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まひるの月を追いかけて
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まひるの月を追いかけての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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退屈極まる観光案内を読んだ しょっぱなの「好きな人とは誰か」というミステリーの答えが瞬時にわかる だってそれしかない 登場人物が少ないのだから 別にタブーってほどでもないし とにかく人物に魅力なし マシな妙子はいなくなるし …損したなぁ、と | ||||
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主人公は三十代?女性でしょうか、それが失踪した異母兄をその異母兄の彼女とされる三十代?女性と奈良まで探しに行く話。主人公はリフレッシュ休暇を使い、疎遠な兄を二回しか会ったことのない女性と小旅行。徐々に隠された事実が明らかにされていくという話。当方は主人公とは年代も性別も違うせいか、いまいちピンとこない描写や展開がダラダラ続く。 最後のオチにしても、だから何?としか思えない。100ページ読んでも面白さ分からず200ページで駄作では?いや大賞に選ばれたのだし....と言い聞かせて読みきりましたが時間の無駄でした。 とはいえ読後の余韻は個人的には悪くないのですが、値段と時間を考えるとやはり星一つかなと。 | ||||
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書き出しはとても先が気になる雰囲気でしたが 途中途中に出てくる童話が、あえて書体を変えて 記述しているのに、再度また語り口調で繰り返すのが 強調とは捉えられず無駄でしつこく感じました。 遅いかもしれませんが7割あたりから結末が見え、 想像通りの終わり方でした。 男女間のモラルのなさが気持ち悪いとしかいいようがなく 読後感最悪なストーリー。 | ||||
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恩田陸さんが、奈良のことを観光案内したくて、書いたのだと思いたい。 あくまでも、観光ガイドとしての本を、奈良のために書きたくなったので、とりあえずストーリーを作った、ととらえたい。 だから、小説として読むと、違う!と感じたのは、まちがっていないと思う。 | ||||
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ロードノベルっていうのかな 二人の女性が行方不明となった男のシナリオ通りに 奈良を旅するお話なのですが・・・・ 多少ミステリーっぽくもありでも、淡々と物語が進んでいくのです。 盛り上がりに欠けるお話で、非常につまらない旅に付き合わさせられる だれたお話で物語の序盤から興味が失せてきました。 | ||||
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奈良1300年記に合わせて書かれた紀行小説かと思いきや、10年くらい前の作品なのですね。 奈良の観光ガイドとして読むにはいいかもしれません。 恩田陸さんのロマンティックな文章にかかると、朴訥な田舎の山の辺の道も 古代ロマンをかきたてるミステリアスな街道のように思われてきます。 飛鳥鍋をわざわざ紹介しているのですから、民宿やホテル、カフェなども 実在のお店を登場させてくれればよかったですね。 メインのミステリは軸が弱くて、あくまでもこの作品においては脇役なのかと思います。 ひたすら雰囲気を楽しませる作家さんだはと思いますが、『夜のピクニック』と同様、 ダラダラと時間だけが過ぎていき、最後にやっと薄明が来たような終わり方です。 恩田陸さんはガラスのような少女を描かせたら右に出る人はいませんが、 大人の女性を描写するのは苦手のようですね。 この作品でもキーパーソンであるはずのお母さんの実体がないし、 主人公も30半ばの女性のメンタルとはとても思えない。 『光の帝国』は感動的ですらあったのに、系列の『エンド・ゲーム』になると まったく面白くなくなるのは、母親に母性的な安定感を感じられないせいでしょうか。 | ||||
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『夜ピク』にどうしても手が出なくて、その前の足慣らしとして読んでみました。う〜〜ん、 がっかりでした。義理の血縁関係にある「たゆたい」、みたいなのがこの人の好きなところなんですか? 『夜ピク』もそんな設定であるとか。なんだか心情描写がべたべた思わせぶりで生理的にダメでした。それから、やたらに引っ張りますよね。「その中身を見て血の気が引いた――」。種明かしはその場ではせずに、しばらく置いた後に書く。いいところでCMに入るお手軽民放の手法みたいで、しかも二回も出てくるといささかげんなり。また、その結果を知って一緒に血の気が引けばいいのだけれど、先は読めてしまったし・・・・・・。筋として面白くなくても、奈良という土地の魅力が行間から立ちのぼってくるような描写ならまだ満足できたのですが、それもなく、なんだかガイドブックみたいな説明が羅列されている印象でした。人気が出たため編集者にせっつかれて短時間で仕上げたやっつけ仕事だったんでしょうか。 | ||||
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飛鳥、山辺の道、奈良公園、法隆寺、そして再び飛鳥と、主人公は散策の旅(とはいえ、決して楽しいばかりではない旅)をします。 主人公が誰かと語らいながらひたすら歩くという意味では、同じ作者の『夜のピクニック』を思わせるのですが、両者は、何と遠いことでしょう。 『夜のピクニック』では、作品を成立させるためには、確かに主人公達がその距離を歩くことが必要だったと、誰もが思うことでしょう。しかし、本作では、そうした必然性は全く感じられません。しかも舞台が著名な観光地なので、どうしても観光地とタイアップしたできの悪いテレビドラマを見せられているような気になってしまいます。「橘寺」と書いた瞬間に、その場所を知っている読み手にとってイメージは固定されてしまいます。それはこの作者のように、半醒半夢の架空世界を見事に構築できる作者にとっては、足枷にしかなっていないような印象を受けてしまうのです。 何もわざわざ奈良まで出向かなくても、同じシチュエーションで、たとえば手紙のやりとりだけで短編にまとめてしまうことはできなかったのだろうか、と残念に思います。 | ||||
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奈良の明日香村を舞台にしたせいで、こういう作品に仕上ったのかもしれない。 行方不明になった兄を探しに奈良に向った妹静が、兄の恋人と兄との三角関係の傍観者の筈だったのに巻き込まれてゆくその展開が、記憶喪失の人が記憶を取り戻すような感じで明るみに出る様々な謎。 人は大人になってもトラウマに縛られるのか。 愛しても返してもらえない関係は、人を無力感で一杯にしてしまうのか。 ラストの締めも、登場した女性を姿だけに留め、具体化させない。 全て掘り下げず、あいまいなままで終る。 まるで明日香村の何も無い山だけに囲まれる景色を物語にしたようで、心もとない本になった。 | ||||
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