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禁忌の子
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禁忌の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 21~40 2/5ページ
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自分と同じ姿の者の正体を探る医師のミステリー。人工授精や子どもの人権にも踏み込んだ名作。読みやすく先が気になる | ||||
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それほどでも、、、、と感じました。 ラストの主人公の決断にも「そうかなぁ〜」と、ちょっと違和感を感じてしまいました。 医療もミステリーも“本格”ではないと感じた。 登場人物が多すぎる。内容の割に。 | ||||
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推理小説を読んだのはいつ以来、というより「本格ミステリ」は初めてかもと考えながら手探りでページをめくっていきましたが、読み始める前にまず帯にこれから起こることが予告的に示されています。その後、第二の被害者が出たところで、このあたりから謎解きに移るのかなと犯人探しを始めましたが、視点人物は地の文の半ば語り手になっているので除外、市民病院の同僚は途中から物語の視界からほぼ消えてしまい、リプロクリニックの面々は横一列で頭ひとつ抜けるキャラクターがおらず、これはもしやと狙いをつけた人物は、読んでいる途中、何気なく奥付けを見た時に次回作の広告を目にしてしまい除外、はからずも背理法で犯人にたどり着いたのも作者の意図でしょうか。読み方として正しいのか心許ないですが。ただ、最終的に夫婦の行き着いたところは、倫理的、生理的に受け入れられない読者も一定数いるような気もします。身も蓋もなく題名通りといいますか、個人的には、あだち充さんの「みゆき」の逆は考えるだにおぞましいといいますか、曰く言い難い後味が残りました。 言わずもがなかもしれませんが、巻末に本作が受賞した鮎川哲也賞の選考委員の方々による選評が掲載されているのがとても新鮮でした。本作についてではないのですが、「密室の真相が隠し扉」は声を上げて笑ってしまいました。 | ||||
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この商品は医療の現場を舞台にしたミステリとのことで、初めはどこか堅苦しいのかなと思いながら手に取りました。実際に読んでみると、専門的な描写が散りばめられていながらも物語に引き込まれる構成が見事で、一気にページを進めてしまいました。医療関係の執筆実績がある著者らしいと感じるほど臨場感のあるシーンが多く、他者の意見として評判になっている点にも納得でした。 良かった点としては、人物同士のやりとりが人間ドラマとしても丁寧に描かれているところです。登場人物が抱える過去や葛藤を少しずつ明らかにしていく展開は、読み進めるほどに感情移入してしまいました。一方で、用語の説明がもう少し詳しくあれば初心者にもさらに優しいかもしれないと思いました。医療用語が多いので、慣れていない方は最初に少し戸惑う可能性があります。 自分は数日かけてじっくり味わいましたが、サスペンスらしい緊張感とともに謎が解かれていく感覚が心地よく、ずっとワクワクしながら読み進められました。ミステリ好きの方や臨場感あふれる描写を楽しみたい方には、間違いなく満足度の高い作品だと思います | ||||
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作者、書いてる間に登場させた人物を忘れて行ってません?主人公も口調から最初は関西弁のコテコテのおじさんみたいな感じで城崎と対比なのかと思ったら、話が進むにつれて城崎のキャラが移って来てて、最後の方流し読みだったけど口調や心理描写がどっちがどっちかわからない。つか、城崎の話も城崎の存在もあまりいらない。コナンくん状態だし。 【ネタバレします】 2と思ったら、3でしたーって、子供のなぞなぞレベルで、「はぁ?」って声出ました。 読みやすいと言うか、読まなくていいところがあり過ぎたと思いました。 宮部みゆきの帯とか装丁で買いましたが、もやもやしました。 | ||||
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語彙力が拙くそれぞれの登場人物の感情がいまいち入ってこない。例えば食べ物を前にして『鼻腔をくすぐる』って表現が出て来た数ページ後にまた『鼻腔をくすぐる』って。他の表現ないんかい。 また都合の良い展開が目立ちもはや名探偵コナン状態。 最大の謎は妊婦がタッパのある男をどうやって海まで運んで捨てたのか、、、その辺りがサラッと書かれててどうやって運んだのか謎すぎる。 | ||||
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なかなか面白く、読後看護師の娘にあげました。 | ||||
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いろいろ話に無理があり、入り込めなかった。 | ||||
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現役医師による作。帚木氏と同様、医療現場で起こる一種のミステリー。前半は何となく、中盤は興味深く、結末は意見の分かれるところか。終盤の見せ場はもっともっと執拗に掘り下げてもらいたかったと思う。 | ||||
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ミステリーが苦手よりな自分の中では読みやすい方だった。終盤が重たかった。 | ||||
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面白い!って単純に言っていいのか迷う作品。 医学系・生物系の専門用語(もしかしたら基礎知識なのかもしれませんが…)とか僕は賢くないので、わからない所はササっと読み飛ばす感じもありましたが、ストーリーや解決に至るまで、面白く2日で読み終えました。 他の方も結末や倫理観などについて、書かれてる方もいますが、とりあえず面白かった(という言葉を使っていいのか迷いますが)ので、そこはあえて目をつぶります。スッキリ感とモヤっと感が入り混じった、はじめましての読後感を堪能したいと思います。 城崎先生主役の次作(巻末に載ってたので)もきまってるみたいなので楽しみにしてます。 | ||||
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本屋大賞ノミネート作ということで読んでみようと思いましたが正解でした。 次々に出てくる謎にたいしてシャーロック・ホームズ風のイケメン医師の頼もしいこと! ラストで生まれてくる子供は確かに禁忌の子かもしれないが、様々な人の思いを託された幸せにならなければならない子供であり、かつその権利を生まれながらに持っていると強く思いました | ||||
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文章および構成がすばらしく、最後まで一気に読ませます 本格推理の牙城である鮎川賞を受賞したとは思えないほどトリックや推理のレベルは低く、最初の殺人などは、発覚前夜の周辺道路の防犯カメラを調べれば容易に犯人にたどりつくだろうに、これが迷宮入りするほど日本の警察は甘くないよと思わせますが、そうした欠点があっても受賞するだけの文章力です。作品のテーマも目新しさはありませんし、鮎川賞ということで本格推理を期待する人にはガッカリ作品かもしれませんが、エンタメとしてはよくできた作品だと思います。秀逸なトリックだけで新人賞を受賞された作家さんは、その後 パッとしないまま終わることが多いのですが、凡庸なテーマとトリックで受賞された山口さんであれば、今後も同水準の作品を上梓し続けることができると期待されるので、次回作が楽しみです。 | ||||
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2025年本屋大賞候補ということで読んで見た。とても新鮮な感じがして、引き込まれていった。 特に前半が面白いが、最後に江っという結末になって楽しめた。 | ||||
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鮎川哲也賞の講評でも触れられてるが、結末が受け入れられるか、読者による。 五分の三についてはすぐに真相を予見したが、あまりに表題通りのため、気分が悪くなった。 読後感は最悪としか言えない。 | ||||
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冒頭からかなり引き込まれて、面白かったことは確か。 ただ、ラストは…個人的には、やはり倫理的にも感情的にも、不幸の始まりのような気がして結構引いた。 そんなことを言ったら、そもそも殺人事件が倫理的にNGではあるのだけど…。 しっかり楽しめるのに、落としどころはここだというのもわかるのに、それはないだろうと思ってしまうのが少し残念だった。 | ||||
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生まれてくる子供に罪はない。 結末が賛否両論物議を醸すのもわかる。わかるのだが、であるのなら「否」派の人はどんな結末が良かったの?真犯人が逮捕され家族が崩壊し、何の罪もない子供が堕ろされるか流されるかするのが彼等の望む正しい結末なら賛同できない。 城崎が選んだのは正解に非ず、命を重んじる医師の立場で取った最適解。終始一貫合理主義を貫いているので納得感があり、キャラの軸はブレてない。 ミステリーとして評価すると、偶然に頼りすぎてツッコミどころはある。密室殺人は蛇足。武田の出生の秘密だけで引っ張ってくれた方が乗りやすかった。……そもそも世界的に前例があるとはいえ、血縁関係にある二人が二人とも成長過程で地元を離れず、たまたま同じ地域の同じ職場に同じ頃に配属され恋に落ちるとか都合よすぎ。「艶然と笑った」「形の良い顎を摘まみ」と、地の文で繰り返される城崎の美形描写もくどすぎた。作者が城崎に萌えながら書いてるのが垣間見えて香ばしい。ただこれは美女や美少女を主人公に仕立てた男性作家の小説でも感じるのでご愛敬か。 勘の鋭い人は「3/5」の発言の時点で結末が読める。私は読めた。故に本作の見所は犯人探しではなく、武田が相対する出生の謎と、それに纏わる運命の皮肉にこそある。 完全に偏見で述べるのだが、本作のラストを支持しているのは主に女性陣で、否定的なのは男性陣ではなかろうか。伊坂幸太郎『重力ピエロ』の結末を受け入れられた読者とも言い換えられる。既読勢は察して。 両作に共通するのは遺伝だけで人生は決まらないということ、ましてや生まれてくる子供に何の罪もないということ。 作中一番嫌いで不快なのは中川敬子。托卵逆恨み旦那は言語道断論外として、彼女の行いが一番罪深い。信也が母親にだけ手を上げなかったのが尚更切ない。信也が下剋上した翌日に食卓に招くとか何なのこの女?武田を送り出す際に「ご家族で墓参りに来てください」ってぬかすのも腹が立って仕方なかった。 武田に理想の息子の姿を重ねて武田の子にいたかもしれない孫の姿を被せて、結局死後もありのままの息子と向き合うのを避けてるだけじゃ? 敬子の葛藤や心情は理解できないこともないにせよ、単に母親を驚かせようとした3歳の信也への仕打ちはとても擁護できない。 武田に頼むな!自分で歩いて行け!死ぬまで一生墓に通え! さりとて特殊学級の子や絵里香への仕打ちを考えると信也に肩入れする気にもなれず、生きてる限り過ちを犯し続けただろうことを考えると、多少のモヤモヤは織り込み済みでこの結末が最適解と言える。 幼児虐待や妊婦への性的暴行シーンがあるので、妊娠中の人にはあんまりお勧めしたくない。不妊治療でメンタル病んでる人にもキツイ。 禁忌の子って何? 出生前診断で異常があったら? 体に疾患があったら? 難病を患っていたら? 障害を負っていたら? 余命何年て宣告されたら? 他の子と比べ発育が遅かったら? 同じ年の子ができることができなかったら? きちんと手を掛けて育てたのに反抗したら? 受験に落ちたら? 親を殴ったら? 学校に行かなくなったら? 部屋から出てこなくなったら? 体と心の性別がチグハグだったら? 同性を好きになったら? 傷付けたら? 盗んだら? 犯したら? 壊したら? 殺したら? 新聞に写真が載ったら? 間違ったことを信じて間違ったことをしてしまったら? 一体どこの誰が何のせいにして、禁忌かそうじゃないかの線を引くの? そんな権利はないのだ、誰にも。親にすらも。 禁忌の子は存在しない。 禁忌の子を作り出すのは出自で人を罰する我々の心だ。 誰であれ出生を理由に子供を蔑む行為は許されないし、子供を虐げる論理が罷り通る世の中であってはならない。 近親相姦で障害児が産まれるとは限らない上、それは障害者をこの世に存在してはならざるものと見なす暴論だ。 障害があれど趣味や仕事を楽しみ、幸せに生きてる人はたくさんいる。 片や人生に生き甲斐を見いだせず自殺を選ぶ普通のひとびと……敢えて嫌いな表現を使えば、「健常者」もたくさんいる。 常に健やかなる者がこの世界にどれだけいるというのか。 能動的な働きかけで幾らでも変わりうる人生の可能性に目を向けず、当事者にはいかんともしがたい出自を理由に差別するのは、無意識に信也を哀れみ貶めた武田のように、彼等をただ属性だけで見下し不幸と決め付ける傲慢な考えだ。 最後に京子が遺した問いは重い。現代を生きる我々が当事者として考えていかなかればならない生命倫理の課題だ。 武田と絵里香が我が子に真実を告げるかわからない。一生黙っていてほしいが、あの二人の子なら受け入れるかもな。 ……それはそれとして、「気持ちの整理ができたら墓参り行こうな」の台詞は絵里香に言わせた方がよかった。 武田が善良な人物として描かれているだけに、「レイプ犯を過剰防衛で殺してしまった妊婦の妻に、相手の墓参りを勧める夫」ってシチュにドン引き。 たとえ絵里香自身が罪悪感に苦しんでそれを望んでいたとしても、レイプ被害者に加害者の墓参りを勧めるって無神経だろ……。 | ||||
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文章も丁寧で場面を想像でき大変面白かった、 最後の展開は想像の上をいって、良い意味での裏切りだったかも | ||||
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推理小説は、フィクションの王道ですから、どんな設定も当然、OK でありありですが、あまりにも偶然の設定と偶然のパズルが多いと 読み手は、しらけてしまう。 本作品では、①武田救命医と中川(死体)との出会い ②武田航と絵里香との出会いと結婚 この広い世の中で、3/5の確率でこの事象が起きるか! 例え、フィクションの世界と分かっていても飲み込みずらい。 そして、何より生島京子女医が、そんなに簡単に出生の秘密が ある3人の名前を明かすのだろうか? 気になり引っかかる点もあるが、それを上回る展開の面白さが グイグイと迫ってくる。あっ~という間で読んでしまった。 次回作の医療ミステリーに大いに期待します。 | ||||
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単なるミステリーとは言えない、深く深く考えさせられるストーリーだった。 そして最後は涙が止まらなかった。 これから2回目を読む。 また違った感覚があるだろう。 それが今から楽しみだ。 | ||||
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