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禁忌の子
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禁忌の子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 81~94 5/5ページ
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わかりやすい表現ですいすい読めました。心理描写も素晴らしく、一作目とは思えない内容で大変楽しめました。 些細なことで本筋ではないのすが、線路に突き落とした犯人の動機についての説明が私にはあまりよくわからなかったです。 上記を差し引いてもめちゃくちゃ面白い作品です。カバーを外した本のデザインも好きです。 | ||||
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本屋に行ったらサイン本があったので購入。その前から気になっていた本でもある。 気になる人は巻末に青崎有吾、東川篤哉、麻耶雄嵩の選評が掲載されているので読むといい。 著者は現役の消化器内科医で、今も大阪か神戸の基幹病院に勤めながら執筆活動をしている。また有栖川有栖の創作塾出身で、「活字倶楽部」の読者かつ新本格が好きだという時点で親近感があり読まずにはいられなかった。 社会派ミステリじゃなくサスペンスでは?とあるものの、両方好きなので楽しめた。医療系は初めてだったけど専門用語の注釈は少ない割にはわかりやすく読みやすい。 倫理的な部分については青崎有吾の選評を引用して「センシティブな題材に光をあててきたのがミステリの歴史」ということで。 すごい新人作家が出て、そのデビュー作にネタバレなしで読めてよかった。次作もあるので購入したい。 | ||||
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レビューとか見ず、ネタバレしないように読み始めたら、もう止まらず一気読みしてしまいました。タイトルが強いのでどうかと思いましたが読んでよかった。 | ||||
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さくさく読み進めることができました。 | ||||
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医療現場の描写がリアルで、冒頭少し読んだだけで物語に引き込まれました。 そして、物語の流れと展開スピードが良く、一気読みしました。 現在の医療と法律の問題点も提起され良い作品と思いました。 しかし、誰のセリフか、誰が感じた事かが解りにくい部分があったり、電子カルテ・システムの説明が間違っていたりして、私の心が物語から離れてしまう部分があったので☆ひとつ減点させてください。 | ||||
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「禁忌の子」は、医療現場を舞台にした衝撃的なミステリー小説です。救急医の主人公が自分と瓜二つの溺死体と遭遇し、自身のルーツを辿る過程で予想外の真実に直面していく展開に、読者は釘付けになります。 過去と現在が絡み合う重層的な構造、著者の医療知識が光る緻密な描写、そして主人公の繊細な心理描写が本作の魅力です。予想を裏切る展開の連続に、一度読み始めたら最後まで目が離せません。 医療倫理や家族のあり方など、現代社会の問題にも切り込んでおり、単なるエンターテインメントを超えた奥深さがあります。医療用語の多用は一般読者には少し難しいかもしれませんが、ミステリー好きや医療ドラマファンにはたまらない一冊でしょう。 | ||||
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Amazonで予約注文して、発売日当日に一気読み。 救急医・武田のもとに搬送されてきたのは自分と瓜二つの溺死体。「自分は一体何者なのか?」 真相の鍵を握る人物に会おうとしたところ、その人物が死体となって発見される。しかも密室で。 謎の提起が非常に面白く、本を開く前に探究心に火がついてしまった。 しかし圧巻はこの後。 武田と旧友の消化器内科医・城崎の謎解きの展開がロジカルでテンポよし。 さらには自分のルーツに至るシーンは非常に重苦しく、バリバリの社会派の色に。 重苦しい空気のまま進むかと思いきや、解決編で披露される城崎の論理にスッキリした。 さらには、あのラスト一行、、、。 本書にネックがあるとすれば、ネタバレせずに感想を書くのが難しいというところか(笑) これほどに完成度の高い本書がデビュー作というのがすごい。 次回作への期待は自ずと高まる。 | ||||
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まず、医療従事者からみても異論ないほど充実した医療面の描写の質の高さ。 そして物語の展開の上手さと、扱っているテーマの重要さ ミステリとしては(トリック等)佳作止まりかもしれないが、総合的には読了感が非常に高くお勧め出来る作品である | ||||
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発売前から楽しみにしていた御本です。一度開いたら止められなくて、一気に読んでしまいました。医療的な内容・会話は詳細かつ専門用語が飛び交う感じでありながら、とても分かりやすく、登場人物たちのやりとりも好みです。受賞作&デビュー作とのことですが、すでに次の作品が待ち遠しいです。 | ||||
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山口未桜は現役医師であり消化器内科医である。これだけなら夏川草介と同じだが、子持ちの女医である。こてこての関西人である(多分)。阪神ファンである(恐らく)。また本格ミステリの大御所 有栖川有栖の創作塾を経てこの作品で鮎川哲也賞を受賞している。 情報過多なこの背景が遺憾無く発揮されたのが本作品である。ネタバレしないように掻い摘んでレビュー。 日々の診療やコロナ禍、出生に関わるタブーなどの医療面から問題提起し、ミステリ面では密室殺人をはじめとした謎にたいし一つ一つ状況を提示していく。 中盤以降は物語は急展開を見せるが心理的な描写があまりにリアルでページをめくる手が止まらず、唾を飲み込むのも忘れ必死に先へ読み進めてしまう。真実が明らかになり、絶望や葛藤、怒り等の激しい感情の坩堝に読者も飲み込まれていく。そしてエンディングへ続き明るい未来への兆しが描かれ終幕。 だけどそれまで激しく感情を揺さぶられたためかエンディングまで読んだ後も嫌な読後感が付きまとい物思いにふけってしまう。これはイヤミスというやつではなかろうか。 それにしても医療面の描写はもちろんだが心理描写が秀逸。それは人の心を激流に投じさせる力があり涙がいつの間にか出てくる場面もあった。感動の涙ではなく悲しい涙。まさにイヤミス。 次の作品が楽しみです。 | ||||
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面白かったし、受賞も納得です。 以下ネタバレ注意。 でも、本格ミステリというよりは冒頭の掴みからサスペンス色が強く、本格要素は途中の密室殺人くらいなのですが、それもロジックはそこそこですが、密室のパターンとしては有名なよくある内容で誰もが最初に疑うようなやつで、特にトリックや意外性もないので、本格ミステリー的な奇想を期待すると肩透かしを食らいます。ロジックもそこそこですが、ちょっと状況がごちゃごちゃわかりにくくスマートでないのと、あまり特定プロセスが機知に富む感じがしない(Aという痕跡からBという解釈が引き出されるのに意外性、驚きが乏しい)です。犯人を消去法で絞る際の根拠が一部決め手には欠く印象もします(というか読者としては警察の捜査を全面的に信頼すべきかそうでないかわからない。一般的な話として、Aという施設の関係者や管理者ならそこに何かを隠して数日の捜査をごまかすのは不可能でもなさそう)が、大きな瑕疵はないと思います。とはいえ決め手にはかくうえ、数学的証明のような形式科学を離れた自然科学的な事象解釈の推論で背理法を用いる探偵は論理的・合理的なのかは評価に悩みます。 密室は誰でも予想する真相なのですが、そもそもその素朴な予想を否定する要素がミスリードとして極めて弱いです。またそれが分かるとタイトルなども含めて全体的に真相が見え透いてしまいますが、話の都合でわざと推理がしやすいように分かりやすくして計算して書いたのかなとも思います。けれども犯人の予想はつくものの、理詰めで犯人がわかるという類のものではなく (探偵もここからは憶測だがみたいに言っている)、やはりサスペンスとしての印象が強いです。あと全体的にあり得ないレベルの偶然の出来事が多いです。それに対する理由付けもあまり経験的根拠のない心理学的仮説で説明されたりするため腑に落ちなかったものの、でもこれは創作なのでこの程度のご都合主義は許容範囲かなと思います。 医療サスペンスとしてはリーダビリティが高く、読み物としてのクオリティは、鮎川哲也賞でもトップクラス、というよりトップだと思います。歴代受賞者の中で一番文章が洗練されていて巧いのは加納朋子さんですが、山口さんは初期の宮部みゆきさんみたいにスタイルとしては粗やムラはあっても、情報の取捨選択とかテンポよく読ませる技術力が高いです。ただ鮎川哲也賞の中で読み物としてトップと言っても、本格に特化して読み物として弱い作品が多い賞であるからで、江戸川乱歩賞の歴代受賞作で言ったら上位ですが抜きんでていいというのでもないです 内容的にヒューマンドラマ、サスペンスメインなので、鮎川哲也賞より江戸川乱歩賞っぽいテイストです。たとえるなら瀬名『パラサイト=イヴ』みたいな生物系サスペンスに本格パートが混じっている感じで、両方それぞれ楽しめます。 3か4でかなり悩んだのですが、鮎川哲也賞は本格ミステリーの賞だし、そういう意味では前評判含めて期待しすぎたし、医療サスペンスとしてもそこまで斬新なギミックを積んでいる訳でもない、というのもあって3にしました。 あと作品のテーマですが、それに人によって評価は分かれそうです。例えば武田泰淳『ひかりごけ』のカニバリズムネタみたいな感じで、カニバリズムではSATSU人して食べるなど倫理的に正当化されえないケースも多々あるでしょうが、殺すプロセスを挟まず自分の生命を守るためやむを得ない場合、正当化され得ると思います。本作品のテーマにもそれと似たものを感じ、もちろん倫理的に認容されえないケースもあるでしょうが、タブーかどうかは人による気持ちもしました。 でもウェルメイドな新人離れした佳作だと思います。例えば『元彼の遺言状』とかよりはずっといい作品です。 | ||||
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話題だったので購入。思わず一気読みした。 物語とミステリが高いレベルで融合しており、いわゆる「本格」の枠を超えた社会派×本格ミステリの傑作。 前情報は入れずにまず読んでほしい。 | ||||
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面白くて一気読みした。いい意味で裏切られました。次回作が楽しみです。 | ||||
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手に取り、ページをめくり、気がつけば読了 引き込まれるような美しい文章で、静かな躍動感があり素晴らしい 自作も予定されているようで、これからが楽しみな作家、シリーズです | ||||
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