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頭蓋骨の中の楽園 LOCKED PARADISE
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頭蓋骨の中の楽園 LOCKED PARADISEの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.91pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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下巻からは上巻での首切り連続殺人の真相が語られることとなる。 一応ミステリー的には上巻の伏線などは全て回収されるが、その真相はミステリーの範疇を軽く超えてしまっている。 何とも浦賀氏らしい展開で、好き嫌いは確実に分かれるだろうが、その凝った展開は圧倒的である。 記憶の果てと時の鳥籠を読んでないと分からない箇所も少しあるが、単体作品としても読み応えはかなりある。 | ||||
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メフィスト賞受賞のデビュー作の記憶の果てから続く安藤シリーズの3作目で最終作だ。 浦賀氏は文庫化がされない作家だったが、近年のブレイクでやっと初期作が文庫に入るようになった。 本作は首切りテーマの一見本格ミステリーっぽい展開で、途中に謎の作家の劇中作が織り込まれ、なかなか一筋縄ではいかないこの著者の灰汁の強さが全開だが、中期以降の作品と比べるとかなり読みやすい。 この上巻ではまだ話の大筋が全く見えてこないが、下巻への興味をつなげるには十分である。 | ||||
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安藤シリーズ第3弾。にもかかわらず、1と2を読まずに読んでしまった。上の巻ではそれでもよかった。 下になると、前半は謎がさらに深まり、そして後半で謎解きが始まる。 殺人の方法は普通のミステリ。でも、動機がSF。 第一弾「記憶の果て」第二弾「時の鳥籠」を読んでいなければ、浅倉、金田、裕子…? この作品には出てきていない登場人物の羅列で、安藤の友達で主人公の穂波同様、ぽか~ん、となる。 第一弾、第二弾を読んでから、後半最後の動機部分をまた読み直そうと思う。 | ||||
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安藤シリーズ3弾目ということですが、1と2を読んでいなくても何の問題もありませんでした。 主人公は大学生・安藤の友達。首なしの死体3つに、過去の事件と、謎はとっても盛りだくさんだし登場人物もいっぱいなのに、するする読めました。謎は何一つ解決していません。とっても話が膨らんでいるので、どう解決されるのか。下巻が楽しみです。 | ||||
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最後のクライマックス・真相の部分が強引というより、なんとでもこじつけるという感じです。その割にその前の9割くらいの部分が長すぎてやや冗長でミステリーでは無いものをミステリーとして読まされたなという感じです。どれだけミステリマニアでも、推理力があっても真相にたどり着くことは不可能です。これは推理小説ではありませんと断って欲しかったです。あんな説明で納得できる人はほとんどいないのではと思います。 | ||||
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安藤直樹シリーズの第三弾。美人女子大生首なし殺人事件に端を発し、次第に明らかになる連続殺人事件の全容… 相変わらず、安藤直樹を初めとする登場人物は皆、一癖も二癖もある奴等ばかり。誰もが怪しく、誰一人善人は居ないようだ。上巻は事件を描くというよりは、次第に増えていく登場人物の関係を非常に丁寧に描いたストーリーで、下巻ではこの辺りに何か仕掛けがありそうに思う。 | ||||
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安藤直樹シリーズ第三弾の下巻。笑わぬ男・安藤直樹により連続首なし殺人事件の真相が解き明かされていくのだが、穂波留美の悲鳴と涙が読者の反応を象徴しているかのよう。 複雑な人間関係と混迷極まる事件の真相は、安藤直樹自身に関係するシリーズ第一作、第二作の『記憶の果て』『時の鳥籠』にも関わっていく… もしも、この三作が最初からの構想だとしたら、物凄い事だと思う。常識では考えられぬ驚愕のミステリーと言ったところ。 登場人物の中で一番まともなのが、安藤直樹であり、安藤直樹が神のようにも見えた。 | ||||
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3巻目は2巻目にも増す タブー表現のオンパレードです。 彼のタブー表現の典例の 「カニバリズム」は話だけなので まだ出てきません、ご安心を。 とにかく全体になんともいえない 頽廃感が漂っています。 これが著者の作風なのですが。 人によってはかったるくなったりするので 苦手な人は本を閉じましょう。 全部は読んだものの 基本1名ほど物語をぶち壊してくれるほど なりふりかまわないいやなやつがいるので 注意を。 多分これまた殴りたくなってくるほど うるさい人なので。 真相に関しては 自分の目で確かめたほうが よいかもしれません。 というか、それを見て普通でいられるか… 正直、万人受けは 絶対しません。 | ||||
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ミステリとSF両方があり、どちらも中途半端という印象を受けました。 というより、荒唐無稽に感じますが、冒頭での題材が魅力的なので惜しいとも思います。 「記憶の果て」「時の鳥籠」ではっきりと答えを出していない(証明はしていない)SF部分が、本作ではある登場人物の発言で唐突に感じる展開になり、ある意味では支離滅裂です。 これでは、本当に〔ミステリというよりSF〕ですが、そのようなジャンル分けなど無意味と作者は言いたいのでしょうか。 しかし、それでは〔何でもあり〕になり、動機もクソも無くなると感じるので、無理にミステリとして書いてほしくないとも思いました。 | ||||
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安藤シリーズ、巻を追うごとにつまらなくなってないですか? 記憶の果ては、青春小説の傑作という気がして、もう、本当に素晴らしいと思うんですけど、これは別に特出すべきものがない! 推理小説としてならほかにもっといいものがあります。あ、でもこのあとの記号を食う魔女は超傑作ですので。 | ||||
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これは一種の情報の錯覚を感じさせてしまう話である。人間は脳で情報を理解し、脳で思考する。しかし、それがいかに曖昧なもので、思い違いによって働いてるものだということを、あたかも事件は嘲笑するかのように起こる。テーマと題名、トリックが見事に結合した「切断の」物語である。 | ||||
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