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きのうの世界
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きのうの世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ミステリーと思って読んだのが愚かだったのか これほど読後に虚無感が残る作品は初めて | ||||
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サスペンス小説だと思って最後まで読んで、「何じゃこれは?」と思いました。 これは殺人事件?の原因や犯人や動機を解明していく小説ではなく、主人公が 殺された?M町の恐るべき?秘密が明かされていくという物語です。 そのM町の恐るべき?秘密にしても、悪魔とか人食い種族とか特殊な宗教団体 とかが支配していたといったものではなく、「神が降臨する場」だと言い伝えら れている3本の柱は、実は「〇〇(ある自然現象)で町が崩壊しないようにする ための先人の知恵だった」という結末でした。 「内容紹介」に書かれているような、殺人事件の謎を解いてゆく物語だと思って 読むと、肩透かしを食わされたような気分になります。 また、「あなたは~」という章がいくつかあります。「あなた」とはこの本を 読んでいる読者のことなのでしょう。読者をこの物語に引き込もうという意図 なのだと思います。でも、「読者である私」がこの殺人事件?に興味を持って 調査するとしたら、「私だったらこうは思わない」「私だったらこんな言動はしない」 と思うところも少なくなく、かえって違和感を持ってしまいました。 | ||||
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ファンタジーな、やさしい感じで読みやすいけれど、内容がはっきりいってショボイ。。。残念。 | ||||
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他のレビューにもありましたが、 最初の行がわかりづらく、長く、誰のことを指しているのか さっぱりわからず。 同じオトコを、同じ表現で、何度も繰りかえしているので なんだか聞きあきた感じにも。 結局、主人公は誰?で終わってしまいました。 | ||||
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書き出しの不思議な文体が新鮮で、初めて恩田作品を手に取りました。 文体に慣れるまでは読みづらいですが、徐々に慣れてきて面白くなってきます。 どんな謎が待っているのかとワクワクしながら読み進めましたが…。 中盤以降の展開がゆっくりというか、同じような内容が繰り返されてばかりで、ちょっと退屈。 きっと後半に面白い謎解きが待っていると信じて下巻を読みました。 結果は…下巻の方がしんどかったです。 あとがきによると、連載していたものだということなので、 その都度説明っぽい事が必要なのかもしれませんが、上巻に輪を掛けた展開の遅さ!! さらに頑張って読んだのにこの結末かっ、と言いたくなる終わり方でした。 伏線はほったらかし、意外性のあるどんでんがえしもなし。 書き出しの文体もだんだん無視されて、誰にも感情移入できずに終わり。 独特の世界観なのでしょうが、私は次回作を読もうとは思えませんでしたね。 辛口で失礼しました。 | ||||
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恩田陸の本はほとんど読んだけど これが一番いらつくな。。。 視点が多過ぎて、ほんと勘弁してください。 | ||||
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この人の小説は謎解き目的で読むとだめだったんですね。しりすぼみもいいところ。読み終わってご都合主義のたたみ方と、たたみもしない謎が残って欲求不満で本を投げたくなりました。 | ||||
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他のレビューでも書かれていますが、導入〜中盤までは上手い。不思議な街を舞台に、謎の失踪を遂げた一見平凡な人物、彼を追って街に現れる『よそ者』。ぐいぐいと引き込まれていきます。しかし、中盤を過ぎるとM町の秘密は(ヒントから)粗方予想した通りのものだっり、本筋に食い込んできそうな『よそ者』は殆んど絡まず。秘密を知る女性は、思わせ振りなだけ。最初に提示された、失踪やら云々も、偶然に偶然が重なった結果…。あまりにもご都合主義が過ぎます。登場人物も、他の作品と似たり寄ったり。もっと広げた風呂敷を畳むのが上手ければ…。 | ||||
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どうしてこう、恩田作品の入りは良くできているんでしょうか。 ごくごく平凡な男が突然失踪して殺されて・・ ぐいぐい人を惹きつける展開でした。 この男が持つ特技についての細かいエピソードなどは 「なるほどね」と思わせてくれるのですが、 やはり後半に行くにつれ、??の連続で。 殺人事件の話じゃなかったの? これって、テーマは? 誰を主役にして進めてきたお話だったの?? と、色々疑問点ばかり膨らみ、消化不良になってしまいました。 いつもこんな感想ばかり持つのに、 何故恩田陸を読んでしまうのか。 ほとほと自分に愛想が尽きた感じです。 | ||||
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この作品は、水路と3つの塔が印象的なM町を訪れてそこで生活し始めた市川吾郎という男が何の目的でこの町を訪れ、そして殺されてしまったのかという謎をメインに話が展開していく。 内容はこの町に住んでいる人物の事件のかかわりや「あなた」と呼ばれる人間が市川吾郎が東京から突然失踪し、M町で殺されてしまった理由を調べにやってくる描写が描かれ、次第にこの町の本当の姿や事件の真相が明らかになっていく。 私は話の中盤辺りまでは、非常に楽しく読めたが、終盤に明らかになるM町の秘密が明らかになったところからつまらなく感じ出してしまった。M町の秘密はそれほど衝撃な内容ではなかった。 そして一番がっかりしたのは、市川吾郎という人物が殺された水無月橋の殺人事件の真相があまりにも現実離れし過ぎていたことである。この作品は中盤までは現実的な話だったが、終盤からSF、ファンタジー色がかなり濃くなりリアリティが無くなる。したがって推理小説を期待して読む人には絶対にお勧めできない。かなり結末がいい加減なので、ミステリ好きは必ずと言っていいほど、読んでがっかりするだろう。 個人的意見としては、恩田陸ファン以外の人はあまり楽しめないのではないかと思う。 | ||||
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500ページ近い長い話を一気に読まされた.その点では大変な迫力である.しかし,では何を読まされたのか ? この話の主人公は人間ではなく,M という名の町なのだ.この町には恐ろしい秘密が隠されていて,それが何でどう働くのか,が話のテーマなのだ.異常な才能を持った東京の会社員はこの町の秘密を見抜いたらしいが,どう働くかを見ることなく死体になってしまう.この会社員がこの町でなぜ殺されたのかを調べに東京からきた あなた (二人称) はどう働くかを見たがそこで寿命が尽き,生きて東京に帰ることはない.以上の二人を含め,多数の人物が登場するが,作者は誰にも同情的でなく,従って読者として感情移入の対象になる人がない.ひたすら荒唐無稽な舞台装置を嘆賞するだけ.だから何を読んだのか納得が行かないのだ,と思う.ファンタジーとしても,人間の働きかけを拒むファンタジーは何とも空しいものだ,と言わざるを得ない. | ||||
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