとこみあげてくると同時に、何だか救われたような気分にもなった。 個人的には神話という人間の精神史のような側面と、科学的な側面とが絡み合って収束していく過程がものすごく好きだ。 | ||||
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| 今の医学の花形研究はガンとかウィルスとかだから過去の遺物的な寄生虫に スポットを当てたのに感服。 メインの物語も面白いです。 駅で読んでいて電車に乗るのを忘れたぐらい^^; 何回か読んいくうちに私としてはラストシーンに心が惹かれてしまいました。 現在の日本では安楽死というものは法的に無理。 でも自分が不治の病で死まで苦しみが続くしかないとしたら...。 弱い私は安易に天使の囀りに耳をかしてしまうでしょう。 日本の終末医療はいまだに未熟だと思います。 ホスピス自体も足りなく病院で管につながれながら死んでいく多くの人を 知っています。 この小説の線虫が最高の安楽死の道具にもなるというのに哀しみを 感じました。 まあ、こんなに固く考えなくてもホラーとして上質の作品です。 蛇足ながら私が学生の頃、寄生虫学の講義を受講して覚えてたこと。 1.牛肉は生でもいいが豚肉は×なのは豚肉に存在する寄生虫は人体に 害を与えるが牛肉の寄生虫はそれほどでもない。 2.寄生虫学者は研究のためには立ち入り禁止の沼にも採取にいくし 自分の体に寄生させるのも躊躇しない。 あまりにもお粗末ですな〜。 | ||||
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| とても10年以上前に描かれた作品とは思えませんでした。 劇的な展開、最後のオチに加え、分厚いにもかかわらず一気に読むことができるよう読み手を飽きさせない文章構成や表現力は見事でした。 ただ自分にはこのジャンルがあっていないのかなぁと・・・別に自分はグロいもの苦手というわけではありません。 むしろグロいものに対して興味がある人や、苦手でも怖いもの見たさがある人じゃないと、盛り上がるところで盛り上がれないんじゃないでしょうか。 その盛り上がりを差し引いたら☆二つという感じです。こういう人も居ると言う事で・・・ | ||||
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| ストーリーの展開は意外なほど簡単な推理で解けてしまい、最後にどんでん返しがあるかと思いきや、あっさりとそのままジ・エンド。研究者が自ら感染してしまうというのもありがちだし、ホスピスの精神科医が安楽死に簡単に手を貸すというのもどうか。 グロテスクな描写も著者が意図的におこなっていて、その種の描写が好きではない人は途中で降りるだろう。 | ||||
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| いろんなエピソードで神経をザラッと逆なでする。 よくそんなこと考えつくな・・・と思わず一歩引いて感心したりしてみる。 いつでも物語の世界から還ってこれる範囲に自分を置いておく必要がある。 蜘蛛のシーンも気色悪いし脳幹に巣食った線虫の「ステッチ」も寒気が走ったけど、カミナワ族の民話が一番怖ろしかった。所々に出現する伏せ字と、「・・・チェッチェッ。・・・」のところ。いつまで経ってもあの妙なリズムの文が頭から離れない。 | ||||
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| ホラー系、グロ系のジャンルの本を色々と読んできましたが この一冊は今までのどんな本よりも逸脱した怖さ・・・というか気色悪さでした。 他の方のレビューにも書かれていますが、 専門的な部分まで詳細に調べ上げて書かれているので 実際にこういう事が起こりうるのではないか・・・という恐怖感に囚われました。 クライマックスの大浴場のシーンは、 ありったけの想像力を働かせて思いっきりゾワゾワしまくりました。 この大浴場の場面だけは5回ほど読み返しました。ゾワゾワしたくて。 ラストの一場面で少しだけ心が温まりましたが それでも、かなり後を引く気持ち悪さが残る本です。 | ||||
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| これは、記憶に残り続け、忘れられない作品となった。 この人の作品として「黒い家」も、非常に良くできた作品だ。 この作者は天才的だし、努力家でもある。非常に良く調べている。 これらの作品から多くの言葉を学び、人間を学んだ。そして、ますます人間が怖くなった。 人間の持つ恐ろしさを上手に表現したこの作者は、私の一生の思い出の一つになる。 ホラー小説において、これ以上の緻密な作品は、なかなかお目にかかれない。 人に紹介しても、中古本屋に売りに出そうとは思わない良品である。 | ||||
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| 次々に起きる謎の自殺。アマゾン探検隊が持ち帰ったのは天使か悪魔か。 かなりグロい描写がいっぱいです。人間によく似た猿の捕食、蜘蛛の大群、アオコに覆われた湖、そして「第4段階」に達した人々の姿・・・想像力の強い方にはかなり刺激が強い内容です。映像化したらかなりの衝撃でしょう。 ともすると荒唐無稽で現実感のない印象を与えそうな衝撃のシーンですが、綿密に調査された生物学的、心理学的な理論の裏付けがお話にリアリティを与えているため、「現実にもあるかも知れない」という恐怖を増幅しています。 最後の方に「変貌」があるため、「天使」の存在は人間にとって悪という印象が残ってしまったのがちょっと残念です。ラストシーンは非常に考えさせられるものがあったので、「悩む人々への救済はどうあるべきか」というテーマをより考えさせるためには(ホラーとしての効果を除けば)あのシーンはない方がよかったかと思います。 本に出てくる生物や神話の知識などはネット検索で補完しながら読み進めるとよりリアリティを感じることができますのでおすすめします。細部まで非常にできた小説。お勧めです。 | ||||
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| 相変わらずよく調べていてとてもリアリティがあった。人間が次々と亡くなっていくときの描写が特にリアルで本当に気持ち悪くなってしまった。最後まで読み応えのある展開で目が離せなかった。 | ||||
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| アカデミックなリアルな視点と、グロさを上手くミックスした傑作! 相変わらず内容が濃く、読んだ手ごたえを感じさせてくれました。 現実的にはありえないと思えながらも、あらゆる知識を総動員して、読者の脳を休ませて くれるヒマを与えない。決して白けさせないリアリズムの描写、ストーリー展開も さすがです。 寡作で知られる著者ですが、これだけぎっしりと詰まった作品なら 完成までに時間が掛かるのも納得です。 | ||||
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| かなり傑作です。 以前から気になっていた作家さんでしたが、こんなにおそろしく、 人間の心理をついた記載や細かな動機、また事件の背景の描写、 どれをとっても素晴らしい。 誰もが持ってる何らかのコンプレックス。そこをうまく突いてます。 表現的にグロテスクな表現が苦手な人には、厳しいかもしれないけど、 ミステリー好きな人には、絶対お勧めです。 | ||||
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| これはこの作者の作品の中でも間違いなく1、2を争う傑作です。この本を初めて読んだときの、主人公といわば裏の主人公と言える人物が「出会った」ときの戦慄は忘れられません。裏の主人公が変貌してゆく様子がリアルタイムで描かれ、そしてその終着地点で二人の主人公が交錯する…まさに点と点がつながる瞬間です。この本にはそんな瞬間が無数にあります。それは一度読んだだけでは気付くことはできません。何回も読み込んで、初めて「ああ、ここはこういう意味だったのか」と気付くものもあります。そうして理解を深めていくと、この物語が持つ恐ろしさや哀しさが増幅していくのです。何回読んでも新しい発見をする、これはそんな本だと思います。 | ||||
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| 確かにグロイです。(特に蜘蛛のシーンはヤバイ) しかし、私的には「青の炎」や「クリムゾンの迷宮」がかなり衝撃的だったので、最後まで読んでもそれほど驚きませんでした… ちょっとホラーテイスト過ぎるというか、現実離れしているような気がしてあまり感情移入出来なかったです。展開もなんとなく予想できましたし、「青の炎」や「クリムゾンの迷宮」のような読後の喪失感みたいなのが、自分的には好きだったんですが、今回はあまり感じませんでしたねぇ〜…ただ、続きが気になってどんどんページをめくるハラハラ、ドキドキ感は味わえました。そこはさすが、貴志先生だなぁと思ったので☆3つで。 | ||||
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| 北島早苗はホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、結局自殺してしまう。さらに調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げ…「黒い家」で生身の人間の真の恐怖を描写した筆者は、本作品で、また別のアプローチで読者を恐怖に陥れた。バイオホラーと呼ばれる種類になるのか。とにかくグロテスク。しかしグロテスクさに逃げてしまうのではなく、物語前半ではいくつもの不審点を掲示し読者を物語に引き込む。また、グロテスクという点で言えば、乙一著「暗黒童話」と似ているかもしれない。しかし「暗黒童話」よりも現実的な内容で、それがもしかしたら現実に起こるのではと読者に想像させ、一層の恐怖を読者に与える。「青の炎」で珠玉の感動を与えてくれた筆者は、「黒い家」、また本作品でエンターテイメントクリエイターとしての実力をまざまざと見せつけてくれた。 | ||||
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| 圧倒的な取材力を作者の巧みな構成力でぐいぐいと手繰り寄せられ脳内から虜にさせてしまう本書は、兎角、グロとかホラーとかの既成のジャンルでくくられるのがとても惜しい。生物学的にも充分アリのユニーク(他が真似出来ない)な存在の本です。 理系の方は、検証してみる価値ありです。 | ||||
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