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(短編集)
空中ブランコ
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空中ブランコの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全318件 161~180 9/16ページ
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焦っていたり煮詰まっていたり・・・。 物事が上手くいかないときにオススメの1冊です。 伊良部先生の破天荒ぶりには振り回されました^^ 伊良部先生のとこにくる患者さんはみなさん現代に疲れてるんですね^^; 必要以上に自分を作ったりして、他からこう見られたいって考えとかにがんじがらめになってるような。 でも先生と患者さんのやり取りを見てるうちに 結局「自分はこうじゃなきゃいけない」って患者さんが勝手に自分の枠を決めて あがいているだけに見えてきます。 なにせ伊良部があのキャラですから悩んでるのがバカらしくなってくるとゆーかw 色々煮詰まってる人には和むきっかけになるかもしれません。(私には効きました^^) ちなみに私はイン・ザ・プールより空中ブランコの方が好きです^^ | ||||
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楽しい。 ちょっと、面白い伊良部先生が、いい味出しています。 患者も、なかなかの曲者ぞろい。 こんな、先生にかかったら、確かに良くなる気がします。 内容は、軽めだし、時間が空いたときに読むのに最適です。 シリーズものだし、楽しみは続きます。 | ||||
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伊良部は相変わらず変。 マユミは無愛想。 二人に助けを求める患者は我々読者の代表だ。 伊良部シリーズ第2作は、 人の心の奥底にある悩みを笑い飛ばし、 行き詰まった人間の行く末を救済する、 大変面白く、ありがたい1冊であると思う。 特に心が洗われるのは、表題作「空中ブランコ」。 これは自分のことだと感じた。 人は心を開くことが難しいし、 その許しを施す作品だと思いました。 伊良部は偉大だ。(そしてマユミちゃんも) | ||||
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子供のような無邪気さを持った大人といえば聞こえはいいが、それが体重100キロを優に超える 巨漢の持ち主で、しかも思いついたことは何から何までやってみなけりゃ気が済まないという 性格で、さらにさらにその職業が人の病を治す精神科医だったとしたら・・・。そんな白衣を着た 悪魔、ハチャメチャなキャラクターの精神科医、伊良部一郎が紙面上で暴れまくるシリーズ第二弾。 今の時代、精神科医は薬を処方するのが一般的だが、この狂った医師(本人にすればしごく真っ 当な思考なのかもしれない)が患者に処方するのは、いわば「大騒動」という名の行動療法だ。 そんな彼に振り回される五人の患者たちはみな、心になんらかの抑圧を抱え込み、それが症状 に転化して苦しんでいるのだけど、不思議なことに、伊良部の荒療治によって彼らは、彼の意図 したとおりなのか単なる偶然なのか定かではないが、治癒されていく。 軽快でアニメ・マンガ的な想像力と文体は、ライトノベル的にも思える直木賞受賞作(僕が思 うに、娯楽小説とラノベの境界線は、限りなく意味をなさなくなりつつある)。 これは余談だが、治そうとしているか、悪化させようとしているのか、というか何を考えている のかすらわからない謎に包まれた彼のあり方は、「患者の何もかもを知っていると想定される主体」 という実際の精神分析家のあり方に奇妙にも相通ずるところがある。 彼の注射への執着も気になるところだ。訪れた患者に執拗に彼が打つぶっとい注射。僕が思う にこの行動には、彼自身の強迫的な何かが隠されていように見えるのだが、それについてはまだ 明かされていない。 | ||||
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僕は感じません。奥田先生の作品は好きな物も多いですが、このシリーズはあまり面白くありません。おそらく笑いのツボが違うのだと思います。もちろん読ませる力はあるし、暇つぶしに読む分には十分に役目を果たしてくれますが、再読はしないでしょう。 | ||||
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伊良部神経科第2弾ですが、実におもしろかった。 第1弾を読んでとてもおもしろかったので手にとったが、 前にもましてぐいぐい先を読み進めたくなり、 一挙に読み終えてしまいました。 第1弾よりはやや「こわさ」はなくなったかなと。 だいたいパターンが同じなのと、 職業が第1弾と違ってやや特殊な人が多かったせいか、 自分に置き換えて「やばいかも」という恐怖感は薄れたかと。 その分、逆に気楽な気持ちで読めた。 短編で読みやすく、はずさない本なので、 失敗したくない時はおすすめです。 | ||||
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奇妙奇天烈な精神科医・伊良部シリーズ第二弾。シリーズ前作『イン・ザ・プール』では惜しくも逃したものの、本作で直木賞受賞しています。出だしの表題作は最初う〜んと思いつつラストが上手く、あとはまた笑える作品が続きます。相変わらず何にでも首を突っ込んで、ついに空を飛んでしまいました。爆笑面はやはり「義父のヅラ」。もうコテコテに狙ってますいますが、見事にはまってしまいました。しかし本書にて「伊良部名医説」が強くなりましたね。奇行が目立つだけで。野球の不思議を語ったときは、自分も思ったことがあるので「うんうん」と読んでいました。そしてマユミさんのさりげない意外な一面。さらにシリーズ続編があるようですので、そちらも楽しみにしております。 | ||||
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型にはまらずに色々なことにチャレンジする奥田英朗は好きな作家の一人であるが、この本を最初に読んでいたら随分違った印象をもったかもしれない。 思い悩む人は複雑な袋小路に迷い込んで自分の位置すらよくわからなくなるが、他人からみたらに単純なことで悩んでいることが多い。その単純な原因を無邪気に指摘されたら、意外に糸口がみつかるかもしれない。 ということを奥田英朗流のユーモアを交えて纏めているが、それ以上の何かがあるわけではなく患者が変る事で徐々にマンネリ感はつのっていく。迂闊にも、女流作家の下ネタで少し噴出してしまったが、全般的にもう一ひねり欲しかった。 | ||||
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文体、物事の描写力も特に際立ったセンスや洗練されたイメージはない。。 登場人物をティピカルに読者に印象付ける手法は、一般人受けが良く、構成作家出身らしく、ドラマや演劇には向いている内容だと思う。 神経科など、それ系の単語を出したりするのも、近年の一般人が飛びつきやすいキーワードを入れている。 しかし、ヒューマニティや深い人間ドラマの内容ではないので、それらを期待している人は読むのをお勧めしません。 分かる人には、作者の狙いや、構成が見え見えなので、おもしろくはないと思います。 サラっと読書したい人には良いと思います。 | ||||
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第131回直木賞受賞作(2004年)。 1作目の「イン・ザ・プール」の続編。 文章は読みやすく、ユーモア・エスプリにあふれる快作。 精神科医伊良部一郎は子供の様に天真爛漫で、子供以上に自分勝手。 そのあふれる生命力のあおりを受け、患者は快方に? 患者は、強迫神経症や被害妄想などの症状を持つけれど、普通の人(病人ではあるが病気ではない?)。 こんな風に症状軽快することは現実にはありませんが…きっとあの注射に理由が! | ||||
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トンデモ精神科医・伊良部のシリーズ第二作。 ここに登場する5人の患者達、それぞれが違った悩みを持っているが、 その根本の部分には「ああ、それわかる!」というのが必ずひとつはある。 伊良部の見出したむちゃくちゃな解決法に笑わされ、翻弄されながらも、 最後は「そうか、なるほどな」とじんわり感動してしまう。 思い通りにいかなくなった時、人は必死になってもがくが、その原因は思ったよりもずっとシンプルで、 気が付けば「ああ、こんなことだったのか」と思うほど簡単なことだったりする。 それを的確に見つけ、体当たりで解決へ導く伊良部はやっぱりすごい。 とにかく騙されたと思って、一度通ってみてほしい。 "治療"を終えて伊良部総合病院神経科から我が家に帰るとき、 きっとあなたの心もどこかスっと軽くなったような感じを受けるでしょう。 | ||||
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2004年4月リリース。奥田氏はこの作品で第131回直木賞を受賞している。 この作品は前作に引き続き文句なしに面白い。しかしその一方で、海堂尊の作品があれだけの高いレベルにありながら直木賞を受賞しないのに、この『空中ブランコ』は受賞し、京極作品も京極にしてはひどく的外れな作品で直木賞を受賞している。こういう事象をみてしまうと、やはり直木を獲るには、こういうタイプのキャラクタが必須なのか、とかつまらない感心をする。 ともあれ、最終編の女流作家の『人間の宝物は言葉だ。一瞬にして人を立ち直らせてくれるのが、言葉だ。その言葉を扱う仕事に就いたことを、自分は誇りに思おう。神様に感謝しよう。』という最後の言葉は、氏の気持ちそのものだろう。これからも最もパワフルな作品を出して愉しませてくれるのはこの人だなと思った。 | ||||
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「インザプール」が面白かったので、第二弾を読みました。 相変わらず伊良部先生は、一言で言えない位いい味を出しています。 この先生みたいになったら、人生楽しいだろうなと思います。 「なれ」と言われたら躊躇うし、「なれ」と言われてなれるわけでもないですけど(笑)。 「義父のヅラ」が一番笑えました。そして、「女流作家」のラストではじわーっときました。 恐らく作者自身の、創造する辛さ・苦しさが感じられました。 他の方々もその産物をたっぷり楽しませていただけると思いますよ! | ||||
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イン・ザ・プールからの伊良部シリーズは、とにかく最高に面白いし良い話です。しかし義父のヅラは次元が違う。こんな話は反則です。伊良部シリーズの頂点であり原点でしょう。このバカバカしさには崇高なモノすら感じます。 | ||||
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とても良かったです。さすが賞を取るだけの事はあります。 前作より文章力がアップしてる気がしました。 内容もとても素晴らしいと思います。 そういう時が誰でもあるんですよね、と頷けてしまいます。 買って損はないと思います! | ||||
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シリーズ2作目。 短編集。 毒がなく、げらげら笑いながら読み終えることができる。 各エピソードごとの患者が主人公といえる。伊良部一郎と看護士マユミを通じて、患者の内面が描写されている。心情描写は患者がメイン。ということに今回改めて気がついた。 こういった不条理なキャラの内面を描写されても分からないからね。 続編を強く希望 | ||||
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能天気なのか、自然体で生きているだけなのか良く分からない伊良部総合病院の跡取り?の伊良部先生。 やることも言うこともハチャメチャ。 変な医者なのに何故か患者は拒否できず、また来たくなってしまう。 いつの間にか患者と同化して患者をリラックスさせるんですね。 読み終わったら、私自身の体の力も抜けて気が楽になりました。 色々な意味で行き詰っている人にお勧めの一冊です。 | ||||
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奥田作品のデビューが、インザプール・空中ブランコでした♪電車の中で読んでいた時には思わずにやけてしまった・・・w もっともっと続けて書いて欲しい☆2冊で終わっちゃうなんてもったいなーーーぃ!! | ||||
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私の場合、本を読んで声を出して笑うことはありませんが、この本では笑ってしまいました。 主人公は、空気を変えるタイプの人間で自分がやりたいことをやっています。 その代償も大きいでしょうが、やりたいからいいんだそれが当たり前、なにか? 的な生き方をしています。 そんな主人公と患者とのかけあいが面白いのです。 わざとらしさや作りこみといった不自然さがないので、思わず笑ってしまうのだと思います。 それと、結構元気もでる一冊です。 | ||||
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面白い作品ですねー。インザプールも読みましたが、伊良部先生のキャラクター設定が絶妙でした。 | ||||
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