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禁忌の子
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禁忌の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 1~20 1/4ページ
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真夜中に見つけて3時間半で読了して徹夜で次の日過ごすくらい面白かった | ||||
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本文中、90年代、体外受精は途上の技術で、実験のための卵子や精子の提供者を得ることは当時の研究者にとって非常に困難な時代であった。研究者の中には、自らの卵子、精子を用い実験を行った者もおり、この小説は、その実験によってこの世に生を受けた3名の体外受精児の数奇な運命が描かれている。 救急医として勤務する武田航(わたる)の元に救急搬送されてきた溺死体が、武田に瓜二つだった。しかも、その溺死体は顔ばかりでなく、身体的特徴までもが武田と同じであり、客観的に判断するまでもなく、自分と溺死体が一卵性双生児ではないかと武田は思った。突然目の前に溺死体となって表れた男が自分とどのような関りがあるのか? 武田は中学時代の同級生で同じ病院で働く黒田医師と共に、武田と溺死者の出生の秘密を知っていると思われる生島京子医師に会い、出生の秘密を聞こうとするが、その生島京子医師も不審な死を遂げてしまう。武田航と溺死者、そして次第に明らかになるもう一人の体外受精児。ネタバレになるんでこれ以上は書かないが、中盤以降一気に読んでしまった。 読後、この小説の題名「禁忌の子」であるが、思わず「そのまんまやないかい」とつぶやいてしまった。こわっ | ||||
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助走なしで、冒頭から引き込まれる。無駄、冗長な点が一切なく、論理明快、細部の描写もさすが医師だけあり、命のやりとり、生と死への執念がリアリティ、緊迫感を持って再現されている。主人公と探偵役の個性も、これぞミステリーという設定で本格を愛する派には好きにならざる得ない。本屋大賞を全て読んだが、カフネと並ぶ、優劣付け難い。個人的には文句なしの本屋大賞。読後感があとひと塩効いていれば満点。 | ||||
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すべてにおいてレベルが高いミステリ。頭がいいというのはいいことだ。医者になることを夢見ている人はいるだろう。結婚を、子を持つことを夢見ている人はいるだろう。作者はそれらを手にした。そして、すべてをフルに生かしながら、レベルの高いミステリを作り上げ、作家になるという夢をもつかみ取った。能力の高い人が、意志と努力によって作り上げた作品。凡人はただ完成品を楽しみ、味わうだけだ。 | ||||
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非常に面白い。医師が書いただけあって、医学的な記述も正確で、訴える力がある。少し現実離れしているが、発想がとても面白い。最後までストーリーが刺激的で吸い込まれる。 | ||||
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後味が悪いというか、言いようのない虚しさが残りました。次回作も期待したいと思います。 | ||||
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感涙! | ||||
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最後タイトルを改めて読んでなるほどな…と 導入部分の自分に瓜二つな人間が緊急搬送されてきた…から始まるのもめちゃくちゃ面白いし、最後まで緊張感持って楽しめました!! お医者様やりながらの執筆…他にもいるけど 本当にすごいなと思う… 次回作も楽しみです!! | ||||
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さすが、現役医師の書いた小説だけに深いものがあるし、読み進めると、謎が謎を呼ぶ。遺伝子に関してもエビデンスが明確で良かった。主人公の救急医が少しマヌケな感じがするのを除けば上質のミステリーだった。 | ||||
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そう言う展開になるとは思わなかった どうなるのかワクワクと言う表現が当てはまらないかもしれないけど、早く先が知りたいと思いながら読んでました | ||||
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自分と同じ姿の者の正体を探る医師のミステリー。人工授精や子どもの人権にも踏み込んだ名作。読みやすく先が気になる | ||||
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推理小説を読んだのはいつ以来、というより「本格ミステリ」は初めてかもと考えながら手探りでページをめくっていきましたが、読み始める前にまず帯にこれから起こることが予告的に示されています。その後、第二の被害者が出たところで、このあたりから謎解きに移るのかなと犯人探しを始めましたが、視点人物は地の文の半ば語り手になっているので除外、市民病院の同僚は途中から物語の視界からほぼ消えてしまい、リプロクリニックの面々は横一列で頭ひとつ抜けるキャラクターがおらず、これはもしやと狙いをつけた人物は、読んでいる途中、何気なく奥付けを見た時に次回作の広告を目にしてしまい除外、はからずも背理法で犯人にたどり着いたのも作者の意図でしょうか。読み方として正しいのか心許ないですが。ただ、最終的に夫婦の行き着いたところは、倫理的、生理的に受け入れられない読者も一定数いるような気もします。身も蓋もなく題名通りといいますか、個人的には、あだち充さんの「みゆき」の逆は考えるだにおぞましいといいますか、曰く言い難い後味が残りました。 言わずもがなかもしれませんが、巻末に本作が受賞した鮎川哲也賞の選考委員の方々による選評が掲載されているのがとても新鮮でした。本作についてではないのですが、「密室の真相が隠し扉」は声を上げて笑ってしまいました。 | ||||
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この商品は医療の現場を舞台にしたミステリとのことで、初めはどこか堅苦しいのかなと思いながら手に取りました。実際に読んでみると、専門的な描写が散りばめられていながらも物語に引き込まれる構成が見事で、一気にページを進めてしまいました。医療関係の執筆実績がある著者らしいと感じるほど臨場感のあるシーンが多く、他者の意見として評判になっている点にも納得でした。 良かった点としては、人物同士のやりとりが人間ドラマとしても丁寧に描かれているところです。登場人物が抱える過去や葛藤を少しずつ明らかにしていく展開は、読み進めるほどに感情移入してしまいました。一方で、用語の説明がもう少し詳しくあれば初心者にもさらに優しいかもしれないと思いました。医療用語が多いので、慣れていない方は最初に少し戸惑う可能性があります。 自分は数日かけてじっくり味わいましたが、サスペンスらしい緊張感とともに謎が解かれていく感覚が心地よく、ずっとワクワクしながら読み進められました。ミステリ好きの方や臨場感あふれる描写を楽しみたい方には、間違いなく満足度の高い作品だと思います | ||||
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なかなか面白く、読後看護師の娘にあげました。 | ||||
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ミステリーが苦手よりな自分の中では読みやすい方だった。終盤が重たかった。 | ||||
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面白い!って単純に言っていいのか迷う作品。 医学系・生物系の専門用語(もしかしたら基礎知識なのかもしれませんが…)とか僕は賢くないので、わからない所はササっと読み飛ばす感じもありましたが、ストーリーや解決に至るまで、面白く2日で読み終えました。 他の方も結末や倫理観などについて、書かれてる方もいますが、とりあえず面白かった(という言葉を使っていいのか迷いますが)ので、そこはあえて目をつぶります。スッキリ感とモヤっと感が入り混じった、はじめましての読後感を堪能したいと思います。 城崎先生主役の次作(巻末に載ってたので)もきまってるみたいなので楽しみにしてます。 | ||||
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本屋大賞ノミネート作ということで読んでみようと思いましたが正解でした。 次々に出てくる謎にたいしてシャーロック・ホームズ風のイケメン医師の頼もしいこと! ラストで生まれてくる子供は確かに禁忌の子かもしれないが、様々な人の思いを託された幸せにならなければならない子供であり、かつその権利を生まれながらに持っていると強く思いました | ||||
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文章および構成がすばらしく、最後まで一気に読ませます 本格推理の牙城である鮎川賞を受賞したとは思えないほどトリックや推理のレベルは低く、最初の殺人などは、発覚前夜の周辺道路の防犯カメラを調べれば容易に犯人にたどりつくだろうに、これが迷宮入りするほど日本の警察は甘くないよと思わせますが、そうした欠点があっても受賞するだけの文章力です。作品のテーマも目新しさはありませんし、鮎川賞ということで本格推理を期待する人にはガッカリ作品かもしれませんが、エンタメとしてはよくできた作品だと思います。秀逸なトリックだけで新人賞を受賞された作家さんは、その後 パッとしないまま終わることが多いのですが、凡庸なテーマとトリックで受賞された山口さんであれば、今後も同水準の作品を上梓し続けることができると期待されるので、次回作が楽しみです。 | ||||
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2025年本屋大賞候補ということで読んで見た。とても新鮮な感じがして、引き込まれていった。 特に前半が面白いが、最後に江っという結末になって楽しめた。 | ||||
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冒頭からかなり引き込まれて、面白かったことは確か。 ただ、ラストは…個人的には、やはり倫理的にも感情的にも、不幸の始まりのような気がして結構引いた。 そんなことを言ったら、そもそも殺人事件が倫理的にNGではあるのだけど…。 しっかり楽しめるのに、落としどころはここだというのもわかるのに、それはないだろうと思ってしまうのが少し残念だった。 | ||||
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