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フェイク・マッスル
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フェイク・マッスルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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選者の一人、真保裕一氏の選評に全く同感である。乱歩賞受賞作にしては底が浅い気がする。また、貫井徳郎氏の指摘するようにこの作品が「ユーモアミステリー」だという多数の選者の感覚はよく分からない。読み終えて、ああ上手く騙された、という読後の手応えは、残念ながらなかった。 | ||||
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予備知識なしで読んだが、予想以上に面白かった。筋トレ×ミステリーという新感覚。気軽に楽しく読めるミステリーで、中高生でも楽しめるライトな文章。欲を言えばもっと筋トレにマニアックな描写を盛り込んで欲しかったが、一度読んで損はないだろう。 | ||||
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ん~~。言うほど面白くはない。 取っ掛かりはよかったと思う。 とにかく事がうまく運びすぎて、その都度鼻白む。 要所要所でそれを感じたので、著者の癖なのかな。 かえってミステリーっぽくしない方がよかったのではないかと思った。 2時間程度で読み終えました。 | ||||
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私は、ウエイトトレーニングを日頃からしているトレーニーで、筋トレに関する小説はないかと探していた所、この本を見つけました 今のボディメイク業界のドーピング問題の闇を上手く再現されていて、 そこに上手くミステリ要素を入れてあります 最後には、作者に色んな所で騙されていたことに気づき、結末を知って、全てが繋がってハッとするような気持ち良さがありました 種明かしの時に、筋トレ知識がある人なら、ふふっとなるかもしれません 私は、普段小説をあまり読みませんが、それでもスイスイとテンポよく読める小説でした 筋トレ知識がなくても、作品内で、詳しく書いてくれているので、前知識なしでも読めると思います | ||||
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281p.の小説。前半とてもいい。 関係者への自然な接触、筋トレに疎い自分のような読者にとって痒いところに手が届く主人公の気の利いた質問、地道な捜査。 おかしくなり出したのは間抜けなマトリ(麻薬取締官)が登場してから(p.164)。 その後、スパイウェア・ピアノ練習・スタンガンと続いて一気に嘘くさくなり緊張感を失ってしまった。 よかったところ: ①主人公の一貫したひたむきさ。 ②捜査の主体が雑誌編集部なので、警察小説にありがちで嫌いなノイズ(=内部のいざこざ)がなくストレスにならない。 ③脇の人物(おせっかい屋のジムのお客・ボディビルダー・同僚など)が簡素な文章・セリフでくっきり描かれていて気持ちいい。 全体的には文章がこなれていていい作品かと思んだが、せっかくの意外性のある題材を 軽く消費してしまったようでもったいない気もする。 | ||||
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江戸川乱歩賞の受賞作品。読みやすい文章と、気になる展開で、夢中で読破。情景描写と登場人物は少ないのに、映像が目に浮かんで、ひたすら楽しかった。おそらく、映画化されるでしょう。あらすじで気になった方は絶対読むべき。 | ||||
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読みやすくて、2時間弱で読み終えました ミステリとしては、ドーピング疑惑の真相が面白かったです 気になる点は、スムーズに話が進みすぎなところ もう少しハラハラドキドキしたかったなぁ | ||||
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文芸系への配属がかなわず週刊誌記者として現場に対応できず熱意も持たない若手の社員がアイドルのボディメイクに疑問を持った上司から潜入取材を命じられます。もちろんドーピングを疑ってのことなのですが、筋トレというあまりに小さな世界ですので、多少盛り上がりに欠けているのも事実です。 ドーピング剤の密売、ストーカー、麻取、アイドルと自分の過去、筋トレのハウツーなどたくさんの仕掛けは楽しめましたが、やはり麻薬とは違ってドーピングはあきらかに本人の意思のみですので、ミステリーとしてのとびきりの緊張感はありませんでした。 なんといっても仕事でいやいや筋トレを始める主人公が完全にハマってしまい、自分で自分を変えるきっかけを作って継続してゆく、というある意味では青春小説でした。たぶんシリーズ化も念頭に置かれていると思いますので次作も期待します。 | ||||
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ところどころにユーモアのある文章で、物語が滞りなく進む。 江戸川乱歩賞最終候補に4年連続で残り今回見事受賞とは、下村敦史以来で、筆力は既にプロ級と思う。 ただ、登場した時に無能なはずの主人公が普通に優秀なのと、あとで伏線回収されるとはいえ、ピアノまで習っていたというのは、作り過ぎだと感じた。まあ、コメディ小説だから、言うのも野暮か。 | ||||
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通常では考えられない短期間でマッチョになった男性アイドルの秘密を探る、という粗筋はキャッチーで 読み始めてすぐは「これは拾い物かもしれない」と感じたが、読んでいくうちにテンションが下がっていかざるを得なかった。 筋トレの世界という面白い題材が段々と物語の隅に追いやられ、 麻取やストーカーといった、どこかで見たような筋でストーリーが先へ進行していく。 皮肉なことに物語が贅肉まみれなのだ。 たとえばガリガリだった主人公がマッチョになる過程、ここをもっと身体的に描ければと思う。 ベルトをつけずにベンチプレスをしようとしてジムの常連に怒られるというジムあるあるから始まるのは良かったのに、 少しずつ上げられる重りが増えていくあの感覚はなく、すんなりとマッチョになってしまう。 こうしたところを詰めて描いて、筋肉の物語だけでページを満たせれば、これはきっと、もっと面白くなったと思うのだ。 クライマックスのドタバタだって、いまいち物足りない。 折角マッチョが沢山でてくる話なのだから、プロレスのような大乱闘をしてほしい 著者はライターとして筆力がある人なのだと思う。取材はしてあるようには思う。 その筆力と取材力を、小説としての身体性に繋げられれば、もっと素敵な小説になるのではないか。 次は筋肉質な小説を望みたい | ||||
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その筋肉は本物なのか偽物なのか? 自分も筋トレしているので、とても興味深く読むことが出来ました。 筋トレしていない人でも興味を持つことが出来るのではないでしょうか? この本を読んで、筋トレの頻度が高くなりました。 | ||||
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読み出しは割とゆっくり進んでいくのかな?というテンポ感ですが、徐々に加速して、最後はページを捲る手が止まりません。 ん?と思っていた点が回収されていく感じが満足度高く読み終えられるポイントだと思います。 そしてなぜか、大胸筋をポンっと触って、あ、筋トレしたいかもと思うと思います。その人はきっと久しぶりにジムに行く人かな。 | ||||
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日本語第二言語の私もなんのストレスもなく読むことができた。 没入感とテンポの良さは素晴らしかったが、 ミステリの部分はどうしてもひと味足りなくて、読んでいるときは楽しいが、あまり印象に残らなかった。 | ||||
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たいへん面白かったの一行で終わってもよさそうだが、ちょっとだけ書きたい。 読み終わってから、本書がどういうミステリーか考えてみた。 一、ユーモア・ミステリー・・選考委員さんの多数が言っておられるように、ユーモア・ミステリーであることは間違いない。 二、スポーツ・ミステリー・・筋トレというスポーツの世界を描いたスポーツ・ミステリーと考えることもできそう。江戸川乱歩賞史的には、高校野球ミステリーの『白色の残像』(昭63)、大学剣道ミステリーの『剣の道殺人事件』(平1)、プロレス・ミステリーの『マッチメイク』(平15)、武俠ミステリーの『老虎残夢』(令3)に続くスポーツ・ミステリー(見落としご容赦)。 三、勘違い・ミステリー・・本作品では、登場人物たちの「勘違い」が、たいへんうまく使われているように思う。燻製ニシンではないテクニックである。 勘違いレビューになっていたら、すみません。 | ||||
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第70回江戸川乱歩賞受賞作であり、筋トレを主題に据えた珍しいサスペンス。 大手出版社に就職したものの、大衆雑誌を手掛ける課に配属され燻っている松村。 とあるアイドルのボディービル大会を巡る疑惑を解明するため、トレーニングジムに潜入する。 果たして松村は疑惑に迫ることができるのか、というストーリー。 そもそも、この界隈のことに知識がなかったので、雑学のような話も含め興味深く読めた。 スムーズに話に入っていくことができ、最後まで一気に読み切れる分量でした。 途中で任務を阻むいくつかの課題に対処していく様も、なかなか面白い。 その部分は要るか?という展開も、最後に一旦すべて回収される。 やや都合が良すぎる部分もあるが、なかなかによくできたミステリーでした。 | ||||
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普段あまりミステリーを読まない自分からすると、テンポが良い文章で非常に読みやすかったです。 その反面、普段から筋トレをしている身からすると、帯にもある謎に対する「オチ」に納得はできませんでした。 「筋トレってそんな感じなんだー」という、筋トレしない人が純粋に楽しめるのではないかと思います。 それでも「オッ!」と思わせる展開やラストの緊迫感は素晴らしかったです。 | ||||
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