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枯草の根



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枯草の根の評価: 3.65/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(3pt)

最後の告白書が長すぎる

著者は昨年90歳の長寿を全うした。歴史小説家として有名だったが、デビューは推理小説で、それもいきなり江戸川乱歩賞を受賞しているので、これは読んでおかねばなるまいと思い読んだ。当時としてはかなりのレベルの作品だったのだろうが、今では正直読み継がれていくほどの出来とはいえない。人を殺す動機が甘いし、最後の告白書が長すぎる。いきなり大きな賞をとってしまったので、その後もしばらく推理小説を書くが、歴史小説に転向したのもわかる気がする。
枯草の根 (1963年) (ロマン・ブックス)Amazon書評・レビュー:枯草の根 (1963年) (ロマン・ブックス)より
B000JAI6K2
No.5:
(3pt)

優れた2つの作品ですが、この分厚では読むのに苦労

どちらも大変優れた作品ですが、別々にコメントを書いていますので、控えます。問題はこの分厚さです。これでは、いかに名作といえども読む気が起こりません。このシリーズを製作された方は本当にこれで本が売れると考えたのでしょうか?
危険な関係・枯草の根―江戸川乱歩賞全集〈3〉 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:危険な関係・枯草の根―江戸川乱歩賞全集〈3〉 (講談社文庫)より
4062638770
No.4:
(3pt)

乱歩賞

 昭和36年に第7回江戸川乱歩賞を受賞して、著者の処女作となった作品。
 中華料理店主・陶展文が探偵役を務めるミステリである。
 神戸在住の中国人たちを描き、その特殊な世界ゆえのトリックが使われている。後年のミステリ作品ともずっと通底する世界観であり、その出発点としても興味深い。
 処女作ということもあって、いろいろと不満の残る部分はある。しかし、味わい深い文章、描かれる人間のおかしみといった部分は既に強烈。
 読んでおくべき一冊だろう。
枯草の根―陳舜臣推理小説ベストセレクション (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:枯草の根―陳舜臣推理小説ベストセレクション (集英社文庫)より
4087463974
No.3:
(3pt)

乱歩賞

昭和36年に第7回江戸川乱歩賞を受賞して、著者の処女作となった作品。
 中華料理店主・陶展文が探偵役を務めるミステリである。
 神戸在住の中国人たちを描き、その特殊な世界ゆえのトリックが使われている。後年のミステリ作品ともずっと通底する世界観であり、その出発点としても興味深い。
 処女作ということもあって、いろいろと不満の残る部分はある。しかし、味わい深い文章、描かれる人間のおかしみといった部分は既に強烈。
 読んでおくべき一冊だろう。
枯草の根―陳舜臣推理小説ベストセレクション (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:枯草の根―陳舜臣推理小説ベストセレクション (集英社文庫)より
4087463974
No.2:
(3pt)

神戸における華僑の世界を垣間見せてくれる

現在は経済評論家として名高い作者の、神戸を舞台にして華僑社会を描いたミステリ・デビュー作。乱歩賞受賞作でもある。
探偵役を務めるのは、本職は中華料理屋で、漢方にも詳しいという陶展文という老中国人。この他、シンガポールで成功した席という華僑、その中国での恩人李が登場し、事件に巻き込まれる。さながら神戸における華僑の世界を映し出した作品であり、作者ならではの内容と言える。陶の泰然とした大人振りと、その拳法の弟子で熱血新聞記者小島の若さの対比など性格設定は巧み。しかし、読んでいてミステリという感じは薄く、異国の地で悲哀を味わう華僑の物語という趣きである。事件の真相は物語の進行と共に自然と明らかになり、後は陶老人がどう始末を付けるかといった構成である。
名のみ高く、実態が良く分からない華僑の世界を、異国情緒溢れる神戸を舞台に垣間見せて、シミジミとした情感を与えてくれる佳品。
枯草の根 (講談社文庫 ち 1-6)Amazon書評・レビュー:枯草の根 (講談社文庫 ち 1-6)より
4061360256
No.1:
(3pt)

神戸における華僑の世界を垣間見せてくれる

現在は経済評論家として名高い作者の、神戸を舞台にして華僑社会を描いたミステリ・デビュー作。乱歩賞受賞作でもある。

探偵役を務めるのは、本職は中華料理屋で、漢方にも詳しいという陶展文という老中国人。この他、シンガポールで成功した席という華僑、その中国での恩人李が登場し、事件に巻き込まれる。さながら神戸における華僑の世界を映し出した作品であり、作者ならではの内容と言える。陶の泰然とした大人振りと、その拳法の弟子で熱血新聞記者小島の若さの対比など性格設定は巧み。しかし、読んでいてミステリという感じは薄く、異国の地で悲哀を味わう華僑の物語という趣きである。事件の真相は物語の進行と共に自然と明らかになり、後は陶老人がどう始末を付けるかといった構成である。

名のみ高く、実態が良く分からない華僑の世界を、異国情緒溢れる神戸を舞台に垣間見せて、シミジミとした情感を与えてくれる佳品。
枯草の根 (講談社文庫 ち 1-6)Amazon書評・レビュー:枯草の根 (講談社文庫 ち 1-6)より
4061360256

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