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フェイク・マッスル
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フェイク・マッスルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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ミステリ小説を立て続けに読んでいるのですが、この小説の前に読んでいた ミステリの名作は、「探偵役の推理が何度も間違う」というものでした。 複数解釈がある事件はそれはそれで面白いんだけど 読み進めている途中でも、前に戻って読み返したり 読了後も”結局、あの話の真相って何だったんだ?”って調べたり 考察フォーラムまで探すことをしてました。 その後に本作を読んだのですが、テンポよく 一読でスッキリ真相が掴め、なおかつ飽きさせないで 読み進めさせる謎の強があってよかった。 | ||||
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以前、筋トレにはまっていたので、筋トレを絡めた物語の展開は入りやすかった。 星5ほどのストーリーではないが、まあぼちぼち面白いかな。ピアノとかのくだりは終盤に使いたくて入れたんだろうが、少し強引に感じたかなー。 | ||||
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選者の一人、真保裕一氏の選評に全く同感である。乱歩賞受賞作にしては底が浅い気がする。また、貫井徳郎氏の指摘するようにこの作品が「ユーモアミステリー」だという多数の選者の感覚はよく分からない。読み終えて、ああ上手く騙された、という読後の手応えは、残念ながらなかった。 | ||||
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「読みやすい」が「物足りない」ということにつきます。癖がなく非常に読みやすい文章で、主人公にも好感が持て、イライラすることなく読み進められます。ただ、メインの謎は「アイドルが短期間にボディビル大会で入賞できたのは、ドーピングのおかげではないか」というもので、これがそもそも謎として弱い。このドーピング疑惑を解明すべく週刊誌の新人記者が潜入取材を試みる訳ですが、次々と立ち塞がる障害が都合よくクリアされてしまう。真相も「あっと驚く」ようなものではなく、「へえ、そうなんだ」というレベル。ミステリー風味の軽いエンタメ小説だと思って読めばまずまずの作品ですが、伝統ある乱歩賞の記念すべき第70回の受賞作としては物足りない、というのが率直な感想です。 | ||||
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予備知識なしで読んだが、予想以上に面白かった。筋トレ×ミステリーという新感覚。気軽に楽しく読めるミステリーで、中高生でも楽しめるライトな文章。欲を言えばもっと筋トレにマニアックな描写を盛り込んで欲しかったが、一度読んで損はないだろう。 | ||||
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最近、文芸界にはちょっとした筋トレバブルでも起こっているのだろうか。 そもそも、文筆というのは文字通り文弱の徒による営みである。 筋肉からは最も隔たった、遠い世界といえる。 しかし、だからこそ文人にとって筋肉というのは複雑な愛憎の対象にもなり得る。 その最たる例が、本書にも登場する三島由紀夫のような存在であろうか。 おそらく、そうしたねじれた感情は本書の選考過程にまでも、何らかの影響を与えたのではなかろうか。 それにしても、本書のトリックというか勘所は、ちょっと無理があると言わざるを得ない。 (以下本編の内容に触れまくります) 筋トレを始めて3か月でデッドリフトが200㎏というのは、残念ながらアナボリックステロイドを使用しても到達できないと思われる。 もし可能だとしても、開始わずか3か月でデッドが200㎏引ける人間というのは、おそらく筋トレを始める前からもう、一目みて「それ」と分かるような特殊な風貌をしていたはずである。 本書では「マッスル・メモリー」がその「トリック」というか「種明かし」として用いられるが、残念ながら東南アジアの刑務所で数年筋トレしていて、そのメモリー効果で……というのはいくら何でも荒唐無稽である。 タイの刑務所事情はとんと知らないが、塀の中で出来るのは、せいぜいベンチプレスと自重種目ぐらいのものではないだろうか。 それから、いわゆる「マトリ」の方々がその重要な捜査に一般の部外者を紛れ込ませるなどというのも、おそらく関係者からすれば噴飯ものの展開だと思われる。 物語というものは何から何までリアルである必要はない(むしろリアルからの逸脱具合が評価の対象となり得ることもある)のだが、これは明らかにリアリティが破綻していてダメである。 他にもアイドルの尿を奪取するくだりとか、急に記者のピアノが上達してしまうとか、ストーカーが妙に行動力に富み過ぎているとか、いくら何でも次から次へと展開が都合よすぎはしないだろうか。 また、アイドルの逮捕歴を本書では「冤罪」としているが、作者の方は冤罪の意味をご存じないのだろうか。 悪意ある人間にハメられたのは間違いないが、それで「冤罪」になるほど刑法というものは甘くないと思われる。 と、全体として少し粗が目立ってしまったというのが正直な印象である。 そもそも、筋トレ業界の薬物汚染というのは本書の物語世界で騒がれている以上にもっと深刻というか、むしろ深刻な状態はすでに通り越してしまっていて、ドーピングをしてトレーニングに励むのがある意味世界の筋トレ業界の主流派であり、日本も否応なくその流れに飲み込まれつつあるというのが実態である。 | ||||
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ん~~。言うほど面白くはない。 取っ掛かりはよかったと思う。 とにかく事がうまく運びすぎて、その都度鼻白む。 要所要所でそれを感じたので、著者の癖なのかな。 かえってミステリーっぽくしない方がよかったのではないかと思った。 2時間程度で読み終えました。 | ||||
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タイトルそのまま、ボディビルのドーピング問題を題材としたストーリーがシンプルで読みやすい。 ただ、まとまり過ぎていて深みが足りない感。 | ||||
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斬新なテーマとわかりやすい筆致で、あまりミステリを読まない人は楽しめるかもしれないが、ミステリ好きな人からすると「物足りなさ」は少なからず感じるのではないか?江戸川乱歩賞の選評で東野圭吾さんも良くない点として「物足りなさ」を指摘してしている。ミステリ要素としてもうひと捻りふた捻りネタが欲しかった。 あと、あらすじを見ればわかるように「人気アイドルの大峰颯太がたった3カ月のトレーニングでボディービル大会で上位入賞する。」これはドーピングしてるか否かの解明が本作品のテーマだが、(読了した者の観点から言うと特に)この謎は、ある程度筋肉や筋トレの知識がある人なら話の結末が予測できるのではないか。 ただ、設定やミステリの解明の手法などから見るに、これからもっと期待できる作家さんなのではないかと思わせられた。 | ||||
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実際にある団体っぽい名前が出てきたりして面白い。主人公が筋トレ初心者なので、筋トレやったことない人にも、基本中の基本の知識はつくかも。題材もキャッチーで、読みやすかった。ミステリーというには少し物足りないかな。 | ||||
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私は、ウエイトトレーニングを日頃からしているトレーニーで、筋トレに関する小説はないかと探していた所、この本を見つけました 今のボディメイク業界のドーピング問題の闇を上手く再現されていて、 そこに上手くミステリ要素を入れてあります 最後には、作者に色んな所で騙されていたことに気づき、結末を知って、全てが繋がってハッとするような気持ち良さがありました 種明かしの時に、筋トレ知識がある人なら、ふふっとなるかもしれません 私は、普段小説をあまり読みませんが、それでもスイスイとテンポよく読める小説でした 筋トレ知識がなくても、作品内で、詳しく書いてくれているので、前知識なしでも読めると思います | ||||
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281p.の小説。前半とてもいい。 関係者への自然な接触、筋トレに疎い自分のような読者にとって痒いところに手が届く主人公の気の利いた質問、地道な捜査。 おかしくなり出したのは間抜けなマトリ(麻薬取締官)が登場してから(p.164)。 その後、スパイウェア・ピアノ練習・スタンガンと続いて一気に嘘くさくなり緊張感を失ってしまった。 よかったところ: ①主人公の一貫したひたむきさ。 ②捜査の主体が雑誌編集部なので、警察小説にありがちで嫌いなノイズ(=内部のいざこざ)がなくストレスにならない。 ③脇の人物(おせっかい屋のジムのお客・ボディビルダー・同僚など)が簡素な文章・セリフでくっきり描かれていて気持ちいい。 全体的には文章がこなれていていい作品かと思んだが、せっかくの意外性のある題材を 軽く消費してしまったようでもったいない気もする。 | ||||
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江戸川乱歩賞の受賞作品。読みやすい文章と、気になる展開で、夢中で読破。情景描写と登場人物は少ないのに、映像が目に浮かんで、ひたすら楽しかった。おそらく、映画化されるでしょう。あらすじで気になった方は絶対読むべき。 | ||||
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読みやすくて、2時間弱で読み終えました ミステリとしては、ドーピング疑惑の真相が面白かったです 気になる点は、スムーズに話が進みすぎなところ もう少しハラハラドキドキしたかったなぁ | ||||
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文芸系への配属がかなわず週刊誌記者として現場に対応できず熱意も持たない若手の社員がアイドルのボディメイクに疑問を持った上司から潜入取材を命じられます。もちろんドーピングを疑ってのことなのですが、筋トレというあまりに小さな世界ですので、多少盛り上がりに欠けているのも事実です。 ドーピング剤の密売、ストーカー、麻取、アイドルと自分の過去、筋トレのハウツーなどたくさんの仕掛けは楽しめましたが、やはり麻薬とは違ってドーピングはあきらかに本人の意思のみですので、ミステリーとしてのとびきりの緊張感はありませんでした。 なんといっても仕事でいやいや筋トレを始める主人公が完全にハマってしまい、自分で自分を変えるきっかけを作って継続してゆく、というある意味では青春小説でした。たぶんシリーズ化も念頭に置かれていると思いますので次作も期待します。 | ||||
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ところどころにユーモアのある文章で、物語が滞りなく進む。 江戸川乱歩賞最終候補に4年連続で残り今回見事受賞とは、下村敦史以来で、筆力は既にプロ級と思う。 ただ、登場した時に無能なはずの主人公が普通に優秀なのと、あとで伏線回収されるとはいえ、ピアノまで習っていたというのは、作り過ぎだと感じた。まあ、コメディ小説だから、言うのも野暮か。 | ||||
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通常では考えられない短期間でマッチョになった男性アイドルの秘密を探る、という粗筋はキャッチーで 読み始めてすぐは「これは拾い物かもしれない」と感じたが、読んでいくうちにテンションが下がっていかざるを得なかった。 筋トレの世界という面白い題材が段々と物語の隅に追いやられ、 麻取やストーカーといった、どこかで見たような筋でストーリーが先へ進行していく。 皮肉なことに物語が贅肉まみれなのだ。 たとえばガリガリだった主人公がマッチョになる過程、ここをもっと身体的に描ければと思う。 ベルトをつけずにベンチプレスをしようとしてジムの常連に怒られるというジムあるあるから始まるのは良かったのに、 少しずつ上げられる重りが増えていくあの感覚はなく、すんなりとマッチョになってしまう。 こうしたところを詰めて描いて、筋肉の物語だけでページを満たせれば、これはきっと、もっと面白くなったと思うのだ。 クライマックスのドタバタだって、いまいち物足りない。 折角マッチョが沢山でてくる話なのだから、プロレスのような大乱闘をしてほしい 著者はライターとして筆力がある人なのだと思う。取材はしてあるようには思う。 その筆力と取材力を、小説としての身体性に繋げられれば、もっと素敵な小説になるのではないか。 次は筋肉質な小説を望みたい | ||||
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その筋肉は本物なのか偽物なのか? 自分も筋トレしているので、とても興味深く読むことが出来ました。 筋トレしていない人でも興味を持つことが出来るのではないでしょうか? この本を読んで、筋トレの頻度が高くなりました。 | ||||
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読み出しは割とゆっくり進んでいくのかな?というテンポ感ですが、徐々に加速して、最後はページを捲る手が止まりません。 ん?と思っていた点が回収されていく感じが満足度高く読み終えられるポイントだと思います。 そしてなぜか、大胸筋をポンっと触って、あ、筋トレしたいかもと思うと思います。その人はきっと久しぶりにジムに行く人かな。 | ||||
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日本語第二言語の私もなんのストレスもなく読むことができた。 没入感とテンポの良さは素晴らしかったが、 ミステリの部分はどうしてもひと味足りなくて、読んでいるときは楽しいが、あまり印象に残らなかった。 | ||||
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