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斜め屋敷の犯罪
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【この小説が収録されている参考書籍】
斜め屋敷の犯罪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 1~20 1/4ページ
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島田荘司の小説は初めて読むので新しい世界観がありそうで楽しみです。 | ||||
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ああ、これは傑作だ。 図9の衝撃よ… 犯人はアリバイが完璧すぎたり、挙動不審が見られて怪しいとは思ったが、そのトリックは思いつかない!笑 物理トリックの最高峰という触れ込みで、確かにその通りなのだけど、ちゃんと人間ドラマというか、感情の機微みたいなものも描かれていて、心地良い読後感。 メインとなるトリックについて「そんなに上手くいくか?」という批判があるのは理解できるが、自分にとってそれは重要ではない。(自分で思いついたうえで確実性が低いからって選択肢から除外したならまだしも、自分の頭では思いつきもしないので) 詰まるところ、自分は「その手があったかー!」とハウダニットが鮮やかに解決する瞬間があれば良いのだと気づいた。そういう意味では、この本で言うと、図9を目にした瞬間に目的は達成された。 ということで、この作品は自分のツボを認識するのに役立った。 誰もが勧める「十角館」「そし誰」も当然質は高かったけど、自分はこういうのが好き。 | ||||
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「 占星術殺人事件 改訂完全版 」の大胆で斬新なトリックに魅了されました。 そこで、シリーズの並ぶほどの傑作でかつ大好きな密室モノとのことでコチラにも挑戦。 刑事さん達と同じ様に考えては否定され、ついにSFの世界に迷い込んだ頃、挑戦されてしまいました。 いったん立ち止まってそもそもから考えてみると、いく筋かの光明が私にもありましたが結局、観念してに終幕に進みました。。。 トリックは、偶然や撹乱の要素も多く、エンタメとしてはよいのかもしれないけど、その分ミステリーとして不満が募りました。しかし、完璧では完全犯罪になってしまうのでこれは仕方ない。 動機も凡人の私には共感しにくいものでした。 総じて、トリックとしても贅肉が多くて、動機面もやや後付け感が残ってしまいました。人間って精神的にも生理的にももっと弱くて、時間や社会の補正力や包容力に弱いと私は思うんですよね。机上の空論感がやや過ぎるように思いました。 ただ、これはあくまで私個人の感想。食わず嫌いするのはもったいない。読んで後悔無しの一冊だと思います。 解説は館シリーズで著名な作家さんが書かれていて、著者さんに対する敬愛にあふれていました。特に松本清張の作風と本格ミステリーのせめぎ合いに言及しているところが興味深かったです。 | ||||
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新本格派の傑作! この作品のトリックを超える日本の本格推理小説は少ない歴史的な傑作です。 このトリックには本当に驚愕しました! 密室のトリックです。 密室推理小説がお好きならお薦めです。 読んだのは30年以上前ですがこのトリックの発想は本当に凄いです。このアイデアを考案した島田先生は天才ですね。 最近のミステリー小説はご都合主義で荒唐無稽な作品が溢れていますね。 島田先生のこの小説は本格派に相応しい傑作です。 エンディングも矜持溢れてとても印象的でした。 レビューを読んで頂きありがとうございました。ご参考になれば幸いです。 | ||||
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僕は常々、島田氏の人材発掘の取り組みには感心している。地元福山での文学新人賞や、アジアの才能を発掘する台湾での活動など、実に意義深いではないか(あの『13・67』の陳浩基も見出した!)。それなのに、ご本人の作品はほとんど読んだことがない。 『占星術殺人事件』だけではなく、せめてもう少し…と手に取ったのが本書だ。裏表紙を読むと、「日本ミステリー界を変えた傑作が、大幅加筆の改訂完全版となって登場!」とあり、いやが上にも期待は高まった。が…今こうして読み終えて、悪くはないと思うけど、なんだかしょっぱい気持ちになってしまった、というのが正直な感想である。 あれ? 島田荘司ってこんな文章を書く人だっけ? ということをまずは思った。何となく変なのだ。その変な感じが独特のユーモアを生んではいるが、それは意図的なものというより副産物だろう。そもそもこの物語の書き手は誰なんだ? という疑問も最初からあった。神の視点に立った書き方なので、ああ乱歩とかがよくやってた作者がちょいちょい顔をのぞかせるパターンか、と思っていたら、結局ワトソン役の石岡和巳が書いているのだった。 メイントリックについては、よく考えたなと感心しかないが、そのくせ雑なところもある。名探偵・御手洗潔が終盤で仕掛ける小細工には、十分な説明がなされないままだったり…。まあ、そこは重要じゃないということなんだろうけど。また、犯人の動機はなかなか独創的だけど、そこだけ取って付けたような印象がなきにしもあらず。というように、面白いんだか面白くないんだか、よくわからない作品だった。 解説では綾辻行人氏が熱いメッセージを寄せている。そういえば綾辻氏のデビューにも島田氏は大きくかかわっている。きっと島田荘司という作家は、多くの人から慕われる兄貴肌タイプの人なんだろう(見た目もそんな感じ)。作品を読むことはもうないと思うけど(すみません)、ぜひこれからも名伯楽としてミステリ界に貢献していただきたい。そういう願いや敬意を込めて、★はおまけで4つ。 | ||||
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島田氏の作品を初めて読みました。 面白かったです。 まず、ずっと、読むのを止めたくない感じでした。 そして、”挑戦”には敗れました。 特に、トリックが、予想外でした。 他の作品も読みたいと思います。 | ||||
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前の持ち主が引いたと思われる傍線が残っていました。まあ、気にはなりませんが。 | ||||
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何故作者がこんなトリックを思いつくに至ったかを知りたくなるようなトリック これはわかる人はいないのでは?と思う ただ、名探偵コナン並のビックリトリックなのでリアリティを求める人には向かないと思う | ||||
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複雑に絡み合ったイベントを、針の穴を通すようなロジックによって一気に解き明かすカタルシス。 これがやみつき。御手洗最高。最高に尖ってます。 ところで、あの定番の著者の挑戦に勝った人っているのかしら。 | ||||
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夜、徘徊するゴーレム。夜中に聞こえる女の泣き声。背中に刺さるナイフ。不思議な格好の死体。 御手洗潔が登場した途端、バラバラになっていた不思議なできごとが整う。 再読だったため、伏線の張り方が見事だと再確認できた。 さらに、御手洗の人間性も感じられる作品だった。 作者は大掛かりなトリックが多いが、ストーリーを膨らませすぎないで、本作のようにまとめてほしい。 | ||||
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登場人物、特に女性が劇のような、また時代がかった口調なので、なかなか慣れませんでしたが お話は面白く、思いもよらないような種明かしがあり、楽しく読ませて頂きました 「改訂完全版」ではないほうも読みましたが、総合的にはあまり違いはないのかな・・と感じました | ||||
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ネタバレになるかもしれませんが… 最後のトリックのところで、キーとなった例のアレの名称を叫びながら爆笑してしまいました。 万人にお勧めは出来ませんが、他作品を読んでミタライアンになった方にはぜひ、ただ私のように慎重に読み進めると心が折れるかもしれません、色々な背景や考察が出てきますが、一切気に懸けず全体的にさらっと読まれた方がよろしいかと。 | ||||
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推理小説初心者ですが、この本はとても読みやすく、一気に読んでしまいました。 占星術殺人事件もとても面白かったですが、私はこちらの作品の方が好きです。 雪の中閉じ込められる、密室殺人、大掛かりなトリック、変わり者の探偵、ワクワクする要素が満載です。 | ||||
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この作品の肝となる2つ目の事件のトリックを発見した時笑うしかなかったです 第二の事件から解けたので第一の事件を解くにいたって逆にミスリードになり解けませんでした 不満な点は完全アリバイ(?)完璧なトリック(?)の第二の事件に対し第一の事件は登場人物が推理した通りの簡単なトリックを使っていたり、人目に見つかるリスクが多すぎたり意味の無い行動、変な体制で死んだ意味は専門知識が無いとわからない等納得のいかないことがありました 異邦の騎士、占星術と順?に読んでいますが今作は前作のネタや人が出ており、シリーズ物は純に読まないといけないなと学びました | ||||
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メイントリックが判明した時、「そんなのアリかよバカミスじゃないの」などと一度は思ったが それを成立させるためにここまで頑張ったのだと力説されれば受け入れざるを得ない…のか? 登場人物たちの人間模様や意外にもちょくちょくはさんでくるギャグ的な流れもなかなかに面白く一読の価値はアリ。 | ||||
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不可能・不可解さに翻弄され、ぐいぐい深みへ引き込まれていく……。 ミステリ好きが求めてやまないアノ快楽が、この本には詰まってます。 第1の殺人だけでも、雪の足跡と扉の密室、 ダイイングメッセージに、奇妙な死体の姿勢などなど、 幾多の謎が凝縮されており、一筋縄ではいかないのに、 第2の殺人では、さらに強固な密室が展開される。 極めつけには読者を思考停止に貶める、 第3のさらに堅牢な密室が立ちふさがる。 「一体全体、何をどうすれば…どうやって」と悶々し、 頭の中をぐちゃぐちゃにする。 そんなミステリの醍醐味と快楽に、 身を委ねたい方は是非。一読を。 | ||||
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文字通り斜め上(下?)をいく大掛かりなトリックにたまげました。 まさか器自体がそんな装置になっていたなんて~~。 実在する2つの奇妙な建築物の紹介から、斜め屋敷に入ってく切り口も良いですね。 御手洗某が出てくると、作品の雰囲気がガラッと変わるのも面白いところ。 そんなこんなで、次に「異邦の騎士」を読むことに・・・(もう読了)。 | ||||
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とっても笑えます。 女子ふたりが言い争う場面の御手洗氏の発言 さすがです(笑) この頃の御手洗さんが一番好きかも。。。 | ||||
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この犯罪計画の中核をなすトリックには真に驚くべきことが2つある。 ひとつは、「斜めに傾いた屋敷」という舞台そのものが巨大な殺人装置であるにもかかわらず、読者にはそれがわからないということ。それは隠されてさえいない。巨大な建築物として目の前に堂々と、あるがままに横たわっている。なのに、どうやって被害者が死んだのか、読者には皆目見当がつかない。 ふたつめは、それほど難解な謎であるのにもかかわらず、ただ一言の解答、ただ一筋の光明、ただひとつのアイデアが与えられさえすれば、たちまち誰にでも何が起きたのかが理解可能であるということ。 この二重の奇跡のようなトリックの構造に感動できるなら、動機が何かなんてことは瑣末なことだと思える。これは、そういう読者のための作品だ。 | ||||
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これは確かに賛否両論別れますよね。 「そのトリックはあかんやろ!」と、発売当時に怒り狂った人がいたのも頷けます。 でも面白い。 奇妙な館の中で、何かが起こる雰囲気だけで読ませる筆力がある。 トリックは突き詰めれば、たったひと言で説明できるような一発物です。 読者がこれを面白い!と思えないならそこまでの、ある意味とても潔い思い切ったトリック。 けれどその一発トリックの為に、島田氏は綿密にあらゆる伏線を張っている。 ぼーっと読んでいた人にとってはピンと来ないトリックかも知れませんが、自分で犯人を探しつつじっくり読み込む探偵読者にとって、トリックが解った瞬間の、あの全てが繋がっていく爽快感がこれほど味わえる作品も珍しい。 何気なくあったあらゆる描写やアイテムが、全部このトリックを象徴していたのだと気付いた時には鳥肌が立ちました。 | ||||
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