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半落ち



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【この小説が収録されている参考書籍】
半落ち
半落ち (講談社文庫)

半落ちの評価: 3.74/5点 レビュー 344件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全344件 201~220 11/18ページ
No.144:
(5pt)

迫力ある文章力に感動

現職の警官がアルツハイマー病に侵された妻に懇願されて妻を扼殺し、二日後に自首してくる。物語はこの空白の二日間に焦点が当てられ、彼が裁かれていく過程で携わった取調官、検事、記者、弁護士、裁判官、刑務官の6名の視点でそれぞれがしがらみに捕らわれながらも、少しずつ真実を追究していく。この作家の作品は初めて読んだのだけど、話の進め方が面白く、じりじりと真実(空白の二日間)を追いつめ、現実(しがらみ)に追いつめられていく心理描写が凄かった。おかげでその後、彼の作品すべてを読破するに至った。彼の作品は手に汗握るような臨場感があって、面白い。
半落ち (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.143:
(5pt)

素晴らしい作品です。

ミステリーを読むときにあれやこれやと想像して、その中の一つが当たったり近かったりとことをもって、「途中でトリックに気づいた」と主張する人が私はとても嫌いです。素直に読み、素直に感動しました。秀逸の作品です。心から一読をお薦めします。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.142:
(5pt)

泣けます

ベストセラーで映画化された横山秀夫のこの小説を文庫版になって初めて手にしました。複数の登場人物が、章ごとにそれぞれの視点で物語を語り、進行する手法は良くできています。 警察という組織の中にいて、何十年も模範的な警視だった主人公が「妻殺し」を犯し、絶望の淵に追いやられてなお生きようとする秘密は何なのか最後までひきつけられました。 「半落ち」だった主人公の秘密が最後についに明らかにされる「落ち」が意外?もしくは物足りない?という手合いもあるかもしれませんが、40代以降の人(特に男性?)は多分共感できると思います。 限界や絶望を見てもなお、人生に少しでも意義を見出そうと最後まで懸命に生きる様が、胸を打ちます。
半落ち (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.141:
(4pt)

守るための「優しさ」

現役の警察官。嘱託殺人の罪で出頭。だが、なぜ、自死を選ばなかったのか。物語はその謎を追おうとしてしてその道を次々に断たれていく者たちの「視点」がリレーのごとく受け継がれて話が展開されていく。取り調べた警察官、検事、記者、弁護士…。全部で6人の章から成り立っている。うち裁判官の章だけは謎解きよりも梶の犯した罪そのものに重きが置かれ、これのおかげで話全体の現実味が増している。「空白の2日間」のみの謎がなかなか解明できないだけに(最初の章の志木が水面下で捜査を続行しているが)最終章の謎解きが少しあっけない気もした。しかし哀しくて優しい謎は胸を熱くする。―「あなたは誰のために生きているのですか」。どうしても守りたい人のため―。
半落ち (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:半落ち (講談社文庫)より
4062751941
No.140:
(2pt)

感動的な内容ではあるけれど

結末が最後まで分からなかったらもっと感動できるのでしょう。半分くらい読むと結末が分かってしまうような人にはお勧めしません。謎解きがあまりにも簡単です。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.139:
(4pt)

映画は見てないが・・・・ 

ひとことで云えば美しい人間愛を書いた本だと思います。 心が洗浄されるような感じです。 サスペンスというより人間の本質を書いた本ではないでしょうか。 この本は結構お薦めですね。 
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.138:
(4pt)

半落ち

自分は誰のために生きているのか。これについて考えさせられる作品です。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.137:
(5pt)

収まるところに堂々と収まった

この作品は映画化されておりテレビで放送されていてその内容の酷さに(途中で観るのを辞めるくらい)、こんはずはないはずと思い読んでみました。読んでみて、全然違うじゃん!これが第一印象。おかまみたいな刑事はいないし安い新聞記者もいなかったし・・・役者のエゴに殺された作品ですね。さて横山氏お得意のデカモノです。同じデカモノでも毎回視点が違うし面白いですね~。人間臭い。非常にリアルに臭いです。今回のこの手法も上手い!主役が随時変わっていくけども話しは進行していく手法です。似た手口はあれど、こうまとまらないしキャラもたたないんですが流石です。この作品の場合こんなオチかな?と想像は出来てたんですがまとまりどころを抑えているというかエンディングに導かれているような、まあ収まるところに堂々と収まったという感想をもった次第です。良かったら私のHPもご覧になってください。
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4062114399
No.136:
(3pt)

星三つかな・・・

各章ごとに主人公が変わって面白い、内容もまた「なんでなんで?」と思うような言い回しなので一気に読めますが、最後は肩透かしを食らった気分でした。でも、良作でした。
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4062114399
No.135:
(3pt)

誰かの為に

生きるって事は生活をすること、収入も得なきゃいかんし、人間関係も上手くやっていかなきゃいけない。もちろんそれは自分の為だったり、家族の為でも。皆が通る人生の道を横山秀雄は作品を通して、強く訴えたかったのかは判らないけど、この作品を読んだ人は少なからず人生について考えてしまう。まだ見ぬこれから出会う人の為に生きるのは、並大抵の事ではないし、目に見える者の為に生きる事さえ難しい。刑事事件の一連の流れや仕組みに、へ~。と楽しみつつ、事件が紐解く経過にあせってページを早くめくって、また元に戻って読み返したりで赤ペンを持って読みたい作品です。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.134:
(2pt)

空白の2日間に描写不足?

 本書は空白の2日間の行動がポイントである。早々に問題提起がある。 各章ごとに主人公が代わっていく手法は斬新である。人物もしっかり描いているようです。 しかしながら、落ちがわかってからは物足りなさを感じた。これだけなのか?という疑問符が残る もう一ひねりほしい。
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4062114399
No.133:
(4pt)

警察内部の仕組みは分かったが

警察内部の仕組みは分かったが、主人公が黙秘を続ける理由が読み終わっても釈然としない。どうして関係者が主人公をこれほどまでに「神格化」するのかも。。。おそらく、サラリーマン組織の悲哀を私はまだ知らないということだろうか。
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4062114399
No.132:
(4pt)

組織の人間である以上…

来年から地元の地方銀行に就職する自分にとって、ぐさりぐさりとくる箇所が多かった。正しいことができない。こんな現状にまだ出くわしたことがない自分はまだ半信半疑で、社会を知らないあまちゃんなのかもしれない。ストーリーは社会的な問題を多く含んでいたように思う。最後もそうだ。感動というよりは、物語をとおして現実社会を考えさせられる作品だった。 
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4062114399
No.131:
(3pt)

最後が

現職の警察官がアルツハイマーに苦しむ妻を殺したと自首してきた。被疑者・梶は全面的に犯行を認めているが、事件のあとに空白の2日間が残った。そして、空白の2日間に対して、梶は沈黙を守る。さて、この作品、長編となっているが、実質的には連作短篇集と呼んだ方が良いかもしれない。梶が隠匿しようとしている秘密とは何か、警察、検察、新聞記者、弁護士、裁判官、そして刑務官。それぞれが、それぞれの立場で真実を発見しようと動く。勿論、そこにある思惑はそれぞれ別物になる。スクープを狙う新聞記者、一発逆転を狙う弁護士、真実を知りたい警察官・検察官と、組織防衛の為に捏造・取引を行う警察組織…そういった外野の中での葛藤も見所がある。そして、一番最後に、梶の隠してきたものが明らかになる。…と、問題は、その秘密。ここまで引っ張っておいて…ということもさることながら、何とも唐突な感じがしてならない。確かに、それなりに伏線は貼られているのであるがそれにしても…。また、梶が自首した理由としては妥当としても、それを隠す理由としては弱い気が…。その辺りがちょっと気になった。それでも、そこまでの過程、十分に楽しんで読んだのだが。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.130:
(4pt)

命と絆について考えさせられました

映画化もされたので多くの人がストーリーの概要をご存知と思いますが、警官がアルツハイマーの妻を殺害して自首して来て、犯行の様子は素直に話すものの、殺害日から自首してくるまで何をしていたのかについてはかたくなに口をつぐんでいるという物語です。犯人を直接的に主人公に据えるのではなく、1章ずつ彼の事件にかかわる周囲の人(刑事、検事、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務所職員)の視点で物語が進行します。各章とも、それぞれの人物がそれぞれの苦悩を抱えており、その犯人との触れ合いの中でそのことを思い知らされるというような構成になっています。最後の章で犯人が抱えていた秘密が明らかにされるのですが、それが明かされた瞬間はさほど衝撃的な秘密ではなかったので、正直「な~んだ」と思ってしまいました。秘密が明かされるまでが長いので、期待が高まり過ぎてしまったのだと思います。ただ、すべての謎が解けた後の数ページを読んでいるうちに、じわじわと感動が高まってきました。犯人の秘められた行動以上に、最後の最後に登場する“命の尊さを知っている人物”が魅力的でした。
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4062114399
No.129:
(5pt)

強く生きてほしい

死んだ息子のことさえ忘れてしまいそうになる妻。せめて息子を覚えているうちに母として死にたいの言葉に、梶総一郎は、妻の首に手をかけます。壊れていく妻の最後の願いを、彼は断ることができませんでした。生きる希望を失い自殺しようとした彼に、もう少しだけ生きていこうと思わせた「空白の2日間」。この謎が、梶と関わる人間に重くのしかかります。警察官、検事、新聞記者、弁護士、裁判官、刑務官、それぞれの視点から多角的に描かれたこの作品は、内容に幅と深みを感じさせ、読む者をさらに惹きつけます。彼らのそれぞれの立場、それぞれの思惑や利害関係が交錯する中、梶はただ黙秘を続けます。その姿は一つの信念に貫かれ、凛としたものさえ感じます。やがて、全てが明らかになったとき、言いようのない悲しさが込み上げてきました。梶が守ろうとしたもの、もう少し生きてみようと思わせたもの、そして息子への思い・・・。「もう自殺など考えずにこれからは強く生きてほしい。」そう願わずにはいられませんでした。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.128:
(5pt)

最後は愛

ともすると愛情や感情等が入り込む余地のない警察,検察を舞台にした縦割り社会の中のドラスティックな話しかと思って読んだが,組織の中で描かれているのは一人の人間の心の中に秘められた愛だとわかった。刑事や検察,刑務官などそれぞれの立場で懸命に生きている人間の視点から事件を捉えている構成は読み手を飽きさせない。映画だと配役のイメージで決定させられてしまうけど,原作を読むと個性ある登場人物が生き生きとしてイメージできる。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.127:
(3pt)

難しいぃぃぃーーー!!

子供の自分には早かった。。。難しかった。。。検査部とか警視庁とか警務部長とか検事とか分からなーーーい。。ということで半分読んで、映画化したのをレンタルして、見た後また残りの半分読みました。でも梶さんは好きだ~~。優しいし。これだけは言えますよVV中学生には早いですね。やっぱ。親にも言われちゃいましたよ。トホホ
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.126:
(4pt)

文豪はつらいよ

全く読み詰まることなく頭に流れ込んでくる文章、どこを読んでも引き込まれるストーリー。これでオチさえ決まればパーフェクトだったのですが、若干期待し過ぎてしまいました。決して悪くはないのですが、前半が巧すぎて、動機の弱さが引き立ってしまうという皮肉。普通の作品であればこれで十分ですが、あの横山秀夫の代表作ですからねえ。生半可なものでは満足できません。途中までは星5つじゃ足りないかもと、久しぶりにワクワクする作品でした。もし他の作家であれば星5つだったかも。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399
No.125:
(4pt)

生きるということ

孤独に苦しんでいる人に読んでほしいです。人が生きる理由は、与えられるものではなくて、自分で作るものなのではないか、と考えさせられました。死ぬときに、「悪くない人生だった」と思えるような生き方のための参考になるかもしれません。
半落ちAmazon書評・レビュー:半落ちより
4062114399

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