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最後から二番めの真実
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最後から二番めの真実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この作者はまったく不完全性定理を理解していないと断言できます。 「いかなる公理系も、無矛盾であるかぎり、みずからのうちに決定不可能な命題を残さざるをえない。――数学者のクルト・ゲーデルは、そういう証明をしてしまった」 「これを敷衍すると、完全無欠の整合性をそなえた論理体系などありえない、ってことになる」 いやいや、ゲーデルはそんなこと一言もいっていませんよ?完全性の証明されている公理系も無数にあります。 証明はともかく、結論としての不完全性定理そのものは中学生にでも分かる内容なのだから、不完全性定理を作品のテーマにするなら一度きちんと調べればよかったのに。 おそらくは柄谷行人とかあそこら辺のデタラメ学者による間違った解説を読んで、勘違いしたまま納得してしまったのでしょうね。 どうして日本の推理作家は数学の基本的な知識すらない人が多いのだろう・・・。 これは作者にとってかなり恥ずかしい歴史になりそうです。 そっちの方が気になって肝心のミステリ部分はあまり印象に残ってません。(犯人の動機やあえてリスキーな方法をとることの説明がほとんどなく、なんか強引だなぁと思ったくらい) あと、自分の推理を披露しながら(くそ、こいつら……すこしは自分の頭で考えようという気はないのか?)なんて心の中で毒づく陰湿な探偵には、拒否感の方が強くて応援できません。 | ||||
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