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天使の囀り
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天使の囀りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全327件 221~240 12/17ページ
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読み始めると、ぐんぐん引きこまれて時間を忘れます。 睡眠不足の方が夜読むのは止めましょう。 黒い家の作者ならではの、知的ホラーエンターテイメントノベルです。 ネタバレになってしまうので書きませんが、ものすごくショッキングなラストです。 | ||||
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パラサイトイブ等の寄生生物スナッチャーものに黒い家の後、貴志氏が挑戦した意欲作。話の展開はこの種のテーマを扱った映画等でお馴染みの感じではあるが、後半のホラー描写は凄まじく想像しながら読むとかなりの気色悪さを堪能できる。黒い家でのホラー大賞受賞後の1作目ということで、作者としても外せないと思ったのか、話の構造がデビュー作のISOLAと同じような感じになってしまったのがやや惜しいが、寄生生物ホラーものとしてはクオリティは高い。 | ||||
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ストーリー、文体、そして肝心の「怖さ」、これら満点クラスです。 角川ホラー文庫はこの頃あまり怖くない作品が多く失望することが 多いのですがこの作品はちゃんと怖い。こういう部分、大事です。 さてルビですが「嚥下」に対して「えんか」と4,5回ルビが振って ありますが、一般的には「えんげ」の方が用いられているのでは ないでしょうか。 むしろ「蕩かす」(とらかす)、「眇になって」(すがめになって) など、こちらにこそルビを振って欲しいという難読漢字が有りました。 誤字。93ページ「人工甘味料のアステルパーム」とありますが 正しくはアスパルテームです。316ページの「触覚」は触角ですね。 自分の手持ちは8版です。現在直されているかどうか分かりませんが 一応書いておきました。 | ||||
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映像化すると間違いなくペラペラになってしまうほど ストーリ自体はシンプル。 そのシンプルなストーリに文字ならではの「盛り付け」 かたを駆使して読ませて飽きない。 どこまでが事実でどこからがフィクションなのかは 門外漢なので判断つかないけど、結構な情報量をもり 込んでいるのにうるさくない。解説にもあるとおりその あたりのバランス感覚が素晴らしいです。 | ||||
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この手のテーマの作品はありふれており、読者の想像の範疇でストーリーが展開され 面白みにかけることも多いが、この作品はそこにグロさや不気味さをエッセンスと加え 独自の作風を築くことに成功している 特に食べたらリアルで呪われそうな奇妙な容姿の猿ウアカリと、最終的に明らかになる 天使の囀りのおぞましい意味はこういうのに慣れない人間にとってはトラウマ級の話だろう ただ大して本筋と絡まないキモオタパートはいらなかった | ||||
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寝る間も惜しんで一気に読んでしまいました. ストーリに関わる専門的な記述が無駄なく簡潔に記述されており,それがこの 物語の世界観をものすごくリアルにしています. 一連のドタバタが終わってから始まる後日談.Happy endで終わると安心した ところで,見事に期待通り裏切ってくれています.「黒い家」でも関心しました が,貴志さんの”薄暗い雰囲気”の描写にはトリハダものです. | ||||
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グロクはあるが、怖くはなかった。ホラーのレベルで言えばそんなに高くはなく、内容も目新しくもない。20年前の小説としてはこれでよかったのかも... | ||||
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恐ろしい内容だけど、おもしろい。 頭では「そんなことはありえない」と思っていても、 どこかで「あってもおかしくない」と考えさせられる。 読み終わって1週間くらいは、外食できなかった。 | ||||
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ホスピスに勤める女性主人公の恋人が奇妙な自死を遂げる。 タナトフォビア(死恐怖症)の兆候を見せていた筈の恋人が何故楽しむように自死を遂げたのか? その頃、恐怖やコンプレックスの対象を楽しむように自死を遂げていく現象が静かに拡がり始める。 潔癖症の人がヘドロのような沼で。獣恐怖症の人が獣に食われて。 恋人の死を調べるうちに主人公が見つけたものとは・・・。 恐怖やコンプレックスやストレス…それらの苦しみが無い世界、 果たしてそれは人にとって幸せなことなのだろうか? そして、描写がとにかく丁寧。 虚構の世界にリアリティを生み出す力はさすがだと思います。 生き抜く・種を残すために生きる動物としてのヒト・その他の姿が浮かび上がってきて本能的恐怖でゾクゾクします。 貴志さんの作品を初めて読む方にはコレをお勧めしたいです。 | ||||
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怖くはありません。。キモいだけです。とてもとても・・・おええええ〜です。わかってました。こんなんいややあーって思いながらしょっかりぜんぶ読んじゃった<**>私が主人公ならまずこんな恋人選びません!食事しながらは読むのはやめときましょう。 | ||||
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主人公の中途半端な愛情や形だけご都合主義には、嫌悪感と吐き気を催し、入り込めなかった。SFとしては完成度が高く、「新世界より」よりも良かったと思う。 ホラーとしては、正直怖くなかった。 | ||||
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本作の基軸となるものは「死への恐怖」を「生の快感」へ転換する線虫たる不気味な害毒の根源、いうなれば黒幕。 またそれを利用して地球=ガイアの救いをたくらむ永庭氏、こいつは搾取の黒幕。 個人的には、蜘蛛を捕食するシーンに鳥肌が立った。 | ||||
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この本は賛否両論があると思います。 ただ、食事後に読む事をお勧めします。 食事前だと想像力豊かな方は食べられなくなると思います。 死ぬ前に良い気分になれるという点では私もこの虫を使いたいなと思いました。 ただ、この本のように残酷な死に方はしたくないけどf^_^; 最後は貴志さんには珍しく後味が悪くなかったので良かったです。 | ||||
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ねたばれです。 「天使の囀り」というので、オカルト的な話かと思って読んだのでがっかり。 生物学のはなしでした。 どれだけ奇妙な虫かというところがミソ。 トキソプラズマからの類推でしょうね。 新興宗教みたいなのを作って布教していたのには笑ってしまいました。 | ||||
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凄い発想力。脱力感がどんどん来て、読めば読むほど深みにハマり、同時に気持ち悪い。 大体レビュー読んで予習したから、展開はある程度わかったが、こんなに気持ち悪い小説だったとは…。 『黒い家』や『クリムゾンの迷宮』より気持ち悪い!! 気の弱い人は読まないように! 面白いけど、小説が気持ち悪すぎます。 貴志祐介は当分読むのやめます。 セミナーハウスの大浴場は、どう表現すればいいんでしょうか? これは映像化は不可能小説。 100%映像は出来ません。 まあ『遊星からの物体X』だと思って下さい。 気持ち悪いから、★は4で。安易な気持ちで読むと大変な目にあいます。 | ||||
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バイオホラーです。頁をめくるのがもったいない!でも早く続きが知りたい!!と 手が止まらなかった作品は久しぶりです。この方は薬学や地学や心理学の専門家なのかな、と思うほど(少なくともそれらに詳しくない読者は簡単に欺くことができる)専門的な話が出てくると思いきや、作家らしく異性の心理描写もリアルで、長編なのに飽きさせない、どころか「え?こいつは誰?」と次々に登場する人物に決して嫌気が差すことなく・・・とにかく!(笑)さくさく進む展開と、巻き起こる事件、仮説、推理、発見、追跡、調査、つながっていく点と線・・・・とフローチャート通りに進んでいくのにどんどん吸い込まれる恐怖に心奪われました。日本では実写化しないで欲しいです。一撃でファンになってしまいましたw | ||||
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先を読みたくなる構成と、気持ち悪い描写はすごい。 ただ、途中から入り込めなくなった。 きっと、設定がとんでもない所へ飛んでしまったからだろう。 少なくとも自分にとっては精神的にくるホラーではなく、グロ小説だった。 クリムゾンのような訳の分からない必然性と爆発力が欲しかった。 | ||||
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貴志祐介氏に驚愕。書き出しは全然怖くない。それどころかどのような話なのかものぴんとこないまま進む。しかしあるところから、ああ、そういうことね、となってくる。そこからは恐怖恐怖。現実的な話のネタだけにジワジワとした気持ち悪さが伝わってくる。その大部分を支えているのが氏の文章力と構成力だと思う。総てを読み終えると第一センテンスをもう一度読み直すとわかる。黒い家の時も思ったが、よくこんな話を書くなあと思わされる訳である。まま長さはあるが一気に読める部分はエンタメしてる。★五つ。 | ||||
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現実にはないんだろうけど、ありそうと思わせるテクニックがすごい。 歴史学、民俗学、心理学、哲学、生物学、すべてを駆使して、いかにもありそうなシチュエーションを描く。 本当に怖かった。 ミステリーとして面白いのはもちろん、ホラーとしても、蘊蓄も面白かった。 本当に、震えさせてもらいました。 | ||||
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地味ですが、貴志さんの作品の中では上位に入る面白さだと思います。 最初から専門知識のオンパレードで(単行本には参考文献が載っていなかったので どこまで真実なのかわかりませんが)、ちょっとインテリ臭が鼻につくという人もいるかも? インターネット一般普及の黎明期の作品らしく、ネット接続やエロゲーについての 記述が無駄にしつこい感じはしました。 それを差し引いても、謎解きの面白さは半端じゃありません。 オカルトものかと思いきや、意外に科学的な真相なので、逆にじんわりとした 恐怖を感じます。 主人公に自己投影してしまい、ラストにかけては本当に手に汗にぎる展開でした。 あまり貴志作品の登場人物に惚れるということはないのですが、 依田さんはなかなかいい男でした! | ||||
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