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半落ち



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【この小説が収録されている参考書籍】
半落ち
半落ち (講談社文庫)

半落ちの評価: 3.74/5点 レビュー 344件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全344件 241~260 13/18ページ
No.104:
(4pt)

「空白の二日間」の謎は、クライマックスにて・・・

この本のキーワードの一つに「空白の二日間」というのがある。この「空白の二日間」に何が起こったのかは、考えれば考えるほど分からなくなるという、読者がのめりこみやすいパターンのストーリーであるが、中盤からあまり物語が進展せず、多少引っ張りすぎな部分は否定できない。しかし、「空白の二日間」の真実が明かされるクライマックスは、素晴らしいできに仕上がっているため、中盤の引っ張り具合を差し引いても、作品をトータルで見るとかなり完成度の高い作品であると思われる。「生きる」ということを考えさせられる感動のミステリー。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.103:
(4pt)

不完全燃焼

読み始めた前半は、内容にグイグイ引きこまれていって、すっかりはまってしまいました。でも、どこまで読んでも半落ちのままで、はまっていたことが薄れるくらい引っ張られてしまったような感じで、結末は「あれ?これで終わり???」っていう不完全燃焼で終わってしまいました。前半から中盤は確かに面白かったと思います。その面白さを持続させながら一気読みすれば、感動できるのでしょうかね?
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.102:
(4pt)

まさに、半落ち。

私はこの作品が好きです。でも、半落ちは、読み終わっても、半落ちだった。「空白の2日間」をここまで引っ張る必要があるのだろうか・・・。最初は、何?梶警部は一体この2日間どこに行き、何をしてたの?って知りたくて、知りたくて、読み続けたけど。いくら読んでも、答えは出てこず、あげくの果てには、もしかして、こうなんじゃないの?って思ってた通りの結末に、半ば、感動しつつ、がっかりしつつ。梶さん以外のキャラを必要以上に固めすぎなのでは?って思いました。結局は、梶さんは「いいひと」のままだった。結構、梶さんに大胆に裏切って欲しかったという気もします。でも、私はこの作品好きですよ。 映画までは、見ないけど・・。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.101:
(5pt)

寺尾聰、柴田恭兵、伊原剛志などの顔を思い浮かべながら、違和感なく読みました。

 主人公は、梶聡一郎かな、と思うのですが、6章構成になっていて、各章にはそれぞれ、刑事、検事、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官の名前が付けられていて、それぞれが主人公となり、それぞれから見た、梶聡一郎が、それぞれが背負っている人生に絡ませながら、語られていきます。 現職の警部である梶が、妻を殺したと、自首してきた。が、殺害してから自首するまで、2日間という時間があった。この空白の2日間について、梶は何も語ろうとしない。いわゆる、『半落ち』だ。 各章で、それぞれの章の主人公たちが、この空白の2日間の謎を、解こうとするのですが、梶は口を開かないし、いろんな邪魔が入って、うまくいかない。真実がわからないまま、梶は流されて行く。 そして、最後の最後に、2日間の謎が明かされる訳だが、1つの事件に対して、警察の取り調べから、検察の取り調べ、新聞記者の取材、弁護士の調査、法廷での審議と、次次に視点を変えて、真実を追究していく過程のあることが、とても面白く感じた。 私は先に、映画を観て、この原作を読んだのだが、映画では語り尽くせなかったディテールが、物語を深くし、また、映画で演じてた俳優を思い浮かべながら読み、楽しめた。 謎解きは、映画の方が、『日記』という小道具を登場させた所為で、劇的なものになっているが、傑作であることに、違いはないと思う。立場を越えて、『命』を守ろうとしたのは、命を助け、命を繋げ、命を守ろうとする命だったからなのか……。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.100:
(1pt)

作家が、「役不足」の本当の意味を知らないなんて・・・

期待して読みました。読みはじめてすぐに、がっかりしました。細かいことかもしれないけれど、「役不足」という言葉を、全く違う意味で使っていたことです。で、しばらく読んでいきましたが、またまたがっかりさせられた個所を発見してしまいました。これは、着物のことに詳しい者でなければわからないと思いますが、被害者の姉が弁護士に依頼をしに行くときに「質素な訪問着」を着ていくことになっています。が、訪問着というのは結婚式や七五三などハレの場で着る着物ですから、状況的に絶対おかしいです。ハレの時に着ていく着物なのですから、当然、豪華というか華やかな着物なわけです。質素な訪問着という言葉自体がおかしいです。「質素なタキシード」って言わないですよね。こういうところで、がっかりさせつつも最後まで読ませてくれましたが、とにかく引っ張りすぎ・・・あっけなかったです。横山秀雄は短編のほうがいいかも・・・。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.99:
(5pt)

”どうしたらこんなに優しい顔になれるだろう”

03年度”このミステリーがすごい”第1位受賞作品。ちょっと時代遅れですが もし まだ読んで居られないなら やはりお勧めです。元警察学校教官、教養課次席、書道家、温厚篤実な県警幹部がアルツハイマーの妻を殺したと自首します。梶警部49才。 7年前急性骨髄性白血病で失った一人息子の命日、共に墓参りをした妻はその夜狂乱します。“墓参りに行っていない、息子の命日を忘れた、親じゃない、人間じゃない。” 泣き叫び、のたうち回り、自らを傷つけ、部屋中の物を投げ、殺してくれと哀願する妻。梶警部はついに妻の首を絞めてしまいます。刑事部強行犯指導官、”落としの”志木警部の前で淡々と犯行を自供します。 しかし 自首したのは犯行後2日経っての事、2日間の空白について 梶警部は堅く口を閉ざします。”半落ち” 全ての家族を失った絶望、慟哭、死の決意。しかし警部は自殺を思い止まり あと1年生き恥をさらそうとした。空白の2日間に何があったのか、あと1年 警部の50才に何があるというのか。そして警部の澄み切った瞳の謎。真実を求め、組織の面子と戦う志木警部の焦り。 志木警部を始め 検察官、新聞記者、弁護士、裁判官、看守 梶警部の断罪に関与した全ての人たちが謎に挑み、プライドを賭け、戦い、挫折します。少しだけネタを明かします。 最後のキーパーソンはラーメン店で働く明るく優しい19才の青年です。 ”どうしたらこんなに優しい顔になれるだろう。辛い治療に耐えてきたからか、死線を潜ってきたからか、人は一人では生きられない事をしっているからか” 不覚、思わず涙が出ました。 青年は絶望の梶警部に命を吹き込む事が出来るのか?志木警部が誓います”この男を死なせない”
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.98:
(3pt)

読み始めると「オチ」を読むためだけに読むことになる

基本的に悪くない。最後はそれなりに感動して鳥肌がたつ。一日で一気に完読することができることでしょう。昨年のミステリー1位として有名ですが、過大評価ということもなく1700円身銭をきる価値はあります。ぜひご一読ください。しかし評価が3なのは、途中の話はけっこうダラダラしていて、あと何ページってページ数を数えて最後のオチは何だ?ってことにばかり気になって、なんだろなんだろ?って思っている区間がだるいのです。登場人物の感情移入しやすいって言う評価が多く見受けられますが、そんなありきたりな登場人物っていうのでもなく、難しい言葉でハクをつけているのが伺えるので面白くはありません。オチは裁判中に出しても面白かったのではないかと思います。そして主人公の思いをもっと書いてみても良かったのでは。まずはご一読あれ!損はしませんよ
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.97:
(5pt)

これはミステリーではない

 梶という警部が、妻を絞殺し自首する。本人の自供から、殺人の動機、事実関係はすぐに明らかになるが、犯行から自首までの2日間の空白は謎のまま、有罪が確定し服役する。(「半落ち」というタイトルの所以である。)そして梶は、どうやら、51歳になったら自裁するとの決意を抱いているようである。 6つの章には、6人の関係者(刑事、検察官、新聞記者、弁護士、裁判官、看守)の名前が付けられており、自首から取り調べ、裁判、収監、そして空白の2日間の謎が解明されるまでの過程が描かれる。 6人は、各々の職場で、自らの良心、矜持、理想に従い、あるいは梶を救おう、あるいは真相を解明しようと努めるのだが、いずれも力およばず、権力的な圧力、自己保身、薄汚い取引の誘惑に屈服する。 そして、最終章では、梶を死なせたくない一心で裁判確定後も刑事が継続していた真相解明の努力が実を結び、梶の空白の2日間の行動と、51歳で自裁するという決意の秘密が明かされる。 この作品をミステリー、推理小説として読んできた読者は、「さんざん気を持たされた挙句に、ふっと肩透かしを食った」と感じるかもしれない。 しかし、梶と6人の人生を、自分の人生に照らしながら、ある時は共感を持って、ある時は嫌悪感を持って、虚心に丹念に読み進めてきた読者は、一見ささやかなその秘密の純粋さ、重さに深い感動を覚え、涙を禁じえないはずだ。 これは、ミステリーではなく、巧緻に組み立てられた、リアリティーに富む、極めて上質の社会派人情噺なのである。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.96:
(3pt)

ひっぱりすぎ、、、、?

 何かなと期待させた割には落ちがそうでもなかった。ある意味、本当の半落ちかも?
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.95:
(5pt)

一気読み

とにかく一気に読みました。読めました。それぞれの章ごとに、事件に関わるそれぞれの人物の意志や葛藤が、握り拳つくっちゃう程、わかり過ぎて、もどかしいぐらい。立場や社会との関わりの中で、当たり前の正義を、正義だぞと叫ぶことが、こんなにも難しいなんて・・・。「あなたは誰のために生きていますか?」誰かのために生きれることは、自分が生きるパワーになる。誰かのために生きることは、その誰かが幸せになるのと同様に、自分も幸せであることなのかもしれない。と思いました。そんな誰かに沢山出会えるといいな♪読み終えて、心が温かくなりました。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.94:
(4pt)

半落ち

 「読んでから観るか、それとも観てから読むか」(40代以上の方にしかわからないでしょうか?)というコピーではありませんが、私は「(原作を)読んでから(映画を)観る」時が多いです。 自分の職業に関係しているからなのですが、最初は、アルツハイマーになった妻が警部である夫に「自分を死なせてほしい。」と懇願したことを発端としている所に興味を持ちました。 主人公梶が妻に懇願されて起こした殺人事件、そして事件後2日間の梶の空白の時間をめぐる6人の関係者の描写がとても良く描けていたと思います。実は、まだ映画の方は観そこなっているので、このミステリー小説が映画では、どの様に展開されているかとても楽しみです。 ここでは詳しく述べることはできませんが、結末は…というと私には少し期待はずれの部分がありました。 どうしてそう私が思ったかは、皆さんが読んで考えて下さいね。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.93:
(4pt)

小説と映画

小説を読んで映画を観ました。やっぱり小説の方が重みがあってよかったと思います。映画界を支えているすごい役者さんたちがつくり上げているとは感じましたが、最後が弱かった・・・私は、小説の最後があってこそ一人一人の男達が梶に心動かされたのだと思います。活字中毒が復活した作品になりました。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.92:
(2pt)

最後のオチが予想できてしまった。

さまざまな視点でひとつの事件を見つめるという点はなかなか奇抜でおもしろいと思ったが、「感動できたか?」と訊かれると「?」である。だって大体こうなるだろうと予想できてしまったから。こうなったらみんな感動するだろうと予想できてしまったから。こういう読み方してると半分以上のミステリーっておもしろくなくなってしまうんだよね~。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.91:
(4pt)

完落ちでした

この手のハードボイルド(?)系小説には共通して、結末の落とし方が、陳腐で不自然なものが多かった。中身の重厚さに反比例するかのように、大失速した挙句、「最後は、ただの男のロマンスで終わっちまった・・・・・・」と。これでは、せっかくの大作も台無しである。はっきり言って、横山さんにも、同じ傾向があった。だが!!『半落ち』だけは「オチ」てます!この本を読んで、オッサン見る目が変わった。あー、みんな若かりし頃、躓いてるんだー。スラッとしてるようで、結構、内面にストーリーを抱えてるものなんだと、思えるようになった。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.90:
(5pt)

半落ち

最後の最後まで、空白の二日間の真相がわかりませんでした。読み終えてみると、そう言う訳だったのか・・・と、ストーリーを思い起こしました。奥の深い6章ですね。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.89:
(2pt)

宣伝失敗

今期一番のミステリー、帯にはそう書いてあります。はっきりいってミステリーじゃないです。さんざんひっぱるので、いったいどれほどの強烈なオチがひそんでいるのか期待して呼んでいたので、かなり普通でした。最悪です。今年一番のミステリーなどといった触れ込みは、あまりにひどすぎます。しかし、さすが作者は元新聞記者だけあって、新聞社の実情の描写は見事です。ここを掘り下げれば、今度こそ本当の傑作が生まれると思います。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.88:
(5pt)

それでも、泣けます。。。

前評判の良い本程、期待が大き過ぎて感動出来なかったり、がっかりしたりする事が多いので、読むのを躊躇していましたが、大体のストーリーが読めていたにも関わらず、しっかり?泣けました。これは、すごい事だと思います。この著者の本は、宮部みゆき氏と同じく、単純に物語を楽しむべきだと思いました。これを、推理小説とみるか、否かなどのジャンル分けは、全く不要な気がしました。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.87:
(5pt)

誰のために生きているのか

~嘱託殺人事件をきっかけにはしていますが、殺人自体に猟奇性やトリックもないという点からいうと、この話の本質は犯罪ミステリーではない。登場人物達が何度となく行き当たる「自分は誰のために生きているのか」という問いは、否応なく読者自身にも突きつけられることになる。~~物語の最後、半落ちの元警察官の「生きる理由」を知るとき、その切なさに泣いた。でも冷静になって考えると「一杯のかけそば」ではないかという気もした。~
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.86:
(2pt)

何故、証拠を?

何故かなぁ。何故刑事ともあろう人が、あんな証拠をコートに?何故かなぁ。と、ついつい読んでしまいました。渋いおじ様がたくさん出てきます。それぞれの人生、いやぁなかなか大変。みんな大変なんですねぇ。勉強になりました。新宿に行った理由は解けるのですが、やはり本当にあんな証拠を何故でしょう。私にはちょっと納得は難しいです。それに、男の人生のために殺されたり、生かされたり、命はその程度のものでしょうか。贖罪のつもりなのかも知れないけれど、違うと思ってしまいました。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.85:
(5pt)

おもしろかった!

人間の情緒がみごとに描かれたすばらしい作品だと思います。映画も見ましたが、感動で涙がとまりませんでした。横山さんのほかの本もぜひ読んでみたいと思います。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399

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