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世界99
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世界99の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.41pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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| ぶふわぁ~っ! 今1章終ったトコ 面白いんだけどこりゃ消耗するわ… 上下巻でこの厚さだから覚悟はしてたが 一旦息つかないともたない 何だろう 「自分はそこまで酷くはないけど」両側から これまでの来し方を喚起される感覚で 読むと同時進行で反芻し過ぎてどっと疲れた 息入れないとキツいけど、 これは日数かけて少しずつ読み進めてく類でもないな 面白いけど、不慣れな人がうっかり手を出しちゃったら怪我しそうだ 不慣れな人はここまでのボリュームあるの手を出さんから要らん心配か | ||||
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| 「コンビニ人間」の頃は、村田さんの鋭い刃は卓抜なユーモアに何重にも包まれていて、その切先が誰かを傷つけることはあまりなかったのではないか…という印象を持っている。しかし今作となっては、ハッキリとこちらに向いた切先が、私の鈍さを突き破って、グサグサと、何度も何度も刺さってくる、読んでいてそんな気がした。とても痛い。激痛。だけどページを進めてしまう。 ディストピアもディストピア、極端すぎる地獄の小説。いやいやまさかこんな…と思う。それなのに、認めたくないけど、すべての地獄要素は、どこかで嗅いだような、すれ違ったような、既視感の延長にある。そのこと自体が何よりの地獄、という絶望の入れ子構造がまずすごい。 たしかにネットなどを見ていて「こんなヤバい人、まさか現実に居るわけない」→「うわ居た!マジで居た!」という経験は、40代女性ともなれば数え切れないほどにあり、ブラックな意味では笑えるけど、本当の意味では笑えないのだった。 村田さんによる広義のディストピア、または少なくとも架空の世界を描いた小説を、私は幾つか読んできた。迸る想像力、突き抜けるユーモアはいつも共通する魅力であった。現実にはない条件付きの世界だからこそ、比較的普遍的な「●●ってなんだろう?」のような疑問をクッキリ浮かび上がらせて頭にも心にも残る。どれも最高だった。そして今回、徹底的に、私も含めた多くの人が直視できない・語れない、深い闇に照準を合わせているように感じた。闇、なんてぬるい表現が適切とも思えないけどとりあえず他に言いようがない。 上巻最後の数十ページで、ストーリーにはブワッと違う風が吹き始めて、緩急!!と嘆息しながら本を閉じた。下巻、読むのがもったいない。 | ||||
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