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小説
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小説の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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| これは、「小説」を読む書く読んで心が意味を持ち、虚構が成立する。 だから、人は読み手と書き手に分かれたり混じったり。ただ、生きてるだけで意味がり心の内側があって世界が広がる。 最近、量子力学がもてはやされてると言っていいのか。でも、変な涙が後半止まらなくなり、内海くんと、外崎くんで笑い。 うん、生きてるだけでいいんだなって。励まされました。 | ||||
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| 最後4分の1ほどで、いったいどこに連れて行くのかと思いながら、頁をめくる手がとまらず、最後は全く予想外の着地だった。壮大な嘘を読んで爽快な気分になった。これぞまさに小説。 | ||||
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| 最後、なんかよく分からん部分、理解しきれない部分も多かったが、 それでもまあ面白かった、小説とは何かを考えた、それをフィクションで書いた、 というあたりでしか読めなかったが、まあそれでいいかなと。 | ||||
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| 装丁を見てなんか芥川賞チックな読みにくい本かなと買いながらも敬遠して積ん読してましたが、今日手に取り一気に読破。(装丁の意味も読んでから納得‼︎) びっくりしました。 個人的にはクリスティのそして誰もいなくなった、みたいなすごすぎて読了後ぽかんとして拍手もできないみたいな感じになりました。 もう一回読み直したい。ラストにかけてのとこから。 | ||||
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| 二人の主人公、内海と外崎の姿に『サルでも書けるマンガ教室(愛称サルマン)』の相原と竹熊のイメージがダブった。著者の野崎まどセンセイといえば異星人とのファーストコンタクトがテーマのアンソロジーしか読んでない。小説はこの「小説」がはじめて。ふたりに絡んでくる髭先生を始めとする"注目すべき人々"の群れの中にあって、印象深かったのが"孫(厳密に言えばそうじゃないけど此処は便宜的に)"の存在。後半から終盤にかけて顕になっていくツンデレぶりに、ラノベを出発点としたといわれる著者のヒトとナリが窺えるみたいだ。 | ||||
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| 何のために小説を読むのか。文学は何のためにあるのか。世界の根源的なありようの中で、小説の言葉はどのような有用性を持つのか。 主題は哲学的だが、物語はわかりやすく具体的だ。そこがいい。 ただし、終盤につれてストーリーはシュールになり、ファンタジックになっていく。まるで村上春樹の小説みたいに。このへんは、読者によって評価のわかれるところだろう。私も、内海と外崎という二人の青年が最後までリアルに物語を紡いでいってもよかったのかな、という気がする。 付け足しだが、外村はどう見ても自閉スぺクトラム症候群の傾向が強いが、結局内海もおんなじだ。言語情報のアウトプットに真剣すぎるあまり、一言も書けないなんて。いい加減なことを書く自分を許せなくなるんだろうなあ。遊びで書けば楽になるのに。…ま、それができないから苦しいんだろうけどね。 | ||||
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| 文章がほぼ途切れないまま200ページ以上を語り抜く作品。小学生の2人組が大人になっていく物語なのかと思って読みはじめたが、宇宙の真理的な方向に向かっていく。純文学的な作風であるが、展開自体の突拍子のなさはエンタメ作品の展開である。小説を読む行為は素晴らしい。小説を生み出す行為も素晴らしい。そこに意味を見いだすことに意味があるのだと、気付かされる。また、内海と外崎が対になっていることに後で気がついた。そこに意味があったのかと。 | ||||
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| ぜひ読んでほしい | ||||
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| 物語が分かりやすく進行していくが、後半になるに連れ様相が変わり、今までに読んだことのない展開。読書家には面白く興味深い一冊。 | ||||
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| 本が好きな2人がミステリアスに小説の本質に迫る。物語性と内面の両方を鋭く描写。 | ||||
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| おもしろかったーー、、、、。 本屋大賞2025にノミネートされていてタイトルも相まってきになったものの、「高校で友達がいない地味女が小説に救われたから編集者になって、その後も本がきっかけで人生豊かになって幸せみたいな小説だといやだな〜〜〜」と勝手に推測して腰が引けていたのですが、やはり小説ばかり読んできた身としては向かい合うか、、!と気合を入れて読み始めました。 全然違う、おもしろすぎる。 小説とか、お絵描きとか、ハンドメイドとか、あとはプロを目指す程でも無い趣味のスポーツとか、 お金にならない、高い社会的地位を得ることに繋がらないけどすきなものに、時間やお金を溶かしても誰も口出しする権利なんかないはずなのにそう行ってくれる人って親含めても周りにいないですよね。そんな人に寄り添ってくれる、お金にならない趣味を続けてもいいのか?にたいするアンサー本です。すきだからってYouTubeやインスタにアップしてお金稼ごうとか思わなくていいんだよな。 | ||||
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| 通勤時に小説を読んでいる方、誰かに会うより小説を読んでいたい方、本屋に行くだけで癒されている方、飲み会より小説を味わいたい方、夜に寝る前に読書を嗜む方、この小説に出会えることを願ってます。 | ||||
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| この世の中でもっとも尊敬する、あるいは憧れる職業は「小説家」です。 2025年本屋大賞にノミネートされたいたことから、この小説を手に取りました。野崎まどさんの作品を読む のはこれが初めてでした。 クオリティの高さは感じましたが、読み終えた後しっくりきませんでした。 もちろん作風に対する好みはあるので、個人的な感想の域を出ないのを承知でいいますと、「小説論」と 「物語」がうまく融合しきれていないように感じました。 いっそのこと、「小説」のテーマ本にされていた方が、ストンと腑に落ちただろうなぁと思います。 特に、語り手である主人公の内海集司が吐いた、 ”読むだけではダメなのか?” は多くの読者への問い かけであり、修辞法でそれもアリだよと教えてくれているところに妙味があります。 もう一人の主人公である外崎真が小説を ”書く” 才を評価されていくところの対比と、心の揺れは見事 に描かれています。レビュータイトルとした「想像」と「創造」についていうと、小説家はストレート にそれを体現できる人です。かたや読者の私たちは、想像という虚構の世界を一人で楽しむことはでき ても、外部に対して表現する創造ができません。 単純に考えると、虚構の世界を小説という形で表現できる小説家と読者とでは創造力という点において 雲泥の差があります。 だけども再考するなら、たとえ外に発信はできなくても、小説を読みながら、脳内で自在にストーリー を解釈したり、感情移入したりすること自体が、創造なのかもしれません。 そのようなことを本書を読んで感じることができたのは、野崎さんの筆力によるものです。 そのいっぽう、物語としての小説は途中から方向性を見失っていくかのようで、最後の着地に無理やり もっていったという印象がぬぐえませんでした。 平野啓一郎さんのように、テーマ本は『分人主義』、それを物語で表したのは『ある男』といった具合 に分けた方が著者のメッセージが伝わり易かったのではないでしょうか? | ||||
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| 話の半ばくらいまではとても好感を持って頁をめくってたんだけど、真ん中辺りから終盤にかけて、話が途方もない幻想的な雰囲気になってきて、よく分からなくなりました。 作品の終盤は、エンデの『はてしない物語』の風味あり、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』っぽい描写ありと、それこそ色んな物語、あまたの〝小説〟がぐるぐる、ぐるぐると渦巻いてるみたいなね、そんな目眩く思いへと誘(いざな)われました。 本作品で特に好きなのは、小学六年生の内海集司(うつみ しゅうじ)と外崎真(とのさき まこと)が、トールキンの『ホビットの冒険』の物語に心奪われ、時の経つのも忘れて読み耽るシーン。 私も、まさに小学六年生の時、友達と三人で訪ねた〈図書館のおじさん〉の家から借りてきた『ホビットの冒険』の単行本!あの素晴らしい物語と挿し絵(寺島竜一氏の手になるもの)に夢中になった思い出が強烈で、今でもよく覚えているものですから、それとよく似たこの場面には、何か既視感(デジャ・ビュ)のようなものを覚えたですね。このワンシーンが読めただけでも、本書を読んだ甲斐がありました。 話の途中からは、ほんと、なんだか夢の中をたゆたっているみたいな心持ちになりましたし、理解しづらいところもたくさんありましたが、「本書を手に取って良かった!」と、そう感じましたね。不思議な、得難い読書体験でした。 | ||||
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| 11年前から読み続けてる作者 5年待った、読んだ。 色褪せない世界が迎えてくれた、それだけで本作が良いと思った | ||||
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| 2024年、いちばん読んでよかった小説は、『小説』でした。 「小説とは何なのか」という途方もない問いに、真正面から向き合って、一つ明確な答えを出す物語。 「答えは君次第」とか「みんなそれぞれの解釈がある」とか、そんなぬるいことはしない。きちんとちゃんと明確な答えを出す。すごい。潔い。カッコいい。 小説を読み続ける/小説を読んだことのあるすべての人を肯定する一冊でした。 | ||||
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