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時計館の殺人
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【この小説が収録されている参考書籍】
時計館の殺人の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全155件 121~140 7/8ページ
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| 僕は推理小説を読んでる時に得られるドキドキ感が大好きだしソレを与えてくれる作家の先生 方にも敬意を表しているが、この『時計館の殺人』は世間で云われる評価をそのまま受け入れ る気にはなれない作品だ。 確かにトリックも凄いし雰囲気作りも凝ってはいるが、この一冊からはあまりに人間性が感じ られない。動機云々の事を指摘してるのではなく、単に思想の問題なのだ。 本格モノが好きな方には純粋に衝撃を求めてる人より、往々にしてその独自に醸し出される ドラマや駆け引きが好きな人の方が多いと思うが、この著者の作品で云えば『水車館の殺人』 や『迷路館の殺人』などがそれに当たってミステリに対する溢れんばかりの情熱と過去の名作 に対する弛まない親愛の情が感じられる。しかし本作はあまりに自己主張が強い構成に加速さ せられるように肝心の登場人物達まで自己主張だらけになっており、そこには人間的余裕が 皆無で結果として滲み出るようなドラマに行き着くまでの過程自体がないのだ。 故に存在するのは絶対的な仕掛けに行き着くまでの無機質なサスペンスになっており、いくら ラストで度肝を抜く種明かしがあってもこれじゃあいただけない。 元々鼻つまみ的な心理描写法を用いる人だが、それでも『十角館の殺人』及び上記した二作に は再読にたえれる人間ドラマがあるが、本作にあるのは絶対的なトリックのみだ。実に寂しい 限り。 | ||||
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| 本書のトリックはちょっとやそっとじゃ考えつかない大トリック。その非凡な着想をこれ以上ないくらいの周到さで、考えに考え抜いて作品に結実させている。構成もきっちり設計されている。ヒントの与え方も計算しつくされていた。 事件自体は陰惨だが、一度読み通しても、何度も読み返しても良いと思わせる読後感の良さが美点。結末のカタルシスは爽快そのものである。 褒めるだけでは公平でないので、欠点も少し述べると、人物造形がやや弱いのと設定に無理がある気がする。しかし、それも物語自体の面白さに免じて許してしまえる程度の僅傷である。もしかするとあげつらうほうが無粋といった程度のもの。 結論、推理小説好きは勿論、そうでない人にも推理小説の真髄を教えてくれる真の名作!自信をもって五つ星を推奨できる。是非ご一読を。 | ||||
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| うーん、十角館の焼き直しですね。 しかも劣化してるような。 犯人もトリックも途中で気づいてしまう。 ラストの展開までなんとなく予想がついてしまう。 結局、予定調和のごとく予想通りのラストを迎えてしまった。 もう少しひねりが欲しかったかな。 日本推理作家協会賞受賞作と言う事で、 少し期待しすぎたのかも知れない。 ただ、時計館という舞台の雰囲気作りは うまかったと思います。 | ||||
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| 館シリーズもいよいよ5冊目。 今回はかなりのボリュームだったのとまとまった時間がなかなかとれなかったのもあって 読み終わるのにかなり時間がかかってしまった。 そのせいか、ちょっとだらけてしまったのは単に私の読むスピードのせいか?(笑) でも、作品自体はとてもよくまとまっていると思う。 登場人物が多いパターンは苦手なんだけども大丈夫だったし、 何より島田&コナンの復活が嬉しかった。 欲を言えば、もう少し盛り上がりが欲しかったかなぁ…と。 ま、贅沢なんだろうけど。 犯人はなんとなく途中から「この人なんじゃないかなぁ…?」と思ってたのが当たったんだけど、 トリックには気づかなかった。 うーん…これは『やられた!』って感じだったかな? それにしても、あそこまで大仕掛けとは・・・・ さすが、中村青司、と言うべきか、それとも古峨氏の執念か。 でも、この作品、意外とドラマ化なんてされると面白いんじゃないかなぁ…とか思ったり。 | ||||
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| こちらでは評価が高いですが個人的には星3つです。 トリックもすぐ分かりましたし、必要ない登場人物が多すぎのような気がします。 あと動機ですが、あの動機で関係ない人物を殺せるか疑問に思いました。 あれだとただの無差別殺人犯だと思います。もう少し説得力がないと腑に落ちません。 | ||||
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| 完成度の高いトリックです。 おそらく多くの読者が途中でトリックの根幹には気づくことでしょう。 10年前、何が起こったのか。それを推理できた時点で、館に秘められた謎も解けます。 途中で『あー、そういうことね』と気づくと、そこから先はいつ登場人物がそれに気づくかと、ワクワクしながら読めて楽しさ倍増なのですが…… が、欠点が二つ。 登場人物が誰もそれを『謎』だと気づいてくれないんですね。 館の中にいる人は姿の見えない襲撃者に怯えきっている上に、犯人を捜そうともしてないのでアリバイもクソもないし、館の外にいる人は、終盤になるまで殺人が起こっていることにすら気づいてない。 犯人の頑張りは、館の外にいる人が犯人を特定しようとした時になって初めて生きてくるのですが、その時には登場人物がほとんど皆殺しにされていて容疑者がろくに残っていないという訳の判らないありさまになってしまっています。惜しい。 もう一点惜しいのは、トリックに懲りすぎて人間関係が単純な事ですね。推理小説の楽しみとは、探偵の謎解き以外に、もつれた人間関係や、人間の業などがあるのですが……そういった業がほとんど全くといっていいほどない。 この作品は、トリックにどれだけ早く気づけるかを楽しむ作品です。 | ||||
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| タイトル通り、シリーズで2番目に好きな作品です。(1番は十角館) 分量が非常に多いので読むのが大変かなと思ったのですが、非常に読みやすくすんなり読めました。ただ本が分厚いので手が疲れました(笑) トリックも、タイトル通り時間をつかった大掛かりなものでした。館シリーズでは必ずおさえておきたい作品でしょう。 | ||||
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| 「日本推理作家協会賞」をとった綾辻の代表作。受賞に恥じない素晴らしい作品。 様々なところに伏線がはってあり、トリックが今にもわかりそうな気がしながら、読んでいたのですが、結局最後はそうきましたかって感じです。 長編ですがあまり長さを感じさせない文章力はさすがです。 「十角館」の次にお勧めする傑作ですよ。 | ||||
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| 館シリーズの中でも最高傑作だと思われる一作です。分量に見合ったスケールと大掛かりな仕掛け、そして何より美しささえ感じられる結末を以って、すっかり私も綾辻ファンへの道を進むこととなりました。まさに集大成といえる名作です。館、閉鎖空間、時計という要素を見事に活かしたつくりには文句の付けようがありませんでした。 | ||||
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| 停滞するかと思わせた館シリーズがここで盛り返しました。 時計の鳴り止まぬ音の中、殺人が続きます。 鉄の扉が開くまで、彼らは生き残れるのでしょうか? トリックの細かさと仕掛けの大掛かりさ、よく作りこまれていてあっと言わせます。 あー楽しかった。 | ||||
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| ここでようやく協会賞とったんですよね。 すごいです。 こうシリーズ続いていって、たいていはネタ切れになりそうなものですけど、 こういったビックリなトリックを5作目にして持ってくるんだから! さすが京大でてるエリートは、頭の出来が違います!! そういったトリックも良いけど、そのトリックが出来るまでの環境についても 過去の事件を上手く絡ませて、矛盾も無理もなく構成してるのが ホントうまいなーと思いました! まさに時計です!! ぶあついけど、一気に読んじゃうほどの店舗と面白さを兼ねてます! 綾辻あごいー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! | ||||
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| 館シリーズの5作目です。本作にはデビュー作『十角館の殺人』に登場した江南孝明が主要登場人物として再び登場します。これは単に読者に懐かしさを感じさせる為だけではなく、本作が内容的にも『十角館』と対になっていることをうまく示唆しています。館シリーズは古典的な本格探偵小説に度々登場する館というものを舞台とすることによって雰囲気面での効果を上げてはいますが、トリック的に言うと別に館を舞台にしなくてもいいようなものがこれまで多かった気がします。しかし、本作は正に時計館という舞台がなくては成立しない作品であり、館シリーズを代表するにふさわしい作品と言えます。 前作『霧越邸殺人事件』と同様非常に長い作品ですが、読んでいて飽きることは全くありませんでした。館の磁場が読者を捉えて離さないのです。登場人物は多いのですが大部分が殺されてしまう結果、残った犯人候補が少なく、たいていの人は誰が犯人なのか想像できてしまうというところが難点なのですが、こういう作品を書き切ったという偉業の前には大して気になりません。 | ||||
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| かなり映像的な作品だと思う。映画にする事前提に書いたのかって思うくらい。時計だとか、黒いマント、マスク、クライマックスもビジュアル的だと思う。結構なボリュームの小説だが一気に読めた。それは間違いなく面白かったからである。 | ||||
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| 長いが最後まで飽きずに読めた作品です。 色々と思わせぶりな伏線があって、本格としての手応えは十分。 結果として、完全にオリジナルのトリックとは言えないものの、 そこに至る演出や、雰囲気作りがうまく、全体として満足できる 作品です。 「十角館の殺人」には及びませんが、こちらも秀作だと思います。 | ||||
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| 最近になって、綾辻はんのミステリーを読み出しました。『十格館の殺人』で一目ぼれして、出版順に読んできたけど、大スペクタクルを官能させられました。それは、よもや十格を凌駕したかもしれないほどであります。トリックもさることながら、そういったトリックができる環境にも、過去との事件をシンクロさせて無理のないものと仕上げてますね。そのセンスに脱帽です。雰囲気もかなり良かったですし、ここに来て、コナンくんが復帰してくれたのがまた嬉しいですね。とりあえず『びっくり館の殺人』(←w)まで読みましたが、十角と並ぶほどの館モノといってもいいでしょう!! | ||||
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| 本作が協会賞受賞と知って呆れてしまった。「時計館=孤島」、「隣の建物=本島」と置き換えれば、これが「十角館」の焼き直しであることは明らか。この相似のシュチエーションにおいて一方が距離、他方が時間を対象にしていることは一目瞭然。しかも「十角館」は叙述トリックだから成功したのであって、本作は本格で行こうというのだから何をか言わんやだ。 特に時計館に人々が入るシーンで各自から時計を取り上げるくだりは噴飯もの。トリックがバレバレではないか。それにこれと同工異曲のトリックが笹沢左保氏の作品に既に存在する。こうした「証言者をある種の錯覚状態に陥れ、犯人に有利な方向に持って行く」トリックはありふれている。どうして、このような作品が評価されるのか理解に苦しむ。日本ミステリのレベルを示しているようで悲しい。 | ||||
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| だいぶ前に私がミステリー小説を読むきっかけになった本です!! それから何冊ものミステリーを読みましたが、この作品と同等もしくは凌駕していると感じたミステリーは数えるほどしかない それほどに、この『時計館の殺人』はすばらしい出来だと思う!! 『十角館の殺人』から『びっくり館の殺人』までの館シリーズの中でも、抜きん出た傑作だと私は思います 時計館全体に関わる大掛かりなトリックは逸脱だと思うし、それを生かした演出(時計館を脱出した被害者の驚き等)も良かった ただ、ラストの場面は映画的ではあったが、大げさ過ぎた感がある… | ||||
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| もうずいぶん前に出版された本だが、未だに色あせない。 特に被害者の一人が地上に出たときのあの驚愕。 見事の一言。 殺人事件の犯人より何より、あの驚愕のためにこの作品はあるといっても過言ではないだろう。 ルパン3世シリーズのようなラストのスペクタクルも爽快で悲しくて素晴らしい。 | ||||
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| 綾辻行人『館』シリーズの第五弾。 鎌倉の奥地にひっそりと佇む『時計館』。そこは昔の大手時計メーカーの社長が残した悪魔の住処だった。 館内を埋める多数の時計。そしてそこに集う人間たち。 かの天才『中村青司』が建てた館には必ず潜む狂気が、館の中で蠢き出す。 外と完全に遮断されたその『時計館』の中では、凄惨な殺人事件が連続して起こる。犯人は誰なのか?目的は?一体どのようにして?自分は狙われるべき人物なのか?幾つもの疑惑の中で、登場人物たちはその恐怖で精神を蝕まれていく。 そしてそれとは別に、この館内での実態も分からぬ『違和感』の正体とは?名探偵『島田潔』の頭脳が冴える。 現実世界では実在することは無い『時計館』だろうが、それ故小説内でのこう言った我々の中で妙なリアリティーを持ってくる。 やや長編ながらも、中身は読者を飽きさせないギミック、プロットのてんこ盛り。更に綾辻さん自慢の情景描写が、これでもかと入っている。 それにこの作品は、それ以外にも綾辻さんの世界観が、時間の概念が練りこまれている。皆さんが考える『時間』とはどう言った物ですか?その本来は姿形を持たない人間が作り出した抽象的な概念は、この作品内の世界の中ではそれを酷く曖昧な、けれども何処か堅固な流れとして存在します。 推理小説としても、またある種の哲学書としても存在価値のある作品だと感じます。 | ||||
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| 推理小説の醍醐味のひとつは、名探偵が事件の謎を明かす前と後とで、同じ事実がまったく違うように見えてくる、という感覚を与えてくれることだと思う。時計館の殺人はその観点から見て、他に並ぶもののない傑作である。しかも、事件の真相を知ったあとでも、真相を知る前の視点が、魅力的であるという、まれな作品となっている。あえて言うなら、毛色は違うものの、島田荘司の異邦の騎士が、これに匹敵しうる数少ない作品であろう。解決編後の視点の魅力は、その大掛りなトリックだし、解決編前の魅力は、事件の最中に与えられる恐怖である。なお、これは「館」シリーズの一冊であるが、前作を知らなくても、問題なく楽しめる。 | ||||
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