■スポンサードリンク


恐怖王



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

恐怖王の評価: 4.00/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(4pt)

昭和の不気味なストーリー

推理小説ではあるが、実話のようなリアル感も漂う。特に夜行列車の節とかはぞくぞくする怖さ。
幽鬼の塔;恐怖王 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:幽鬼の塔;恐怖王 (江戸川乱歩文庫)より
4394301270
No.2:
(5pt)

冒険につぐ冒険

本作は,「仮面」をモチーフにストーリーが展開されます。

まずは「ろう人形館」という不気味な場所において,ろう人形であるはずの「鉄仮面」(正体はもちろん二十面相)が動き出すという,異様な出来事から開幕します。
この鉄仮面が宿敵明智小五郎を虜にするのですが,隠れ家(隠れ「船」?)で明智に見せたのが「道化の仮面」つまりピエロ面です。
(このあたりの展開は,『魔術師』からの借り物ですね。)

結局明智は脱出に成功し,以下「黄金仮面」の暗躍へと移ります。
もちろん『黄金仮面』の換骨奪胎ですが,作中であえて同作品に言及されています。

本作品の出色は,小林少年とポケット小僧の洞窟内での苦闘と徳川埋蔵金の発見です。
これらの場面も,他作品が下地になっていますが,迷路をさまよう恐怖感とお宝発見の高揚感がうまく連結されており,終盤に向けての盛り上げの見事さはさすが乱歩ですね。

エンターテインメント性タップリの作品です。

仮面の恐怖王 (少年探偵・江戸川乱歩)Amazon書評・レビュー:仮面の恐怖王 (少年探偵・江戸川乱歩)より
459105862X
No.1:
(5pt)

リアルタイムで読みたかった

多くの人がそうだろうが、自分も小学校の低学年から乱歩作品を読んだ。「幽鬼の塔」も5,6年生ぐらいの時だったと思う。そのころ乱歩作品はほとんど読んでいたが、高学年の頃は二十面相や少年探偵団などの興味もあせ、むしろ大人向けに書かれた作品「大暗室」「影男」などの作品に夢中になった。この「幽鬼の塔」もおもしろく感じた作品だった。大人になり、あらためてこの作品を読んだが(もちろん子供向けの方ではなく)五重塔にゆれる風鈴の描写など、読む者の心理まで見透かしたかのような洞察力は、発表後何十年も経つ今でも新鮮に感じさせる要因になっていると思う。
幽鬼の塔;恐怖王 (江戸川乱歩文庫)Amazon書評・レビュー:幽鬼の塔;恐怖王 (江戸川乱歩文庫)より
4394301270

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!