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(短編集)

ララピポ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ララピポ
ララピポ (幻冬舎文庫)

ララピポの評価: 3.71/5点 レビュー 126件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全81件 1~20 1/5ページ
No.81:
(4pt)

不思議な作品

内容はポルノ描写多めだが、主題としては人間の弱さを示している。色々なところに色々な問題を抱えて人は生きており、まあそれが社会というものか。
気軽に読めるが、深読みもできる。そういう作品。
ララピポAmazon書評・レビュー:ララピポより
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No.80:
(5pt)

軽い、ゲスい、けど面白い。

相変わらず軽い文体と心地よいテンポで読ませる。展開がゲスい。なので小説に重みや道徳性を求める方には不向き。しかし、人間の本質は利己的で快楽主義的だと考える自分にとっては、面白かった。
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No.79:
(5pt)

げんなりするしうんざりするけどホッとする。

[ルーザーの祭典」。一般には負け組としか言われないような人たちを集めた連作短編。各短編のラストも決して普通の意味での「いい結末」ではなく、むしろ悲惨な終わり方をしたりもするんですが、なんていうか、ある意味ホッとします。「人生なんてこんなもの」ー決して素晴らしくはないんですけどね。でも清々しい。名作です。
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No.78:
(5pt)

クズしかいない。

作者の事はしらなかったけど「生きることに疲れ始めたあなたに響く、傑作群像劇!!」
という帯がついていて、人生に疲れ始めていたので本屋で手に取りました

登場人物はクズしかいません。生きていても何の価値もないかもしれない。
でも誰にでも明日はやって来る。

最終章で全て上手く纏まるのはお見事としか言いようがありません。
ラストのページの締めで涙がでそうになりました。

その章で出ていた脇役が次の章で主人公なので、飽きずに読み進められます。

人生希望もないけど、とりあえず明日も生きてみようかと思えるこの一冊。
ぜひ読んでみてください。
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No.77:
(5pt)

運命じゃない人

という映画と同じ構成だったのでとても面白かったです。
それぞれの登場人物の考えてることとやってることがあまりにも
滑稽で情けなくてひと時も退屈することはありませんでした。
ララピポの意味も全然想像してなかっただけヘェ〜と興味深かったです。
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No.76:
(4pt)

全部下ネタ

どの回もオナニーとセックスばかりの闇を抱えてる人間のお話でした。
もしかしたら闇ではなく、人間味溢れているのかもしれません。
みんな孤独でした。
孤独とかには共感出来る部分ありました。
こんな風にタカが外れたような人間になれたら楽だろーなーって思いながら読みました。
お金って何だろう、少しこわいものにも感じました。
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No.75:
(4pt)

負け犬、全員集合!

対人恐怖症のフリーライター、杉山博(32歳)。NO!と言えないカラオケBOX店員、青柳光一(26歳)。AV・風俗専門のスカウトマン、栗野健治(23歳)。文芸コンプレックスの官能小説家、西郷寺敬次郎(52歳)。専業主婦にして一応AV女優、佐藤良枝(43歳)。デブ専裏DVD女優のテープリライター、玉木小百合(28歳)。選りすぐりの負け犬たち、ここに集合。最新爆笑小説。
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No.74:
(4pt)

くだらないと思える様な人たちを描いているのに、なぜか愛おしくなってしまうのはなぜ?

「情欲」に溺れる人々。そういう人間を相手にすることを生業とする人々の行動を可笑しく、そして滑稽に描き出しています。さて、それらの登場人物の行動を、吹き出すのを堪えながら読み進めることとなります。
 しかし、登場人物の行動は滑稽でありながら、どこか寂しく空虚です。作者は登場人物の小百合を通して、こう述べています。
「帰りに渋谷の街を歩いた。なんとはなしに、行き交う人を観察する。《略》大半はその他大勢で、二割程度は華やかな景色を壊す異物が混ざっている。それは単純な美醜ではなく、全体から醸し出される雰囲気がさえないのだ。《略》世の中には成功体験のない人間がいる。何かを達成したこともなければ、人から羨まれたこともない。才能はなく、容姿には恵まれず、自慢できることは何もない。それでも、人生は続く。この不公平に、みんなはどうやって耐えているのだろう。」
 さらに、「神はどの様な役割をこの人たちに与えたのだろうか。」という趣旨のことも書いています。
 タイトルである「ララピポ」は、「軽薄な人々」とでもいう意味なのかと思いきや、物語の終盤でその意味が明かされています。
 読み手の私も含めて、社会にはさして有用ではない人がほとんどです。その人たちを滑稽に描く一方で、どこかその人たちを応援している様にも読み取れる小説です。
 普通に「情欲に溺れる愚かな人々『ララピポ』」の滑稽さを笑い飛ばせばいい小説なのかもしれませんが、それでも余韻を残すところが、奥田さんのすごい所かもしれません。
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No.73:
(4pt)

痛快!

久々の奥田英朗。 『無理』や『最悪』辺りが好きな人ならツボだと思う。 天井知らずの浅ましさがループする。 無限に拡大するカオス。 どうやって〆るんだ?と思いながら読み進めて辿り着いたラストエピソードは見事。 そう来たか。
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No.72:
(5pt)

タイトルもいい!

奥田先生の意欲作。 異欲作? 欲に溺れた人間がこれでもかというほど出てきます。 みんなクズで、みんないい。 可笑しさと哀しさは紙一重なのだと気づかされます。 あと少し狡賢ければ違うステージへ行けるのに、そんな優しい馬鹿とだらしなさに溢れた良作です。
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No.71:
(5pt)

一見あっさりなのに実はとんでもなく深い

短編集ですが全編に渡って共通するのは性とダメ人間という二点。この辺りがテーマなんでしょうか。
別の話では脇役だった人物が次の話では主役を張ったりと、バトン形式の群像劇スタイルで物語が展開していくので、様々な視点から一人の人物を知ることができる作りになっています。
感想を率直に言うと、いやーーーほんっと面白かったです。
全編に渡り性表現がけっこう露骨にあるので大声でおすすめ!とは言いにくい作品ですが、この作者の既読済み小説の中では正直一番面白い。
一話目はいまいち薄いなぁという感想でしたが二話目からはもうノンストップ。夢中でラストまで読んでしまいました。そしてラストの話を読むと初見では薄いと思った一話目までもが急激に輝き出すからすごい。
最初に書いた通り本作にはダメ人間しか出てこず、ダメ人間なので主役脇役モブ含めみんなまともなことはしません。まともなことをしない人たちがまともな最後を迎えられるわけはなく、各章の結末はいずれも後味の悪い形で終わっています。
面白いけど読後感悪いなぁと少し重い気持ちで読んだ最終話。この最終話ですべての話のその後がちょっとだけわかるため、私は少し泣きそうになってしまいました。
ハッピーエンドには程遠いけどなんだか人間捨てたものじゃないなと思わせてくれるような摩訶不思議な読後感を味わわせてくれます。
文句なしの☆5。えげつないエロに抵抗がなければ是非読んでみてほしい一冊です。
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No.70:
(5pt)

奥田英朗の最高傑作

どなたが書かれていましたが、私もこれが奥田英朗の最高傑作だと思います。

エロいので一般受けはしないのでしょうが
私はツボにはいりました。
家族日和などよりよっぽど面白い。

この人の作品に感動とか感銘とかあまり関係ありません。
読んで面白い。
それでいいんじゃないの。

伊良部のキャラもいいけどここに出てくる人達って…

裏ビデオ屋の店主じゃないけど
もし本当にノンフィクションでこんなDVDが存在したらすごいと思う。
「私のために喧嘩なんてしないで!」
www
小百合最高です!
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No.69:
(5pt)

奥田さん、

この人の作品は大好きです。とても面白い!!
オススメです!!!
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No.68:
(4pt)

切なくなりました。

いつもながらいい作家だなと思いました。
各ストーリーが面白かったが、それだけではなく、生きていく切なさも感じました。
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No.67:
(4pt)

子どもには読ませたくないけど、自分ではまた読みたい

どうしようもない人たちばかりが登場して、最低の小説であることは間違いないです。
ただ、最後までちゃんと読むと、どうしようもないのになぜか爽やかで、ま、人が生きてるってこういうことかなって感じさせてくれます。
嫌いじゃないけど、好きとは決して言いたくないようなしょうせつかな。
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No.66:
(4pt)

キンドルならでは…

気になっていたけれど、文庫本、単行本で購入しなかった本をキンドルで読めてよかった、という典型的な経験をしたというところでしょうか…
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No.65:
(5pt)

人それぞれ

話が別れているが、登場人物全員がどこかで繋がっているのが面白い。 又 私は3日で読んでしまいました。
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No.64:
(5pt)

不思議な世界

各話の終わり方に、無慈悲を感じながらも引きこまれ、一気に読み終わりました。
最後は、そこまでじゃなかったのかという安堵感と、まあ現実はこんなものかという思いが残りました。
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No.63:
(4pt)

愛すべき”しょうもなさ”

奥田英朗さんは”しょうもないヤツ”を描くのが上手いなぁと思う。本作品『ララピポ』もそんなヤツらが、わんさか登場する。しかも、コイツら、ぐつぐつと沸騰する性欲を、これでもかと見せつけてくる。屈折した苛立がブレンドされて、異臭を嗅いだようなめまいを覚えてしまうのだ。しかし、このしょうもなさは、明らかに私の中にも存在する。鏡に映った自分の不都合な部分のようだ。どうにも居心地が悪い。へらへらと読み進めながら、不覚にも共感などして黄昏てしまうわけである。

a lot of people=ララピポ。

本作品は、6人の”しょうもない”登場人物が奏でるエロ満載の”しょうもない”狂躁曲である。次々に主役がバトンタッチしていくという、リレー形式(?)の群像劇だ。前の話のちょい役が、次の話の主役になってつながるのがミソである。とても良い子にはお見せできない類の作品で、あらすじも書けやしない。でも、読了してみれば、愛すべき”しょうもなさ”を感じることができかもしれない。
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No.62:
(4pt)

哀しい男たちの物語

男って馬鹿でくだらなくて哀しい生き物なんだよ・・って
著者の奥田さん思ってるのかな・?
どうしようも無くて底辺で生きている哀しい生き物を
切なく描いているのですが、でもその中に在って女性の生きていく
強さが目立ってますね。

エロ小説にしては中途半端な気がしないでもないけれど
自分ではどうしようもなくあがいて生きている
哀しい男にスポットを当てています。

ララピポって言う題名は外人の言っていた
「a lot of people」トウキョウ・ヒトガタクサン
を6話に出てくる主人公「小百合」が聞き間違えたのですが
意味深な言葉にも思えたよ。
ララピポAmazon書評・レビュー:ララピポより
4344010515

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