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幽霊塔
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【この小説が収録されている参考書籍】
幽霊塔の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 61~77 4/4ページ
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小学4年生の頃読んだのですが、わくわくして覚えていた謎の文章の記憶を補填できて嬉しかったです。幽霊塔の屋敷内で、蜘蛛屋敷にでかけて、最後は時計塔の基部へ。冒険が3つの場面に分けられます。最後に幽霊塔の広い機械室の迷路へ入ってゆくのですが、このシーンが個人的に一番ワクワクします。実地マリオのドッスンをクリアする気分を味わえます♪蜘蛛屋敷では、宮崎駿監督の描くまっくろくろすけの原型の描写も見れて満足です。当時の挿絵も見れるのが嬉しい。 | ||||
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三鷹の森ジブリ美術館で、「幽霊塔へようこそ展 ─通俗文化の王道─」が開催されるということであらためて読み直してみた。 本書は、A・M・ウィリアムスンの『灰色の女』を基にして、新聞小説として黒岩涙香が1899年〜1900年に翻案した長編小説を、 さらに1937年に、江戸川乱歩が書き改めたものである。 高校生の夏休みに乱歩版の本書を読んで、すごく面白いと感じ、Kindle版で涙香版が手に入ることがわかったので2年ほど前に涙香版を読んであらためて面白いと感じていた。 今回読みなおしてみて、乱歩版が、舞台を長崎に移すことで、涙香版の国籍不明で不自然な感じを、上手に書き改めていると感じた。 また、作品のおドロドロしい感じが、乱歩独特の目に浮かぶような文章で上手に表現されており、 久しぶりに子供の時のようにドキドキしながら作品を読み進んだ。 そして、この話で私にとって一番魅力的なところは、ヒロインが美しくていいのだ。 高校生の時もヒロインに胸がときめいたが、今読んでも昔と同じように胸がときめくのはうれしかった。 ということで、3時間ほどで読み切って、大変満足であった。 まさに通俗文化の王道という言葉で表現されるべき作品だと思うが、 難しいことは何も考えずに、幽霊塔という言葉とか、宝物が隠された地下迷宮とか、 レトロな世界に引き込まれて楽しい時間が過ごせた。 本書には連載時の挿絵がついており、それが雰囲気を盛り上げているのだが、 小学校高学年ぐらいであれば十分読める内容と思うので、ジブリ美術館に行かれるかたは、 子供とともに前の日に、本書読んで行かれたらどうであろうか? PS: 作品に滑石という長崎の地名が出てき、ふりがなが「なめいし」となっているがこれは「なめし」の間違いです。 | ||||
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Kindle Paperwhiteを購入してから、子どもの頃に読んでいた江戸川乱歩を懐かしく読みなおしています。この幽霊塔はその中でも抜群に面白かったです。最近の作家にはないわくわくする怖さを堪能できました! | ||||
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黒岩涙香版を先に読んだが、乱歩版のほうが簡潔かつ読みやすいものになっている。 しかし涙香版からカットされた部分が多く、ラストもあっさりしている。 これだと謎の美女が散々口にする『使命』(涙香版では密旨)が今ひとつ物足りない。 | ||||
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たいへん気に入りました。さっそく読ませていただきます。有難うございました。また何かありましたら、よろしくお願いします。 | ||||
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涙香版「幽霊塔」の翻案であり、登場人物の名前が涙香版とは変えてある。 かつてNHKラジオ「日曜名作座」でやっていたのは、涙香版のほうだった。 涙香版も「別冊幻影城」で読んだが、乱歩版のほうが読みやすいし面白い。 それは、乱歩が自身が面白く読んだ経験を生かしたせいだろう。 書き込んだ部分とはしょった部分が、実にうまく処理されている。 主人公と美女の邂逅からはじまり、美女の正体や幽霊塔の秘密をめぐり、正邪入り交じる波瀾万丈のストーリー。 まさに、一読巻を置くあたわざる、といったところである。 そして、翻案作品であるため、乱歩作品に頻出するグロ表現や無駄な描写、冗長さや破綻がない。 それが、本作を傑作たらしめているところだ。 涙香版は今では青空文庫で読めるので、本書を読んだひとは、ぜひ涙香版も読んでみてほしい。 変更された部分を見れば、乱歩の目の確かさが分かるだろう。 ただし、登場人物の名前に関しては、オリジナルのほうがムードがあって良い。 | ||||
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大昔にNHKラジオの「日曜名作座」でドラマ化されました。のちに本書を読んだのですが、本当に面白い。原作は海外の作品でこれを翻案したのが黒岩涙香、さらに後年乱歩がこれを下敷きに書き直したものだそうですから、正確には乱歩のオリジナルではありません。 大仕掛けな時計塔を舞台に繰り広げられる不気味な幽霊話、美女、ロマンスetc古き良き時代の冒険小説です。最終章が「大団円」というのも古めかしくてよろしいです。やや国籍不明な印象を受けるのはおそらく原作が海外作品であるためかと思いますが、かえってそれが「物語」としての舞台として際立っているように思えます。 | ||||
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大昔にNHKラジオの「日曜名作座」でドラマ化されました。のちに本書を読んだのですが、本当に面白い。原作は海外の作品でこれを翻案したのが黒岩涙香、さらに後年乱歩がこれを下敷きに書き直したものだそうですから、正確には乱歩のオリジナルではありません。 大仕掛けな時計塔を舞台に繰り広げられる不気味な幽霊話、美女、ロマンスetc古き良き時代の冒険小説です。最終章が「大団円」というのも古めかしくてよろしいです。やや国籍不明な印象を受けるのはおそらく原作が海外作品であるためかと思いますが、かえってそれが「物語」としての舞台として際立っているように思えます。 | ||||
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まず読んだ感想としては、作中にちりばめられた謎がすべて明かされてないような気がします まず、長造の養婆殺害の動機、蜘蛛屋敷にいた少年、おそらくもっとあるかと思いますが 自分の解釈でもって読み進めました。 | ||||
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まず読んだ感想としては、作中にちりばめられた謎がすべて明かされてないような気がします まず、長造の養婆殺害の動機、蜘蛛屋敷にいた少年、おそらくもっとあるかと思いますが 自分の解釈でもって読み進めました。 | ||||
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ウィリアムソンの『灰色の女』を黒岩涙香が『幽霊塔』として翻案したものを、さらに乱歩が書き直したもので、高校時代夢中になって読み、ヒロインに恋してしまったほどだった。まあそれ以来読み返していないからいま読んだらどうだか分からないが、名作だと思う。 | ||||
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江戸川乱歩が持ち味を遺憾なく発揮した一冊。 おどろおどろしさ、謎の美女、超科学、陰惨な殺人、迷路。そういった要素が渾然一体となって、魅力的なストーリーを織りなしている。乱歩作品のなかでも、娯楽色の強い一冊といえよう。 なかでも面白いのは、時計塔の内部を探検する場面。こういう建物を私も建ててみたい。 | ||||
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江戸川乱歩が持ち味を遺憾なく発揮した一冊。 おどろおどろしさ、謎の美女、超科学、陰惨な殺人、迷路。そういった要素が渾然一体となって、魅力的なストーリーを織りなしている。乱歩作品のなかでも、娯楽色の強い一冊といえよう。 なかでも面白いのは、時計塔の内部を探検する場面。こういう建物を私も建ててみたい。 | ||||
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良書はどれほど時間がたっても良いものだと思う。 しかし、本書はいただけない。 文章や会話が陳腐。くどい。 現代なら一言で説明できることを何十ページにもわたって記述している。 設定が大正時代ということを差し引いても幻滅感はぬぐえない。 例えば「吾輩は猫である」などは今でも十分おもしろく読めることを考えるとそのギャップは大きい。 「幻想怪奇」と銘打っているからだろう、おどろおどろしさを盛り上げようとの配慮は感じるのだが、それも度が過ぎるとさめてしまうものだ。 こういったジャンルの小説に時間の壁は酷すぎるのか。 | ||||
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良書はどれほど時間がたっても良いものだと思う。 しかし、本書はいただけない。 文章や会話が陳腐。くどい。 現代なら一言で説明できることを何十ページにもわたって記述している。 設定が大正時代ということを差し引いても幻滅感はぬぐえない。 例えば「吾輩は猫である」などは今でも十分おもしろく読めることを考えるとそのギャップは大きい。 「幻想怪奇」と銘打っているからだろう、おどろおどろしさを盛り上げようとの配慮は感じるのだが、それも度が過ぎるとさめてしまうものだ。 こういったジャンルの小説に時間の壁は酷すぎるのか。 | ||||
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子供のころに子供向けにやさしく書かれたものを読んだことがありおもしろかったことを記憶していたことから今回、原書を読んでみた。まるでテレビでよくやっている○○ワイド劇場を見ているかのようであるが、筋はそれよりもはるかによく練られている。ただ舞台は大正初期なのでとても古めかしく感じるかもしれない。登場人物についてだが、女主人公の秋子はとても魅力的である。しかし養虫園の一味の描き方が中途半端だと感じられた。おびただしいクモにそこに閉じ込められていた子供は一体なんだったのか、もう少しつっこんで作者は描くべきではなかっただろうか。しかし本書は第一級のエンタ-テ-メントとして大人はもちろん子供にも広く薦められるものだと思う。 | ||||
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子供のころに子供向けにやさしく書かれたものを読んだことがあり おもしろかったことを記憶していたことから今回、原書を読んでみた。 まるでテレビでよくやっている○○ワイド劇場を見ているかのようで あるが、筋はそれよりもはるかによく練られている。ただ舞台は大正 初期なのでとても古めかしく感じるかもしれない。 登場人物についてだが、女主人公の秋子はとても魅力的である。しかし 養虫園の一味の描き方が中途半端だと感じられた。おびただしいクモに そこに閉じ込められていた子供は一体なんだったのか、もう少しつっこ んで作者は描くべきではなかっただろうか。 しかし本書は第一級のエンタ-テ-メントとして大人はもちろん子供に も広く薦められるものだと思う。 | ||||
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