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半落ち



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【この小説が収録されている参考書籍】
半落ち
半落ち (講談社文庫)

半落ちの評価: 3.74/5点 レビュー 344件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全344件 281~300 15/18ページ
No.64:
(3pt)

やっと購入・・しかし・・

人気本がやっと半額で手に入り即読了。各章ごとに違う立場の関係者が一つの事件に取り組み、思い、考える。影響を受けるのだが最後まで核心を引っ張るわりにあと一歩物足りない。読みやすさ分かり易さは星5つモノだが作者の代表作にはなりえないだろう。横山氏の実力はまだまだこれから優秀作を生み出せるだろうことを考えると本作で星4つ以上つけるのは作者に失礼にあたる、とさえ感じる。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.63:
(3pt)

もう一ひねりほしい

悲しくも重大な罪を犯してしまう夫。妻を殺してからの空白の時間。そこに隠された秘密と、彼らを取り巻く社会というクモの巣。残念ながら、真実があかされたときの衝撃が、いまいちといった印象です。
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No.62:
(3pt)

半落ちの理由が、んっ?

横山氏の作品は今までに読んだことがなかったのですが、知識の深さ、文章構成など読んでいてすばらしいと感じるところがたくさんある作家さんだと思いました。6章全て違う中心人物がおり、それぞれに心理描写がきちんと描かれているため、その役柄の人物になりきって事件や犯人に向き合うことができ物語りを楽しむことはできました。しかし、この題名にもなっている「半落ち」の理由については私にとって疑問を感じました。それまで様々な人物の視点から犯人と対峙し、その者達同士が見えない緊迫した攻防を繰り広げ、やっと辿り着いた答えが、そういうことなの…ここまで山を登るような感じで盛り上がってきたのに、急降下するような感じを受けました。この本の最大の争点「半落ちの理由」がもっと納得できるものだったら★5だったのではないでしょうか?
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No.61:
(4pt)

出来としてはすばらしい

この本を読む動機となったのは、ホームページで世相百断というエッセイを展開されている方の一文を読んでである。その内容は林真理子が半落ちにケチをつけたという事に対する批判で、批判が正鵠を得ているのか、林真理子が正しいのかに興味を持ったからである。読んで見てミステリーとしての全体のスケールは小さいがよく出来た作品だと思いました。正直感動しました。読む動機となった点ですが、世相百断の批判は1点の付け加えるべきことも無いし、ここは批判としておかしい、という点も無く、完璧な林真理子批判が展開されていたという印象をもった。つまり林真理子が、小ざかしげにあれこれ半落ちの批判をした事のほうがおかしいということだ。直木賞は質の悪い選定委員を選任したという事。
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No.60:
(2pt)

正直がっかり

 横山作品は2冊目でした。前に読んだ「動機」がぴりりとした短編集だったこともあるのか、今回の「半落ち」はだらだら長かったという印象です。寺尾聰さんが犯人役で映画化されるそうですが、わたしは適役だと感じています。画面での彼のまなざし1秒のほうが、文章よりも説得力がありそうだと思いました。新聞記者や裁判官などからの視点が興味深くないこともないが、物語にはほとんど関係ない。 これだけのページ数を読まされてのこの落ちには物足りなさを感じた。ページ数半分、あるいは4分の1の短編だったら引き締まった良い作品だったのではないだろうか。
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No.59:
(5pt)

文章に隠された本質

この本に対する評価は色々と分かれるであろうと思う。ごく非凡な人生を送る人には物足りないであろうと思う。この本に隠されたもう一つのドラマが実は存在する。それが何かは皆さんが探して欲しい。そのドラマの存在を知る人は感動できるし、人生には色々なドラマが存在するところに喜怒哀楽があるのだろう。本格的なミステリーとしてはやや迫力にかける点があるのは否めない事実かもしれない。彼の色々な著作を今後読んでみたいと思う。
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No.58:
(3pt)

悪くはないが、やや期待はずれ

「このミス」1位ということで読み始めたが、凡庸な出来でちょっとがっかりである。ただしこの本、林真理子が"オチが非現実的でミステリーとして成立しない"と指摘し、しばらくの間業界内でああでもないこうでもないと中傷合戦が繰り広げられていた。そのゴタゴタを楽しむためのテキストとして読めた、という意味では"元が取れた"と思っている。
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No.57:
(4pt)

守るべきもの

2003年版『このミス』国内部門1位の作品。遅ればせながらようやく読みました。病気の妻を殺した警察官梶聡一朗と梶に関わる刑事・検察官・裁判官・弁護士・新聞記者・刑務官が主人公。全てを悟ったかのような梶と彼の犯罪の真相を追求する関係者、そしてこの真相追求を体裁・都合で遮断する組織、それぞれの思惑が入り乱れたまま物語はラストへ。その真相とは....。この作品に対する評価はかなり割れているようですが、犯人でありながら穏やか且つ澄んだ目をした梶と、組織と個人の思惑の中でどんどん澱んでいく関係者。この対比こそがこの作品の真骨頂ではないか?「守るべきもの」の差が人間としての立場を逆転させてしまっているような、そんな気がしました。物語ラストの“半落ち”の“落ち”は!作品としての評価を大きく分けるポイントではありますがその内容自体はとても重い、それ自体で物語として語れる重要なkey Factorなのです。
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No.56:
(5pt)

横山氏の筆力で一気に読ませる長編!

この作品も横山氏得意の警察、検察を中心の人間心理を突いたストーリーとなっている。氏の筆力には毎回圧倒されるが、今回の作品は今まで以上にすごい!読者へ適度の欲求不満を盛り込みながら進むストーリーに、どういう落としどころが用意されているのか期待せざるを得ない感覚を弄ばれつつ・・・。巧みな文章に引きこまれ、ふと気づけば最後のページにたどり着いているに違いない。私は外出先で読んでいたにも関わらず、不覚にも泣いてしまった。とにかくこの本は最初から順番に読み進めて欲しい。
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No.55:
(3pt)

そういえば泣けると言っていたのは、男の人ばかりだったかも。

面白かったです。ストーリー的には、読ませる作家さんですね。すばらしく惹かれます。ぐんぐん読めます。でも、結末はちょっと期待はずれでした・・現実性があるなしにかかわらず、どうしても拘る一点にしては弱い気がしました。私には犯人の気持ちの臨場感が伝わってきませんでした。
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No.54:
(2pt)

本当に「半落ち」だった

作者の作家としての力量は一流であることは疑いがない。序盤から中盤にかけて、複数の脇役の紡ぐストーリが徐々に一つの織物に収斂していく過程は「犯人」が既に判っているにも拘らず、スリリングで読者を充分に惹きつけるものだ。しかし、肝心のご本尊と「動機」があまりにも貧弱で悲しい。読者を落としてくれるはずの結末が、「落ちない」のである。なるほど「半落ち」というタイトルはこういう意味だったのかと、慨嘆した読者も多かったであろう。作者は主人公に対し「責任」を負わなければならない。この作品に感動できる人は何にでも感動できる羨ましい人である。何か賞をもらったそうだが、次からは参考にはしないことにした。次は「全落ち」させてくれ。
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No.53:
(2pt)

本当に「半落ち」だった

作者の作家としての力量は一流であることは疑いがない。序盤から中盤にかけて、複数の脇役の紡ぐストーリが徐々に一つの織物に収斂していく過程は「犯人」が既に判っているにも拘らず、スリリングで読者を充分に惹きつけるものだ。しかし、肝心のご本尊と「動機」があまりにも貧弱で悲しい。読者を落としてくれるはずの結末が、「落ちない」のである。なるほど「半落ち」というタイトルはこういう意味だったのかと、慨嘆した読者も多かったであろう。作者は主人公に対し「責任」を負わなければならない。この作品に感動できる人は何にでも感動できる羨ましい人である。何か賞をもらったそうだが、次からは参考にはしないことにした。次は「全落ち」させてくれ。
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No.52:
(5pt)

叙情派ミステリーの力作

「完全な人間なんていやしない」「誰だって何かを支えに生きているんだ」「刑事だって、裁判官だって、ジャーナリストだってみんな同じ人間」っていう声が聞こえてくるような気がした。ぐっと引き込まれた。結末に、がっかりする人がいるかも知れないけど、僕はむしろすがすがしさを感じ、結末に至るまでの語り口を思い出し感慨に浸った。文句なく力作と言える。
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No.51:
(5pt)

久々に感激

嫌な事件が起こる世の中で読後感のさわやかな本でした。50才前後の男たちの閉塞した気持ちも理解できました。しかし、そこに一筋の光を感じました。しばらくは。横山秀夫氏の著書にはまりそうです。
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No.50:
(5pt)

生きて! 梶さん!

ええ話や~,泣いてもた・・・
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No.49:
(3pt)

これで『このミス』一位なのか……

今頃になってようやく読んだのですが、下馬評はすんなり信じてはいかんなぁ、というのが素直な感想。この人は、物語を引っ張っていくのがとても巧い。人生に陰を持ち、仕事に生きる男たちが次々と登場していくさまは、同じ年代の男性には共感するところが大きいでしょう。警察小説としても、熱いくらい職務に忠実な刑事が出てきて、「あらあらステレオタイプ」なんて思いながら読むんだけど、やっぱ刑事だしまぁいいか。しかしだ。あれだけ引っ張っておいて、結末はお粗末だった。構成として、どんでん返しの一つくらい入れなければ、謎解きは面白くないしワクワクドキドキもしないのだ。また、歌舞伎町の設定が安易で肩透かし。すごい組織があるのかなってちょっとは期待したのに。あれじゃあ激戦区環七辺りのラーメン店でいいじゃないか。また主人公の心情が全然伝わってこない、というよりキャラが弱い。人情ものにしたかったのだろうが、私は結末に涙一つ出ず、共感も出来ず、最後は冷め、「このミステリーがすごい」の評がまるで信じられなくなった。でも、この話は映像化しやすいように作られている、と感じて、やっぱりこの作者は巧いと思うのでした。
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No.48:
(5pt)

素晴らしい

話題になっていたので、読みました。この人の作品はこれが初めてです。素晴らしいです!どんどん読みました。特に男性にお薦めです。人を殺しているのに、人が死んでいるのに、人間っていいなと最後の最後に、心が暖かくなりました。他の作品も読んでみたいです。
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No.47:
(4pt)

人はなんのために生きるのか?

たたき上げの刑事、辣腕検事、東京で失敗しW県で再起を期す弁護士、刑務所の看守、それぞれ、仕事と家庭で悩み、惰性に流され、かつて持っていた理想を見失いつつあります。アルツハイマーに苦む妻を殺した元警察官がひた隠す空白の二日間を、彼らが解明しようとする過程で一番の謎は、被疑者が何を生きがいに生きているのか、ということです。その謎は最後の最後まで謎として残り、事件はベルトコンベアに乗せられているかのように処理されて行きます。謎解き自身の結末はあっけないかもしれません。しかし、そのあっけない結末は被疑者の悲運を象徴するものでもあると思います。刑事が、組織と自分の誇りの間で苦しみながらも、ぎりぎりのところで誇りを捨てきらない姿勢に勇気付けられました。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.46:
(4pt)

ぐいぐい読ませるが、ラストが…

 警察、検察、裁判官…権威の象徴に住む人がそれぞれの人生の事情を抱えつつ、組織防衛に走ったり、逆に権威に楯突いたり。生き生きと描かれ、読ませます。 謎の解明に向けてラスト近くまではとてもおもしろく、一気に読みましたが、いかんせん、種明かしがいまいち。「なあんだ…こんな終わり方か。」と思うのは私だけではないのでは。途中までのドキドキとの落差が気になります。 今度はこの作者の中編、短編に期待してみようと思いました。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
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No.45:
(4pt)

疲れているあなたへ

その時、とても疲れていた。この本の題名は以前から頭にあったけど、優秀作品が無いといれた昨年の中で、唯一評価が高かっただけに、かえってなかなか手が伸びなかった。でも、疲れたその時、真面目な本は読めない、でも深い推理、濃いホラーも読む気はしない、何にも考えたくなくて手にした。休みのその日、何にもせずに、読んだ。犯人のこだわりは何か?ただ気になった読んだ。結論で思わぬ展開。そうか50歳には、こんな意味があったのか。答えをしれば、自分も知っていることだったの予想できない展開で、しかもイッキに涙が溢れてくる。疲れあなたに是非お勧めしたい一冊です。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399

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