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半落ち
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半落ちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全344件 81~100 5/18ページ
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感動の結末!と書かれていたので、私は期待して読み進めていきました。初めはドキドキしながらページを捲ることが出来ましたが、途中から展開が遅くなります。無理に引き伸ばした様子がうかがえました。そして、最後まで読んでも、あまり感動出来ません。本を投げるほど酷い結末ではないですが、唐突ですし、伏線も殆どありません。ミステリー小説として読むことも無理だと思います。読み終わって抱いた感想は、面白くなりそうな本だった、です。 | ||||
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どんなラストが待ち受けるのかと、かなり期待して読みました。話の運びも、人物の描写も、大きな破綻なく期待が膨らみました。しかし、最後が、ちょっと苦しかった。きれいごとになってしまった感じで。もっとうならせるエンディングがほしかったな。今まで読んできたのは、なんだったのかなと思ってしまいました。 | ||||
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他の方も おっしゃっているように 落ちが「半落ち」の ように思えます。 この時代には 何か あったのかも知れませんが・・・ もう少し 訴えるものが欲しいと思います。 ラストに行くまでの、其々の立場の人たちの動きは とても面白かった。 警察・検察・新聞記者・刑務所の上下の葛藤・・・ 組織の中で生きるのは 大変です。。 | ||||
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最後のページを読ませるまでにこんなにも物語がある必要があるのだろうかとは感じました。 確かに後半(ほんの数ページ)は心にぐっときましたが、そこまでの道のりが長かったです。 犯罪を犯し、警察に行ってから刑務所に入るまで何が行われるかはこの小説でよくわかりました。 大きな権力に対してここまで無力でしかないのか、と残念な感じがします。 | ||||
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重厚な作品かと思いきや、ページに余白が多く、かなり読みやすい作品である。 事件の真相自体は日本中が震える衝撃!・・・でもないが、ストーリー自体は非常に単純だが、それを各登場人物の視点ごとに章が変わり、主人公の視点での描写が一切ないのが特徴である。様々な人物の視点を通して主人公が客観的に浮かびあがる構成で、本書の成功はこの点にあるのだろう。まあ正直言って事件の真相はやや拍子抜けの感もあるが、主人公の謎の二日間を核として最後まで一気に読ませてくれる。 | ||||
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感動感動と煽りに煽ってるものだから、さぞやすごいオチが用意されているものと期待感はこれでもかとハチ切れんばかりに大爆発スペシャルなのです それで蓋をあけてみれば くっさ〜 クッサいオチが待ち受けておりました でもオチまで行く過程の警察やら検察のせめぎあいがすごく良く描写されていて、そこは楽しめました だいたいオチなんて二の次でそういうリアルな描写を楽しむ作品なのかなと、そう思ったわけです ですから悪いのは帯とそれに騙された自分なのかもしれません ただこの程度のオチでマス(大衆)は感動したらしいので、心のキレイな方であれば、オチもふくめ感動できるのでしょう | ||||
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結末がんー…という感じでした個人的に。 ただ章ごとに語り手が変わって話が流れていくので読みやすかったです。 | ||||
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横山氏のクライマーズハイからこの作品を 手に取りました。 私が10歳若かったら、この作品の良さを感じなかった と思います。 しかし、現在の私にとってとても心に響く作品でした。 通勤の電車の中で主に読んでいたのですが、ラストは 電車の中で涙を堪えるのが大変でした。 世の家庭を持つ男性の読者にオススメしたい作品です。 | ||||
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テレビドラマ(椎名桔平主演)→映画(テレビで)→原作、の順番にみました。 映画は淡々と一本道を進むという感じでした。日本アカデミー賞を受賞しているのですね。 ドラマ版は、登場人物たちが勝手にあっちこっちで動き回るという感じで、生き生きと描かれていました。検察官がその事務官と言い合いをする場面も、原作通りありました。こちらの方が私はおもしろいと思いました。原作の雰囲気もこちらの方が色濃いかと。 しかし、原作が一番良かったです。涙が出ました。これはフィクションなのですから、読者をうまくだませたらそれは大成功だと思います。 | ||||
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信頼の厚い現職警部が妻を殺して自首してきた事件を描いています。 殺害後、自首までの2日間の空白期間を、各章毎に警察官、検事、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官が、各々の立場・利害で、関わり解明しようとします。 私も若いときに読めば、多くのレビューにあるように、肩透かしの印象を受けたかもしれません。 しかし、年齢を重ねて、社会人経験も積んでる身からみると、この小説は、ある種、爽快感をもって読むことができました。 著者の作品は、クライマーズ・ハイに続いて2作目ですが、組織の中の人生がリアリティをもって書かれていると思います。惹きこまれます。 (186) | ||||
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アルツハイマーの妻を殺した男の自首するまでの空白の時間・・・・ そこに読者は魅力的な謎を想像するが、別にその二つは密接に関係していると いうわけではないという肩透かしっぷりが炸裂し、その理由も300ページ以上引き伸ばしてから 晒すほどでもないような程度のもの ミステリじゃなく人情物メインの話を作るなら、犯人を諌め出所するところまで書いたほうが より素晴らしい作品になったんではないだろうかと思う 賞に絡まなければそこまで話題にならなかった程度の作品 | ||||
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序盤から中盤に掛けての流れはノンフィクション並みのリアルな緊張感があって面白かった 最大の謎である空白の二日間で読者を300ページ以上引っ張ることの出来る筆力は確かなもの もと新聞の事件記者だけあって新聞社、警察、検察、裁判所の内情にはさすがに詳しい それ故に物語の力点が、思惑と損益が絡まる警察を中心とした裏側に置かれていて ラストが少し軽く扱われている感は否めなかった 恐らく読者が読み解きたかったのは被疑者が抱えている真実と空白の二日間だったはずだ この筆者と読者(自分)との微妙なズレを感じたのは少し残念だった | ||||
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取り調べなどの進捗に沿って、警察官、検事、新聞記者・・・と違った者の視線から描く手法が斬新(既存の方法かも知れないが私は初めて見る)。 各「主人公」たちも、性格や人生がきちんと描かれていて感情移入しやすく、各々の立場で展開される出来事にもぐいぐい引きつけられる。 最初読んだときは期待しすぎたのでオチにがっかりしたが、久しぶりに読み返してみると悪くない感じがした。 | ||||
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短編を除き、オチから逆算して書かれた小説は余り好きじゃない。読みたいのは物語である! 【藪の中】方式とでも言うか、事件の関係者の証言を通して事件の真相、 もしくは真実の不条理を浮かび上がらせる手法があるが、本作は少し異なる。 真相を直接知り得ない関係者(刑事、検察官、記者、弁護士、裁判官、刑務官)の立場で事件が語られる。 ミステリと考えるとオチが弱いと言うか、唐突感無きにしも非ずだが、人間模様として読めば秀逸。 弘兼憲史『人間交差点』みたいなテイスト。 存在感たっぷりの脇役に押され、肝心の主人公の影が薄いのが玉に瑕。 | ||||
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この小説は、一応、妻殺害後の空白の二日間の謎を追う、みたいな展開で、ややミステリー風ではあるものの、その本質はハートフルストリーだと思われる。 刑事→検察官→記者→・・・と視点を変えながら物語を展開していく手法は、テンポよく、きわめて読みやすい。 物語のオチは、そんな理由かよ、とやや突っ込みたくなるが、まぁ、本作がハートフルストーリーと捉えれば、良いオチなのかもしれない。 あと、この物語は、オヤジたちの物語でもある。 中年になり、もう若くないオヤジたちの自尊心や義侠心、野望や博打と、組織のしがらみとの絡みがサイドストーリーとして読ませてくれる。 こういった細かい描写の方が、オチよりも本作のウリかもしれない。 | ||||
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内容に踏み込みますので未読の方は読まないで下さい。 自らが提供者にならなければ犯人になる事はなかったのではないか? 提供者となったことでこの家庭に何らかの変化が有ったことは容易に想像がつく。 提供者になったが故に一つの命が救えたがそれ故に起こった事件とも考えられる。 ドナーについて当事者の家族が如何に難しい立場に立たせられるか、非常に考えさせられた作品だった。 一発屋ではない著者の力量が発揮されているオススメだと思う。 | ||||
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澄み切った眼に何を期待するか… それによって、評価が全く分かれる作品である。 ミステリー好きであれば「思いがけない素顔」や最後の「どんでん返し」などを期待するだろう。 そうしたものを求める方には、この結末は「半オチ」かも知れない。 「澄み切った瞳」のままで終わる本作は、一級のヒューマンドラマである。 意外とは言えない真相だが、最後に魂を揺さぶられる人も多いと思う。幸運なことに、私もその一人であった。 多分に感情的な意味合いから、私は「あること」に否定的な感情を持っている。しかし、この物語の結末に出てくる部分だけは、登録しようかという気になった。 それだけの力が、この作品にはあると思う。 章ごとに語り手が変わる構成だが、 登場人物の使い捨てにならず、意識のリレー、もしくは、 適当な表現ではないが、「守護霊のように被疑者の救済を望む意志」として、生かされているのはさすが。 終盤 残り僅かになり「どう落とし前をつけるのか」、読んでいるこちらが不安になった。 そこから、ほんの数ページで瓦解する湖面のさざなみのような結末。私も「年寄り眼」になった。 余談ではあるが、 筆者は地方紙の整理記者から「ドロップアウト」して小説家の道を歩んだ訳だが、 各章で「組織の中でどう生き残っていくか?」という視点が、語り手それぞれの立場で描かれている。 これは「クライマーズハイ」でも大きなテーマだったが、作者自身、自らの決断をどう受け止めているのか、興味深かった。 余談の余談で、 だからこそ、最後の最後に危ない橋を渡る決断をした刑務官の男気に、痺れた。 | ||||
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どの登場人物にも感情移入しにくく、また、読み勧めても大きな展開があるわけではなく『空白の2日間』に関して同じようなことを違う人物の目線から何度も繰り返し言われるだけ。途中で何度も本を閉じてしまい最後まで読むことが困難だった。しかしどんなオチがまっているのかと期待しなんとか最後まで読むも、あまりに普通な結末に拍子抜け。しかも自分の妻を殺し自殺を考えている人物が、あと一年生かせて欲しい、と思う理由としては違和感を感じる。 | ||||
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この本の良いところは、第1に、さっと読めること。僕の場合、大体5時間。旅の一冊として持って行ったら、空港に行くまでの電車の中と、空港での待ち時間、そして飛行機に乗って暫くで読み終えてしまった。第2は、そこそこ面白いこと。特に前半は良かった。ふだん刑事ものを読まない僕にとっては、警察の雰囲気描写、数奇なストーリーの展開に思わず吸い込まれていった。 が、後段になると、迫力が次第に薄れていく。普通のストーリー展開で、重さが伝わってこない。そして、最後の結末であの空白の2日間の真相がわかることになるが、あれだけ謎の深さを強くにじませていた割に、あまりにまともな終局。ひねり不足と言わざるを得ない。あれなら、最後まで謎のままにしておいた方が良かったのではないかとさえ思ってしまう。 | ||||
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犯行後二日空いても自首が成立するのなら、「二日間は自首すべきか考えていました。」「ナルホド一件落着」というところから物語が始まるべきだった。 最初から思わせぶりに黙秘する主人公。 それに乗せられてどうでもいい二日間に直ぐに興味を持つ人々。 モチベーションの無い人間が段取り芝居をしていくだけ。 小説は行動を読むのではなく、その行動のモチベーションの出所を読むものだと思う。 浅田次郎ファンから見るとマーケティングが作ったベストセラーだと思う。 | ||||
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