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(短編集)
花の下にて春死なむ
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【この小説が収録されている参考書籍】
花の下にて春死なむの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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お酒の飲めない自分でも、楽しむことの出来た作品たちでした。 寡黙なマスターとの会話の中から事件は解決へと向かっていく。 さりげない言葉と料理が競演している。 ビールのおいしい季節はいつなのだろうと想像しながら、グビグビと読み進めることが出来た。 | ||||
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お酒の飲めない自分でも、楽しむことの出来た作品たちでした。 寡黙なマスターとの会話の中から事件は解決へと向かっていく。 さりげない言葉と料理が競演している。 ビールのおいしい季節はいつなのだろうと想像しながら、グビグビと読み進めることが出来た。 | ||||
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日本推理作家協会から賞をもらっている作品だが、 ミステリーというより、雰囲気で読ませる小説という気がする。 それはもちろん、香菜里屋と工藤という魅力ある店とマスターのおかげなのだが。 ミステリーとしては、鯨統一郎の歴史モノのような強引さがもっとあってもいいとおもう。 その分星ひとつ減点とした。 男も40を過ぎれば、香菜里屋のような隠れ家的な場所を 一つや二つ知っておきたいところだが、 現実にはなかなかうまくはいかない。 この作者に関しては、いろんなシリーズ物が出ており、 もう少し読んでから、評価したい。 | ||||
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日本推理作家協会から賞をもらっている作品だが、 ミステリーというより、雰囲気で読ませる小説という気がする。 それはもちろん、香菜里屋と工藤という魅力ある店とマスターのおかげなのだが。 ミステリーとしては、鯨統一郎の歴史モノのような強引さがもっとあってもいいとおもう。 その分星ひとつ減点とした。 男も40を過ぎれば、香菜里屋のような隠れ家的な場所を 一つや二つ知っておきたいところだが、 現実にはなかなかうまくはいかない。 この作者に関しては、いろんなシリーズ物が出ており、 もう少し読んでから、評価したい。 | ||||
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日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞作ということで手に取った。 失礼ながら、作者のことはまったく知らなかった。 作品の世界は非常にいいと思う。 こういう世界は好きだし、店の常連になってみたいと思う。 40歳も過ぎれば、こういう店の一つや二つ知っておきたい。 ただし、変な言い方になるが、「推理小説としての密度が薄い」ように思う。 推理小説ではなく、普通の文芸作品であれば十分楽しめたと思う。 変に賞など取っているので、こっちも身構えてしまった。 気楽に読めばよかったと後悔している。 1作品だけで評価して、好き嫌いを語るべき作家ではなさそうなので、 今度は「香菜里屋」物でないものを読んでみようと思う。 | ||||
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「香菜里屋」が舞台の作品を何冊か大変面白く読んだ記憶があるのですが、 これはちょっと悩んでしまいました。 お料理が美味しそうだし、マスターの安楽椅子探偵ぶりもいい感じなのですが、 どうもしっくりこない。 それはどうしてなのかと考えた私なりの結論ですが、 多分、ストーリーがひねりすぎだなんだと思います。 マスターに突拍子もない謎解きをさせようとするあまり、 話の裏の裏をかいてしまっているのではないでしょうか。 つまりやり過ぎなんでしょうね。 私も常連になりたい素敵なお店が舞台なので、 次の作品に期待します。 | ||||
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「香菜里屋」が舞台の作品を何冊か大変面白く読んだ記憶があるのですが、 これはちょっと悩んでしまいました。 お料理が美味しそうだし、マスターの安楽椅子探偵ぶりもいい感じなのですが、 どうもしっくりこない。 それはどうしてなのかと考えた私なりの結論ですが、 多分、ストーリーがひねりすぎだなんだと思います。 マスターに突拍子もない謎解きをさせようとするあまり、 話の裏の裏をかいてしまっているのではないでしょうか。 つまりやり過ぎなんでしょうね。 私も常連になりたい素敵なお店が舞台なので、 次の作品に期待します。 | ||||
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謎解きのプロットを越える物語性とせつなさが、秋の夜長に一気に読ませる魅力を持っていると感じる。あなたも香菜里屋のカウンターに座る一人になってみたら? | ||||
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謎解きのプロットを越える物語性とせつなさが、秋の夜長に一気に読ませる魅力を持っていると感じる。あなたも香菜里屋のカウンターに座る一人になってみたら? | ||||
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北森作品を読み漁っているが、特に本書は出色の作品。美味しい料理を供するビアバーの常連客によって語られる物語はミステリーという枠から自由になり、秋の夜長にワインと共に読んでほしい。登場するビアバーの料理を肴に。 | ||||
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桜宵は、謎解きがちょっと強引な感じがしましたが、これは非常に面白い。そしてなおかつ、マスターの手からあみだされる素敵なお料理の数々。だから面白くて美味しいのです。 | ||||
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桜宵は、謎解きがちょっと強引な感じがしましたが、これは非常に面白い。 そしてなおかつ、マスターの手からあみだされる素敵なお料理の数々。 だから面白くて美味しいのです。 | ||||
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蓮丈那智シリーズで北森鴻という作家に出会い、この作品にたどり着きました。探偵役ビアバー「香菜里屋」のマスター工藤さんは、上品で、温かく、人間の機微を知りぬいた人です。収められた作品は、いずれも話の意外な展開にうならされる短編ですが、その店で出される料理のちょっとした説明や描写も魅力です。こんなお店があれば常連になりたい。是非お酒を飲みながら読んでください。 | ||||
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蓮丈那智シリーズで北森鴻という作家に出会い、この作品にたどり着きました。探偵役ビアバー「香菜里屋」のマスター工藤さんは、上品で、温かく、人間の機微を知りぬいた人です。収められた作品は、いずれも話の意外な展開にうならされる短編ですが、その店で出される料理のちょっとした説明や描写も魅力です。こんなお店があれば常連になりたい。是非お酒を飲みながら読んでください。 | ||||
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連作短編集の名手たる所以が十分に理解できる1冊となっている。三軒茶屋にあるこじんまりしたビアバー「香菜里屋」のマスター、工藤哲也を探偵役としたちょっぴり切ないが深みのある6編からなる連作短編集で、日本推理作家協会賞の受賞作となってます。まずマスター工藤のキャラクターがとってもいい。気配りがとっても効いて謎にも包まれている。もちろん料理も美味しく振る舞ってくれて気持ちが和やかになります。1編ごと進んで行くうちに徐々に常連客も紹介され、皆が家族みたいに打ち解けて行く展開も秀逸。料理はもちろんのことアルコール度数の違う4種類のビール、気分に応じて飲み分けたくなったのは私だけじゃないはずです。特に、片岡草魚と飯島七緒が登場する最初と最後の2編は人硊??の悲哀が凝縮されていてせつなさとミステリーの楽しさを両方堪能出来ます。あと「終の棲み家」も泣ける話です。柴田よしきさんの『ふたたびの虹』に設定が似てますが、恋愛度においては『ふたたびの虹』の方が楽しめるとは思います。逆にミステリー度では本作の方が上のような気がしました。 | ||||
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連作短編集の名手たる所以が十分に理解できる1冊となっている。 三軒茶屋にあるこじんまりしたビアバー「香菜里屋」のマスター、工藤哲也を探偵役としたちょっぴり切ないが深みのある6編からなる連作短編集で、日本推理作家協会賞の受賞作となってます。 まずマスター工藤のキャラクターがとってもいい。気配りがとっても効いて謎にも包まれている。もちろん料理も美味しく振る舞ってくれて気持ちが和やかになります。 1編ごと進んで行くうちに徐々に常連客も紹介され、皆が家族みたいに打ち解けて行く展開も秀逸。料理はもちろんのことアルコール度数の違う4種類のビール、気分に応じて飲み分けたくなったのは私だけじゃないはずです。 特に、片岡草魚と飯島七緒が登場する最初と最後の2編は人硊??の悲哀が凝縮されていてせつなさとミステリーの楽しさを両方堪能出来ます。 あと「終の棲み家」も泣ける話です。 柴田よしきさんの『ふたたびの虹』に設定が似てますが、恋愛度においては『ふたたびの虹』の方が楽しめるとは思います。逆にミステリー度では本作の方が上のような気がしました。 | ||||
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連作短編集の名手たる所以が十分に理解できる1冊となっている。 三軒茶屋にあるこじんまりしたビアバー「香菜里屋」のマスター、工藤哲也を探偵役としたちょっぴり切ないが深みのある6編からなる連作短編集で、日本推理作家協会賞の受賞作となってます。 まずマスター工藤のキャラクターがとってもいい。気配りがとっても効いて謎にも包まれている。もちろん料理も美味しく振る舞ってくれて気持ちが和やかになります。 1編ごと進んで行くうちに徐々に常連客も紹介され、皆が家族みたいに打ち解けて行く展開も秀逸。料理はもちろんのことアルコール度数の違う4種類のビール、気分に応じて飲み分けたくなったのは私だけじゃないはずです。 特に、片岡草魚と飯島七緒が登場する最初と最後の2編は人硊??の悲哀が凝縮されていてせつなさとミステリーの楽しさを両方堪能出来ます。 あと「終の棲み家」も泣ける話です。 柴田よしきさんの『ふたたびの虹』に設定が似てますが、恋愛度においては『ふたたびの虹』の方が楽しめるとは思います。逆にミステリー度では本作の方が上のような気がしました。 | ||||
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北森氏の作品はこれが3作目。 最近時の民俗学ミステりーとは、味わいのことなる連作集である。 裏通りのビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤。カウンターの中という狭い世界にずっといながら、なぜか、世界のことが手に取るようにわかる、謎解き料理人である。 スパイスとほっとする温もりの料理を出し、常連客の持ち込む謎を、鮮やかな推理で解いていく。 常連客も、その料理の旨さに、何か普段と違う発想やアイデアが生まれてくるのかもしれない。 タイトルにもなっている、西行の句 願わくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ この余韻が最後まで漂い、不思議なほっとする感覚を味わいながら、読ませてくれる作品である。 | ||||
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北森氏の作品はこれが3作目。最近時の民俗学ミステりーとは、味わいのことなる連作集である。裏通りのビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤。カウンターの中という狭い世界にずっといながら、なぜか、世界のことが手に取るようにわかる、謎解き料理人である。スパイスとほっとする温もりの料理を出し、常連客の持ち込む謎を、鮮やかな推理で解いていく。常連客も、その料理の旨さに、何か普段と違う発想やアイデアが生まれてくるのかもしれない。タイトルにもなっている、西行の句願わくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころこの余韻が最後まで漂い、不思議なほっとする感覚を味わいながら、読ませてくれる作品である。 | ||||
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ビアバーのマスターが、事件の謎解きをする、 一種の安楽椅子探偵もの。一つ一つのお話の謎は、小さめですが、 連作ものなので、それぞれのお話が繋がっていくのが、 好きな人には、たまらないと思います。 同じような連作ものとして、メインディッシュや、 屋上物語、なんてのも、なかなか面白いので、 良かったら、そちらも、チェックしてみてくださいね。 あと、そうそう、この作品の舞台になったビアバーは、 冬狐堂シリーズや、蓮杖那智のシリーズなんかでも、 それとなく、登場してきたりします。 その意味でも、推理作家協会賞も受賞してますし、 北森さんのファンには、はずせない一冊ですね。 | ||||
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