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(短編集)

ララピポ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ララピポ
ララピポ (幻冬舎文庫)

ララピポの評価: 3.71/5点 レビュー 126件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全126件 121~126 7/7ページ
No.6:
(4pt)

やられたぁ!

奥田英朗さんの本は3冊目です。伊良部先生ものからのステップアップでしたが、最初、相当抵抗感ありました。Amazonで買わずに普通の書店で手にしていたら、かなりの確率で「買わなかったかも?」な立派な装丁のご本です(笑)1章はあまりのグロさに相当読みにくく、昼真っから、こんな変体描写モノを読んでていいものかと、周囲を見回したりしてました。話がチェーンして構成に、そのうちグロささにも馴れだし、3章、4章..とサクサクと読みすすめました。読み終えてすぐ、読者の反応を楽しむ著者の顔が浮かびました。はは~ん、これはやられたな(笑)
ララピポAmazon書評・レビュー:ララピポより
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No.5:
(5pt)

面白かった!

一気に読んじゃった。「真夜中のマーチ」、「マドンナ」と同じようなドタバタっぷりは面白いし、相変わらず、各キャラが光ってる!ほぼ同一の時間軸の中で各ストーリーが連動していて、各キャラの思惑が交差しつつ、なおかつ予想できない展開の連続で一気に読み終えました。僕はインザプールとか空中ブランコとほぼ同じ感覚で笑えました。っていうか奥田さんの作品はほぼ全部読んだけど、ブラックユーモアに溢れてるでしょ。「読者の期待を常に裏切りたい」みたいなことを、朝日新聞の夕刊のインタビューで答えてたけど、まさにそんな一冊。予想を裏切られました!ただ、今回の「グロさ」に抵抗のある人もいるかも知れないけど。読んでさらにファンになりました。
ララピポAmazon書評・レビュー:ララピポより
4344010515
No.4:
(3pt)

ちょっとがっかり‥

「爆笑小説」とあったため、「インザプール」や「空中ブランコ」のなんともおかしい、でも、愛すべきキャラの登場を期待し、購入しました。帯の「お下劣」コピーやあまりにいやらしい装丁のゆえに、女の私が買うのはちょっとはばかられ、夫にレジに持っていってもらいました。奥田氏独特の読みやすい文体で、あっという間に読み終えましたが、今回は毒が強すぎます。読み終えた時、心にまったりとした澱のような物が残りました。誰しも、本を読む時は日常から逃避し、笑ったり、泣いたり、深く考えさせられたり、はらはらしたり、物語の中で自分も生きていると思うのですよ。ところが、本書では物語に入り込めず、というか、入り込みたくない内容でした。ダメ人間を描くとしても、そこに何の救いもなく、虚しさだけが募っていく。今回この小説で奥田氏は何を読者に伝えたかったのでしょうか?伊良部先生のようなはじけたキャラの、心あったまる作品を是非読みたいです。
ララピポAmazon書評・レビュー:ララピポより
4344010515
No.3:
(3pt)

胸詰まる思い、おどろおどろしさ

「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」に比べて、ダーティな、アウト・サイダーな、どう感じ直してみても、私には憎めないとは言い難い人々に、フォーカスをしている。ほんのりとした温かみを感じた、前記2作に比べて、胸詰まる思いと、おどろおどろしさを、最初から最後まで払拭しきれない。また、吐しゃ物、出血、その他のこうした類の描写が随所に出て来る。前記2作は、喜んで、友人に薦めたが、本書はどうも薦められない。私には、最後の作品も、救いにはならなかった。
ララピポAmazon書評・レビュー:ララピポより
4344010515
No.2:
(4pt)

帯がなければ星5つなのに・・・

人には絶対見せない深層心理を描いた作品だと思います。読み終わると、ぼんやりした悲しさと、暗さと、人間の心の闇の部分がじんわりときいてきます。ただ帯とのズレが大きすぎる。帯に「爆笑小説ここにあります」などと、笑いと下品さを前面に押し出してましたけれど、それを期待して買った人はがっかりするんじゃないかな。出版社の人がなぜあんな帯をつけたのか不思議。
ララピポAmazon書評・レビュー:ララピポより
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No.1:
(5pt)

なんとこれは最高傑作ではっ!?

「サウスバウンド」に続いて、即買い&即読了! この装幀、凝ってるっていうか、不思議な装幀ね。タコなんだもん。いや、好きですけど。それにしても、いやあ面白いな~、と素直に大満足できる傑作でした。この著者は毎回違った顔を見せてくれるのが凄い。文庫で『延長戦に入りました』っていう、これまた面白いスポーツエッセイ(普通のスポーツものじゃないですけど……これも大推薦)を読んだら、ほんとにこの人の視点が独特で他にはいない作家であることが分かります。この作品は、6人のダメな登場人物のリレーで構成された長篇ですが、よくぞここまで愛すべきダメ人間達を集め、魅力的に描いてくださいました! という感じ。最後にその6人が見事に救われてるし。連作のお手本かも。タイトルの『ララピポ』の意味も納得です。ここに書きたいけど、最終話に書かれていたからきっと著者の意図に反するだろうということで書きません。今は、嫁が毎晩1話ずつ楽しみに読んでいるようです。ホントに面白いですよ!
ララピポAmazon書評・レビュー:ララピポより
4344010515

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