■スポンサードリンク


斜め屋敷の犯罪



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

斜め屋敷の犯罪の評価: 3.77/5点 レビュー 102件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.77pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全102件 41~60 3/6ページ
No.62:
(4pt)

図書館のくだりが・・・

とっても笑えます。
女子ふたりが言い争う場面の御手洗氏の発言
さすがです(笑)
この頃の御手洗さんが一番好きかも。。。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.61:
(5pt)

目の前にそれは横たわっているのに、読者にはわからない

この犯罪計画の中核をなすトリックには真に驚くべきことが2つある。

ひとつは、「斜めに傾いた屋敷」という舞台そのものが巨大な殺人装置であるにもかかわらず、読者にはそれがわからないということ。それは隠されてさえいない。巨大な建築物として目の前に堂々と、あるがままに横たわっている。なのに、どうやって被害者が死んだのか、読者には皆目見当がつかない。

ふたつめは、それほど難解な謎であるのにもかかわらず、ただ一言の解答、ただ一筋の光明、ただひとつのアイデアが与えられさえすれば、たちまち誰にでも何が起きたのかが理解可能であるということ。

この二重の奇跡のようなトリックの構造に感動できるなら、動機が何かなんてことは瑣末なことだと思える。これは、そういう読者のための作品だ。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.60:
(3pt)

いまひとつ盛り上がりに欠ける

まず第一印象として、非常に平板に感じました。

連続殺人ものの場合、何か見立てにより殺されていったり、犯人とおぼしき人や手掛かりを持ってそうな人が次々と死んでいったり、逆に特定の環境に閉じこめられている人たちが、無差別に全員殺されるかのような勢いで事件が起こったりと、とにかくクライマックスへ向かって盛り上がっていくようになっていると思うのですが、この話はそうではありません。

何か散発的に事件が起こっていきます。もちろん、誰が何故どうやって、という部分に興味を持っていこうとしてはいるのですが、ミスリードを含むリード自体が希薄なので、もの凄く平板に感じてしまいます。

また探偵役の御手洗が登場するのが、かなり後のほうなので、感情移入がほとんど出来ません。つまり相当うしろの方までは、主人公不在という感じになってしまっています。

そして気になったのが「図」です。

屋敷や殺害現場の説明図が割とあるのですが、何か「小説なのに図で説明するの?」という感覚におそわれます。一般の娯楽小説なわけですから、普通の人が文章を読んで想像しがたいような設定や状況には疑問が残ります。

本格や新本格のジャンルは、設定やトリックに漫画みたいなものが多いので、それはいいとしても、犯人の動機に関する伏線が余りに希薄だと思いました(ないわけではないのですが……)。動機自体には納得がいったので残念です。

ただ登場人物たちの描写に関しては、ややステレオタイプにも感じますが、しっかりしているものが多く、ドラマにするならあの俳優さんかな、みたいなイメージは容易に出来ました。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.59:
(2pt)

リアリティがなさすぎる

キャラ設定や会話、表現力は素晴らしいし楽しめますが
リアリティにかけ過ぎで、漫画を読んでいるみたいでした。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.58:
(5pt)

作者フルスイングの大勝負

これは確かに賛否両論別れますよね。
「そのトリックはあかんやろ!」と、発売当時に怒り狂った人がいたのも頷けます。
でも面白い。
奇妙な館の中で、何かが起こる雰囲気だけで読ませる筆力がある。

トリックは突き詰めれば、たったひと言で説明できるような一発物です。
読者がこれを面白い!と思えないならそこまでの、ある意味とても潔い思い切ったトリック。
けれどその一発トリックの為に、島田氏は綿密にあらゆる伏線を張っている。
ぼーっと読んでいた人にとってはピンと来ないトリックかも知れませんが、自分で犯人を探しつつじっくり読み込む探偵読者にとって、トリックが解った瞬間の、あの全てが繋がっていく爽快感がこれほど味わえる作品も珍しい。
何気なくあったあらゆる描写やアイテムが、全部このトリックを象徴していたのだと気付いた時には鳥肌が立ちました。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.57:
(5pt)

おもしろい

トリックがちょっと強引だと思ったが、それはともかく、登場人物たちのギャグっぽいやり取りが面白かった。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.56:
(5pt)

館ものバカミスの先がけではないでしょうか

とにかくこんな設定の屋敷があるか!と思うほどの壮大でバカバカしい大仕掛けトリックが素晴らしい作品。
占星術殺人事件とは全くベクトルの違う本格路線です。また、本作は後の新本格派の作家陣に多大な影響を与えた作品として歴史的価値のある作品と言えよう。
当時は全く売れなかったらしいが、確かに早過ぎた作品だと言えます。
斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825844
No.55:
(2pt)

それをいっちゃあおしまいよ、なんだが

元々「本格推理」というのは、人間の描き方としてリアリティがある必要はないとか、トリックのためのトリックというところがあるので、それをいっちゃあおしまいなんだが、殺人を犯すためだけにここまで準備する必要があるのか?そもそも物理的にも被害者が寝返りうってたりしたら必ずしもうまくいかないし、という突っ込みどころが多すぎる。そういう荒唐無稽なところも含めて「本格推理」はつきつめるとこうなる、という議論もあるかもしれないのだが。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.54:
(5pt)

壮大なトリックに驚愕

すごいですね。
壮大なトリック、仕掛けに驚きました。
面白かったです。
御手洗は魅力的ですね。
登場するまでが長く、やきもきしましたが、
颯爽と登場してからはたちまち面白くなり、
ページを捲る手が止まらなくなりました。
御手洗のキャラクターがツボです。
また、人形、天狗面、雪、屋敷、などの
読者を引き込む要素も盛りだくさんで、
とても楽しめました。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.53:
(4pt)

いかにも推理小説というトリック

私は改訂完全版前の元の版を読んでいないので、このノベルスが初見でした。

「占星術殺人事件」と同様、クライマックスの前に「読者への挑戦」があります。
しかし恐らく真相が分かる人はほとんどいないのではと思います。
犯人は分かってもトリックがきっと…。
それほど大胆なトリックでした。
これは結構好き嫌いが分かれそうです。

こういうトリックが本格ミステリの醍醐味とも言えますが、
島田荘司氏はデビュー2作目にして小説としても面白く書けています。
殺人が起きているのに、登場人物の会話など、全編に混じったユーモアが飽きさせません。
所々声を出して笑ってしまった程です。

まだ島田荘司氏の作品は「異邦の騎士」「占星術殺人事件」と本作しか読んでいないので、
これから他の御手洗潔シリーズなどを読むのが楽しみになりました。
斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825844
No.52:
(3pt)

おしい!

破天荒な御手洗のキャラクター性、特徴的な舞台設定・雰囲気が良い。
ただ、トリックに不確実な点が多く残念である。

斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.51:
(2pt)

トリックの必然性

ユーモアと必然性が咬み合い、いくつかのちりばめられた小トリックが心地よい作品。御手洗がゴーレムにせっせと洋服を着せるシーンは面白いが、警察がそれを軽蔑しつつ黙認してしまうのは、かえってリアリティが感じられない。さらに斜め屋敷を利用した奇想天外な大トリックの必然性は冷静に考えてみるとまったく見えてこない。このトリックそのものに一体何の意味があるのか、まったくわからない。むしろ失敗することのほうが多いのではないか。犯行に至る詳しい動機も不明(=消化不良!)にしてあるが、書かれているような激しい動機ゆえの犯罪であるなら、是が非でも、達成の可能性が高い方法を取るのではないか。あくまで読者の側から言えば、これに影響を受けたとされる「新本格」の一部の作家に良い影響を与えているとは言えないと感じる。ちなみに私は社会派信奉派ではありません。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.50:
(5pt)

私的には三大傑作のひとつ

この作品を読んだのは随分と以前なのにそのときの衝撃は忘れられない。私的には日本の探偵小説三大傑作の一つと思っている。ちなみにあと2つは江戸川乱歩の「孤島の鬼」、鮎川哲也の「リラ荘事件」だな。話がわき道にそれたが、この「斜め屋敷の犯罪」である。ネタばれになるので余計なことは書かないが、舞台設定そのものが最後のトリックに収斂して炸裂するそのさまに驚愕するしかない。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.49:
(5pt)

若い島田荘司の情熱あふれる作品

本書は著者の長編第2作であり、ひとによってはデビュー作「占星術〜」より評価が高い。それは、とても視覚的なトリックのためであろう。もちろん図が挿入されているのだが、私も、あのトリックには確かにびっくりした。そのインパクトは絶大である。

 初期の作品であるだけ、御手洗のキャラクターもいい感じのエキセントリックさだし、作品全体の雰囲気も、若書きの荒っぽい感じがとても良い。今の、ある意味こなれたテクニックを駆使した、読者を十分に意識したものではなく、自分の好きなもの、書きたいものを書いたんだ、という感じが手に取るように分かる。「占星術〜」が乱歩賞応募作ということを考えると、本作が実質的なデビュー作ともいえる。

 今の著者では書けないであろう、大変いきおいのある作品である。著者の若いエネルギーと本格ミステリに対する情熱があふれている。多くの島田ファンが指示するのが、よくわかる。間違いなく本格ミステリの歴史に残る傑作である。
斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.48:
(4pt)

トリックwww

確かに動機がとってつけたような感じだったし
途中であからさまに怪しい行動する登場人物(犯人だったw)
が出てくるような作品だったけどちゃんと読者に向けて複線出すし推理可能なフェアーな作品だと思います
ただトリックすごすぎwww


斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 (講談社ノベルス)より
4061810294
No.47:
(5pt)

犯人推測は容易でしょう。

この作品は作品の構成上、わかる人には容易に犯人が割れてしまうことでしょう。途中で申し訳程度の犯人撹乱表現は用いられているものの、犯人をそらすにはいたらないです。この作品ではとにかく奇怪なものが多々出てきます。事件前に怪しげな人影まで目撃されたり、明らかな密室で奇妙な殺害をされていたり…とにかく奇妙続きなので何がどうなっているか考える余地すら与えてくれません。それはこの作品の登場人物にもいえることで、だんだん衰弱していきしまいには発狂寸前になったりつまらぬ争いあいまで起こってしまいます。ちなみに一見するとこの事件は複雑に見えてしまいますが、動機なんかは本当に単純なものとなっていて「えっ!」と驚かれてしまうことでしょう。最後に、注意事項を少々。一応、この作品は御手洗潔が登場する作品となっていますがいささか出現が遅くなっており全ページの3分の2を過ぎないと登場してはきません。おまけに登場シーンがそこだけ雰囲気がおかしくなっているので極端な状況変化が苦手な人はご注意を。やや展開が冗長で犯人もわかりやすいですが悪い作品ではありません。
斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825844
No.46:
(5pt)

犯人推測は容易でしょう。

この作品は
作品の構成上、
わかる人には容易に犯人が割れてしまうことでしょう。
途中で申し訳程度の犯人撹乱表現は用いられているものの、
犯人をそらすにはいたらないです。

この作品ではとにかく
奇怪なものが多々出てきます。
事件前に怪しげな人影まで
目撃されたり、
明らかな密室で
奇妙な殺害をされていたり

とにかく奇妙続きなので
何がどうなっているか
考える余地すら与えてくれません。
それはこの作品の登場人物にも
いえることで、だんだん衰弱していき
しまいには発狂寸前になったり
つまらぬ争いあいまで起こってしまいます。

ちなみに一見すると
この事件は複雑に見えてしまいますが、
動機なんかは本当に単純なもの
となっていて「えっ!」と
驚かれてしまうことでしょう。

最後に、注意事項を少々。
一応、この作品は
御手洗潔が登場する
作品となっていますが
いささか出現が遅くなっており
全ページの3分の2を過ぎないと
登場してはきません。

おまけに登場シーンが
そこだけ雰囲気がおかしくなっているので
極端な状況変化が
苦手な人はご注意を。

やや展開が冗長で
犯人もわかりやすいですが
悪い作品ではありません。
改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)より
4062932652
No.45:
(4pt)

島田荘司流、館ミステリ

もう「斜め屋敷」を最初に読んだのは大分昔になりますが
その時の衝撃は中々に心地よくていまだに本棚から引っ張りだしてきては
読み返している本です。
島田さんの本は大抵読みましたが、やはりこの時代の作品が一番いいですね。
綾辻さんの本が直球ストレートの本格だとするなら、いわば「斜め屋敷」は超変化球
でもぎりぎりストライクといった所でしょうか。
お二方の対談集で綾辻さんが、「島田さんのミステリはかの「島田荘司」だから許されている
所があると思うんですよね」って言ってる一文がありましたが、この本はまさしく
そのいい例だと思います。
読み終わった読者は、まず、こんな大胆な仕掛けってあり!?と驚かれる事でしょう。
でも島田荘司の本だからこんなのもありかって思えるんです。
まだ読んでない方はぜひその仕掛けを目の当たりにしてみてください。
きっといい衝撃が味わえますよ。
あと星が四つなのは内容が悪いのではなくて、御手洗ファンのぼくにとっては
御手洗の登場が少し遅いかなっていうだけの理由ですので、ご心配なく。
斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825844
No.44:
(4pt)

島田荘司流、館ミステリ

もう「斜め屋敷」を最初に読んだのは大分昔になりますが
その時の衝撃は中々に心地よくていまだに本棚から引っ張りだしてきては
読み返している本です。
島田さんの本は大抵読みましたが、やはりこの時代の作品が一番いいですね。
綾辻さんの本が直球ストレートの本格だとするなら、いわば「斜め屋敷」は超変化球
でもぎりぎりストライクといった所でしょうか。
お二方の対談集で綾辻さんが、「島田さんのミステリはかの「島田荘司」だから許されている
所があると思うんですよね」って言ってる一文がありましたが、この本はまさしく
そのいい例だと思います。
読み終わった読者は、まず、こんな大胆な仕掛けってあり!?と驚かれる事でしょう。
でも島田荘司の本だからこんなのもありかって思えるんです。
まだ読んでない方はぜひその仕掛けを目の当たりにしてみてください。
きっといい衝撃が味わえますよ。

あと星が四つなのは内容が悪いのではなくて、御手洗ファンのぼくにとっては
御手洗の登場が少し遅いかなっていうだけの理由ですので、ご心配なく。
改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)より
4062932652
No.43:
(5pt)

屋敷モノでもっとも衝撃受けたトリック

こういった変形お屋敷モノ(あやつじのYAKATAシリーズとか)好きで結構呼んできたんだが、この作品のトリックが最も衝撃受けた。初めて呼んだときはホント鳥肌が立ったもんだ。個人的に占星術よりもこっちが好き。まだ読んでない人は早く読むべし
斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:斜め屋敷の犯罪 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825844

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!