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幽霊塔
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【この小説が収録されている参考書籍】
幽霊塔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 1~20 1/4ページ
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江戸川乱歩は概ね読了しているが、電子書籍で幽霊塔が紹介され改めて読みました。出だしは面白いなア と読み進みましたが、後半はやはり古いな▪▪読了にかなりの日数を要しました。しかし昔の著作がこの様な形(電子書籍)で発行していただき、ファンとして有難い限りです。 | ||||
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私が無知であることも大きいのですが、独特の漢字の表記だったり、読めない表記があったり、訳してみるとなるほどとはなるけれどその度に中断するので、これは面白いのか?と思って読んでいた。 後半になってなんとなくスムーズに読める様になり面白みが増した気がします。時折読者に語りかける斬新さも興味深かった。 | ||||
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時計塔のからくり並びにその背景による殺人事件を読み解くことに楽しさを覚えました。 | ||||
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幸薄そうな美人の為に西へ東へ大忙し。 ほぼほぼラブコメと言って差し支えない。 | ||||
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江戸川乱歩の小説を今まで読んだことがなかったのですが、めちゃくちゃ面白かったです。 読み始めから結末がなんとなく想像がつくわけですが、奇想天外な災難に見舞われたり、謀略に落ちたりと展開がどんどん変わっていくので、決してありきたり感がないのです。 そして人間描写が実に緻密で素晴らしい。 臨場感があり、想像が掻き立てられました。 江戸川乱歩、おそるべし。 乱歩小説を買い漁って、ただいま耽読中です。 宮崎駿監督の挿絵も、いわずもがな天才的な構図で面白さが増し増しになっています。 | ||||
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とても面白く読み終へました。歴史のネタをうまく使ひ、大きなスケールで恋愛ドラマを含めて卓抜にストーリー化してゐます。結構、長さうで宮﨑駿の関心だけでは最後まで読み切れるかなと最初は不安に思ひましたが、読み始めればぐいぐいと引き込まれるやうに読み進めてしまひ、全くの杞憂に終りました。 登場人物の年齢設定が若くて、さながら青春ドラマ風にアレンジする事も十分可能かなと思はれました。そして、時代設定が大正時代初期といふ今から百年以上の昔なわけでありましたが、読んでゐてそんな大昔とは思へず現代的なエンターテイメント•ドラマと言っても違和感なく受け入れられる氣がしました。 流石に主人公の設定は、夏目漱石の小説に出て来る「高等遊民」的な立場でありますが、社会に対して何らかの思ひや行動が展開しやすさうであり、結果的には好都合な舞台になってゐます。その彼•北川光雄が本篇を語る形をとってゐるのですが、語り口がよく、穏やかな人間性と真っ直ぐに進んで行く展開がとてもよかったです。 ヒロイン•野末秋子の謎が、この「幽霊塔」の秘密とリンクしてゐて更に話の面白さを加味してしてゐたと思ひます。唯、私が少しく残念に思ひますのは、彼女の心情表現をもっともっと豊かにしてゐたら、ストーリーにきっと陰翳は深まったでせうに。何故、彼女を巡って事件が起きたかの機微ももっと興味深く感じられた事でありませう。 兎に角、六十年以上前に少年•宮﨑駿の感じただらう感動が、私にも追体験出来、本当に幸ひだったと言ふしかありません。 この作品への感動が、宮﨑駿をしてアニメ映画作品を創り上げる強い力となった事は否めません。「ルパン三世 カリオストロの城」は、その結実であり、是非とも視聴せねばなりません。アカデミー受賞作「君たちはどう生きるのか」も「幽霊塔」から真っ直ぐ繫がってゐた事を私は発見しました。本当に興味深いものがあります。 | ||||
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江戸川乱歩作品は独特の雰囲気があって、推理小説好き以外に薦めるのは危険。でも、本作品はそこまでの恐怖感はなく、一気に読めました。 何より、宮崎先生のイラストは素敵です。作品の舞台である時計塔がイメージしやすく、宮崎アニメのタッチがたまりません。あの有名なアニメ『カリオストロの城』の元になったと言われているのが良く分かります。 同じ読むなら、本書でどうぞ! | ||||
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以前は、幽霊塔と云うと、黒岩涙香でしたですかと。新しく江戸川乱歩の、幽霊塔を読めて良かったものです。 | ||||
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1937年(昭和十二年)から1938年(昭和十三年)にかけて、『講談倶楽部』に連載された作品。黒岩涙香(くろいわ るいこう)の翻案小説(原作は、C・N・ウィリアムスン『灰色の女』)を、乱歩が書き直したものです。 あちこち気になるところもありましたが、全体として見れば、とてもわくわくさせられる冒険小説でした。 少年時代に読んで夢中になった、ポプラ社の「アルセーヌ・ルパン」シリーズのあのスリリングな面白さ、わくわく感によく似た読み心地がありましたね。とにかく先が気になって目が離せない、頁をめくらずにはいられない面白さでした。 とりわけ意表を突かれて驚いたのは、話の半ばくらいで、主人公の私こと北川光雄(きたがわ みつお)が乗った汽車が、いきなり横倒しに転覆したこと。この大珍事には、びっくりしたなあ、もう。小説の登場人物に、突然降りかかった天変地異的な出来事でこんなにワッ!となったのは、泡坂妻夫の『乱れからくり』以来かもしれない。 あと、春陽文庫の表紙カバー、多賀 新(たが しん)の銅版画『合体図』(1976年)が素晴らしいっす。大乱歩の幻想的、怪奇的、異様な作品の味わいに、いかにもふさわしい装画じゃないですか。この画家の作品を持ってきた編集者(でいいのか)に、拍手。 | ||||
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ありがとうございました。 | ||||
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塔の仕掛けや謎の美女、おどろおどろしい雰囲気は魅力的で、様々な人が推すのも納得です。当時の娯楽通俗小説として傑作だったんだろうなあというスタンスで面白く読めました。 驚いたのは一人称で語る主人公の価値観です。巻末に「差別的表現もそのままにしている」旨の断り書きはありますが、それにしても女性蔑視、障害者蔑視、職業や身分差別的な記述がこれでもかというほど繰り返し出てきます。また、これは主人公の性格設定かもしれませんが、極端なルッキズムはいっそ爽快なほどです。正直ストーリーよりも、すごい感覚の時代だったのだなという印象が強いです。 「今の子どもたちにも面白いのではないか、読んでほしい」というレビューもありますが、その点を分けて考えられる年齢かどうか、相当注意が必要だと思います。昔を懐かしんでドキドキして読んだというシニアの方は、違和感は持たれないのでしょうか…いろいろと余計なことが気になりました。 | ||||
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宮崎駿さんの8ページが最初にあります。絵がとても素敵。お話も読みやすいです。 | ||||
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「孤島の鬼」とともに、江戸川乱歩の代表的傑作といえるのでは。 中古で安く買ったのですが、少々傷んでいましたが、それが古色な味わいがあって ピカピカの新品より逆に良いかも。 | ||||
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絵が良かった。 | ||||
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乱歩の通俗長編のなかでは、かなり面白いほうだと思う。それもそのはず、本作には「原作」があるのだ。それはアリス・マリエル・ウィリアムソンという人が書いた小説『灰色の女』で、これを黒岩涙香が翻案し、さらに乱歩がリライトしたのである。 名探偵不在の物語なので、明智小五郎は登場しない。主人公の男の一人称で、冒険譚風に綴られる。前半はちょっと退屈だが、中盤から面白くなってきて、殺人あり、人間消失あり(ちょっとアンフェア)、財宝探しあり、と盛りだくさんだ。何よりヒロインが好い人なのか、悪い人なのか、謎めいていて最後まで引っ張る。 僕が乱歩を読んでいつも感心するのは、文章のなめらかさだ。まあ古臭いとか安っぽいとかいった批判もよくわかるんだけど、これだけ読みやすい文章を書くのは案外難しい。講談を聴いているような感じで(それだけにややくどさを感じないでもないですが)こういう文章はなかなか凡手には書けないと思う。 ちなみにこの創元推理文庫版には連載当時の挿絵が付いていて、なかなか気分を盛り上げてくれるわけだが、文章ではヒロインが絶世の美女風に描写されているのに、挿絵がどうにもビミョーで、ちょっと笑った。 | ||||
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<ネタバレ注意> 初めて乱歩作品に出逢ったのは、小学校の高学年の時で、ポプラ社の少年探偵団シリーズだった。 タイミング的には、『帰ってきたウルトラマン』の郷秀樹が怪人二十面相を演っていた『少年探偵団(BD7)』の後だったと思うが、すでにその内容にはバカバカしさを先に感じてしまい、同じ図書室にあったホームズものやルパンものほどには惹かれなかった。 しかしポプラ社版のシリーズ後半は、乱歩の一般向け作品を子供用にリライトしたもので、そちらの方が面白かった記憶があって、中でも本作品のリライト版『時計塔の秘密』には惹き込まれて、今見返すと謎だが、当時は表紙の秋子さんにあこがれたw はっきりとは覚えていないが、たしか北川光雄を少年に設定して、彼の役割の重要なところを青年の明智小五郎の活躍に置き換えていたような。 閑話休題。 子供の頃に好きだった本を読みなおす時には、はたして今楽しめるだろうかという懸念を感じるが本作品にその心配は要らなかった。 整形手術を人体改造術と呼んで、おどろおどろしく登場させているところを心広く呑み込む必要はあるがサスペンスあり、怪奇あり、冒険ありの一級の娯楽小説である。 関係ないが、人を脅かす以外の目的が不明な養虫園の周り中に無数の蜘蛛の件は、『柳生忍法帖』の屋敷を思い出した。あちらは裸体の美男美女だったが。花地獄だったっけ? さらに美男美女で思い出した。美女々々と描写される野末秋子に対して、北川光雄は語り手という事もあって、己の身体について描写はほとんどないのだが、養虫園の老婆曰く「若くて美しい」男である。若干黒川弁護士に同情。 なんにせよ、この歳になっても楽しく読めたのは嬉しきかぎり。 二重の翻案だということを度外視すれば、乱歩作品の中では、『孤島の鬼』と並ぶツートップで好きな作品である。 そういえば、冒頭で語り手が妻の謎多きことを匂わせるところが共通している。 ところで、宮崎駿が本作品のファンで、そのオマージュが『ルパン三世カリオストロの城』の時計塔に現れているという事をつい最近知った。あちらも好きな作品であるだけに、当時気付けなかったのは残念である。よく時計塔が舞台になるなくらいは感じた筈だが……。 | ||||
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娘が夏休みに読みたいというので、購入させていただきました。「新品同様」の表記通りとても綺麗な状態で、加えて表紙の絵の美しさにも思わず感動してしまいました!状態の良いものが安価で入手でき助かりました! | ||||
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マニアなら購入してかまいませんよ!!! | ||||
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50年ぶりに再読しました。後半がイマイチの作品ですね。舞台設定はとても好みなのでが。 | ||||
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最後まで読みました。面白かったです。栄子の役割が一昔の悪役女だったのが気になりました。 | ||||
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