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(短編集)
ララピポ
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ララピポの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全126件 21~40 2/7ページ
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金や性欲が全てな人間らしい人間たちを下品に軽いタッチで書いた作品で、 基本的には面白いのだがどの話も終わり方が暗く、救いの無いものが多い ダメ人間には暗い人生しかないのかと読んでいて気が滅入る 軽いノリの作品なのだから、最後まで明るくバカバカしく書いて欲しかった 悪い作品ではないだけにその辺が惜しく感じられた | ||||
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この人の作品は大好きです。とても面白い!! オススメです!!! | ||||
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いつもながらいい作家だなと思いました。 各ストーリーが面白かったが、それだけではなく、生きていく切なさも感じました。 | ||||
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どうしようもない人たちばかりが登場して、最低の小説であることは間違いないです。 ただ、最後までちゃんと読むと、どうしようもないのになぜか爽やかで、ま、人が生きてるってこういうことかなって感じさせてくれます。 嫌いじゃないけど、好きとは決して言いたくないようなしょうせつかな。 | ||||
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気になっていたけれど、文庫本、単行本で購入しなかった本をキンドルで読めてよかった、という典型的な経験をしたというところでしょうか… | ||||
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話が別れているが、登場人物全員がどこかで繋がっているのが面白い。 又 私は3日で読んでしまいました。 | ||||
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きっと、世の中の大半の人はこの部類なのではないか、そう思った。もちろん自分も含めて。そうでなかったら、辛いから、きっとソウニチガイナイと思うことにしよう、 | ||||
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読み応えのあるエンターテインメントな小説ではありませんね。 構成のおもしろさはありますが、期待すると損をします。 軽くて娯楽を求める方にお勧めです。 | ||||
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各話の終わり方に、無慈悲を感じながらも引きこまれ、一気に読み終わりました。 最後は、そこまでじゃなかったのかという安堵感と、まあ現実はこんなものかという思いが残りました。 | ||||
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奥田英朗さんは”しょうもないヤツ”を描くのが上手いなぁと思う。本作品『ララピポ』もそんなヤツらが、わんさか登場する。しかも、コイツら、ぐつぐつと沸騰する性欲を、これでもかと見せつけてくる。屈折した苛立がブレンドされて、異臭を嗅いだようなめまいを覚えてしまうのだ。しかし、このしょうもなさは、明らかに私の中にも存在する。鏡に映った自分の不都合な部分のようだ。どうにも居心地が悪い。へらへらと読み進めながら、不覚にも共感などして黄昏てしまうわけである。 a lot of people=ララピポ。 本作品は、6人の”しょうもない”登場人物が奏でるエロ満載の”しょうもない”狂躁曲である。次々に主役がバトンタッチしていくという、リレー形式(?)の群像劇だ。前の話のちょい役が、次の話の主役になってつながるのがミソである。とても良い子にはお見せできない類の作品で、あらすじも書けやしない。でも、読了してみれば、愛すべき”しょうもなさ”を感じることができかもしれない。 | ||||
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男って馬鹿でくだらなくて哀しい生き物なんだよ・・って 著者の奥田さん思ってるのかな・? どうしようも無くて底辺で生きている哀しい生き物を 切なく描いているのですが、でもその中に在って女性の生きていく 強さが目立ってますね。 エロ小説にしては中途半端な気がしないでもないけれど 自分ではどうしようもなくあがいて生きている 哀しい男にスポットを当てています。 ララピポって言う題名は外人の言っていた 「a lot of people」トウキョウ・ヒトガタクサン を6話に出てくる主人公「小百合」が聞き間違えたのですが 意味深な言葉にも思えたよ。 | ||||
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レビュータイトルは、登場人物の言葉から頂きました。 まさに負け組の狂騒。なんか面白おかしく読んだ後、、、救いのなさに切なくなります。 ”勝ち組”、”負け組”という言葉が流行った数年前、 その後者をすくい取り、エロというテーマで繋げ合わせたオムニバス短編集でした。 本当に肉体関係で繋がり合っている登場人部たちは、 ダメっぷりを包み隠さず披露してくれます。そしてとにかくエロ。 醜い姿を見て笑えるというのも、なかなか下衆な感じですが、 読者が自らの立ち位置を何処に置くかが、結構試されているかもしれません。 彼らと同じ、負け組とするのか。 売れっ子小説家や、容姿端麗で裕福な学生といった形で登場する、勝ち組なのか。 はたまた、アダルトショップ店長のような、どちらとも言えない第三者的立ち位置か。 自分が負け組であるとすれば、全く楽しめないと思います。 勝ち組であれば、下らなく、取るに足らない小説であり、やっぱり楽しめない。 唯一、楽しめる立ち位置は、アダルトショップ店長です。 とはいえ、酸いも甘いも知り尽くしたような達観は、 まだまだ自分には備わってなかったかな。そういった意味で星2つ。 好き嫌い分かれる小説ですね。 最終章の主人公、小百合は、渋谷を行き交う人々を見て <成功体験もなく、才能もなく、容姿にも恵まれない人々が、 どうやってこの不公平に耐えて生きているのか> と物想います。その他大勢のまま、人生を生きてゆくってことは、相当に虚しいなあ。 | ||||
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奥田英朗得意の群像劇だが、残念ながら氏の傑作『邪魔』のような濃密さがなく、 全体的に薄っぺらい印象を受ける。 別に教訓めいたものを書いてほしいとは思わないし、作者も教訓めいたことを 書こうと思ったわけではないだろうが、それにしても奥田英朗の力量からいけば 手を抜いたとしか思えない内容だ。 ただ展開の上手さや、仕掛けのしたたかさは流石で、つまらない訳ではないので、 それなりに楽しませてくれる。だけど読後に「だからどうしたの?」と思ってしま うのも事実。 奥田作品の中では駄作だと思う。 初めて奥田英朗を読もうとする方には、この作品と『真夜中のマーチ』はおすすめ しない。「大した作家ではないな」と思われるのは辛いから。 面白い作品がいっぱいなので、是非良い出会いをしてもらいたい。 | ||||
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直木賞作家の奥田英朗が描く底辺な人間たちの物語。 フリーライターの博は対人恐怖症のために外にも出かけられず、仕事にありつけないでいた。そんな矢先、上の階の住人が女を連れ込みセックスをはじめる。その声に惹かれて彼は盗聴をはじめ……。 本当にどうしようもないと言いたくなるような人たちばかりが出てくる短編連作集。こういうのだと、大半は「ダメだけど愛すべき」となるのだが、奥田英朗はそうはしない。 登場人物をとことん突き放し「ダメ人間」としての姿を徹底的に描く。どこまでもダメッぷりに迫る。でも、否定はしない。 肯定も否定もせず冷めた視線で描かれる「ダメ人間」たちは、とてもリアルだ。そして同時にとてもシュールでもある。 嫌悪感と共感。 読んでいるうちに、そのどちらもを感じさせられてしまうというのは、やはり上手いってことなんだと思う。 独立しているように見えて、じつは密接に絡み合っているストーリーも上手い。 イヤだけど面白い本だなぁと思った。 | ||||
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たぶん、この小説は書いちゃいけない大衆心理を、なんの悪ぶれも罪悪感もなく書かれているから、おもしろいんだと思う。最初、かる〜い気持ちで読んだら、あられもない事や変態チックな事ばかり書いてあって、びっくりしたが、なんだかお前にもそんなところがあるんだろ?と、見透かされているような気がしてドキリとした(笑)おそらく、人の嫌な部分を見ても、笑って流せる人向け。 | ||||
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奥田さんにしては締まりの無いオチが気になりましたが、とても面白かったです。 [最悪]や[無理]などの社会諷刺的な話とも通じる皮肉や社会問題にも多々触れて味の濃い話ですが、卑猥な描写の多さにも驚きましたw ただ奥田さん特有のクライマックスの疾走感やサスペンスにも似た緊張が無く、刺激が性的な描写に負けていたのでこの評価です。 | ||||
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楽しく読めました。 値段以上には確実に楽しませて頂きました。 この作品については元々以前映画も鑑賞済みで、2作品合わせ、見た者を決して退屈しない作品という、お菓子箱の様な?読後感を与えてくれました。 奥田さんの作品はこちらが初なので、機会があれば別の著者も拝見したいと思います。 | ||||
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おもしろいです! 世の中にはいろんな人がいるんだなと思いました。たとえフィクションだとわかっていても、 「バカだなぁ・・・コイツ。」「いろんな人がいるもんだ。」としみじみと思ってしまいます。 そしてなぜだか、この奇妙な人たちから元気がもらえます。 読み始めたら、一気に読めるのもこの本の魅力だと思います。とにかく、楽しく、低俗で、暗い人生でも見方を変えれば 明るく、楽しいのだと思わせてくれる本です。 | ||||
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大衆文学中の大衆文学。 一見短編集に見えますが、全体が有機的につながっています。 それぞれの登場人物の境遇は、かなり歪んでいます。 ただ、こういう生き方も有りだとは思いますが、外聞は良くないです。 それぞれの登場人物の行動は、何となくバカバカしく、当人達も強く自覚しています。 しかし食うにはこうするしかなく、結局は、自分または他人の性欲を弄び、それを商売道具にしています。 しかし、それぞれの章の終わりの部分は、大変悲しい終わり方をします。 こんな悲劇的結末はあんまりだろう、と思ったりしますが、終盤部分を読むと、続編が記載されており、ほっとさせられます。 この作品、全体としては、なかなか良いと思います。 大衆小説雑誌にこの作品が掲載されている状況を想像すると、きっと光輝いて見えると思います。 何故なら、大衆心理がぐっと把握されており、それが、独特の建前と本音を交互に語る形で表現されます。 この作品の全容はなかなか見えてきませんが、そのエッセンスは終盤にあります。 それぞれの人々が、歪みをかかえながらも、うごめき、のたうちまわっています。 高尚な部分はかけらもありません。 これぞ!大衆文学です。 | ||||
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格差社会をも笑い飛ばす六人の、どうにもならない日常を活写する群像長篇。 群像劇と言うより、短編を群像劇風にまとめた感じか。 スタイルは「陰日向に咲く」に近いでしょうか。 下流文学、とにかくエロい。 ちょっと描写がきついというか、しつこすぎて私には駄目だった。 そんな中に他の要素が散りばめられているのだろうが、それに浸る余裕がなかった。 | ||||
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